【Outlook】BCC欄を常に表示させる方法|簡単3ステップ

【Outlook】BCC欄を常に表示させる方法|簡単3ステップ

Outlookでメールを送る際にBCCを使いたいのに、新規メールの作成画面にBCC欄が表示されていなくて戸惑った経験はありませんか?

一度表示させても、次にまたOutlookを立ち上げると非表示に戻ってしまい、毎回BCC欄を探すのが面倒だと感じている方もいるかもしれません。
そして、「Outlook BCC 表示されない」「Outlook BCC 常に表示」 といったキーワードでこのページにたどり着いた人も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんなOutlookのBCC欄を、メール作成時に非表示にならないように、常に表示させておく方法を簡単3ステップでご紹介します。

一度設定すれば、以降は Outlook で新規メールを作成するたびにBCC欄が表示されるようになり、スムーズにBCC宛てに送信できるようになります。

もう毎回BCC欄を探す手間はありません。早速、簡単3ステップの手順を見ていきましょう。

目次

【簡単3ステップ】OutlookでBCCを常に表示する手順

記事のリード文でも触れた、Outlookのメール作成画面でBCC欄を非表示にならないように常に表示させておくための簡単3ステップの手順を、ここから具体的にご紹介します。

操作は非常にシンプルで、Outlookの特別な知識は必要ありません。
以下の3つのステップに沿って進めてください。

STEP
新規メール作成ウィンドウを開き、「オプション」をクリック

新規メール作成ウィンドウを開き、「オプション」をクリックしてください。

【簡単3ステップ】OutlookでBCCを常に表示する手順 Step1 新規メール作成ウィンドウを開き、「オプション」をクリック
【簡単3ステップ】OutlookでBCCを常に表示する手順 Step1 新規メール作成ウィンドウを開き、「オプション」をクリック
STEP
「表示フィールド」グループにある「BCC」ボタンをクリック

次に、「表示フィールド」グループにある「BCC」ボタンをクリックしてください。

Outlookのリボンが折りたたまれて操作しにくい場合は、「【Outlook】リボン(メニューバー)を常に表示する方法|デスクトップ版・Web版対応 」をご覧になり、リボンを常に表示に切り替えてください。

【簡単3ステップ】OutlookでBCCを常に表示する手順 Step2 「表示フィールド」グループにある「BCC」ボタンをクリック
【簡単3ステップ】OutlookでBCCを常に表示する手順 Step2 「表示フィールド」グループにある「BCC」ボタンをクリック
STEP
「BCC」が追加されたことを確認する

「BCC」ボタンをクリックすると、「宛先(T)」、「CC(C)」の下に「BCC(B)」が追加されます。

【簡単3ステップ】OutlookでBCCを常に表示する手順 Step3 「BCC」が追加されたことを確認する
【簡単3ステップ】OutlookでBCCを常に表示する手順 Step3 「BCC」が追加されたことを確認する

設定を変更してもBCC欄が表示されない場合の対処法

OutlookでBCC欄を常に表示させるための簡単3ステップを試しても、メール作成画面にBCC欄が表示されない場合、単に表示設定がオフなだけでなく、Outlookのアドインやプログラム本体などに不具合があるなどの原因が考えられます。

ここでは、このような場合に考えられる原因と、トラブルシューティング方法をご紹介します。
原因を特定し、BCC欄が正しく表示される状態を目指しましょう。

Outlookをセーフモードで起動して原因を切り分ける

Outlookをセーフモードで起動すると、通常起動時のアドインや拡張機能、一部のカスタマイズ設定などを一時的に無効にできます。
これにより、普段は問題なく動いているOutlookが、後から追加したアドインや特定のカスタマイズが悪さをしているために不具合が起きているのかどうかを切り分ける(原因を特定する)のに役立ちます。

