【Acrobat/Reader】PDFのリンクのセキュリティブロックを解除する方法

この記事では、AcrobatやReaderでPDFのリンクのセキュリティブロックを解除する方法を解説します。

PDFのリンクをクリックしたときに「以下のサイトへの接続は Adobe Acrobat の設定によりブロックされています。」と表示され、リンク先が開かないことがあります。「OK」を押しても何も起きず、どこを直せばよいのか分かりにくいエラーです。

情シスとして社内PCのサポートをしていると、「PDFのリンクが開かなくなった」と相談されることがあります。以前に表示された「セキュリティ警告」で「ブロック」を選ぶと、そのサイトがAcrobatの設定に記憶され、次からはリンクが開かなくなります。

ブロックしたサイトを一覧から削除する方法、すべてのリンクを確認なしで開けるようにする方法、ブロックされる理由を、実際の画面で解説します。

やりたいこと見るところ
ブロックしたサイトのリンクを開けるようにしたいPDFのリンクのセキュリティブロックを解除する方法 - ブロックしたサイトを一覧から削除
リンクのたびに確認の画面が出るのをやめたいPDFのリンクをすべて許可して「セキュリティ警告」を出さない方法
なぜブロックされたのか知りたいPDFのリンクがセキュリティブロックされる理由
設定がグレーで変えられないPDFのリンクがセキュリティブロックされる理由(会社の管理者が設定を制限している)
やりたいこと別に選ぶ、AcrobatとReaderでPDFのリンクのセキュリティブロックを解除する方法
目次

PDFのリンクのセキュリティブロックを解除する方法 - ブロックしたサイトを一覧から削除

PDFのリンクのセキュリティブロックは、「Web サイトアクセスの管理」の一覧からブロックしたサイトを削除すると解除できます。「許可」と「ブロック」を押し間違えた方や、特定のサイトへのリンクだけ開けない方に向いています。ほかに登録しているサイトの設定は変わりません。

  1. AcrobatまたはReaderで「編集」→「環境設定」をクリックする(Ctrlキー+Kキーでも開ける)
  2. 「分類」から「信頼性管理マネージャー」を選び、「設定の変更」をクリックする
  3. 「Web サイト」の一覧からブロックされたサイトを選び、「削除」をクリックする
  4. 「Web サイトアクセスの管理」と「環境設定」の「OK」をクリックする
  5. PDFのリンクをクリックし、「セキュリティ警告」で「許可」をクリックする

実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。

STEP
「編集」→「環境設定」をクリックする

AcrobatまたはReaderでPDFを開き、メニューの「編集」をクリックしてください。表示されたメニューの一番下にある「環境設定」をクリックしてください。

Ctrlキー+Kキーを押しても「環境設定」が開きます。画面の上に「編集」が表示されていない場合は、左上の「メニュー」から「環境設定」を選んでください。

PDFのリンクのセキュリティブロックを解除するため、Adobe Acrobatの編集メニューを開き、一番下の環境設定(N)... Ctrl+Kを赤枠で示したスクリーンショット
「編集」メニューの一番下にある「環境設定」をクリックする
STEP
「信頼性管理マネージャー」の「設定の変更」をクリックする

「環境設定」をクリックすると、「環境設定」の画面が表示されます。

左側の「分類」から「信頼性管理マネージャー」をクリックしてください。右側の「Web サイトアクセスの管理」にある「設定の変更」をクリックしてください。

Acrobatの環境設定で分類から信頼性管理マネージャーを選び、Web サイトアクセスの管理にある設定の変更(E)...を赤枠で示したスクリーンショット
「信頼性管理マネージャー」を選び、「設定の変更」をクリックする
STEP
ブロックされたサイトを選んで「削除」をクリックする

「設定の変更」をクリックすると、「Web サイトアクセスの管理」が表示されます。

「Web サイト」の一覧からブロックされたサイトをクリックし、「削除」をクリックしてください。

一覧には、許可したサイトとブロックしたサイトが区別なく並びます。セキュリティブロックの画面に表示されたサイト名(例:www.google.com)を目印に探してください。「https://www.google.com」のように、頭に「https://」が付いた形で登録されていることもあります。

Web サイトアクセスの管理の一覧でブロックされたhttps://www.google.comを選び、削除(D)ボタンを赤枠で示したスクリーンショット
一覧からブロックされたサイトを選び、「削除」をクリックする
STEP
「Web サイトアクセスの管理」の「OK」をクリックする

