Microsoft Edgeでシークレットモード(InPrivate ブラウズ)を使う方法

Microsoft-EdgeでシークレットモードInPrivate-ブラウズを使う方法

こんな人にオススメの記事です

  • 共用パソコンなどでインターネットの閲覧履歴(閲覧履歴、インターネット一時ファイル、Cookie など)を残したくない人
  • Microsoft Edgeの閲覧履歴やダウンロード履歴をパソコンに残したくない人
  • Microsoft EdgeにIDやパスワードといったログイン情報を残したくない人

学校や図書館、職場などでパソコンの閲覧履歴(履歴、インターネット一時ファイル、Cookie など)やダウンロードした履歴を残したくない場合はMicrosoft EdgeのInPrivate ブラウズ機能を使ってみましょう。

Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)で[InPrivate ブラウズ]機能を使うには、Microsoft Edgeをアクティブウィンドウ(最前面)にした状態でキーボードのCtrl + Shift + Nを押します。

この記事では、起動時からシークレットモード(InPrivate ブラウズ)を使う方法や、シークレットモード(InPrivate ブラウズ)用ショートカットの作成方法、常にシークレットモード(InPrivate ブラウズ)でEdgeを起動する方法などを詳しく解説していきます。

InPrivateブラウズはMicrosoft Edgeを閉じたと同時に閲覧履歴が削除される仕組みになっています。
InPrivateブラウズを使っていてもMicrosoft Edgeを閉じ忘れると閲覧履歴が残ったままの状態になるので注意してください。

目次

通常モードとInPrivateブラウズの画面の違い

まずはじめにMicrosoft EdgeのInprivateウィンドウ(Inprivateブラウズ)と通常モードの画面の違いをご紹介します。

通常モードとInPrivateブラウズの画面の違い
通常モードとInPrivateブラウズの画面の違い

左上がMicrosoft EdgeのInprivateウィンドウ(Inprivateブラウズ)です。全体的に画面が黒く、右上に青いアイコンでInprivateと表示されています。

上記のような違いから、Microsoft EdgeがInPrivate ブラウズ状態(シークレットモード)になっていることを確認できます。

Microsoft EdgeのInPrivate ブラウズ(シークレットモード)をキーボードショートカットで使用する方法

キーボードショートカットで[InPrivate ブラウズ]機能を使う場合は、Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)をアクティブウィンドウ(最前面)にした状態でキーボードのCtrl + Shift + Nを押します

アクティブウィンドウとはPC画面の一番手前に表示されていて、操作可能なウィンドウを指します。
反対に、一番前以外に表示されていて、操作できないウィンドウを非アクティブウィンドウと呼びます。

Microsoft EdgeのInPrivate ブラウズ(シークレットモード)をキーボードショートカットで使用する方法
Microsoft EdgeのInPrivate ブラウズ(シークレットモード)をキーボードショートカットで使用する方法

Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)をアクティブウィンドウ(最前面)にした状態でキーボードのCtrl + Shift + Nを押すと、Microsoft EdgeのInPrivate ブラウズが別ウィンドウで立ち上がります。

Microsoft EdgeのInPrivate ブラウズ画面
Microsoft EdgeのInPrivate ブラウズ画面

Microsoft EdgeのInPrivate ブラウズ(シークレットモード)をマウス操作で使用する方法

次はMicrosoft Edgeの画面上からマウス操作のみでシークレットモード(InPrivate ブラウズ)を使う方法です。

Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)を起動し、右上にある[三点リーダ]をクリックしてください。

[・・・](三点リーダ)などの、よく見かけるけど読み方のわからない記号はこちらで色々ご紹介しています。興味があれば是非見てみてください。

[三点リーダ]をクリックすると、下に向かってメニューが展開されます。

その中にある、[InPrivate ウィンドウ] をクリックしてください。

Microsoft EdgeのInPrivate ブラウズ(シークレットモード)をマウス操作で使用する方法
Microsoft EdgeのInPrivate ブラウズ(シークレットモード)をマウス操作で使用する方法

[InPrivate ウィンドウ] をクリックして、「InPrivate ブラウズ」と表示された以下のような黒い画面が開いたら成功です。

Microsoft EdgeのInPrivate ブラウズ画面
Microsoft EdgeのInPrivate ブラウズ画面

Microsoft Edgeをシークレットモード(InPrivate ブラウズ)状態で起動する方法

タスクバーや、スタートメニュー、すべてのアプリにあるショートカットからMicrosoft Edgeをシークレットモード(InPrivate ブラウズ)で立ち上げる方法を詳しく解説していきます。

