受取利息から源泉徴収税を計算するツール

このツールは「受取額から逆算して、税引前の金額と国税合計を求める」ためのツールです。
法人/個人どちらかを選んで受取額を入力するだけで、わかりにくい利息計算の仕組みを即座に把握できるので、税額内訳のチェックや確認に役立ちます。

他サイトと同じ計算手順で 受取額→税引前利息&国税 を求める

受取額から「税引前利息」と「国税」を逆算(所得税・復興税・地方税を個別計算)


受取利息は非課税取引に該当するため、消費税が課されることはありません。
No.6201 非課税となる取引 - 国税庁

受取利息から源泉徴収される税率は、所得税率と復興特別所得税を合わせた15.315%です。
No.1310 利息を受け取ったとき(利子所得) - 国税庁

端数は切り捨てて計算しています。
租税特別措置法 第96条 利子税等の額の計算 - 法令検索

このツールでできること

  1. 法人または個人を選択
    • 法人の場合は「所得税15% + 復興特別所得税0.315% = 合計15.315%」
    • 個人の場合は「所得税15% + 復興特別所得税0.315% + 地方税5% = 合計20.315%」
      として、それぞれの税を 個別に切り捨て計算 して合算します。
  2. 入力欄に“受取額”を入力するだけ
    • カンマ(半角/全角)や全角数字が混ざっていてもOK。
    • 不要な文字(ひらがな・英字など)があるとエラー表示で止まります。
  3. 「計算」ボタンを押すと…
    • 「税引前利息」(あなたが実際に得るはずだった金額)を再現計算
    • 「国税の合計」(所得税・復興税・地方税〔個人のみ〕の合計)を求めます。
    • どちらも1円未満の端数は切り捨てされるので、実際の源泉徴収と近い数字になるのが特徴です。
  4. 税率の合算だけでなく“個別に切り捨て”
    • 所得税・復興特別所得税・地方税を、それぞれ別々に「(税引前利息 × 税率)→1円未満切り捨て」で計算したのち合算するため、金融機関のサイトや市販の計算ツールと似た結果を得られます。
  5. 履歴表示
    • 計算結果は最新のものが上に追加され、最大100件まで一覧で見ることができます。
  6. コピー機能
    • 「税引前利息」「国税」の金額は、ワンクリックでクリップボードにコピー可能。
  7. 「クリア」ボタンで入力内容を素早くリセット
    • 再入力する際に便利です(ただし、これで計算履歴までは消えません)。

使い方のステップ

  1. 「法人」か「個人」かを選ぶ
  2. 受取額を入力する(通帳に振り込まれた実際の金額)
  3. 「計算」ボタンを押す
    • 不要な文字がなければ、計算結果が一覧に表示されます。
    • 税引前利息と国税合計(個別税を合算したもの)をすぐに確認できます。
  4. 必要に応じて、表示される「税引前利息」や「国税」をコピー
    • 明細に貼り付けたいときなどにワンクリックでコピーできます。
  5. 別の金額を試したい場合
    • 「クリア」ボタンを押すと入力欄とエラー表示がリセットされるので、すぐに再入力できます。

なぜこの計算が必要?

  • 法人や個人の利息収入は、金融機関で源泉徴収されたあとに通帳へ振り込まれることが多いため、「実際にもらった金額」と「本来の(税引前の)金額」との内訳がわかりにくいものです。
  • このツールでは「受取額」から逆算して、
    • 「本来の利息はいくらあったのか」
    • 「税金はどのぐらい差し引かれたのか」
      を一度に確認できます。

よくある質問

他のサイトと金額が微妙にズレるのはなぜ?

このツールは「所得税・復興税・地方税(個人の場合)」を個別に切り捨て計算したあと合算する仕組みになっています。大半の金融機関サイトや市販ソフトも同様の計算をしていますので、ほぼ同じになるはずです。
もし微妙に異なる場合は、別のシステムでは税率や切り捨て条件がさらに細かく(小数点以下の桁数など)設定されている可能性があります。

実際の税務処理と完全に同じ結果になる?

地方税など、自治体や個人/法人別の詳細ルールがまだあるため、必ずしも完全一致を保証するものではありません。ただし、通常の源泉徴収利息計算の多くは、この仕組みとほぼ同じ結果になります。

もっと速く計算できないの?

ツール内部では、受取額から「税引前利息」を1円ずつ探す方法を使っているため、大きい金額だと計算にほんの少し時間がかかるかもしれません。これも多くの市販ツールが採用している手法と同様であり、実用上は問題ない程度の速度です。