災害時に役立つ防災グッズ11選|必需品から便利なものまで紹介

災害時に役立つ防災グッズ11選|必需品から便利なものまで紹介

「台風や地震などの災害に備えるため、防災グッズを揃えようと思っている。しかし災害時になにが必要かわからない」と悩んでいませんか?

いつ起こるかわからない災害に、早めに備えておきたいですよね。

災害時に役立つのは水や食料、衛生用品など多岐にわたります。

在宅避難や避難所生活など、あらゆる場面を想定しなければいけません。

この記事では多岐にわたる防災グッズの中から、災害時に役立つ防災グッズを11個に絞って紹介します。

必需品から便利なものまで紹介しますので、これから災害への備えを始めようと考えている人はぜひお読みください。

目次

災害に役立つ防災グッズ|本当に必要なものリスト

災害に役立つ防災グッズは次の11個です。

  1. 非常食
  2. ライト
  3. 簡易トイレ
  4. ウォーターバッグ
  5. モバイルバッテリー
  6. 乾電池
  7. ウェットティッシュ
  8. 救急セット・薬
  9. 手回し充電ラジオ
  10. リュック

さまざまな場面を想定し、あれもこれもと用意してしまう人もいるでしょう。

しかしすべてを用意するのは難しいため、生き抜くために最低限「これは必要」といえる防災グッズを選びました。

災害時の備えとして、水は最優先で用意しましょう。

大規模な災害ではライフラインが止まり、飲み水の確保が難しくなってしまうためです。

過去、大規模な災害が発生し、ライフラインが復旧するまでに次の日数がかかりました。

ライフライン東日本大震災阪神淡路大震災
電気6日2日
水道24日37日
ガス34日61日
ライフラインが復旧するまでの日数

水は生命を維持するために最も重要です。

人間は水と睡眠さえとっていれば、食料がなくても2~3週間は生きられると言われています。

しかし水がなければ、人間は4~5日ほどしか生きられません。

脱水症状を起こしてしまうと、体温を調整する汗が出なくなります。

そうなると老廃物が溜まってしまい、血流が悪くなることから、全身の機能に障害を起こしてしまうのです。

以上のことから、災害時の備えとして水は最優先で確保しましょう。

非常食

災害時の備えとして非常食も必要です。

電気やガスが止まると調理ができず、食事ができなくなってしまいます。

過去の大規模災害においても、電気の復旧まで2〜6日かかりました。

そのため最低でも3日分の非常食を用意しましょう。

非常食におすすめなのは、調理の必要がないものです。

また災害時は野菜不足になりやすい傾向から、野菜ジュースなどで不足している栄養分を補えるようにする配慮も大切です。

次のような非常食を災害に備えておきましょう。

  • カロリーメイト
  • パン
  • おにぎり
  • 缶詰
  • 野菜ジュース

カセットコンロなどの携帯用調理器具が使えるのであれば、軽く調理が必要なものでも構いません。

  • 蕎麦やパスタなどの乾麺
  • レトルトカレー

非常食選びのコツは、普段から食べ慣れているものを選ぶこと。

災害時は非日常の連続で、食べ慣れていないものは喉を通らない可能性があります。

非常時においしい食事がとれると安心するので、普段から食べ慣れたおいしいと思えるものを用意しましょう。

ライト

地震や台風などの影響で停電になるリスクもあり、明かりとなるライトを持っておきましょう。

  • ヘッドライト
  • LEDランタン

災害時はただでさえ不安なことが多いにもかかわらず、暗闇は不安をさらに大きくします。

自宅にいる場合でも明かりがないと生活に支障がでます。

スマートフォンのライトでも代用できますが、スマートフォンは充電できない可能性があります。

スマートフォンは重要な情報収集・連絡ツールのため、できるだけ電池を温存しておくのがよいのです。

ライトは非常時の生活を支えるインフラのため、明かりは必ず用意しましょう。

簡易トイレ

災害の影響で断水になり、トイレが利用できない恐れがあります。

そうしたときのため、簡易トイレを持っておきましょう。

簡易トイレは自宅や避難所でも利用できます。

「断水しなければ自宅なら必要ない」と思われるでしょうが、マンションだと停電の影響でポンプが止まり、水を使えないため簡易トイレが必要です。

避難所などでは仮設トイレが設置されますが、非常時ではすぐに用意できないことも考えられます。

  • 断水でトイレが使えない
  • 停電で水が使えない
  • 仮設トイレの設置に時間がかかる

以上の恐れがあるため、簡易トイレは必需品として用意しましょう。