デスクトップにあるショートカットではこの方法は使えないので注意してください。
デスクトップにInPrivate ブラウズのショートカットを作成したい場合はこちらに進んでください。

Microsoft Edgeをシークレットモード(InPrivate ブラウズ)状態で起動する方法
Microsoft Edgeをシークレットモード(InPrivate ブラウズ)状態で起動する方法

タスクバーなどにあるMicrosoft Edge(マイクロソフトエッジ)のアイコンを[右クリック]してください。

Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)のアイコンを[右クリック]すると、上に向かってメニューが展開されます。

その中にある[新しいInPrivate ウィンドウ] をクリックしてください。

Microsoft EdgeのInPrivate ブラウズ画面
Microsoft EdgeのInPrivate ブラウズ画面

[新しいInPrivate ウィンドウ] をクリックして、「InPrivate ブラウズ」と表示された上記のような黒い画面が開いたら成功です。

Microsoft EdgeのInPrivate ウィンドウをすぐに使えるようにショートカットを作成する方法

キーボードショートカット(CtrlShiftN)や、タスクバーにあるアイコンを[右クリック]してInPrivate ウィンドウを立ち上げることが面倒で、常にMicrosoft EdgeをInPrivate ウィンドウを使いたい場合は、デスクトップにあるショートカットを少しカスタマイズして常にMicrosoft EdgeのInPrivate ウィンドウを使えるようにしてみましょう。

ここからはWindows11でMicrosoft Edge(マイクロソフトエッジ)のInPrivate ウィンドウ用のショートカットを作成する方法を解説します。

InPrivateウィンドウ(シークレットモード)用のショートカットを作成するには管理者権限が必要となる場合があります。
また、設定を間違えると同じショートカットでMicrosoft Edge(マイクロソフトエッジ)が使えなくなる可能性があります。
操作に自信のない方は誰かにお願いするようにしてください。

Microsoft EdgeのInPrivate ウィンドウをすぐに使えるようにショートカットを作成する方法
Microsoft EdgeのInPrivate ウィンドウをすぐに使えるようにショートカットを作成する方法

普段使っているMicrosoft Edge(マイクロソフトエッジ)のショートカットを[右クリック]してください。
※既存のショートカットをコピーして、[InPrivate ウィンドウ用]等と名前を変更しても問題ありません。

Microsoft Edgeのショートカットが見当たらない場合はC:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Applicationの中にあるmsedge.exeのショートカットを作成してください。

[右クリック]して開かれたメニューから[プロパティ]をクリックしてください。

Microsoft EdgeのInPrivate ウィンドウをすぐに使えるようにショートカットを作成する方法
Microsoft EdgeのInPrivate ウィンドウをすぐに使えるようにショートカットを作成する方法

[プロパティ]をクリックすると、「Microsoft Edgeのプロパティ」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
そのウィンドウの中に[リンク先(T)]と書かれた枠がありますので、その中を編集していきます。

[リンク先 (T)]と書かれた枠の中の最後に半角スペースをひとつ入れ、[--inprivate]と入力してください。
この枠の中の最後が[~\msedge.exe” --inprivate]となります。
くどいかもしれませんが、半角スペースをひとつ入れてから[--inprivate]を入力してください。

初期設定では末尾が[~\ msedge.exe”]となっているので、[ ” ]の後ろから入力してください。

問題なく入力できたら最後に右下にある[OK]をクリックしてください。

適用はクリックしなくてもいいの?と思ったかたはこちらで「OKボタンと適用ボタンの違いについて」詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

[OK]をクリックすると「Microsoft Edgeのプロパティ」と書かれたウィンドウが閉じます。

これでMicrosoft Edge(マイクロソフトエッジ)でInPrivate ウィンドウを常に使えるようにショートカットが完成です。

レジストリを編集してMicrosoft Edgeを常にシークレットモード(InPrivate ブラウズ)で使う方法

ここまで紹介してきた方法は、通常モードを使いながらInPrivate ブラウズに切り替える(InPrivate ブラウズも使う)方法ですが、ここからはWindowsのレジストリを編集してMicrosoft Edgeを常にシークレットモード(InPrivate ブラウズ)で使う方法をご紹介します。

この手順はパソコンの管理者権限が必要になります。
また、レジストリを変更するため、作業前に必ずレジストリのバックアップを取っておいてください。
レジストリのバックアップ方法はこちらの「レジストリをバックアップ及び復元する方法 Windows11」で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

