エクセルで条件付き書式をコピーする方法

エクセルで条件付き書式をコピーして貼り付けるには、書式をコピーしたいセルとコピーし、貼り付けたい場所に[書式]として貼り付けます。
エクセルの条件付き書式は複雑になればなるほど、もう1回作り直すのは非常に面倒です。
そこで、この記事ではエクセルで条件付き書式をコピーする方法を詳しく解説します。

目次

書式として貼り付ける方法

一番簡単なのが条件付き書式が入っているセルをコピーして、書式として貼り付ける方法です。

サンプルデータ
サンプルデータ

今回はこちらのサンプルデータを使って解説していきます。
「1月の幸福度合い」の列にはいっている条件付き書式を、「2月の幸福度合い」の列にコピーしていきます。

※エクセルでは、列=縦、行=横です。
ひらがなの「れつ」と「ぎょう」の頭文字である「れ」と「ぎ」の1画目が、「れ」は縦線、「ぎ」は横線なので、ひらがなの1画目で覚えるのがオススメです。

サンプルデータ
サンプルデータ

サンプルデータの1月の幸福度合いの列には、30以上の場合は背景を赤色にするという条件付き書式が入っています。

書式として貼り付ける方法のメリットとデメリット

書式として貼り付けるメリットは、操作が簡単であることと、シートやブックを跨いだ複製が可能だということです。
一方のデメリットとしては、罫線や文字のフォント等、条件付き書式以外の書式も複製されてしまいます。

貼り付け方 その1 「%」のマークをクリックして貼付け

貼り付け方 その1 「%」のマークをクリックして貼付け
貼り付け方 その1 「%」のマークをクリックして貼付け

条件付き書式が入ってるセルをコピーし、貼り付けたい先を[右クリック]してください。
[右クリック]をすると右下に向かってメニューが展開されます。

そのメニューの中の[貼付けオプション]の中に[%]のマークがあるので、それをクリックしてください。
これで条件付き書式が入ってるセルの書式が貼り付けられます。この結果は貼り付け方1~3どれでも一緒です。

貼り付け方 その2 形式を選択して貼付ける

貼り付け方 その2 形式を選択して貼付ける
貼り付け方 その2 形式を選択して貼付ける

条件付き書式が入ってるセルをコピーし、貼り付けたい先を[右クリック]してください。
[右クリック]をすると右下に向かってメニューが展開されます。

展開されたメニューの中の[貼付けオプション]に[形式を選択して貼付け]があるので、それをクリックしてください。
[形式を選択して貼付け]をクリックすると、[形式を選択して貼付け]ウィンドウが開きます。
[形式を選択して貼付け]ウィンドウの中にある[書式(T)]にチェックを入れて、[OK]をクリックしてください。

これで条件付き書式が入ってるセルの書式が貼り付けられます。この結果は貼り付け方1~3どれでも一緒です。

貼り付け方 その3 ホームタブの[貼付け]から貼り付ける

貼り付け方 その3 ホームタブの[貼付け]から貼り付ける
貼り付け方 その3 ホームタブの[貼付け]から貼り付ける

条件付き書式が入ってるセルをコピーし、貼り付けたい先をクリックしてください。
次に、エクセルの左上にあるホームタブから[貼付け]の下にある矢印をクリックしてください。
矢印をクリックすると、下にメニューが展開されるので、その中にある「%」のマークをリックしてください。

これで条件付き書式が入ってるセルの書式が貼り付けられます。この結果は貼り付け方1~3どれでも一緒です。

条件付き書式のルールの管理からコピーする方法

上段ではコピー&ペーストで条件付き書式を複写する方法を解説しましたが、こちらでは条件付き書式のルール範囲を広げることで複写する方法を解説します。

条件付き書式のルールの管理からコピーする方法のメリット・デメリット

条件付き書式のルール範囲を広げることで複写する場合は、罫線や文字のフォント等、条件付き書式以外の情報を複写することなく、純粋に条件付き書式だけを複製することが可能です。
一方で、シートやブックを跨いだ複写をすることができないというデメリットもあります。

条件付き書式のルールの範囲を広げる方法

条件付き書式のルールの範囲を広げる方法
条件付き書式のルールの範囲を広げる方法

エクセルの左上にあるホームタブを開き、右の方にある[条件付き書式]をクリックしてください。
[条件付き書式]をクリックすると、下に向かってメニューが伸びます。
その中にある[ルールの管理]をクリックしてください。

条件付き書式のルールの範囲を広げる方法
条件付き書式のルールの範囲を広げる方法

[ルールの管理]をクリックすると、[条件付き書式ルールの管理]と書かれたウィンドウが開きます。
ここには、今指定されている条件付き書式と、その条件付き書式の適用範囲が書かれています。
ここから条件付き書式の適用範囲を広げていきます。

条件付き書式のルールの範囲を広げる方法
条件付き書式のルールの範囲を広げる方法

適用先に書かれている範囲の最後をクリックし、Ctrlキーを押しながら書式をコピーしたい範囲を選択してください。
Ctrlキーを押しながら選択しないと、条件付き書式の適用範囲が動き、元々条件付き書式が適用されていた範囲から条件付き書式が外れてしまいます。

条件付き書式のルールの管理からコピーする方法
条件付き書式のルールの管理からコピーする方法

これまで適用されていた範囲「$C$3:$C$22」の最後尾に、今回複写したい範囲が追加され、適用先が拡大されます。
「$C$3:$C$22,$G$3:$G$16
範囲が正常に拡大されたら、[適用]→[OK]で[条件付き書式ルールの管理]と書かれたウィンドウを閉じます。

条件付き書式のルールの管理からコピーする方法
条件付き書式のルールの管理からコピーする方法

これで正しく条件付き書式がコピーされたことを確認できます。

条件付き書式の削除(クリア)方法

最後に、設定した条件付き書式を一部または全部削除する方法を解説します。

条件付き書式の削除(クリア)方法
条件付き書式の削除(クリア)方法

[条件付き書式]を削除したいセルを選択し、エクセルの左上にあるホームタブを開き、右の方にある[条件付き書式]をクリックしてください。
[条件付き書式]をクリックすると、下に向かってメニューが伸びます。その中にある[ルールのクリア]をクリックしてください。
[ルールのクリア]をクリックすると、右にメニューが展開され、[選択したセルからルールをクリア]、[シート全体からルールをクリア]、 [このブックからルールをクリア]、 [このピボットテーブルからルールをクリア]の4項目を選択できます。

それぞれ用途に応じた項目をクリックすることで、その範囲の条件付き書式を削除することができます。

最後までご覧いただきありがとうございました。
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