ウォーターバッグ

ライフラインが止まるほどの災害では、行政からの支援で水が支給されます。

そうしたときのため、ウォーターバッグを持っておくほうがよいでしょう。

水が支給されるときは給水車で届けられます。

ペットボトルなどの小さい容器しか持っていない場合、十分な水を確保できないかもしれません。

ウォーターバッグがあれば十分な水を確保でき、持ち運びも簡単です。

折りたたみのウォーターバッグなら小さく畳んで持ち歩けるため、ウォーターバッグは折りたたみのものを選びましょう。

モバイルバッテリー

スマートフォンを長持ちさせるモバイルバッテリーは必須の防災グッズといえます。

スマートフォンは情報収集・連絡ツールとして重要な防災グッズです。

  • 電話
  • LINE
  • SNS
  • インターネット
  • ラジオ
  • ライト

上記のようにスマートフォンだけでいくつもの役割を果たしてくれます。

スマートフォンを長持ちさせるため、2回以上フル充電できる10,000mA程度のモバイルバッテリーを持っておくとよいでしょう。

車がある人はモバイルバッテリーのほか、車で利用できるUSBソケットも用意し、車で充電する準備もしましょう。

乾電池

乾電池で動作する防災グッズもあることから、乾電池も用意しましょう。

例えば次のような防災グッズは乾電池で動くものが多いのです。

  • ラジオ
  • ライト
  • LEDランタン

乾電池式のスマートフォン充電器にも使え、モバイルバッテリーがないときの代用として使えます。

乾電池はおもに3種類あります。

  • アルカリ電池
  • マンガン電池
  • リチウム電池

災害用に用意しておくのなら、アルカリ電池がおすすめです。

アルカリ電池は日常的に使用されている電池で、寿命も長く比較的安価に入手できる乾電池です。

リチウム電池のほうがパワーが高く寿命も長いのですが、機器によっては正常に動作しない場合があります。

そのため非常時は汎用性の高いアルカリ電池がおすすめです。

ウェットティッシュ

災害時の水は貴重で気軽に使えないため、衛生用品としてウェットティッシュは必需品です。

水は飲料水を優先して用意されるので、生活用水は後回しにされます。

  • 手洗い
  • 体拭き
  • 皿洗い

これらで水を使いたくとも、節約のため我慢しなければいけない場合があります。

そんな場合でもウェットティッシュがあると、手洗いや体を拭けるので便利です。

災害時は清潔を守るのも難しく、不衛生な環境や不快感からくるストレスによって体調不良になりやすいのです。

除菌タイプであれば配給品や食事で使うスプーンを拭くときにも使え、清潔を保つのに役立ちます。

救急セット・薬

災害によりケガする恐れがあるため、救急セットは持っておきましょう。

  • 地震で転倒
  • 台風の強風による飛来物でケガ

上記のような場合でも応急処置できる救急セットがあると、万が一のケガにも対応できます。

最低でも以下のものが入っている救急セットがあると安心でしょう。

  • 消毒液
  • 絆創膏
  • ガーゼ
  • 包帯
  • ハサミ
  • ピンセット
  • 体温計

ほかにも体調不良になったときに備え「頭痛薬、胃腸薬、解熱剤、目薬、湿布」などがあると安心です。

災害時は病院にすぐ行けない可能性もあるため、救急セットと薬は必需品です。

手回し充電ラジオ

情報収集ツールとして手回し充電ラジオを用意しましょう。

災害時の情報は貴重で、次の情報は知りたいところです。

  • どこに避難するのか
  • 支援はどこで受けられるのか
  • 行政への申請はどうするのか

スマートフォンでも情報収集できますが、基地局が被害を受け、スマートフォンを使えない恐れがあります。

いくらモバイルバッテリーを用意しようが、肝心のスマートフォンが使えなければ意味がありません。

スマートフォンが使えない事態を想定し、災害時の情報収集として手回し充電ラジオを持っておきましょう。

普段からラジオを聴いている人にとっては、日常を感じられるため心が安らぐ効果も期待できます。

リュック

ここまで災害に役立つ防災グッズを紹介してきました。

これらの防災グッズは、すべてリュックに入れて持ち運べるようにしておきましょう。

たんさん物が入り、かつ避難時は両手が空くので避難しやすいためです。

ボストンバッグや手提げバッグでは片手がふさがるので、災害時に使うのはおすすめできません。

両手が使えないことで回避行動ができず、ケガするリスクが高まります。

避難するときのことを考え、次の条件を満たすリュックに防災グッズを入れましょう。

