【Windows11】ProかHomeか確認する方法 - Windowsのエディション確認

この記事では、Windows11のエディション(ProかHome)を確認する3つの方法を解説します。

PCのソフトウェアインストールやトラブルシューティングを行う際、自分のPCがProなのかHomeなのか確認が必要になることがあります。しかし、どこで確認すればよいかわからない方も多いでしょう。

ProとHomeの違いについて詳しく知りたい方は、Microsoftの公式サイトでProとHomeエディションの比較表が出ていますので、ぜひご覧ください。

この記事では、設定画面から確認する簡単な方法、winverコマンドを使った最速の方法、PowerShellを使った上級者向けの方法を詳しく解説します。

設定画面から確認する方法なら約30秒で完了し、特別な知識も不要です。実際の操作画面とともに詳しく解説しますので、初心者の方も安心して確認できます。

目次

設定画面からProかHomeか確認する方法(簡単・おすすめ)

Windowsの設定画面から、ProかHomeか確認できます。マウス操作だけで約30秒で完了する、最も簡単な方法です。

確認手順は以下のとおりです。

  1. Windowsキーを押して「設定」をクリック
  2. 「システム」→「バージョン情報」をクリック
  3. 「エディション」欄で「Pro」または「Home」を確認

それでは、実際の画面を見ながら詳しい手順を解説していきます。

STEP
キーボードのWindowsロゴキーを押し、歯車のアイコンの「設定」をクリック

キーボードのWindowsロゴキーを押すか、タスクバーにあるWindowsロゴをクリックしてください。

キーボードのWindowsロゴキーを押すとスタートメニューが表示されます。

その中にある歯車のアイコンの「設定」をクリックしてください。

Windows11のスタートメニューで「設定」を選択する操作画面
スタートメニューから「設定」をクリック
STEP
「システム」をクリック

「設定」をクリックすると、「ホーム」と大きく書かれたWindowsの設定アプリが開きます。

キーボードのWindowsIを押すことでも、Windowsの設定アプリを開けます。
また、Windowsの設定アプリを開くショートカットをデスクトップに作成すると便利です。

左側にある「システム」をクリックしてください。

Windows11の設定アプリで「システム」を選択する操作画面
「システム」をクリック
STEP
一番下までスクロールし、「バージョン情報」をクリック

「システム」をクリックすると、「システム」と大きく書かれた画面に移動します。

その画面を一番下までスクロールし、「バージョン情報」をクリックしてください。

Windows11のシステム設定画面で「バージョン情報」を選択する操作画面
一番下までスクロールし「バージョン情報」をクリック
STEP
Windowsのエディションを確認する

「バージョン情報」をクリックすると、「システムWindowsのバージョン情報」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中でProかHomeか確認することができます。

以下の場合は、Windows11 Homeエディション(バージョン 25H2)であることがわかります。

Windows11のバージョン情報画面でエディション(ProまたはHome)を確認する画面
エディション欄でProかHomeか確認

winverコマンドでProかHomeか確認する方法(最速)

winverコマンドを使うと、約10秒でWindowsのエディション(ProかHome)を確認できます。

「ファイル名を指定して実行」からコマンドを入力するだけなので、設定画面を開く手間が省けます。最速で確認したい方におすすめです。

確認手順は以下のとおりです。

  1. Windowsキー+Rキーを押して、「ファイル名を指定して実行」を開く
  2. 「winver」と入力してOKをクリック
  3. Windowsのエディションを確認する

それでは、実際の画面を見ながら詳しい手順を解説していきます。

STEP
ファイル名を指定し実行でwinverを実行する

まずはキーボードのWindowsキー+Rキーを押して、「ファイル名を指定して実行」と書かれたウィンドウを立ち上げてください。

次に、「ファイル名を指定して実行」と書かれたウィンドウの「名前」と書かれたところに「winver」と入力して「OK」をクリックしてください。

Windowsの設定画面は頻繁に変更されますが、「ファイル名を指定して実行」のショートカットキー(Win+R)とコマンドは、アップデートでも変わらず使える確実な方法です。
「ファイル名を指定して実行」で使用できるその他のコマンドについては、こちらの「ファイル名を指定して実行で使えるコマンド一覧 - Windows 11」で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

「ファイル名を指定して実行」ウィンドウにwinverと入力してOKをクリックする操作画面
winverと入力して「OK」をクリック
STEP
Windowsのエディションを確認する

「OK」をクリックすると、「Windowsのバージョン情報」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中でProかHomeか確認することができます。

