Outlookのナビゲーションバーを下に表示する方法

こんな人にオススメの記事です

  • Outlookのナビゲーションバーを下に移動させたい人
  • 小さな画面やノートPCをOutlookを使用している人
  • Outlookの操作性を向上させたい人

Outlookのナビゲーションバーが左側に移動してしまい、使いづらく感じたことはありませんか?

この変更は2022年8月のアップデートによるものですが、従来の下部配置に慣れ親しんだ方にとっては違和感があるかもしれません。

左側にあるOutlookのナビゲーションバー
左側にあるOutlookのナビゲーションバー

この記事では、このOutlookのナビゲーションバーを下に戻す方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説します。

また、変更の背景や注意点、よくある質問(FAQ)も取り上げて、初心者にも分かりやすく解説します。

目次

ナビゲーションバーが左に移動した理由

Outlookのナビゲーションバーが左側に移動したのは、Microsoftが利用者の操作性を向上させるために実施した変更の一貫です。この変更には以下のような目的がありました。

  • 操作効率の向上
    左側配置にすることで、大画面や高解像度ディスプレイでの作業時に目線の移動が少なくなり、複数ウィンドウを使う場合でも効率的に操作できるようになります。
  • Microsoft 365との統一感
    他のMicrosoftアプリケーション(TeamsやOneNoteなど)とデザインを統一することで、複数アプリを併用する際の操作性の違いを減らすことができます。
  • 新機能の導入
    ナビゲーションバーを左側に配置することで、新しいパネルやアプリとの統合が容易になり、将来的な機能拡張に対応しやすくなります。

この変更に対し、多くのユーザーから「操作がしづらい」との声が寄せられました。
特に、小さな画面やノートPCを使用するユーザーからは、従来の下部配置の方が使いやすいとの意見が多くありました。
これを受け、Microsoftはバージョン2211から一時的に新しいナビゲーションバーを非表示にし、従来の下部配置に戻すオプションを追加しました。

ナビゲーションバーを下に戻す方法

Outlookのナビゲーションバーを下に戻すには以下の手順で行ってください。

Outlookのナビゲーションバーを下に表示する方法
Outlookのナビゲーションバーを下に表示する方法
  1. [ファイル] メニューを開く
    Outlookを起動し、左上にある「ファイル」をクリックします。
  2. [オプション] を選択
    表示されたメニューから「オプション」をクリックします。
  3. [詳細設定] を選択
    「オプション」ウィンドウの左側メニューから「詳細設定」を選びます。
  4. 「Outlookでアプリを表示する」のチェックを外す
    「詳細設定」内にある「Outlookでアプリを表示する」のチェックボックスを外します。
  5. 設定を保存しOutlookを再起動
    「OK」をクリックして設定を保存します。
    その後、Outlookを一度閉じて再起動すると、変更が反映されます。

ここからは、Outlookのナビゲーションバーを下に戻す方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP
「ファイル」をクリック

Outlookを起動し、左上にある「ファイル」をクリックしてください。

ナビゲーションバーを下に戻す方法 Step1 「ファイル」をクリック
ナビゲーションバーを下に戻す方法 Step1 「ファイル」をクリック
STEP
「オプション」 をクリック

「ファイル」をクリックすると、「アカウント情報」と書かれたOutlookのホーム画面が開きます。

左下にある「オプション」 をクリックしてください。

ナビゲーションバーを下に戻す方法 Step2 「オプション」 をクリック
ナビゲーションバーを下に戻す方法 Step2 「オプション」 をクリック
STEP
「詳細設定」をクリック

「オプション」 をクリックすると、「Outlookのオプション」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中にある「詳細設定」をクリックしてください。

ナビゲーションバーを下に戻す方法 Step3 「詳細設定」をクリック
ナビゲーションバーを下に戻す方法 Step3 「詳細設定」をクリック
STEP
「Outlookでアプリを表示する」をクリックしてチェックを外し、「OK」をクリック

「詳細設定」をクリックすると、「Outlookの操作に関するオプションを設定します。」と書かれた画面に移動します。

その中にある「Outlookでアプリを表示する」をクリックしてチェックを外してください。

チェックを外したら、右下にある「OK」をクリックしてください。

ナビゲーションバーを下に戻す方法 Step4 「Outlookでアプリを表示する」をクリックしてチェックを外し、「OK」をクリック
ナビゲーションバーを下に戻す方法 Step4 「Outlookでアプリを表示する」をクリックしてチェックを外し、「OK」をクリック
STEP
「OK(O)」をクリックして、Outlookを再起動

