【Excel】緑の三角・エラーインジケーターを一括で消す方法

この記事では、Excelでセルの左上に表示される緑の三角(エラーインジケーター)を一括で消す方法を解説します。

社員番号や郵便番号を文字列で入力した表に、緑の三角がずらりと並んで見づらくなったことはないでしょうか。1つずつ消していくのは手間がかかり、かといって何のマークなのか分からないと、消してよいのか迷ってしまいます。

情シスとして社内PCのサポートをしていると、「セルの左上に出る緑のマークを消したい」と相談を受けることがあります。実際に試したところ、対象のセルをまとめて選択してから「エラーを無視する(I)」をクリックすれば、1回の操作ですべての緑の三角が消えました。

この記事では、いま表示されている三角をまとめて消す手順に加え、今後勝手に出ないようにする設定や、そもそも表示される原因・仕様の違いまで整理しています。

目次

Excelの緑の三角(エラーインジケーター)を一括で消す方法

Excelの緑の三角(エラーインジケーター)は、対象のセルをまとめて選択し、「エラーを無視する(I)」をクリックすると一括で消せます。設定は変えずに、セル内の緑の三角だけを消したい場合に向いています。

  1. 緑の三角が表示されているセルをすべて選択する
  2. 緑の三角にマウスカーソルを合わせる
  3. 表示された「エラーを無視する(I)」をクリックする

実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。

STEP
緑の三角が表示されているセルをすべて選択する

緑の三角が表示されているセルを、ドラッグしてすべて選択してください。

Excelの緑の三角(エラーインジケーター)を一括で消すため、緑の三角が付いたセル範囲をドラッグしてすべて選択しているスクリーンショット
緑の三角が表示されているセルをまとめて選択する
STEP
緑の三角にカーソルを合わせて「エラーを無視する」をクリックする

セルを選択したまま、緑の三角にマウスカーソルを合わせてください。「数値が文字列として保存されています」と書かれた画面が表示されます。

表示された画面の「エラーを無視する(I)」をクリックしてください。

文字列として入力された数値を計算に使いたい場合は、「数値に変換する」をクリックすると数値に直せます。

選択したセルの緑の三角にカーソルを合わせて「数値が文字列として保存されています」の画面を開き、「エラーを無視する(I)」をクリックしているスクリーンショット
緑の三角にカーソルを合わせて「エラーを無視する(I)」をクリックする
STEP
緑の三角がまとめて消えたことを確認する

「エラーを無視する(I)」をクリックすると、選択していたすべてのセルから緑の三角が消えます。これで緑の三角の一括削除が完了します。

「エラーを無視する」を実行したあと、選択していたセル範囲から緑の三角がすべて消えているスクリーンショット
選択した10個のセルの緑の三角が、1回の操作でまとめて消える

Excelで緑の三角(エラーインジケーター)を今後表示させない方法

緑の三角(エラーインジケーター)を今後表示させないようにするには、「Excel のオプション」の「数式」で設定を変更します。すべて表示させない方法と、一部のエラーだけ表示させない方法があります。

すべての緑の三角を表示させない方法(エラーチェックをオフにする)

緑の三角をすべて表示させないようにするには、「数式」の「バックグラウンドでエラー チェックを行う(B)」のチェックを外します。どの種類のエラーにも緑の三角を付けたくない場合に向いています。

  1. 「ファイル」→「その他...」→「オプション」をクリックする
  2. 左側の「数式」をクリックする
  3. 「バックグラウンドでエラー チェックを行う(B)」のチェックを外して「OK」をクリックする

実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。

STEP
「ファイル」をクリックする

Excelを開き、画面左上の「ファイル」をクリックしてください。

緑の三角が表示されたExcelの画面で、今後表示させない設定を開くために左上の「ファイル」をクリックしているスクリーンショット
設定を変えるため、左上の「ファイル」をクリックする
STEP
「その他...」から「オプション」をクリックする

