Outlookでメールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版・Web版対応

Outlookでメールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版・Web版対応

こんな人にオススメの記事です

  • メールを既読にしないで内容を確認したい人
  • 相手に開封通知を送りたくない人
  • 重要なメールを見逃したくない人

メールを開いた瞬間に既読になる仕様は、後で対応するメールの管理が難しくなることがあります。
しかし、Outlookでは、簡単な設定変更でメールを既読にせずに本文を確認できるようにできます。
この機能を活用することで、メールの対応漏れを防ぎ、重要な連絡に優先的に取り組むことが可能です。

この記事では、デスクトップ版OutlookとWeb版Outlookにおける「メールを既読にしないで本文を確認する方法」を実際の画面を使いながらわかりやすく解説します。

初心者にも分かりやすい手順で説明していますので、ぜひ実践してみてください。

目次

メールを既読にしないで本文を確認するメリット

Outlookでは、メールを既読にしないで本文を確認する機能を活用することで、メール管理の効率が大幅に向上します。
この機能を正しく設定することで、日々の業務がよりスムーズになり、重要なメールを見逃すリスクも減らせます。

ここでは、メールを既読にしないまま本文を確認するメリットを具体的に解説します。

対応の優先順位を明確にできる

メールを開いた瞬間に既読になる場合、どのメールが対応済みで、どのメールが未対応なのかが分かりにくくなります。
特に、すぐに対応できないメールがある場合、既読になってしまうと対応が後回しになり、重要なメールを見逃してしまう可能性があります。

一方で、メールを既読にしない設定にしておけば、未読の状態を維持しながら本文を確認できます。
これにより、どのメールを優先的に処理すべきか一目で把握でき、タスク管理がしやすくなります。

メールの誤操作を防げる

メールを既読にしてしまうと、「見たつもり」になって重要なメールを放置してしまうことがあります。
特に、緊急の内容や期限が迫っているタスクが含まれている場合、既読にしてしまったがために見逃してしまう可能性が高まります。

未読のまま本文を確認する設定を活用することで、このような誤操作を防ぎ、重要なメールを確実に管理できます。また、メールを開いても既読にしないため、意図しないタイミングで「既読」状態にしないという安心感があります。

作業中の中断を減らせる

メールを開いた瞬間に既読になると、すべてのメールに即座に対応しなければならないような気持ちになります。
しかし、既読にしない設定を利用すれば、メールの確認を優先順位に応じて後回しにできるため、本来の作業に集中しやすくなります。

特に、多数のメールを同時に処理する必要がある場合、未読状態を維持しながら確認することで、緊急性の高いものだけに迅速に対応できるようになります。

開封通知を送信せずにメールを確認できる

メールを開いた際に開封通知が相手に送られることを避けたい場合、この設定が役立ちます。
既読にしない設定を活用すれば、相手には「メールを開封した」という通知が送られません。開封通知が飛ばないことで、相手が「すぐに返信が来る」と期待することを防げます。

これにより、自分のペースで対応を進められるため、ストレスが軽減されます。

メールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版

Outlookで「既読にしない」設定を行うことで、メールを開封しても既読状態にならず、自分のペースでメール対応を進めることができます。
この設定は、未読メールを目印として活用したい方や、開封通知を送りたくない場合に特に便利です。
メールを確認しながら未読状態を維持できるため、重要なメールを見逃すリスクも減らせます。

デスクトップ版Outlookでは、この「既読にしない」設定を簡単に行うことが可能です。以下の手順で設定を変更して、日々のメール管理をさらに効率的に進めましょう。

  1. ファイルメニューを開きます
    Outlookを起動し、画面左上の「ファイル」タブをクリックしてください。
  2. オプションを選択します
    メニュー内から「オプション」をクリックし、Outlookの設定画面を開きます。
  3. メールタブを開きます
    「Outlookオプション」ウィンドウで、左側のメニューから「メール」を選択してください。
  4. 閲覧ウィンドウを開きます
    「メール」タブの「Outlookウィンドウ」の項目にある「閲覧ウィンドウ(R)」を選択してください。
  5. 「閲覧ウィンドウで表示が終わったら開封済みにする」のチェックを外して設定を保存します
    「閲覧ウィンドウ」の中にある「閲覧ウィンドウで表示が終わったら開封済みにする(R)」のチェックを外し、「OK」をクリックして設定を保存してください。
  6. 「Outlookオプション」ウィンドウを閉じます
    「Outlookオプション」ウィンドウの右下にある「OK」をクリックして「Outlookオプション」ウィンドウを閉じてください。
  7. Outlookをコンパクトビューに変更します
    Outlookの「表示」タブを開き、「ビューの変更」の中にある「コンパクト」を選択してください。

これでメールを既読にせずに右側のプレビューウィンドウでメールの本文を確認できます。

ここからは、デスクトップ版Outlookでメールを既読にしないで本文を確認する方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP
「ファイル」タブをクリック

Outlookを起動し、画面左上の「ファイル」タブをクリックしてください。

メールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版 Step1 「ファイル」タブをクリック
メールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版 Step1 「ファイル」タブをクリック
STEP
「オプション」をクリック

