【Outlook】未読メールの色を変える方法

【Outlook】未読メールの色を変える方法

こんな人にオススメの記事です

  • Outlookで未読メールの色を変えたい人
  • Outlookで未読メールを一目で区別したい人

「Outlookの受信トレイが未読メールであふれてしまい、重要な連絡を見落としそう…」
そんなお悩みはありませんか?日々のやり取りが増えるほど、後回しにしていたメールが埋もれてしまい、返信や対応の漏れが発生しやすくなります。

そこでおすすめなのが「未読メールを色分けする」方法です。
受信トレイを開いたときにパッと見で判別できるようになるので、見落とし防止や業務効率アップにつながります。

この記事では、デスクトップ版Outlookの条件付き書式を使った具体的な設定手順と、元に戻す手順を実際の画面を使いながらわかりやすく解説します。

未読メールだけフォルダーをわけて管理したい場合は、こちらの「Outlookで未読メールのみを簡単に表示する方法|デスクトップ版・Web版対応」をご覧ください。

目次

Outlookで未読メールの色を変える方法

Outlookで未読メールの色を変えるには以下の手順で「条件付き書式」を設定します。
Outlook 2010以降のすべてのバージョン(Outlook 2013、2016、2019、2021、Microsoft 365)で同じ手順を使うことができます。

  1. 「表示」タブをクリック
  2. 「ビューの設定」をクリック
  3. 「条件付き書式(A)...」をクリック
  4. 「未読メッセージ」を選択し、左下にある「フォント(F)...」をクリック
  5. 「色(C)」で変更したい色を選択し、「OK」をクリック

未読メールの色を変える機能は、Outlook 2003から利用可能です。Outlook 2003で「条件付き書式」機能が導入され、未読メールや特定の条件に応じたメールのフォントや色を変更することができるようになりました。
Outlook 2010以前を使っている場合は、「表示」> 「現在のビュー」> 「ビューのカスタマイズ」> 「その他の設定」> 「未読メッセージ」で未読メールの色を変更します。

未読メールの色を変えるだけで未読メールの存在を強調でき、「気づいたら既読メールに埋もれていた…」という事態を防げます。

ここからは、Outlookで未読メールの色を変える方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP
「表示」タブをクリック

まずはOutlookを起動し、「表示」タブをクリックしてください。

Outlookで未読メールの色を変える方法 Step1 「表示」タブをクリック
Outlookで未読メールの色を変える方法 Step1 「表示」タブをクリック
STEP
「ビューの設定」をクリック

「表示」タブを開いたら、次は「ビューの設定」をクリックしてください。

Outlookで未読メールの色を変える方法 Step2 「ビューの設定」をクリック
Outlookで未読メールの色を変える方法 Step2 「ビューの設定」をクリック
STEP
「条件付き書式(A)...」をクリック

「ビューの設定」をクリックすると、「ビューの詳細設定」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

内容の中にある「条件付き書式(A)...」をクリックしてください。

Outlookで未読メールの色を変える方法 Step3 「条件付き書式(A)...」をクリック
Outlookで未読メールの色を変える方法 Step3 「条件付き書式(A)...」をクリック
STEP
「未読メッセージ」を選択し、左下にある「フォント(F)...」をクリック

「条件付き書式(A)...」をクリックすると「条件付き書式」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中にある「未読メッセージ」を選択し、左下にある「フォント(F)...」をクリックしてください。

Outlookで未読メールの色を変える方法 Step4 「未読メッセージ」を選択し、左下にある「フォント(F)...」をクリック
Outlookで未読メールの色を変える方法 Step4 「未読メッセージ」を選択し、左下にある「フォント(F)...」をクリック
STEP
「色(C)」で変更したい色を選択し、「OK」をクリック

「フォント(F)…」をクリックすると、「フォント」と書かれたウィンドウが表示されます。

「色(C)」で変更したい色を選択し、「OK」をクリックしてください。

フォントやスタイル(太字、斜体など)、文字サイズを変更したい場合は、この画面でまとめて調整できます。太字にすると、さらに未読メールが目に留まりやすいのでおすすめです。
「サンプル」枠に表示されるプレビューを確認しながら調整してください。

Outlookで未読メールの色を変える方法 Step5 「色(C)」で変更したい色を選択し、「OK」をクリック
Outlookで未読メールの色を変える方法 Step5 「色(C)」で変更したい色を選択し、「OK」をクリック
STEP
再度「OK」をクリック

「OK」をクリックすると、一つ前の画面に戻ります。

再度「OK」をクリックしてウィンドウを閉じてください。

Outlookで未読メールの色を変える方法 Step6 再度「OK」をクリック
Outlookで未読メールの色を変える方法 Step6 再度「OK」をクリック
STEP
未読メールの色が変わったことを確認する

再度「OK」をクリックするとウィンドウが閉じられ、未読メールが赤文字で表示されるようになります。

ここでは赤文字にしていますが、Step5で他の色や書式を選択している場合はその書式になります。

Outlookで未読メールの色を変える方法 Step7 未読メールの色が変わったことを確認する
Outlookで未読メールの色を変える方法 Step7 未読メールの色が変わったことを確認する