「ファイル」をクリックすると、Excelのホーム画面が表示されます。

画面左下の「その他...」をクリックし、表示されたメニューから「オプション」をクリックしてください。

「その他...」や「オプション」が見当たらない場合は「【Word/Excel/PowerPoint】「オプション」はどこ?表示されない場合の対処法」をご覧ください。

Excelのホーム画面で左下の「その他...」をクリックし、表示されたメニューから「オプション」をクリックしているスクリーンショット
左下の「その他...」を開き、「オプション」をクリックする
STEP
「Excel のオプション」で「数式」をクリックする

「オプション」をクリックすると、「Excel のオプション」が表示されます。

左側の「数式」をクリックしてください。

Excel のオプションの全般が表示された画面で、左側の一覧から「数式」をクリックしているスクリーンショット
「Excel のオプション」の左側で「数式」をクリックする
STEP
「バックグラウンドでエラー チェックを行う(B)」のチェックを外す

「数式」をクリックすると、数式の計算やエラー チェックに関する設定が表示されます。

「エラー チェック」にある「バックグラウンドでエラー チェックを行う(B)」のチェックを外し「OK」をクリックしてください。

Excel のオプションの数式で、エラー チェックの「バックグラウンドでエラー チェックを行う(B)」のチェックを外し、「OK」をクリックしているスクリーンショット
「バックグラウンドでエラー チェックを行う(B)」のチェックを外して「OK」をクリックする
STEP
緑の三角が表示されなくなったことを確認する

「OK」をクリックすると、シート上の緑の三角が表示されなくなります。これで緑の三角を表示させない設定が完了します。

この設定では、数式の結果がエラーになったセルなどにも緑の三角が付かなくなります。エラーを見落としたくない場合は、特定の緑の三角だけを表示させない方法を使ってください。

バックグラウンドのエラー チェックをオフにしたあと、文字列の数値を入力したセル範囲に緑の三角が表示されていないスクリーンショット
エラー チェックをオフにすると、シート上の緑の三角が表示されなくなる

特定の緑の三角だけ表示させない方法(エラーチェックのルールを変更する)

文字列として入力した数値など、特定の種類の緑の三角だけを今後表示させたくない場合は、「エラー チェック ルール」で該当する項目のチェックだけを外してください。チェックを外していない種類のエラーには、これまでどおり緑の三角が表示されます。

  1. 「ファイル」→「その他...」→「オプション」をクリックする
  2. 左側の「数式」をクリックする
  3. 「エラー チェック ルール」で表示させたくない項目のチェックを外す
  4. 「OK」をクリックする
Excel のオプションの数式で、「エラー チェック」と「エラー チェック ルール」の設定箇所を赤枠で囲んでいるスクリーンショット
表示させたくない種類だけチェックを外せる「エラー チェック ルール」

文字列として入力した数値の緑の三角だけを消すなら、「文字列形式の数値、またはアポストロフィで始まる数値(H)」のチェックを外します。どの項目がどの緑の三角に対応するかは、緑の三角が表示される原因の表で確認できます。

セルに緑の三角(エラーインジケーター)が表示される原因

セルの左上に表示される緑の三角は、Excelのエラーチェック機能が、エラーの可能性があると判断したセルに付ける印です。数値を文字列の書式で入力したセルでは「数値が文字列として保存されています」と表示され、入力した値そのものが間違っているわけではありません。

セルの状態対応するエラー チェック ルール
文字列として保存された数値書式を「文字列」にして入力した「10」、先頭にアポストロフィを付けた「'0123」文字列形式の数値、またはアポストロフィで始まる数値(H)
数式の結果がエラーになっている「=1/0」の結果の「#DIV/0!」エラーが発生する数式またはピボットテーブルを含むセル(L)
2桁の年で入力した文字列の日付「'25/1/1」2 桁の年が含まれるセル(Y)
隣の数式と形が違う数式「=D1*2」と「=F1*2」に挟まれた「=E1*3」領域内の他の数式と矛盾する数式(N)
隣にある数値の一部を含まない数式G1〜G3に数値があるのに「=SUM(G1:G2)」と入力領域内のセルを除いた数式(O)
緑の三角が表示されるセルの例と、対応するエラー チェック ルール

