エクセルやワード2013まで全画面にするためのボタンがありましたが、2013以降のバージョンでは消えてしまいました。
しかし、2013以降でも全画面表示はすることが可能です。
この記事では以下の内容について詳しく解説していきます。
- エクセル、ワードを全画面表示にする
- エクセル、ワードの全画面表示を元の画面に戻す
- エクセル、ワードのリボンに全画面表示コマンドを追加する
基本的な動作は全て同じですが、画面が若干異なるため、それぞれにわけて詳しく解説していきます。
エクセルを全画面表示にする方法
ここからはエクセルを全画面表示にする方法を詳しく解説していきます。
エクセルを全画面表示に切り替えるには、エクセルを開いている状態でキーボードの[Windowsキー]+[Alt]+[V]+[U] を押します。

ワードを開いている状態でキーボードの[Windowsキー]+[Alt]+[V]を押してください。

キーボードの[Windowsキー]+[Alt]+[V]を押すと、エクセルの上部に「Office のアクセスキー:Alt, V, 続けて以前のバージョンの Office のメニューキー シーケンスを入力します。取り消す場合は Escキーを押してください」とメッセージが表示されます。

メッセージが表示されている状態でキーボードの[U]を押します。

これでエクセルが全画面表示になります。
エクセルの全画面表示を通常画面に戻す方法
全画面表示になっているエクセルのウィンドウを通常の画面に戻す方法は2通りあります。
全画面表示になった画面上の余白部分をダブルクリックする

全画面表示になっているウィンドウの一番上の空白部分をクリックすることで、全画面表示になっているワードのウィンドウが通常の画面に戻ります。
キーボードの[ESC]キーを押す

全画面表示になっているウィンドウを開いた状態でキーボードの[ESC]キーを押すことで、全画面表示になっているエクセルのウィンドウが通常の画面に戻ります。
リボンなどが全て表示されない時は、何かのはずみでエクセルが全画面表示になっている可能性があります。
その時もキーボードの[ESC]キーを押してみてください。
エクセルのリボンに全画面表示コマンドを追加する
ここからは、エクセルを全画面表示に切り替えるためのショートカットをエクセルのリボン上に表示させていきたいと思います。

まずは、エクセルを開き、[表示]タブ内の空白部分を[右クリック]してください。
下に向かってメニューが表示されるので、その中にある[リボンのユーザー設定]をクリックしてください。

[リボンのユーザー設定]をクリックすると、「Excelのオプション」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
「コマンドの選択」と書かれたブルダウンメニューから[リボンにないコマンド]を選択してください。

ブルダウンメニューで[リボンにないコマンド]を選択すると、リストの中に[全画面表示(全画面表示の切替)]と書かれた項目が出現するので、それを選択してください。
かなり下の方にあるのでスクロールしながらよく探してみてください。
次に、右側の「リボンのユーザー設定(B)と書かれた枠の下にある[新しいグループ(N)]をクリックしてください。
新しいグループを作成せずに追加しようとした場合、「コマンドは、設定のグループに追加する必要があります。グループを作成するには、リストからタブを選択し、[新しいグループ]をクリックします。」とエクセルから警告メッセージが表示されます。
このメッセージが表示されたら[OK]をクリックして、メッセージを閉じてください。

[新しいグループ(N)]をクリックすると、右側の「リボンのユーザー設定(B)と書かれた枠の中に「新しいグループ(ユーザー設定)」と書かれた項目が追加されます。
この名前だと何の機能かわかりにくいため、[名前の変更(M)]をクリックして名前を変更します。

「表示名」と書かれた枠にわかりやすい名前を入力し、[OK]をクリックしてください。
※ここでは、「全画面表示」という名前にしています。

グループの名前の変更が終わると、「Excelのオプション」内に書かれている[追加(A)]をクリックしてください。
[追加(A)]をクリックする時に、左側は[全画面表示(全画面表示の切替)]、右側は先程名前を付けた[全画面表示]が選択されていることを確認してください。
[全画面表示(全画面表示の切替)]が右側に追加されたのを確認し、右下にある[OK]をクリックしてください。

[OK]をクリックすると、「Excelのオプション」画面が閉じ、リボン上に[全画面表示の切替]ボタンが追加されます。
ワードを全画面表示にする方法
ここからはワードを全画面表示にする方法を詳しく解説していきます。
ワードを全画面表示に切り替えるには、ワードを開いている状態でキーボードの[Windowsキー]+[Alt]+[V]+[U] を押します。

ワードを開いている状態でキーボードの[Windowsキー]+[Alt]+[V]を押してください。

キーボードの[Windowsキー]+[Alt]+[V]を押すと、ワードの上部に「Office のアクセスキー:Alt, V, 続けて以前のバージョンの Office のメニューキー シーケンスを入力します。取り消す場合は Escキーを押してください」とメッセージが表示されます。

メッセージが表示されている状態でキーボードの[U]を押します。

これでワードが全画面表示になります。
ワードの全画面表示を通常画面に戻す方法
ワードを全画面表示から通常画面に戻すには、キーボードの[ESC]キーを押します。

全画面表示になっているウィンドウを開いた状態でキーボードの[ESC]キーを押すことで、全画面表示になっているワードのウィンドウが通常の画面に戻ります。
リボンなどが全て表示されない時は、何かのはずみでワードが全画面表示になっている可能性があります。
その時もキーボードの[ESC]キーを押してみてください。
ワードのリボンに全画面表示コマンドを追加する
ここからは、ワードを全画面表示に切り替えるためのショートカットをエクセルのリボン上に表示させていきたいと思います。

まずは、ワードを開き、[表示]タブ内の空白部分を[右クリック]してください。
下に向かってメニューが表示されるので、その中にある[リボンのユーザー設定]をクリックしてください。

[リボンのユーザー設定]をクリックすると、「Wordのオプション」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
「コマンドの選択」と書かれたブルダウンメニューから[リボンにないコマンド]を選択してください。

ブルダウンメニューで[リボンにないコマンド]を選択すると、リストの中に[全画面表示(全画面表示の切替)]と書かれた項目が出現するので、それを選択してください。
かなり下の方にあるのでスクロールしながらよく探してみてください。
次に、右側の「リボンのユーザー設定(B)と書かれた枠の下にある[新しいグループ(N)]をクリックしてください。
新しいグループを作成せずに追加しようとした場合、「コマンドは、設定のグループに追加する必要があります。グループを作成するには、リストからタブを選択し、[新しいグループ]をクリックします。」とワードから警告メッセージが表示されます。
このメッセージが表示されたら[OK]をクリックして、メッセージを閉じてください。

[新しいグループ(N)]をクリックすると、右側の「リボンのユーザー設定(B)と書かれた枠の中に「新しいグループ(ユーザー設定)」と書かれた項目が追加されます。
この名前だと何の機能かわかりにくいため、[名前の変更(M)]をクリックして名前を変更します。

「表示名」と書かれた枠にわかりやすい名前を入力し、[OK]をクリックしてください。
※ここでは、「全画面表示」という名前にしています。

グループの名前の変更が終わると、「Wordのオプション」内に書かれている[追加(A)]をクリックしてください。
[追加(A)]をクリックする時に、左側は[全画面表示(全画面表示の切替)]、右側は先程名前を付けた[全画面表示]が選択されていることを確認してください。
[全画面表示(全画面表示の切替)]が右側に追加されたのを確認し、右下にある[OK]をクリックしてください。

[OK]をクリックすると、「Wordのオプション」画面が閉じ、リボン上に[全画面表示の切替]ボタンが追加されます。
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