「ファイル」タブをクリックすると、「アカウント情報」と大きく書かれたOutlookのホーム画面が開きます。

その中にある「オプション」をクリックしてください。

メールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版 Step2 「オプション」をクリック
メールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版 Step2 「オプション」をクリック
STEP
「メール」をクリック

「オプション」をクリックすると、「Outlookのオプション」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中にある「メール」をクリックしてください。

メールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版 Step3 「メール」をクリック
メールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版 Step3 「メール」をクリック
STEP
「閲覧ウィンドウ(R)」ボタンをクリック

「メール」をクリックすると、「作成および受信するメッセージの設定を変更します。」と書かれた画面に移動します。

その中にある「閲覧ウィンドウ(R)」ボタンをクリックしてください。

メールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版 Step4 「閲覧ウィンドウ(R)」ボタンをクリック
メールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版 Step4 「閲覧ウィンドウ(R)」ボタンをクリック
STEP
「閲覧ウィンドウでの表示が終わったら開封済みにする(R)」のチェックを外し、右下にある「OK」をクリック

「閲覧ウィンドウ(R)」ボタンをクリックすると、「閲覧ウィンドウ」と書かれた小さな画面が立ち上がります。

その中にある「閲覧ウィンドウでの表示が終わったら開封済みにする(R)」のチェックを外し、右下にある「OK」をクリックしてください。

「閲覧ウィンドウでの表示が終わったら開封済みにする(R)」のチェックを外すことで、閲覧ウィンドウでメールの本文を確認しても、メールが既読にならなくなります。

メールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版 Step5 「閲覧ウィンドウでの表示が終わったら開封済みにする(R)」のチェックを外し、右下にある「OK」をクリック
メールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版 Step5 「閲覧ウィンドウでの表示が終わったら開封済みにする(R)」のチェックを外し、右下にある「OK」をクリック
STEP
「OK」をクリック

「OK」をクリックすると、「閲覧ウィンドウ」と書かれた小さな画面が閉じられ、「Outlookのオプション」に戻ります。

右下にある「OK」をクリックしてください。

メールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版 Step6 「OK」をクリック
メールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版 Step6 「OK」をクリック
STEP
「表示」タブの中にある「ビューの変更」をクリックし、「コンパクト」をクリック

「OK」をクリックすると、「Outlookのオプション」ウィンドウが閉じられ、Outlookの画面に戻ります。

次に、「表示」タブの中にある「ビューの変更」をクリックしてください。

「ビューの変更」をクリックすると、下に向かってメニューが展開されます。

メニューにある「コンパクト」をクリックしてください。

「コンパクト」表示がメール全文を見れるためオススメです。

メールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版 Step7 「表示」タブの中にある「ビューの変更」をクリックし、「コンパクト」をクリック
メールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版 Step7 「表示」タブの中にある「ビューの変更」をクリックし、「コンパクト」をクリック
STEP
「閲覧ウィンドウ」が表示されたことを確認する

「コンパクト」をクリックすると、Outlookの右側に「閲覧ウィンドウ」が表示されます。

Step5で「閲覧ウィンドウでの表示が終わったら開封済みにする(R)」のチェックを外しているため、右側の閲覧ウィンドウでメールの内容を確認しても開封済み(既読)にはならず、未読の状態でメールの内容を確認することができます。

メールを既読にしたい場合は、メールをダブルクリックして別ウィンドウで立ち上げるか、対象のメールを右クリックして「既読にする(K)」を選択してください。

メールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版 Step8 「閲覧ウィンドウ」が表示されたことを確認する
メールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版 Step8 「閲覧ウィンドウ」が表示されたことを確認する

メールを既読にしないで本文を確認する方法|Web版

Outlook on the Web(ウェブ版Outlook)でも、デスクトップ版同様に、メールを開封しても既読状態にならないように設定することができます。この設定を行うことで、未読メールを管理しやすくなり、重要なメールを見逃さないだけでなく、後でじっくり確認したいメールを整理する際にも役立ちます。

以下の手順で、Outlook on the Webで「メールを既読にしない」設定を簡単に行いましょう。

  1. Outlook on the Webにログインします
    ウェブブラウザを開き、Outlook on the Webにアクセスしてアカウントにサインインしてください。
  2. 設定メニューを開きます
    画面右上の歯車アイコンをクリックしてください。
  3. メールの設定を選択します
    「設定」ウィンドウの左側にある「メッセージの取り扱い」を選びます。
  4. 既読設定を変更します
    「メッセージの取り扱い」タブの「既読にする」セクションに移動し、「自動的に開封済みにしない」にチェックを入れます。
  5. 設定を保存します
    右下にある「保存」をクリックして変更を確定します。
  6. レイアウト設定を変更する
    「レイアウト」タブに移動し「閲覧ウィンドウ」セクションの「右側」にチェックを入れます。
  7. 設定を保存します
    右下にある「保存」をクリックして変更を確定します。

これでメールを既読にせずに右側のプレビューウィンドウでメールの本文を確認できます。

ここからは、Outlook on the Web(ウェブ版Outlook)でメールを既読にしないで本文を確認する方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP
Outlook on the Web(ウェブ版Outlook)を開き、右上の「設定」をクリック