文字列として保存された数値は、見た目は同じでもSUM関数の合計から外れます。合計が合わないときは、緑の三角が付いていないか確認してください。

数字の先頭に0を付けるためにセルを文字列にすると緑の三角が表示されますが、「1-1」や「1/2」のように数値として読めない文字は、文字列にしても表示されません。それぞれの入力方法は「エクセルで数字の先頭に0をつける方法 4選」「【Excel】「1-1」が勝手に日付になるのを戻す・回避する方法」で解説しています。

Excelの緑の三角(エラーインジケーター)に関するよくある質問と答え

Excelの緑の三角(エラーインジケーター)に関するよくある質問と答えをまとめました。

Excelで文字列として保存された数値を、まとめて数値に変換するにはどうすればいいですか?

文字列として保存された数値をまとめて数値に変換するには、空いている列にVALUE関数を使います。
たとえばA列の数値を直す場合は、隣のセルに「=VALUE(A1)」と入力して下までコピーすると、計算に使える数値になります。ただし「0123」のように先頭に0がある値は「123」になり、先頭の0は消えます。Microsoftの文字列として保存されている数値を数値に変換するでも、VALUE関数を使う方法が案内されています。

Excelでセルの書式を「文字列」から「標準」に変えたのに、緑の三角が消えません。

セルの書式を「標準」に変えただけでは、すでに入力されている値は文字列のままなので、緑の三角も消えません。書式を「標準」にしたあと、セルの値を入力し直すと数値として保存され、緑の三角が消えます。
対象のセルが多い場合は、入力し直す代わりにVALUE関数でまとめて数値に変換してください。

Excelで文字列として保存された数値は、SUM関数で合計されないのですか?

はい、文字列として保存された数値はSUM関数の合計に含まれません。
文字列の「10」と「20」だけの範囲をSUM関数で合計すると、結果は0になります。ただし「=A1+A2」のように演算子でつないだ場合は数値として計算されるため、同じ表の中でも計算方法によって結果が変わります。合計が合わないときは、セルの左上に緑の三角が表示されていないか確認してください。

Excelで緑の三角(エラーインジケーター)が表示されない・出ないのはなぜですか?

緑の三角が表示されない場合は、「Excel のオプション」の「数式」で「バックグラウンドでエラー チェックを行う(B)」のチェックが外れていないか確認してください。
このチェックがオンでも、「エラー チェック ルール」で該当する項目のチェックが外れていると、その種類の緑の三角は表示されません。

Excelの緑の三角(エラーインジケーター)の色は変えられますか?

はい、緑の三角の色は変更できます。「ファイル」→「その他...」→「オプション」を開き、「数式」の「エラー チェック」にある「次の色でエラーを示す(E):」で色を選んでください。

「バックグラウンドでエラー チェックを行う」をオフにすると、ほかのブックや別の人のExcelにも反映されますか?

「バックグラウンドでエラー チェックを行う(B)」はブックごとではなくExcel全体の設定なので、同じPCのExcelで開くほかのブックにも適用されます。
ファイルに保存される設定ではないため、同じファイルを受け取った人のExcelでは、これまでどおり緑の三角が表示されます。

Excelでセルの書式を「文字列」にしたら、数式が計算されずにそのまま表示されます。

セルの書式設定が「文字列」になっていると、入力した数式が計算されず、文字としてそのまま表示されます。セルの書式設定を「標準」に戻してから、数式を入力し直してください。
詳しくは数式がそのまま表示されるときの対処法をご覧ください。

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  • OS:Windows 11 Home 25H2(64bit)
    ※本記事の手順は Windows11 Home / Pro / Enterpriseで共通です(ポリシーで制限された環境を除く)。
  • ハードウェア:Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H (1.40 GHz) / 32GB RAM
  • Excel:Microsoft 365 MSO (バージョン 2608 ビルド 16.0.20326.20072) 64 ビット
  • 最終検証日:2026年9月15日
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この記事を書いた人

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社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
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