【Outlook】件名の表示が消えた場合の対処法

Outlookでメール一覧を見ている時、突然「件名」だけが表示されなくなり、どのメールを開けばよいか迷うことはありませんか？

メールの差出人や日付は見えているのに、肝心の件名がわからないと業務効率も下がります。

ですが、Outlook 2010以降のバージョン（Outlook 2010／2013／2016／2019／2021／365）では、では簡単な操作でビュー設定をリセットしたり、列の表示項目を確認することで、すぐに元通り件名を表示させることができます。

ここでは、Windows版Outlookで「件名の表示が消えた」トラブルの対処法を、実際の画面を使いながらもわかりやすく解説します。

Outlookのビューをリセットして件名を表示させる方法

最初に試してほしいのは「ビューのリセット」です。これでOutlookが初期状態に戻り、件名も標準通り表示される可能性が高まります。

ビューのリセットは以下の手順で簡単に実施できます。

1. 「表示」タブをクリック
2. 「ビューのリセット」をクリック
3. 確認メッセージで「はい」をクリック
4. ビューがリセットされて、メールの一覧に件名が表示される

ここからは、Outlookのビューをリセットして件名を表示させる方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP

「表示」タブをクリック

まずはOutlookを起動し、「表示」タブをクリックしてください。

STEP

「ビューのリセット」をクリック

「表示」タブを開いたら、次は「ビューのリセット」をクリックしてください。

「ビューのリセット」は、Outlookの画面上でメールをどう並べて表示するかという「見え方」を初期状態に戻す操作です。
ビューをリセットしても実際の受信メールの本文や添付ファイルなどには影響ありません。
メール自体のデータが消えたり壊れたりすることはないので、安心して試してみてください。

STEP

「はい」をクリック

「ビューのリセット」をクリックすると、「ビューを元のビューに戻してもよろしいですか？」と確認メッセージが表示されます。

「はい」をクリックしてください。

STEP

メールの件名が表示されたことを確認する

「はい」をクリックすると、ビューがリセットされ、メールの件名が表示されるようになります。

Outlookのビューの列設定から件名を表示させる方法

ビューをリセットしても件名が表示されないままなら、次の手順で「件名」列を手動で追加してみましょう。

1. 「表示」タブをクリック
2. 「ビューの設定」をクリック
3. 「ビューの詳細設定」ウィンドウで「列(C)...」をクリック
4. 「件名」を選択し、「追加(A)->」をクリック
5. 「件名」を表示する順序を変更して「OK」をクリック

ビューのリセット は画面の表示を最初の状態に戻すだけなので、もしそれで解決しなければ、今度は必要な項目を自分で設定してあげるイメージです。

ここからは、Outlookのビューの列設定から件名を表示させる方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP

「表示」タブをクリック

まずはOutlookを起動し、「表示」タブをクリックしてください。

STEP

「ビューの設定」をクリック

「表示」タブを開いたら、次は「ビューの設定」をクリックしてください。

STEP

「列(C)...」をクリック

「ビューの設定」をクリックすると、「ビューの詳細設定」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

内容の中にある「列(C)...」をクリックしてください。

STEP

「件名」を選択し、「追加(A)->」をクリック

「列(C)...」をクリックすると、「列の表示」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

左側の「表示可能な列(V)」にある「件名」を選択し、「追加(A)->」をクリックしてください。

STEP

「件名」を表示する順序を変更して「OK」をクリック

「追加(A)->」をクリックすると、「件名」が右側の「表示する列と順序(O)」に移動します。

「上へ(U)」「下へ(D)」を使って「件名」を表示する順序を変更してください。

「差出人」の上に「件名」を表示させることをオススメします。

「件名」を表示する順序を変更したら、右下の「OK」をクリックして設定を保存してください。

STEP

メールの件名が表示されたことを確認する

「OK」をクリックすると、先程のウィンドウが閉じられ、メールの件名が表示されるようになります。

それでも件名が表示されない場合の対処策

上記の方法（ビューのリセットや列の追加など）を試しても件名が表示されない場合は、Outlook自体の動作や外部要因に問題があるかもしれません。

以下の対処法を順番に試してみてください。

Outlookをセーフモードで起動する

セーフモードではアドインや拡張機能が無効化された状態でOutlookが起動します。
これにより、アドインなどが原因で件名が表示されないのかを切り分けることができます。