  • 容量が20L以上
  • 反射材が付いている
  • 防水機能が付いている
  • 体格に合っている

特に防水機能は重要です。

非常食が濡れたり、モバイルバッテリーやスマートフォンが濡れて故障したりするリスクを減らせます。

あったら便利な防災グッズ

ここからはあったら便利な防災グッズを紹介します。

在宅避難や避難所生活を想定し「あったら便利」な防災グッズを5つに絞りました。

  1. テント
  2. 歯磨きシート
  3. ポータブル電源
  4. サランラップ
  5. エアマット

テント

テントがあると避難所生活で活躍します。

避難所は不特定多数が集まる場所で、プライベートな空間が確保しにくい環境です。

  • 寝るときの仕切り
  • 簡易トイレ使用時
  • 更衣室
  • 赤ちゃんへの授乳

テントがひとつあれば、さまざまな用途で活躍します。

特に女性の場合、プライバシーを守る意味でテントは必須といえるでしょう。

2人用の小さいテント、1人用ならカプセルテントがあると便利です。

歯磨きシート

災害時の水は飲料水が優先され、生活用水に回ってこない可能性が高いのです。

そのため水を使わなくても歯磨きできる、歯磨きシートがあると便利です。

「数日くらいなら歯磨きしなくても大丈夫」と思われるかもしれませんが、口内が汚れると体調に影響が出ます。

感染症リスクも高まるため、口内ケアは必須といえるでしょう。

歯磨きシートでは、歯磨き粉のような清涼感はありませんので、気になる人はマウスウォッシュも合わせて用意するのがおすすめです。

ポータブル電源

在宅避難をする際、ポータブル電源があると生活が楽になります。

災害規模によっては停電になる恐れがあります。

家で過ごすのなら持ち運ぶ必要もなく、多少大きくても問題ありません。

  • 明かりの確保
  • スマートフォンの充電
  • テレビなどの情報収集
  • 調理

避難所生活はストレスがかかることから、可能なら在宅避難にしたい人もいるでしょう。

可能な人は在宅避難するよう行政も推奨している傾向です。

在宅避難においてさまざまな用途で使えるポータブル電源を準備しておきましょう。

サランラップ

災害時の万能アイテムとしてサランラップがあるとよいでしょう。

サランラップは汎用性が高く、次のような活用方法があります。

  • 細くねじって紐代わり
  • 割れたガラス窓の応急措置
  • 体に巻いて保温
  • 巻いて止血

ほかにもサランラップを巻いたお皿で食事すると、お皿が汚れないので洗い物で使う水の節約になります。

米を炊けるとしたら、おにぎりを作り、サランラップで保存することも可能です。

在宅避難でも避難所生活でも役立ちますので、防災グッズとしてサランラップをリュックにひとつ入れておきましょう。

エアマット

避難所生活を想定し、エアマットを持っておくと便利です。

非常時は気が張ってしまい、睡眠が十分にとれない可能性があります。

さらに避難所生活となると環境が変わることから、なかなか寝付けず睡眠不足に陥りやすいのです。

硬い床では寝返りができず、夜中に何度も起き、睡眠不足になってしまう恐れもあります。

睡眠不足が続くと免疫力も落ち、風邪を引いてしまうなどの体調不良を招いてしまうでしょう。

少しでも睡眠環境を良くするため、エアマットを持っておくことをおすすめします。

寒い時期にライフラインが止まるほどの災害が起きると、暖房機器が動かず、寒さで体力が奪われてしまいます。

特に学校の体育館などでは、床からくる寒さから底冷えしてしまうでしょう。

エアマットがあれば底冷え対策にもなりますので、一人ひとつはエアマットを持っておくと役立ちます。

防災グッズでなにが必要かわからなくなったら「防災セット」を選ぶ

今回は災害時に役立つ防災グッズを11選に絞って紹介しました。

最低限必要な防災グッズを揃え、心配なことがあればさらに防災グッズを追加しましょう。

そうすることであなたに合った災害に役立つ備えになります。

もし自分で用意するのが不安・面倒だと感じる場合は、購入したらそのまま使える防災セットがおすすめです。

  • 防災メーカーが選定
  • 防災士が関わっていることが多い
  • 「本当に役立つのか?」が考えられている

以上の理由から「安心感・信頼感・実用性」に長けています。

災害が起こってから用意したのでは間に合いません。

いざというときに役立てられるよう、なにも起こっていない今のうちに災害に役立つ防災グッズを揃えましょう。

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