【Outlook】必要なメールが迷惑メールに入ってしまう場合の対処法

Outlook - 必要なメールが迷惑メールに入ってしまう場合の対処法

「Outlook で必要なメールが迷惑メールに入ってしまい困っている」
「もしかしたら大事なメールが迷惑メールに紛れてるかも?」

Outlookで必要なメールが迷惑メールフォルダーに振り分けられると、本当に困りますよね。
特に、「必要なメールだけ迷惑メールに入ってしまう」 なんてことになったら、もうパニックです。

この記事では、Outlookで必要なメールが迷惑メールに入ってしまう原因と、今すぐできる具体的な対策をわかりやすく解説します。

この記事を読めば、

  • 今後、必要なメールが迷惑メールに振り分けられるのを防ぐことができる
  • Outlookの迷惑メール対策がバッチリになり、仕事効率がグーンとアップ

「迷惑メールフィルター」の仕組みから、必要なメールが迷惑メールに振り分けられないように設定する方法まで、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

目次

必要なメールが迷惑メールに入ってしまう場合の対処法

Outlookで必要なメールが誤って迷惑メールに振り分けられると困りますよね。

対策としては、主に以下の3つの方法があります。

  1. 対象の送信元アドレスを「信頼できる差出人リスト」に登録する
    Outlookの「信頼できる差出人リスト」に、迷惑メール扱いされた送信元アドレスを追加します。
    これにより、今後同じアドレスからのメールが迷惑メールフォルダーに入る可能性を減らせます。
  2. 対象の送信元アドレスを「受信拒否リスト」から削除する
    誤って受信拒否リストに追加されていないかを確認し、もし登録されていた場合は削除してください。そうすることで、そのアドレスからのメールが正しく受信トレイに届きます。
  3. 「仕分けルール」(自動振り分け機能)を使う
    Outlookの「仕分けルール」を活用すると、特定の送信元アドレスからのメールを自動で受信トレイに振り分けられます。

ここからは、実際のOutlook画面を使いながら、これらの方法を具体的に解説していきます。

操作手順はOutlookのバージョンによって多少異なる場合がありますが、基本的な流れは同じですので参考にしてください。

対象の送信元アドレスを「信頼できる差出人リスト」に登録する

まず、以下の手順で対象の送信元アドレスを「信頼できる差出人リスト」に登録してください。

  1. 迷惑メールに入ってしまうメールを右クリックし、「迷惑メール(J)」をクリック
  2. 「迷惑メールではないメール(N)」をクリック
  3. 「OK」ボタンをクリック

Outlookで迷惑メールに振り分けられた送信元アドレス(またはドメイン)を、「信頼できる差出人リスト」に登録すると、同じアドレスからのメールが今後迷惑メールフォルダーに振り分けられる可能性を大幅に減らせます。

これはOutlook標準の機能で、誤って必要なメールを見逃さないようにするうえで効果的です。

STEP
迷惑メールに入ってしまうメールを右クリックし、「迷惑メール(J)」をクリック

迷惑メールに入ってしまうメールを右クリックし、「迷惑メール(J)」をクリックしてください。

対象の送信元アドレスを「信頼できる差出人リスト」に登録する Step1 迷惑メールに入ってしまうメールを右クリックし、「迷惑メール(J)」をクリック
対象の送信元アドレスを「信頼できる差出人リスト」に登録する Step1 迷惑メールに入ってしまうメールを右クリックし、「迷惑メール(J)」をクリック
STEP
「迷惑メールではないメール(N)」をクリック

「迷惑メール(J)」をクリックすると、右に向かってメニューが展開されます。

その中にある「迷惑メールではないメール(N)」をクリックしてください。

ドメインごと「信頼できる差出人リスト」に登録したい場合は、「差出人のドメイン(@example.com)を拒否しない(D)」をクリックしてください。

対象の送信元アドレスを「信頼できる差出人リスト」に登録する Step2 「迷惑メールではないメール(N)」をクリック
対象の送信元アドレスを「信頼できる差出人リスト」に登録する Step2 「迷惑メールではないメール(N)」をクリック
STEP
「OK」ボタンをクリック