もしセーフモードで件名が表示されるようなら、通常モードで使っているアドインやカスタム設定が影響している可能性が高いです。

Outlookをセーフモードで起動する方法はこちら で詳しく解説しているので是非ご覧ください。

アドインを無効にする

セーフモードで件名が表示された場合、通常モードで使用しているアドインを一時的に無効化してみてください。

特にウイルス対策ソフトや外部ツール系のアドインは、メール一覧の表示に干渉する場合があります。
必要最低限のアドインだけに絞ってからOutlookを再起動し、問題が解消されるか確認しましょう。

Outlookのアドインを無効にする方法はこちら で詳しく解説しているので是非ご覧ください。

Outlookを修復インストールする

ここまで試しても件名が表示されない場合、Outlookの修復インストールをおすすめします。
修復インストールは、OutlookやOfficeの不具合を修復する機能で、破損したプログラムファイルを再構築してくれます。

修復インストールを行ってもメールやアカウント設定が削除されるわけではありませんので、安心して実行できます。操作方法は「【Microsoft Office】不具合を解消！修復インストールの手順と失敗しないためのポイント 」で解説していまうので、ぜひそちらを参考にしてください。

Outlookで件名の表示が消えた場合の対処法に関するよくある質問と答え

Outlookで件名の表示が消えた場合の対処法に関するよくある質問と答えをまとめました。

「ビューのリセット」は何をリセットする操作なのですか？

「ビューのリセット」は、メール一覧の見え方を初期状態に戻す作業です。あくまでも画面の表示形式を元に戻すだけで、メール本文や添付ファイルなどのデータには一切影響しません。

ビューをリセットしても件名が復活しない場合、どうすればよいでしょうか？

リセットで直らないときは、Outlookの「ビューの設定」で件名欄を手動で追加してください。リストに表示したい列を自分で選ぶ形になるので、必要な項目だけを復旧できます。これは設定だけの変更で、メール本体には影響がありません。

Outlookの件名以外にも差出人や日付が消えてしまうことはあるのでしょうか？

あります。ビュー設定は複数の列を一度に変更できるため、件名だけでなく差出人や日付などが同時に非表示になる場合も珍しくありません。複数の列が消えた場合でも、同じ方法で再度表示させられます。

アドインが原因でOutlookの件名が表示されない可能性は本当にあるのですか？

はい。特定のアドインがメール一覧の表示に干渉し、件名を含む一部の列が表示されなくなる例があります。セーフモードでOutlookを起動 するとアドインが無効化されるので、そこで件名が表示されればアドインが原因と考えられます。

Outlookの修復インストールをするとメールデータが消えることはありませんか？

修復インストールはプログラムファイルの不具合を直すための処理であり、受信メールやアカウント情報を削除するものではありません。
件名がまったく表示されないといった深刻な問題でも、Outlookの修復インストール で改善する可能性は十分あります。

Outlook 2010や2013のような古いバージョンでも同じ方法で直せるのでしょうか？

Outlook 2010以降なら基本的な操作はほぼ同じです。表示のレイアウトやメニューボタンの配置がやや違うことはありますが、件名が表示されないときの対処法はおおむね共通しています。

再インストールは最終手段と聞きましたが、本当にそこまでしなくていいのでしょうか？

ほとんどの場合、ビューのリセットや列再追加、セーフモード起動、アドイン無効化、Office修復などで解決します。再インストールは時間も手間もかかるため、他の対処をすべて試しても直らないときだけ検討するのがいいでしょう。

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