【PowerPoint】スライドを非表示にする方法 - プレゼンや印刷時の注意点も解説

この記事では、PowerPointで特定のスライドを非表示にする方法を解説します。

プレゼン資料を作成していると、「このスライドは特定の相手にだけ見せたい」「質疑応答用のバックアップスライドを用意しておきたい」といった場面があります。そんなときに便利なのがスライドの非表示機能です。

非表示に設定したスライドはスライドショー実行時に自動的にスキップされるため、相手に応じてプレゼン内容を柔軟に調整できます。操作自体は約5秒で完了します。

ただし、印刷時やPDF化する際には注意が必要です。非表示に設定したスライドでも、デフォルト設定ではそのまま印刷されてしまうため、配布資料に含めたくない場合は別途設定が必要です。

目次

PowerPointで特定のスライドを非表示にする方法

PowerPointでスライドを非表示にする操作は共通ですが、1つのスライドだけを非表示にする場合と、複数のスライドをまとめて非表示にする場合で、スライドの選択方法が異なります。

1つのスライドを非表示にする方法

PowerPointで特定のスライドを非表示にするには、スライドのサムネイルを右クリックしてメニューから「非表示スライドに設定」を選択します。操作自体は約5秒で完了します。

  1. 非表示にしたいスライドのサムネイルを右クリック
  2. メニューから「非表示スライドに設定(H)」をクリック
  3. スライド番号に斜線が表示されたことを確認

それでは、実際の画面を見ながら詳しい手順を解説していきます。

STEP
非表示にしたいスライドのサムネイルを右クリックして「非表示スライド」を選択

まず、画面左側のスライド一覧から、非表示にしたいスライドのサムネイルを右クリックしてください。

右クリックすると、スライドの操作メニューが表示されます。

表示されたメニューから「非表示スライド(H)」をクリックしてください。

PowerPointのスライド一覧で右クリックメニューから非表示スライドを選択する画面
非表示にしたいスライドの上で右クリックし、メニューから「非表示スライドに設定(H)」を選択します。
STEP
スライド番号に斜線が表示されたことを確認

「非表示スライドに設定(H)」をクリックすると、スライドのサムネイル上のスライド番号に斜線が入ります。

この斜線が、スライドが非表示に設定されていることを示す目印です。スライドショー実行時には、このスライドは自動的にスキップされます。

スライド番号に斜線が入り非表示設定が完了した状態
設定後、左側のスライド番号に斜線が入っていることを確認してください。

複数のスライドをまとめて非表示にする方法

複数のスライドをまとめて非表示にする場合は、CtrlキーまたはShiftキーを使って複数のスライドを選択してから、右クリックメニューで「非表示スライドに設定」を選択します。

  1. Ctrlキーを押しながら非表示にしたい複数のスライドを選択(離れたスライドを選択する場合)
    またはShiftキーを押しながら最初と最後のスライドを選択(連続したスライドを選択する場合)
  2. 選択したスライドのいずれかを右クリック
  3. メニューから「非表示スライドに設定(H)」をクリック
  4. 選択したすべてのスライドに斜線が表示されたことを確認

それでは、実際の画面を見ながら詳しい手順を解説していきます。

STEP
非表示にしたい複数のスライドを選択

まず、非表示にしたい複数のスライドを選択してください。

離れた位置にあるスライドを選択する場合は、Ctrlキーを押しながら各スライドのサムネイルをクリックしてください。

連続した複数のスライドを選択する場合は、最初のスライドをクリックした後、Shiftキーを押しながら最後のスライドをクリックしてください。その間にあるすべてのスライドが選択されます。

選択したスライドは、サムネイルの周囲に枠が表示されます。

CtrlキーまたはShiftキーを使って複数のスライドを選択している画面
Ctrlキーを押しながらクリックすると、離れたスライドを複数選択できます。
STEP
選択したスライドのいずれかを右クリックして「非表示スライド」を選択

次に、選択したスライドのいずれか1つを右クリックしてください。

右クリックすると、スライドの操作メニューが表示されます。

表示されたメニューから「非表示スライド(H)」をクリックしてください。

複数選択したスライドを右クリックして非表示スライドに設定する画面
複数選択した状態で右クリックし、同様に「非表示スライドに設定」を選択します。
STEP
選択したすべてのスライドに斜線が表示されたことを確認