「迷惑メールではないメール(N)」をクリックすると、「迷惑メールではないメールとしてマーク」と書かれたウィンドウが表示されます。

「OK」ボタンをクリックしてください。

「"XXXX"からの電子メールを常に信頼する(F)」にデフォルトでチェックが入っています。
このチェックは外さないでください。

これにより、Outlookが特定の送信元("XXXX")を迷惑メールとして誤判定するリスクを大幅に減らせます。

対象の送信元アドレスを「信頼できる差出人リスト」に登録する Step3 「OK」ボタンをクリック
対象の送信元アドレスを「信頼できる差出人リスト」に登録する Step3 「OK」ボタンをクリック

対象の送信元アドレスを「受信拒否リスト」から削除する

次は、以下の手順で対象の送信元アドレスをOutlookの「受信拒否リスト」から削除してください。

  1. 迷惑メールアイコンをクリックし、「迷惑メールオプション(O)」を選択
  2. 「受信拒否リスト」タブをクリック
  3. 誤って迷惑メールとして扱われている送信元アドレスを選択し、「削除(R)」をクリック
  4. 「OK」ボタンをクリックして設定を保存する

Outlookでは、同じメールアドレスが「信頼できる差出人リスト」と「受信拒否リスト」の両方に登録されていると、必要なメールでも迷惑メールと判断される場合があります。

対象の送信元アドレスを「信頼できる差出人リスト」に登録しても、受信拒否リストから自動的に削除されるわけではないため、受信拒否リストから手動で削除する必要があります。

STEP
迷惑メールアイコンをクリックし、「迷惑メールオプション(O)」を選択

Outlookの「ホーム」タブにある「削除」グループ内の迷惑メールアイコンをクリックしてください。

すると関連メニューが表示されるので、続けて「迷惑メールオプション(O)」を選択してください

Outlookのリボンが折りたたまれて操作しにくい場合は、「【Outlook】リボン(メニューバー)を常に表示する方法|デスクトップ版・Web版対応」をご覧になり、リボンを常に表示に切り替えてください。

対象の送信元アドレスを「受信拒否リスト」から削除する Step1 迷惑メールアイコンをクリックし、「迷惑メールオプション(O)」を選択
対象の送信元アドレスを「受信拒否リスト」から削除する Step1 迷惑メールアイコンをクリックし、「迷惑メールオプション(O)」を選択
STEP
「受信拒否リスト」タブをクリック

「迷惑メールオプション(O)」を選択すると、「迷惑メールのオプション」と書かれたウィンドウが開きます。

その中にある「受信拒否リスト」タブをクリックしてください。

対象の送信元アドレスを「受信拒否リスト」から削除する Step2 「受信拒否リスト」タブをクリック
対象の送信元アドレスを「受信拒否リスト」から削除する Step2 「受信拒否リスト」タブをクリック
STEP
誤って迷惑メールとして扱われている送信元アドレス(本来は信頼できる送信元)を選択し、「削除(R)」をクリック

「受信拒否リスト」タブをクリックすると、Outlookで現在拒否設定されているメールアドレスの一覧が表示されます。

この一覧から、誤って迷惑メールとして扱われている送信元アドレス(本来は信頼できる送信元)を選択し、「削除(R)」をクリックしてください。

対象の送信元アドレスを「受信拒否リスト」から削除する Step3 誤って迷惑メールとして扱われている送信元アドレス(本来は信頼できる送信元)を選択し、「削除(R)」をクリック
対象の送信元アドレスを「受信拒否リスト」から削除する Step3 誤って迷惑メールとして扱われている送信元アドレス(本来は信頼できる送信元)を選択し、「削除(R)」をクリック
STEP
「OK」ボタンをクリックして設定を保存する

「削除(R)」をクリックすると、Outlookの受信拒否リストから誤って迷惑メールと判断されていた送信元アドレス(本来は信頼すべき送信元)が削除されます。

最後に「OK」ボタンをクリックして設定を保存すれば、以降そのアドレスからのメールは迷惑メールとして判定されなくなります。

「適用はクリックしなくていいの?」と思った方はぜひ「OKボタンと適用ボタンの違いについて」をご覧ください。

対象の送信元アドレスを「受信拒否リスト」から削除する Step4 「OK」ボタンをクリックして設定を保存する
対象の送信元アドレスを「受信拒否リスト」から削除する Step4 「OK」ボタンをクリックして設定を保存する