以下の場合は、Windows11 Homeエディション(バージョン 25H2)であることがわかります。

winverウィンドウでWindowsのエディション(ProまたはHome)を確認する画面
winverウィンドウでProかHomeか確認

PowerShellコマンドでProかHomeか確認する方法(上級者向け)

PowerShellを使用すると、コマンド一行でWindowsのエディション(ProかHome)を確認できます。

システム情報画面を開く手間を省きたい上級者向けの方法です。

wmicコマンドはWindows11では非推奨となり削除されている場合があります。

PowerShellはWindows11に標準搭載されており、ユーザー権限で実行できます。 PowerShellを起動し、以下のコマンドを入力してEnterキーを押してください。
※PowerShellの起動は、Win+Rで「powershell」と入力してOKをクリックします。

Get-CimInstance -ClassName Win32_OperatingSystem | Select-Object Caption

コマンドを実行すると、以下のようにエディション情報が表示されます。

PowerShellでGet-CimInstanceコマンドを実行してエディションを確認する画面
PowerShellでProかHomeか確認

Windows11がProかHomeか確認する方法に関するよくある質問と答え

最後にWindows11がProかHomeか確認する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

Windows11のHomeとProの違いは何ですか?

Homeは個人向けの標準エディションで、Proは企業向けの上位エディションです。
ProとHomeの違いについて詳しく知りたい方は、Microsoftの公式サイトでProとHomeエディションの比較表が出ていますので、ぜひご覧ください。

HomeからProにアップグレードできますか?

はい、Microsoftストアからライセンスを購入することで、HomeからProにアップグレードできます。
詳しい手順は「【Windows11】HomeからProへ!アップグレード手順と料金を徹底解説」で解説していますので、ぜひご覧ください。

会社のPCがProかHomeか確認したいのですが?

この記事で紹介している3つの方法のいずれかで確認できます。最も簡単なのは、設定画面から確認する方法です。会社のPCの場合、ほとんどがProエディションですが、企業によってはEnterpriseやEducationエディションを使用している場合もあります。

ProとHomeのどちらを買うべきですか?

個人利用であればHomeで十分です。Proが必要になるのは、会社のドメインに参加する必要がある、リモートデスクトップのホスト機能を使いたいなど、特定の企業向け機能が必要な場合のみです。

Enterpriseエディションとは何ですか?

Enterpriseは、大企業向けのボリュームライセンス専用エディションです。
Proの機能に加えて、さらに高度なセキュリティ機能や管理機能が追加されています。一般のユーザーや小規模企業では購入できず、Microsoftとボリュームライセンス契約を結んだ企業のみが使用できます。

Educationエディションとは何ですか?

Educationは、教育機関向けのエディションです。
Enterpriseとほぼ同等の機能を持ち、学校や大学などの教育機関が利用できます。学生や教職員に配布されるPCで使用されることが多く、一般販売はされていません。

中古PCを買ったのですがエディションが不明です

この記事で紹介している方法で確認してください。
中古PCの場合、Proエディションのシールが貼られていても、実際にはHomeがインストールされている場合があります。購入後は必ず設定画面またはwinverコマンドで実際のエディションを確認することをおすすめします。

エディションを偽装することはできますか?

いいえ、エディションの偽装や不正な変更はライセンス違反であり、推奨されません。
Windowsのエディションは、ライセンスキーによって決定されます。正規のライセンスキーを購入せずにエディションを変更することは、Microsoftの利用規約違反となります。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。
環境によって結果が異なる場合がありますので、参考のうえご利用ください。

誤りのご指摘・追記のご要望・記事のご感想は、記事のコメント欄またはこちらのお問い合わせフォームからお寄せください。個人の方向けには、トラブルの切り分けや設定アドバイスも実施します。

※Microsoft、Windows、Adobe、Acrobat、Creative Cloud、Google Chromeほか記載の製品名・サービス名は各社の商標または登録商標です。

公式情報・関連資料と検証環境
公式情報・関連資料
実行環境詳細と検証日
  • OS:Windows 11 Home 25H2(64bit)
    ※本記事の手順は Windows11 Home / Pro / Enterpriseで共通です(ポリシーで制限された環境を除く)。
  • ハードウェア:Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H (1.40 GHz) / 32GB RAM
  • 最終検証日:2025年10月12日
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この記事を書いた人

情シスの自由帳管理人のアバター 情シスの自由帳管理人 情シスの自由帳管理人

社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
「情シスの自由帳」では、パソコンが苦手な方や新人の社内SEの方、テレワーク中に困りごとがある方に向けて、実務経験に基づいた再現性の高い解説を心がけています。

【基本検証環境】
Windows 11 Home(64bit)/Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H(1.40GHz)/32GB RAM

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