「非表示スライド(H)」をクリックすると、選択したすべてのスライドのサムネイル上のスライド番号に斜線が入ります。

この斜線が、スライドが非表示に設定されていることを示す目印です。

複数のスライド番号に斜線が入りまとめて非表示になった状態
選択したすべてのスライドが一括で非表示になります。

非表示にしたスライドを再表示する方法

非表示に設定したスライドを再び表示するには、再度同じ操作を行います。非表示スライドを選択して右クリックし、「スライドの表示(H)」をクリックすることで、非表示設定が解除されます。

  1. 再表示したいスライドのサムネイル(斜線が入っているスライド)を右クリック
  2. メニューから「スライドの表示(H)」をクリック
  3. スライド番号の斜線が消えたことを確認

それでは、実際の画面を見ながら詳しい手順を解説していきます。

STEP
再表示したいスライドのサムネイルを右クリックして「スライドの表示」を選択

まず、画面左側のスライド一覧から、再表示したいスライド(スライド番号に斜線が入っているスライド)のサムネイルを右クリックしてください。

複数のスライドをまとめて再表示する場合は、CtrlキーまたはShiftキーを使って複数のスライドを選択してから右クリックしてください。

右クリックすると、スライドの操作メニューが表示されます。

表示されたメニューから「スライドの表示(H)」をクリックしてください。

非表示スライドに対して再度この操作を行うと、非表示設定が解除されます。

非表示スライドを右クリックしてスライドの表示を選択する画面
元に戻すときは、非表示スライドを右クリックして「スライドの表示(H)」をクリックします。
STEP
スライド番号の斜線が消えたことを確認

「スライドの表示(H)」をクリックすると、スライドのサムネイル上のスライド番号から斜線が消えます。

これで、スライドが通常の表示状態に戻り、スライドショー実行時にも表示されるようになります。

スライド番号の斜線が消えて再表示された状態
番号の斜線が消えれば、再表示(非表示解除)は完了です。

非表示スライドのプレゼン・印刷時の注意点

スライドを非表示にした後、実際にプレゼンや印刷をする際には、いくつか知っておくべき動作の違いがあります。特に印刷時の挙動は多くの方が誤解しやすいポイントです。

プレゼン時の動作(非表示にしたスライドは自動スキップ)

非表示に設定したスライドは、スライドショー実行時に自動的にスキップされます。プレゼン相手には非表示スライドの存在が分からないため、相手に応じて見せるスライドを調整したい場合に便利です。

スライドショーを実行すると、非表示に設定したスライドは表示されずに次のスライドに進みます。

例えば、スライド1、2、3、4があり、スライド3を非表示にした場合、プレゼン時は「スライド1 → スライド2 → スライド4」の順に表示されます。

スライド番号も自動的に調整されるため、プレゼン相手にはスライドが飛んだことが分かりません。

その他の補足情報
  • 非表示スライドに設定したアニメーションや画面切り替え効果は実行されません
  • ハイパーリンクを使えば非表示スライドにジャンプすることも可能です
  • プレゼン中に非表示スライドを一時的に表示する方法は以下の3つです。
    ・画面下部の「スライド X/Y」をクリックしてスライド一覧から選択する方法
    ・キーボードで非表示スライドの番号を入力してEnterを押す方法
    ・画面を右クリックして「すべてのスライド」を選択し、スライド一覧から選択する方法

非表示にしても印刷時は設定を変更しないと印刷される

非表示に設定したスライドでも、デフォルトではそのまま印刷されます。配布資料やPDF化する際に非表示スライドを含めたくない場合は、印刷設定で「非表示スライドを印刷する」のチェックを外す必要があります。

スライドを非表示にしても、印刷やPDF化では自動的に除外されません。プレゼン用に非表示にしたスライドが配布資料に含まれてしまうトラブルが多く発生しています。

非表示スライドを印刷しないようにするには、「ファイル」→「印刷」を開き、「すべてのスライドを印刷」をクリックして「非表示スライドを印刷する」のチェックを外してください

PowerPointの印刷設定ですべてのスライドを印刷メニューを開いた画面
「印刷」>「すべてのスライドを印刷」を開き、「非表示スライドを印刷する」のチェックを外します。

PDF化する場合も同様です。「ファイル」→「エクスポート」→「PDF/XPSの作成」から「オプション(O)」で「非表示スライドを印刷する」のチェックを外してください。

PDFエクスポート時のオプション設定で非表示スライドを除外する画面
エクスポート機能でPDF化する場合も、「オプション」から同様のチェックを外す必要があります。

この設定は印刷・PDF化のたびに確認する必要があります。PowerPointはこの設定を記憶しないため、次回印刷時も同じ手順で設定してください。

PowerPointで特定のスライドを非表示にする方法に関するよくある質問と答え

PowerPointで特定のスライドを非表示にする方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

PowerPointでスライドを非表示にする方法は?