STEP
Windows PowerShellを管理者として起動する

まずはWindowsPowerShell(Windowsターミナル)を管理者として起動します。

タスクバーにあるWindowsボタンを右クリックしてください。

Windowsボタンを右クリックすると上に向かってメニューが展開されます。

その中にある[ターミナル(管理者)]をクリックしてください。

Windows PowerShellを管理者とし起動する
Windows PowerShellを管理者とし起動する

[ターミナル(管理者)]をクリックすると「ユーザーアカウント制御」と書かれたウィンドウがポップアップします。

[はい]をクリックしてください。

Windows PowerShellを管理者とし起動する
Windows PowerShellを管理者とし起動する

「ユーザーアカウント制御」画面で[はい]をクリックすると、黒い画面に白い文字が書かれたウィンドウが立ち上がります。

左上に「管理者:Windows Powershell」と表示されていれば成功です。

コマンドプロンプトと似たような見た目ですが異なるので注意してください。

Windows PowerShellを管理者とし起動する
Windows PowerShellを管理者とし起動する
STEP
Powershellにコマンドを入力

ここからは起動したWindows Powershellにコマンドを入力していきます。

Powershellに以下のコマンドを入力してEnterを押してください。

reg add HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge /v InPrivateModeAvailability /t REG_DWORD /d 2 /f

このコマンドは、Windowsのレジストリに「Microsoft Edgeを常にInPrivate ブラウズ状態にする」という設定を追加するものです。

Enterを押すと、「この操作を正しく終了しました。」と表示されます。

これで次回以降Microsoft Edgeを起動すると常にInPrivate ブラウズ状態で立ち上がります。

コマンド入力前に既にMicrosoft Edgeを起動している場合は、一度全てのウィンドウを閉じてから開き直してください。

Microsoft Edgeを常にInPrivate ブラウズで使うためのコマンド
Microsoft Edgeを常にInPrivate ブラウズで使うためのコマンド

Microsoft Edgeを常にInPrivate ブラウズで使う設定を解除するためのコマンド

Microsoft Edgeを使っていく中でInPrivate ブラウズで使う必要がなくなった場合は元の設定に戻しましょう。

Microsoft Edgeを常にInPrivate ブラウズで使う設定を解除するためのコマンド
Microsoft Edgeを常にInPrivate ブラウズで使う設定を解除するためのコマンド

Powershellを管理者とし起動し、以下のコマンドを入力してEnterを押してください。

reg delete HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge /v InPrivateModeAvailability /f

これはレジストリに追加した「Microsoft Edgeを常にInPrivate ブラウズ状態にする設定」を削除するためのコマンドです。

Enterを押すと、「この操作を正しく終了しました。」と表示されます。

これで次回以降Microsoft Edgeを起動すると通常モードで立ち上がります。

コマンド入力前に既にMicrosoft Edgeを起動している場合は、一度全てのウィンドウを閉じてから開き直してください。

その他のインターネットブラウザーでシークレットモード(閲覧履歴などが残らないモード)を使いたい場合

ChromeやFirefoxにもシークレットモード(閲覧履歴などが残らないモード)が搭載されています。

それぞれの設定方法は以下の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

あわせて読みたい
Google Chrome(グーグルクローム)をシークレットモードで開く方法 Google Chrome(グーグルクローム)の閲覧履歴を見られたくなく、閲覧履歴の削除し忘れが不安な場合はGoogle Chromeのシークレットモードを活用してみましょう。 閲覧履...
Google Chrome(グーグルクローム)をシークレットモードで開く方法
あわせて読みたい
Firefoxのプライバシーモードを使う方法 Firefoxの閲覧履歴を見られたくなく、閲覧履歴の削除し忘れが不安な場合はFirefoxの標準機能の一つであるプライバシーモードを活用してみましょう。 閲覧履歴、入力した...
Firefoxのプライバシーモードを使う方法

その他Microsoft Edgeに関する記事

その他Microsoft Edgeに関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。
このサイトは情シスマンが半径3m以内のITに関する情報を掲載してるサイトです。
Windows系を主として、ソフトや周辺機器の操作や設定について画像も用いながらわかりやすく解説しています。

解説している内容に誤りがあった場合や、補足が必要な場合、もっと知りたい場合はこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。
個人の方を限定にサポートさせていただきます。

実行環境
Windows11 Home 22H2
64 ビット オペレーティング システム
Microsoft 365

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次