ワードで後ろの文字が消えてしまう場合は、キーボードの[INSERT]キーを押すか、ワードのステータスバーで[挿入モード]を選択してください。
ワードで文書を作成中に、文の途中にスペースや文字を追加しようとすると既に入力した文字が消える現象ですが、これはワードの[上書きモード]と[挿入モード]がいつの間に切り替わっていることが原因です。
この記事ではワードの文字が消えてしまう場合の対処法を詳しく解説します。
ワードで後ろの文字が消えてしまう現象
「あいうえおかきくけこ」と書かれた文書で「お」と「か」の間に文字を入力すると、その後ろにある「か」が消えてしまうことがあります。

または、「お」と「か」の間にスペースを入力すると、スペースの後ろにあった「か」が消えてしまうことがあります。

キーボードを使って後ろの文字が消えないようにする
キーボードの[INSERT]キーを押すことで、入力した文字の後ろの文字が消えないモードに切り替えることができます。

キーボードの[INSERT]キーを押すことで[上書きモード]と[挿入モード]が切り替わり、後ろの文字が消える状態から、後ろの文字が消えない状態になります。
後ろの文字が消えるようになってしまうよくある理由は近くにあるバックスペースキーなどと間違えて[INSERT]キーを押してしまうことです。
Insertキーを押しても文字が消えないように設定を変更する
Insertキーはバックスペースキーの近くに配置されていることから、押し間違えが発生しやすいです。
ここからは、Insertキーを押しても上書きモードに切替えないように設定する方法を詳しく解説していきます。

まずはワードファイルをどれでも良いので開いてください。
次に、右上にある[ファイル]をクリックしてください。

[ファイル]をクリックすると、ワードのホール画面が開きます。
左側のメニューにある[オプション]をクリックしてください。
ワードのウィンドウが縮小されている場合は[オプション]が見当たらない可能性があります。
その場合はワードのウィンドウを最大化してみてください。

[オプション]をクリックすると、「Wordのオプション」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
その中にある[詳細設定]をクリックしてください。

[詳細設定]をクリックすると、右側に「編集オプション」と書かれた画面に移動します。
その中にある[上書きモードの切り替えにInsキーを使用する(O)]と[上書き入力モードで入力する(Y)]のチェックを外してください。
チェックを外したら右下の[OK]をクリックしてください。
これで間違ってInsertキーを押しても、文字が消えてしまう上書きモードに切り替わることはありません。
ワードのステータスバーを使って後ろの文字が消えないようにする
キーボードの[INSERT]キーで切り替える方法以外にも、ワードの画面から[上書きモード]と[挿入モード]が切り替え、後ろの文字が消える状態から、後ろの文字が消えない状態にすることができます。

ワードの右下の方にある[日本語]と書かれた横の空いているスペースを[右クリック]してください。
空いているスペースを[右クリック]すると、上に向かってメニューが伸びます。
その中にある[上書き入力]にチェックを入れてください。

[上書き入力]にチェックを入れると、その場所に[上書きモード]もしくは[挿入モード]と書かれた文字が表示されます。
[上書きモード]=文字を上書くモード(後ろの文字が消えるモード)
[挿入モード]=文字の間に文字を挿入するモード(後ろの文字が消えないモード)
ここを[挿入モード]に切り替える事で、 [上書きモード](後ろの文字が消えるモード)から[挿入モード](後ろの文字が消えないモード)が切り替え、後ろの文字が消える状態から、後ろの文字が消えない状態にすることができます。
[上書きモード]と[挿入モード]の見た目の違い
[上書きモード]と[挿入モード]では文字を入力した時の表示も若干の違いがあります。
入力時の状態を見ることで瞬時にどっちのモードになっているか確認することができます。

[上書きモード](後ろの文字が消えるモード)で文字を入力すると、半分くらい文字が下にずれた状態で表示されます。
[挿入モード](後ろの文字が消えないモード)ではそのような表示はありません。
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ワードで後ろの文字が消えてしまう場合の対処法をご紹介しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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