信頼できる差出人のリストの設定を変更する

Outlookの「迷惑メールのオプション」で「信頼できる差出人のリスト」タブを開くと、「連絡先からの電子メールも信頼する(C)」と「電子メールの送信先を自動的に[信頼できる差出人のリスト]に追加する(U)」というオプションが表示されます。

Outlookの「ホーム」タブにある「削除」グループ内の迷惑メールアイコンをクリックし、「迷惑メールオプション(O)」を選択すると、迷惑メールのオプション画面が開きます。

これらにチェックを入れておくと、Outlookが自動的に信頼できる差出人リストを更新し、必要なメールが迷惑メールと誤判定されるリスクを大幅に軽減できます。

信頼できる差出人のリストの設定を変更する
信頼できる差出人のリストの設定を変更する

「仕分けルール」(自動振り分け機能)を使う

基本的には、Outlookで送信元アドレスを「信頼できる差出人リスト」に追加し、同時に「受信拒否リスト」から削除することで、必要なメールが迷惑メールフォルダーに振り分けられるリスクを大幅に下げることができます。

しかし、これらの設定をしてもなお誤判定が起こる場合は、Outlookの「仕分けルール」(自動振り分け機能)を活用してください。

この機能を使えば、特定の送信元から届いたメールを強制的に受信トレイへ振り分ける設定が可能になり、重要なメールの受信漏れを防ぐことができます。

Outlookの「仕分けルール」は、他のPCや同僚と簡単に共有でき、新しいPCへの移行時にも手軽にエクスポート・インポートが可能な点が魅力です。

  1. 迷惑メールに入ってしまうメールを右クリックし、「ルール(S)」をクリック
  2. 「次の差出人からのメッセージを常に移動する:XXXX」をクリック
  3. 移動先のフォルダー(例:受信トレイ)を選択し、右上の「OK」ボタンをクリック

ここからは、Outlookの「仕分けルール」(自動振り分け機能)を活用して、必要なメールが誤って迷惑メールフォルダーに振り分けられないようにする方法を、実際の画面を用いてわかりやすく解説します。

STEP
迷惑メールに入ってしまうメールを右クリックし、「ルール(S)」をクリック

迷惑メールに入ってしまうメールを右クリックし、「ルール(S)」をクリックしてください。

「仕分けルール」(自動振り分け機能)を使う Step1 迷惑メールに入ってしまうメールを右クリックし、「ルール(S)」をクリック
「仕分けルール」(自動振り分け機能)を使う Step1 迷惑メールに入ってしまうメールを右クリックし、「ルール(S)」をクリック
STEP
「次の差出人からのメッセージを常に移動する:XXXX」をクリック

「迷惑メール(J)」をクリックすると、右に向かってメニューが展開されます。

その中にある「次の差出人からのメッセージを常に移動する:XXXX」をクリックしてください。

「仕分けルール」(自動振り分け機能)を使う Step2 「次の差出人からのメッセージを常に移動する:XXXX」をクリック
「仕分けルール」(自動振り分け機能)を使う Step2 「次の差出人からのメッセージを常に移動する:XXXX」をクリック
STEP
移動先のフォルダー(例:受信トレイ)を選択し、右上の「OK」ボタンをクリック

「次の差出人からのメッセージを常に移動する:XXXX」をクリックすると、Outlookの「仕分けルールと通知」と記載されたウィンドウが表示されます。

ウィンドウ内で移動先のフォルダー(例:受信トレイ)を選択し、右上の「OK」ボタンをクリックしてください。

これにより、XXXXからのメールが自動的に指定したフォルダーへ振り分けられ、迷惑メールフォルダーに入るリスクが軽減されます。

「仕分けルール」(自動振り分け機能)を使う Step3 移動先のフォルダー(例:受信トレイ)を選択し、右上の「OK」ボタンをクリック
「仕分けルール」(自動振り分け機能)を使う Step3 移動先のフォルダー(例:受信トレイ)を選択し、右上の「OK」ボタンをクリック

Outlookで迷惑メールと判定される主な原因

Outlookで必要なメールが迷惑メールに入ってしまう主な原因は、以下の3つです。

  1. 迷惑メールフィルターの設定ミス

Outlookには、迷惑メールを自動で判別する「迷惑メールフィルター」機能が搭載されています。
このフィルターは、メールの件名や本文に含まれるキーワード、送信元のアドレスなど、様々な要素を分析して迷惑メールを判別します。