スライド一覧で非表示にしたいスライドのサムネイルを右クリックし、メニューから「非表示スライドに設定(H)」をクリックします。スライド番号に斜線が入れば設定完了です。

非表示にしたスライドはプレゼン中にどうなる?

スライドショー実行時に自動的にスキップされます。非表示スライドの前後のスライドが続けて表示されるため、聞き手には非表示スライドの存在が分かりません。

複数のスライドをまとめて非表示にできる?

できます。Ctrlキーを押しながら離れたスライドを複数クリック、またはShiftキーを押しながら連続したスライドの最初と最後をクリックして選択し、右クリックメニューから「非表示スライドに設定」を選択してください。

非表示スライドを再表示する方法は?

非表示スライド(スライド番号に斜線が入っているスライド)を右クリックし、メニューから「スライドの表示(H)」をクリックします。斜線が消えれば再表示完了です。

非表示にしたスライドは印刷される?

はい、デフォルト設定では印刷されます。印刷時に「すべてのスライドを印刷」メニューから「非表示スライドを印刷する」のチェックを外す必要があります。

詳しくは「非表示にしても印刷時は設定を変更しないと印刷される」をご覧ください。

スライドを非表示にするのはどんな場面?

相手に応じてプレゼン内容を調整したい場合、質疑応答用のバックアップスライドを用意したい場合、詳細な補足資料を必要に応じて見せたい場合などに便利です。

プレゼン中に非表示スライドを一時的に見せられる?

できます。画面下部の「スライド X/Y」をクリックしてスライド一覧から選択、またはキーボードでスライド番号を入力してEnterを押す、画面を右クリックして「すべてのスライド」から選択する方法があります。

詳しくは「プレゼン時の動作(非表示にしたスライドは自動スキップ)」をご覧ください。

非表示設定はファイルに保存される?

はい、保存されます。PowerPointファイルを閉じて再度開いても、非表示設定は維持されます。

非表示スライドのショートカットキーはある?

スライドを選択した状態でAltSHのキー操作で非表示にできます。ただし、右クリックメニューからの操作の方が一般的です。

スライドを削除するのと非表示にするのはどう違う?

削除するとスライドが完全になくなりますが、非表示はスライドが残ったまま一時的に表示しない設定です。必要に応じて簡単に再表示できます。

スライドを非表示にしたらファイルの容量は小さくなる?

いいえ、小さくなりません。非表示設定はスライドを「表示しない」だけで、スライド自体はファイル内に残っているため、ファイルサイズは変わりません。

ファイルの容量を減らしたい場合は「【PowerPoint】ファイルサイズ(容量)を小さくする方法」を参考にしてください。

PowerPointをセーフモードで起動すると非表示スライドはどうなる?

PowerPointをセーフモードで起動してもスライドの非表示設定は維持されます。

非表示スライドは、通常モードと同様にスライド番号に斜線が表示され、スライドショー実行時にスキップされます。セーフモードは起動時のアドインなどを無効化するだけで、スライドの設定には影響しません。

古い形式(.ppt)のファイルでもスライドを非表示にできる?

はい、できます。PowerPoint 97-2003形式(.ppt)でも、新しい形式(.pptx)と同様にスライドを右クリックして「非表示スライドに設定」を選択することで非表示にできます。操作方法や動作も同じです。

ただし、古い形式(.ppt)では互換性がない機能もあるため早めに新しい形式(.pptx)に変換することをおすすめします。

Web版のPowerPointでもスライドを非表示にできる?

はい、できます。PowerPoint for the web(Web版PowerPoint)でも、左側のナビゲーションウィンドウからスライドを右クリックして「非表示スライドに設定」を選択することで、同様に非表示設定が可能です。

スライドを完全に隠して他の人に見られないようにできる?

いいえ、非表示設定だけでは完全に隠すことはできません。非表示スライドはファイルを開けば誰でも確認できます。

完全に見せたくない情報がある場合は、スライドを削除するか、機密情報を含まない別ファイルとして保存してから共有してください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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公式情報・関連資料と検証環境
公式情報・関連資料
実行環境詳細と検証日
  • OS:Windows 11 Home 25H2(64bit)
    ※本記事の手順は Windows11 Home / Pro / Enterpriseで共通です(ポリシーで制限された環境を除く)。
  • ハードウェア:Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H (1.40 GHz) / 32GB RAM
  • PowerPoint:Microsoft 365 MSO (バージョン 2511 ビルド 16.0.19426.20186) 64 ビット
  • 最終検証日:2026年2月6日
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この記事を書いた人

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社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
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