「削除」をクリックすると、選んだサイトが一覧から消えます。

「Web サイトアクセスの管理」の「OK」をクリックしてください。

ブロックしたサイトが一覧から消えたWeb サイトアクセスの管理で、OKボタンを赤枠で示したスクリーンショット
サイトが一覧から消えたら、「OK」をクリックする
STEP
「環境設定」の「OK」をクリックする

「OK」をクリックすると、「環境設定」の画面に戻ります。

画面右下の「OK」をクリックしてください。ここで「キャンセル」を選ぶと、削除した内容が保存されないので注意してください。

信頼性管理マネージャーが表示された環境設定の画面で、右下のOKボタンを赤枠で示したスクリーンショット
「環境設定」の「OK」をクリックして、削除を保存する
STEP
PDFのリンクをクリックし、「セキュリティ警告」で「許可」をクリックする

「OK」をクリックすると、「環境設定」が閉じます。

もう一度PDFのリンクをクリックしてください。今度はセキュリティブロックではなく「セキュリティ警告」が表示されるので、「許可」をクリックしてください。

「すべての PDF 文書に関してこのサイトに対する操作を記憶」にチェックを入れたまま「許可」をクリックすると、そのサイトが許可として一覧に登録されます。次からは確認なしでリンク先が開きます。

これで、PDFのリンクのセキュリティブロックを解除できました。

セキュリティブロックが解除され、PDFのリンクをクリックしてwww.google.comへのセキュリティ警告が表示され、許可(A)ボタンを赤枠で示したスクリーンショット
「セキュリティ警告」の「許可」をクリックすると、リンク先が開く

PDFのリンクをすべて許可して「セキュリティ警告」を出さない方法

PDFのリンクをすべて許可すると、どのサイトへのリンクも「セキュリティ警告」なしでそのまま開くようになります。リンクをクリックするたびに確認の画面が出るのが面倒な方や、自分で作ったPDFだけを扱う方に向いています。

  1. 「編集」→「環境設定」をクリックする(Ctrlキー+Kキーでも開ける)
  2. 「分類」から「信頼性管理マネージャー」を選び、「設定の変更」をクリックする
  3. 「PDF ファイルがすべての Web サイトにアクセスするのを許可(W)」を選び、「OK」をクリックする
  4. 「環境設定」の「OK」をクリックする

「Web サイトアクセスの管理」を開くまでの操作は、「PDFのリンクのセキュリティブロックを解除する方法 - ブロックしたサイトを一覧から削除」と同じです。

「PDF ファイルがすべての Web サイトにアクセスするのを許可(W)」を選ぶと、その下にある「Web サイト」の一覧と「その他のサイトに対するデフォルト動作」がグレーになり、操作できなくなります。この状態で「OK」をクリックすると、PDFのリンクをクリックしたときに「セキュリティ警告」が表示されず、リンク先がそのまま開きます。

Web サイトアクセスの管理でPDF ファイルがすべての Web サイトにアクセスするのを許可(W)を選び、一覧とその他のサイトに対するデフォルト動作がグレーになった状態でOKを示したスクリーンショット
「すべての Web サイトにアクセスするのを許可」を選んだ状態

すべて許可にすると、知らない相手から届いたPDFのリンクも確認なしで開きます。また、「すべて許可」から「カスタム設定(M)」に戻すと、それまで一覧に登録していたサイトが表示されなくなりました。会社のPCや、一覧で許可・ブロックするサイトを管理している場合は、「ブロックしたサイトを一覧から削除する方法」を使ってください。

PDFのリンクがセキュリティブロックされる理由

PDFのリンクがセキュリティブロックされるのは、AcrobatやReaderの「Web サイトアクセスの管理」で、そのサイトへの接続がブロックされているためです。ブロックされる主なきっかけは、次の3つです。

  • 「セキュリティ警告」で「ブロック」を選んだ
  • 「Web サイトアクセスの管理」がブロックする設定になっている
  • 会社の管理者が設定を制限している

「セキュリティ警告」と「セキュリティブロック」の違い

PDFのリンクをクリックしたときに表示される画面は、「セキュリティ警告」と「セキュリティブロック」の2種類があります。

「セキュリティ警告」は、まだ許可もブロックもしていないサイトに接続しようとしたときに表示されます。「この文書は次のサイトに接続しようとしています」と表示され、「許可」「ブロック」「キャンセル」から選べます。