セーフモードで起動した後、『BCC欄』が表示されるか確認してください。

  • もしセーフモードで正常に『BCC欄』が表示される場合
    問題の原因は、インストールされているアドインや拡張機能、またはOutlookのカスタマイズ設定などにある可能性が高いです。これらの不要なアドインを無効にするなどの対応を検討します。
  • セーフモードでも『BCC欄』が表示されない場合
    アドインなどが原因ではないため、Outlookのプログラム本体そのものに問題がある可能性が高いと考えられます。次の「Outlook(Microsoft Office)を修復インストールする」に進んでください。

セーフモードでの詳しい起動方法や、そこからの原因特定手順については、以下の記事を御覧ください。

Outlook(Microsoft Office)を修復インストールする

セーフモードでの切り分けでも問題が解決しない場合、原因はOutlookを含むOfficeプログラム本体の不具合かもしれません。

このようなプログラムの問題には、Officeの修復インストールが有効です。これはOfficeのインストール状態を診断し、プログラムファイルを修正する機能です。

修復には「クイック修復」と「オンライン修復」があり、詳細は環境によって異なります。
具体的な手順は以下の記事をご確認ください。

Outlookのユーザーデータ(メールなどPST/OSTファイル)は削除されません
安心して試せる対処法の一つです。

一度設定すれば次回からBCCが常に表示される理由

「【簡単3ステップ】OutlookでBCCを常に表示する手順」でご紹介したBCCの常時表示手順は、単にその時だけBCC欄を見えるようにする一時的な操作ではありません。
これは、Outlookの新しいメッセージ作成画面における、BCC表示に関するあなたのデフォルトの「好み」として、アプリケーション自体にしっかりと記憶させる設定変更だからです。

単なる一時的な表示の切り替えとは根本的に異なり、この設定変更はOutlookのユーザー構成情報として確実に記録されます。
なぜなら、Outlookはユーザーのこのような基本的な表示設定を重視し、Outlookやパソコンを再起動しても記憶するよう設計されているためです。
そのため、一度この設定をオンにすれば、以降新しいメッセージを作成するたびに、この記憶された設定が自動的に読み込まれ、BCC欄は常に表示されます。

このように設定がしっかりと記憶されるため、意図的に設定を戻さない限り、BCC欄が勝手に非表示に戻ってしまう心配は基本的にはありません。

BCCの使い方と送る際の注意点

OutlookでBCC欄を常に表示できるようになれば、次は正しい使い方を知ることが大切です。
ここでは、BCCの機能と、メールを送る際に知っておきたい注意点を解説します。

BCC(Blind Carbon Copy)は、ToやCCの受信者には、他のBCC受信者が見えなくする機能です。Toは全員に見え、CCはToとCCに見え、BCCは誰にも見えません(他のBCC受信者同士にも)。これがBCCの基本です。

BCC欄が表示されたら、ToやCCと同じようにアドレスを直接入力するか、アドレス帳から追加できます。

【BCCを使ってメールを送る際の注意点】

  1. ToやCCに入れるべきアドレスを、誤ってBCCに入れない。 (返信時にやり取りから漏れるなどの問題につながります。)
  2. 全員がアドレスを知る必要がある連絡には使わない。 (情報共有の透明性が必要な場面には不向きです。)
  3. BCCだけを入力して送信した場合、「Undisclosed Recipients」表示は正常。 (受信したメールのTo欄にそのように表示されることがありますが、これは正常です。)
  4. 多数をBCCに入れると迷惑メール扱いされるリスクがある。 (大量送信にはメーリングリスト等を検討しましょう。)
  5. 送信前にTo/CC/BCC各欄のアドレスを必ず最終確認する。 (入れ間違いによる情報漏洩などを防ぐためです。)

BCCは正しく使えば便利な機能です。これらの注意点を理解して活用しましょう。

OutlookでBCCを常に表示する方法に関するよくある質問と答え

OutlookでBCCを常に表示する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

BCCって何ですか?CCとはどう違うんですか?

BCC(Blind Carbon Copy)は、送る相手にアドレスを隠したい時に使う機能です。
ToやCCに入れたアドレスは他の誰にも見えますが、BCCに入れたアドレスは他の誰にも見えません。これがCC(アドレスが見える)との違いです。

なぜOutlookではBCC欄が最初隠れていることが多いんですか?