Outlook on the Webにアクセスして右上の「設定」クリックしてください。

メールを既読にしないで本文を確認する方法|Web版 Step1 Outlook on the Web(ウェブ版Outlook)を開き、右上の「設定」をクリック
メールを既読にしないで本文を確認する方法|Web版 Step1 Outlook on the Web(ウェブ版Outlook)を開き、右上の「設定」をクリック
STEP
「メッセージの取り扱い」をクリック

「設定」クリックすると、「設定」と大きく書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中にある「メッセージの取り扱い」をクリックしてください。

メールを既読にしないで本文を確認する方法|Web版 Step2 「メッセージの取り扱い」をクリック
メールを既読にしないで本文を確認する方法|Web版 Step2 「メッセージの取り扱い」をクリック
STEP
「自動的に開封済みにしない」にチェックを入れ、右下にある「保存」をクリック

「メッセージの取り扱い」の中にある「自動的に開封済みにしない」にチェックを入れ、右下にある「保存」をクリックして設定を保存してください。

メールを既読にしないで本文を確認する方法|Web版 Step3 「自動的に開封済みにしない」にチェックを入れ、右下にある「保存」をクリック
メールを既読にしないで本文を確認する方法|Web版 Step3 「自動的に開封済みにしない」にチェックを入れ、右下にある「保存」をクリック
STEP
「レイアウト」をクリック

次に、Outlook on the Web(ウェブ版Outlook)の閲覧ウィンドウを表示していきます。

「設定」ウィンドウの「レイアウト」をクリックしてください。

メールを既読にしないで本文を確認する方法|Web版 Step4 「レイアウト」をクリック
メールを既読にしないで本文を確認する方法|Web版 Step4 「レイアウト」をクリック
STEP
閲覧ウィンドウを表示する位置を選択し、「保存」をクリック

「レイアウト」をクリックすると、「レイアウト」と大きく書かれた画面に移動します。

その中にある「閲覧ウィンドウ」グループの中から、閲覧ウィンドウを表示する位置を選択してください。

この記事では、デスクトップ版のOutlookと同様に右側を選択しています。

閲覧ウィンドウを表示する位置を選択したら、右下にある「保存」をクリックして設定を保存してください。

メールを既読にしないで本文を確認する方法|Web版 Step5 閲覧ウィンドウを表示する位置を選択し、「保存」をクリック
メールを既読にしないで本文を確認する方法|Web版 Step5 閲覧ウィンドウを表示する位置を選択し、「保存」をクリック
STEP
右上にある「閉じる」をクリック

最後に、右上にある「閉じる」をクリックして「設定」ウィンドウを閉じてください。

メールを既読にしないで本文を確認する方法|Web版 Step6右上にある「閉じる」をクリック
メールを既読にしないで本文を確認する方法|Web版 Step6 右上にある「閉じる」をクリック
STEP
「閲覧ウィンドウ」が表示されたことを確認する

「設定」ウィンドウを閉じると、Outlook on the Web(ウェブ版Outlook)の通常画面に戻り、右側に「閲覧ウィンドウ」が表示されます。

Step3で「自動的に開封済みにしない」にチェックを入れているため、右側の閲覧ウィンドウでメールの内容を確認しても開封済み(既読)にはならず、未読の状態でメールの内容を確認することができます。

メールを既読にしたい場合は、対象のメールを右クリックして「開封済みにする」を選択してください。

メールを既読にしないで本文を確認する方法|Web版 Step7 「閲覧ウィンドウ」が表示されたことを確認する
メールを既読にしないで本文を確認する方法|Web版 Step7 「閲覧ウィンドウ」が表示されたことを確認する

よくある質問と答え

Outlookでメールを既読にしないで本文を確認する方法|デスクトップ版・Web版対応に関するよくある質問と答えをまとめました。

メールを既読にしない設定をしても、既読になってしまうのはなぜですか?

設定が正しく反映されていない可能性があります。一度Outlookを再起動するか、設定画面を再度確認してください。

既読にならない設定にしても、メールを削除すると既読になりますか?

メールを削除しても未読状態のままです。

設定を変更した後、すぐに反映されますか?

通常は即時に反映されます。

メールを一部既読にしたい場合はどうすればよいですか?

手動で「右クリック」メニューの「既読にする」を選択すれば、一部のメールだけ既読にすることができます。

誤って既読になったメールを未読に戻せますか?

未読に戻すことは可能です。右クリックメニューで「未読にする」を選択するだけで元に戻せます。

プレビュー画面で確認した場合も既読になりませんか?

設定を正しく行えば、プレビュー画面でメールを確認しても既読になりません。

メールを既読(開封済み)にするキーボードショートカットはありますか?

デスクトップ版・Web版、どちらのOutlookでも、Ctrl+Qで選択したメールを既読(開封済み)にすることができます。

メールを未読(未開封)にするキーボードショートカットはありますか?

デスクトップ版・Web版、どちらのOutlookでも、Ctrl+Uで選択したメールを未読(未開封)にすることができます。

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