「OK」をクリックすると、「再起動が必要です」と書かれたメッセージが表示されます。

「OK(O)」をクリックして、Outlookを再起動してください。

「OK」をクリックしても、Outlookは自動的に再起動しません。手動でOutlookを終了してください。

ナビゲーションバーを下に戻す方法 Step5 「OK(O)」をクリックして、Outlookを再起動
ナビゲーションバーを下に戻す方法 Step5 「OK(O)」をクリックして、Outlookを再起動
STEP
ナビゲーションバーが下に移動したことを確認する

Outlookを再起動すると、ナビゲーションメニューが下に移動していることが確認できます。

ナビゲーションバーを下に戻す方法 Step6 ナビゲーションバーが下に移動したことを確認する
ナビゲーションバーを下に戻す方法 Step6 ナビゲーションバーが下に移動したことを確認する

設定を変更してもナビゲーションバーが移動しない場合

設定を変更してもナビゲーションバーが移動しない場合、以下のような原因が考えられます。それぞれの対処法を試してみてください。

  • Outlookの再起動不足
    設定変更が反映されるのは、Outlookを再起動した後です。一度Outlookを完全に終了してください。
    パソコンを再起動するとOutlookを完全に終了させることができます。
  • キャッシュの問題
    キャッシュが原因で設定が反映されないことがあります。以下のページで紹介している手順でキャッシュをクリアしてください。
    Outlookのキャッシュを安全に削除する方法
  • Outlookが最新バージョンでない
    古いバージョンでは新しい設定が機能しないことがあります。以下のページで紹介している手順Outlookをアップデートしてください。
    エクセルやワードを最新の状態にアップデートする方法
  • Outlookの不具合
    アプリケーション自体に問題がある場合、以下のページで紹介している手順でOutlookの修復を試してください。
    【Microsoft Office】不具合を解消!修復インストールの手順と失敗しないためのポイント
  • 管理者による制限
    職場や学校で使用している場合、管理者が設定を制限している可能性があります。
    その場合は、システム管理者に相談してください。

よくある質問と答え

Outlookのナビゲーションバーを下に表示する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

ナビゲーションバーを左から下に戻す方法は?

[ファイル] > [オプション] > [詳細設定] から「Outlookでアプリを表示する」のチェックを外し、Outlookを再起動してください。

ナビゲーションバーを左に戻すにはどうすればいいですか?

同じ手順で「Outlookでアプリを表示する」のチェックを再度オンにしてください。

設定変更後にOutlookを再起動しても反映されません。

PCを再起動するか、Outlookのキャッシュをクリアしてから再度確認してください。

ナビゲーションバーを下に戻すと不具合が起きますか?

公式な設定なので不具合はおきません。

他のOutlookユーザーのナビゲーションバーを変更することはできますか?

できません。各ユーザーが個別に設定を変更する必要があります。

ナビゲーションバーが勝手に左に戻ることはありますか?

アップデート後に設定がリセットされる場合があります。手順を再実行してください。

その他Outlookに関する記事

その他Outlookに関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。
環境によって結果が異なる場合がありますので、参考のうえご利用ください。

誤りのご指摘・追記のご要望・記事のご感想は、記事のコメント欄またはこちらのお問い合わせフォームからお寄せください。個人の方向けには、トラブルの切り分けや設定アドバイスも実施します。

※Microsoft、Windows、Adobe、Acrobat、Creative Cloud、Google Chromeほか記載の製品名・サービス名は各社の商標または登録商標です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

情シスの自由帳管理人のアバター 情シスの自由帳管理人 情シスの自由帳管理人

社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
「情シスの自由帳」では、パソコンが苦手な方や新人の社内SEの方、テレワーク中に困りごとがある方に向けて、実務経験に基づいた再現性の高い解説を心がけています。

【基本検証環境】
Windows 11 Home(64bit)/Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H(1.40GHz)/32GB RAM

コメント

コメント一覧 (2件)

コメントする

目次