Outlookのメール作成画面では、ToやCCに比べてBCCの使用頻度が低いと想定されているため、画面をシンプルに保つために初期設定では非表示になっています。

記事の「簡単3ステップ」で設定すると、本当に次回からずっとBCC欄が表示されますか?

はい、記事の「簡単3ステップ」で行う設定は、一時的な表示ではなく、Outlookの表示設定自体を変更し記憶させるものです。
一度設定すれば、以降新しいメール作成画面を開くたびにBCC欄は常に表示されます。

どうすればBCC欄をいつも表示できますか?具体的な設定方法を教えてください。

Outlookの新規メール作成画面で、上部メニューの「オプション」タブを選び、「BCC」ボタンをクリックするのが主な方法です。これによりBCC欄が表示され、設定が記憶されます。
詳しくは記事内の「【簡単3ステップ】OutlookでBCC表示を有効にする手順」をご確認ください。

「BCCを常に表示させる設定」を一度行ったら、いつでも元に戻して非表示にできますか?

はい、いつでも元に戻せます。常に表示させる設定と同じ操作(新規作成画面のオプションタブにあるBCCボタンを再度クリック)を行うことで、BCC欄を非表示に戻すことができます。

この「BCCを常に表示させる設定」は、Outlookの全てのアカウントに共通で適用されるんですか?

いいえ、通常この設定はメールアカウントごとに適用されます。
複数のアカウントを設定している場合、それぞれの新規メッセージ作成画面で、個別にBCC表示をオンに設定する必要があります。

この設定は、別のパソコンのOutlookでも自動的に反映されますか?

いいえ、通常この設定はOutlookがインストールされているパソコンごと、あるいはOutlookのプロファイルに紐づくため、別のパソコンのOutlookで自動的に反映されることはありません。
パソコンごとに設定が必要です。

設定したはずなのに、またBCC欄が非表示に戻ってしまいました。なぜですか?

ごく稀に、OutlookやOfficeのアップデート、プロファイルの変更、誤操作(設定ボタンを再度クリック)、または企業の設定などによって設定がリセットされることがあります。

BCCに入力した相手には、他の受信者(To/CC/BCC)が見えますか?

いいえ、BCCに入力した受信者は、同じBCCに入力した他の誰のアドレスも見えませんし、ToやCCに入力された誰のアドレスも見えません。BCCは受信者のアドレスを完全に隠します。

ToやCCに入力した相手には、BCCに入れた人が見えますか?

いいえ、ToやCCに入力した受信者は、BCCに入力された受信者が誰であるかを知ることはできません。BCCで送られたアドレスは、ToとCCの受信者からは完全に隠されます。

BCCだけを入力してメールを送っても大丈夫ですか?ToやCCは空で良いですか?

はい、ToやCC欄を空にして、BCC欄にだけアドレスを入力してメールを送信しても問題ありません。
この場合、受信したメールのTo欄に「Undisclosed Recipients」(非公開の受信者)と表示されることがあります。

BCCで送られたメールに「全員に返信」するとどうなりますか?他のBCCの人にも返信されますか?

BCCでメールを受け取った人が「全員に返信」をしても、その返信は元のメールのToとCCに入っていた人にだけ送られます。BCCに入っていた他の人には返信されません。

BCCにたくさんのアドレスを入れても大丈夫ですか?何か上限は?

多数のアドレスをBCCに入れると迷惑メールと判断されるリスクが高まります。大量送信にはメーリングリストなどを検討する方が安全です。

BCCで送られたメールに添付ファイルがあった場合、それは見えますか?

はい、BCCでメールを受け取った場合でも、メール本文や添付ファイルの内容はToやCCで受け取った場合と全く同じように通常通り見ることができます。
BCCはアドレスの表示に関する機能です。

Outlook on the web(ブラウザ版)でもBCCを常に表示できますか?

Outlook on the webでもBCC機能は利用できます。宛先の右側にCCとBCCが両方表示されているため特別な設定は不要です。

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