【補足】ビューのリセットで元の状態に戻す方法

もし「未読メールの色を元の設定に戻したい」場合は、ビューのリセットを使いましょう。

  1. 「表示」タブから「ビューのリセット」をクリックしてください。
  2. 確認メッセージで「はい」をクリックしてください。

注意:ビューのリセットを行うと、他にカスタマイズしていた表示設定(列幅や並べ替えなど)も初期状態に戻ります。必要に応じて再設定してください。

Outlookのビューをリセットする方法はこちらで詳しく解説しているので是非ご覧ください。

Web版Outlook(Outlook for the web)には未読メールの色を変える機能はない

残念ながら、Web版Outlook(Outlook for the web)では、デスクトップ版Outlookのような詳細な条件付き書式ルールを設定することはできません。

未読メールの色を変更する機能は提供されていませんが、以下のいくつかの基本的な整理機能があります。

  1. カテゴリの割り当て
    Outlook on the webでは、メールにカテゴリを割り当てて色分けすることで、重要なメールや特定のプロジェクトに関連するメールを視覚的に区別することができます。
  2. フォーカス受信トレイ
    「フォーカス受信トレイ」機能は、重要なメールを自動的に分類し、ユーザーが最も重要なメールに集中できるようにします。
  3. メールルールの設定
    特定の条件に基づいてメールを自動的に整理するルールを設定できます。例えば、特定の送信者からのメールをフォルダーに移動したり、特定のキーワードを含むメールにフラグを付けたりすることが可能です。

Outlookで未読メールの色を変える方法に関するよくある質問と答え

Outlookで未読メールの色を変える方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

Windows版Outlookで未読メールを色分けしたいのですが、同時にフォントや文字サイズを変えることも可能でしょうか?

可能です。まず「表示」タブの「ビューの設定」を開き、「条件付き書式」を選んだら「未読メッセージ」をクリックして「フォント」を調整してください。
色だけでなく、文字サイズや太字などのスタイルも自由に選べるので、より目立たせたい場合は大きめのフォントと太字を組み合わせると効果的です。

条件付き書式の一覧から「未読メッセージ」が見つからないときはどう対処すればいいですか?

Outlookのバージョンや既存のビュー設定によって、リストの下部や別の場所に隠れている場合があります。条件付き書式のウィンドウをスクロールしても見当たらないときは、一度ビューのリセットを実行し、再度「条件付き書式」を開いてみると表示されることが多いです。

未読メールを赤文字の太字に設定したら逆に読みにくくなりました。より自然な強調方法はありますか?

強めの赤と太字を組み合わせると、ときに視線が散ってしまうことがあります。
落ち着いた色合いの青や濃いグレーにして、フォントサイズを標準より少しだけ大きくする方法がおすすめです。実際に画面を見ながら調整し、自分に合った見やすさを見つけると疲れにくい受信トレイが実現できます。

条件付き書式以外の機能で未読メールのスタイルを一括変更する方法は存在しますか?

Outlookに備わっている標準的な機能では、未読メールの見た目をまとめて変えるには条件付き書式が最も手軽で確実です。
仕分けルールを使うとフォルダーへの振り分けなどは可能ですが、単純なフォントや色変更に関しては条件付き書式が中心となります。

文字色や太字設定をいろいろ試しすぎて画面がごちゃついてしまったとき、最初の状態に戻すにはどうすればいいでしょうか?

ビューのリセットで初期状態に戻せます。ただし、列の並べ替えやソート順も同時にリセットされるので、必要な場合は再度カスタマイズしてください。初期化前にスクリーンショットを残しておくと、元の状態に戻しやすくなります。

太字や大きめのフォントにすると、受信トレイ全体の文字間隔が崩れることはありませんか?

フォントを極端に大きくしない限り、全体レイアウトが著しく崩れることはあまりありません。
見やすさを優先するなら標準より1~2ポイント上げる程度がちょうどよく、太字を組み合わせるだけでもかなりの視認性向上が期待できます。何度か試してみると最適なバランスが見えてきます。

アカウントを同期している会社のパソコンと自宅のパソコンで、未読メールのフォント設定が一緒に反映されないのはなぜですか?

Outlookのビュー設定や条件付き書式は、メール本文やカレンダーなどとは異なり、基本的に各端末のローカル設定として保存されます。
会社のパソコンで色やスタイルを変えても、自宅のOutlookには自動反映されない仕様です。必要ならば同じ手順をもう一度設定するか、ビューをエクスポート・インポートしてください。

条件付き書式の設定をたくさん増やしていったら、Outlookの動作が重くなりそうで心配です。大丈夫でしょうか?

一般的な範囲であれば、数個の条件付き書式を作っても動作が著しく遅くなることはまれです。
ただし、複雑な複数ルールを大量に追加するとビューの処理が増える可能性はあるので、こまめに不要なルールを削除して整理するのが快適に使うコツです。

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その他Outlookに関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。
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