しかし、フィルターの設定が誤っていると、必要なメールまで迷惑メールと判定されてしまうことがあります。

  1. 送信元のサーバーの問題

送信元のメールサーバーが、迷惑メールを送るサーバーとして認識されている場合、Outlookは受信したメールを迷惑メールとして処理することがあります。
これは、送信元のサーバー側の問題であるため、受信側でできる対策は限られます。

  1. 受信拒否リストの設定

Outlookの受信拒否リストに、必要なメールアドレスやドメインが登録されている場合、Outlookはそれらのメールを迷惑メールとして処理します。
これは、過去に自分で設定した可能性がありますが、忘れてしまっている場合もあります。

Outlookで必要なメールが迷惑メールに入ってしまう場合の対処法に関するよくある質問と答え

Outlookで必要なメールが迷惑メールに入ってしまう場合の対処法に関するよくある質問と答えをまとめました。

Outlookの迷惑メールフィルターはどのような仕組みで動作しているのですか?

Outlookは、メールの件名、本文、送信元アドレスなど複数の要素をもとに解析を行い、あらかじめ設定された基準に沿ってメールを迷惑メールかどうか判断します。
そのため、一般的なスパムは自動的に振り分けられますが、場合によっては大切なメールが誤って迷惑メールフォルダーに入ってしまうこともあります。

信頼できる差出人リストにメールアドレスを登録するメリットとは何でしょうか?

信頼できる差出人リストに登録しておくと、Outlookはその送信元からのメールを受信トレイに届けるよう調整されます。
その結果、迷惑メールフィルターの誤判定を防ぐことができ、大切なメールを確実に受信できるようになります。

なぜ、受信拒否リストにあるメールアドレスのメールは、信頼できる差出人リストに入っていても迷惑メール扱いになるのですか?

Outlookは、まず受信拒否リストの設定を優先して適用します。
そのため、同じアドレスが信頼できる差出人リストに登録されていても、受信拒否リストにあるとその設定が優先され、メールが迷惑メールフォルダーに振り分けられます。

Outlookで受信拒否しているメールアドレスはどのように確認できますか?

「迷惑メールオプション」内の「受信拒否リスト」タブをクリックすることで、受信拒否中のメールアドレスやドメインの一覧が表示されます。

誤って受信拒否リストに登録されたメールアドレスは、どうすれば解除できますか?

受信拒否リストから該当のメールアドレスやドメインを選び、「削除」ボタンをクリックしてください。

Outlookはどのようにして信頼できる差出人リストを自動更新しているのですか?

Outlookの「迷惑メールオプション」で「連絡先からの電子メールも信頼する」や「送信先を自動的に信頼できる差出人リストに追加する」の設定を有効にすると、受信メールの中から安全な送信元が自動でリストに追加されます。
これにより、常に最新の状態で運用されます。

Outlookの迷惑メールオプション画面はどのようにして開きますか?

Outlookの「ホーム」タブにある「削除」グループ内の迷惑メールアイコンをクリックし、「迷惑メールオプション(O)」を選択すると、迷惑メールのオプション画面が開きます。

送信元のメールサーバーが原因で、必要なメールが迷惑メールに分類されることはありますか?

送信元のメールサーバーが過去のスパム送信などでブラックリストに登録されている場合、Outlookはそのサーバーからのメールを自動で迷惑メールと判断します。
この場合、受信側でできる対策は限られますが、信頼できる差出人リストや仕分けルールの設定で回避できる場合もあります。

送信元サーバーがブラックリストに登録されると、どのような影響が出ますか?

ブラックリストに登録された送信元サーバーからのメールは、Outlookで自動的に迷惑メールとして処理されるため、受信トレイに届かなくなる可能性があります。

Outlookで大切なメールを確実に受信するためには、どのような対策を講じればよいですか?

効果的な対策としては、信頼できる差出人リストへの登録、受信拒否リストのメンテナンス、そして仕分けルールによる自動振り分けの3点を組み合わせることが重要です。
これにより、迷惑メールフィルターの誤判定を補完し、常に大切なメールを受信できる環境が整います。

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