PDFのリンクをクリックしたときのセキュリティ警告で、この文書は次のサイトに接続しようとしています:www.google.comと表示され、許可・ブロック・キャンセルが並んだ画面
まだ許可もブロックもしていないサイトで出る「セキュリティ警告」

「セキュリティブロック」は、ブロックするサイトとして登録済みのサイトに接続しようとしたときに表示されます。「以下のサイトへの接続は Adobe Acrobat の設定によりブロックされています。」と表示され、選べるのは「ヘルプ」と「OK」だけです。「OK」をクリックしても、リンク先は開きません。

セキュリティブロックの画面に、以下のサイトへの接続は Adobe Acrobat の設定によりブロックされています。www.google.comと表示され、ヘルプとOKだけが並んだ画面
ブロック済みのサイトで出る「セキュリティブロック」の画面

「セキュリティ警告」で「ブロック」を選んだ

セキュリティブロックが表示されるきっかけの1つが、以前に「セキュリティ警告」で「ブロック」を選んだケースです。

「セキュリティ警告」には、「すべての PDF 文書に関してこのサイトに対する操作を記憶(R)」というチェックボックスがあります。チェックが入った状態で「ブロック(B)」をクリックすると、そのサイトが「Web サイトアクセスの管理」の一覧に登録されます。次からは確認の画面が出ず、セキュリティブロックが表示されるようになります。

検証したPCでは、「セキュリティ警告」はチェックが入った状態で表示されました。「許可」と「ブロック」を押し間違えただけで、そのサイトがブロックされたまま残ります。

この場合は、一覧からブロックしたサイトを削除すると解除できます。手順は「PDFのリンクのセキュリティブロックを解除する方法 - ブロックしたサイトを一覧から削除」をご覧ください。

「Web サイトアクセスの管理」がブロックする設定になっている

「Web サイトアクセスの管理」で次のどちらかが選ばれていると、PDFのリンクがブロックされます。

  • 「PDF ファイルがすべての Web サイトにアクセスするのをブロック(K)」:どのサイトへのリンクもブロックされる
  • 「その他のサイトに対するデフォルト動作」の「アクセスをブロック(E)」:一覧に登録していないサイトへのリンクがブロックされる

「カスタム設定(M)」を選び、「その他のサイトに対するデフォルト動作」を「常に確認(Y)」にすると、一覧にないサイトへの接続で「セキュリティ警告」が表示されるようになります。

会社の管理者が設定を制限している

会社のPCでは、管理者がAcrobatやReaderの設定を制限していることがあります。「Web サイトアクセスの管理」の項目がグレーになっていて選べない場合は、まず「カスタム設定(M)」を選んでみてください。それでも選べない場合は、管理者の制限で変更できない状態です。社内の情報システム部門に相談してください。

PDFのリンクのセキュリティブロックに関するよくある質問と答え

PDFのリンクのセキュリティブロックに関するよくある質問と答えをまとめました。

AdobeでPDFのリンクをブロックしてしまいました。解除できますか?

はい、Acrobat・Readerの「Web サイトアクセスの管理」の一覧から、ブロックしたサイトを削除すると解除できます。
「セキュリティ警告」で「ブロック」を押した直後でも、元に戻すボタンはないため、一覧からの削除が必要です。
「編集」→「環境設定」→「信頼性管理マネージャー」→「設定の変更」と進み、一覧からサイトを選んで「削除」をクリックしてください。
詳しくは「PDFのリンクのセキュリティブロックを解除する方法 - ブロックしたサイトを一覧から削除」をご覧ください。

PDFのリンクの「セキュリティ警告」を表示させない方法はありますか?

はい、2つの方法があります。
特定のサイトだけ表示させない場合は、「すべての PDF 文書に関してこのサイトに対する操作を記憶」にチェックを入れたまま「許可」をクリックします。そのサイトが許可として登録され、次からは確認なしで開きます。
どのサイトでも表示させない場合は、「Web サイトアクセスの管理」で「PDF ファイルがすべての Web サイトにアクセスするのを許可」を選びます。

PDFで「この文書は次のサイトに接続しようとしています」と表示されるのはなぜですか?

PDFのリンク先のサイトが、AcrobatやReaderでまだ許可もブロックもされていないためです。
「Web サイトアクセスの管理」の「その他のサイトに対するデフォルト動作」が「常に確認」になっていると、一覧にないサイトに接続するたびにこの「セキュリティ警告」が表示されます。
信頼できるサイトなら「許可」、心当たりがなければ「ブロック」か「キャンセル」を選んでください。

Acrobat Readerのセキュリティブロックも解除できますか?

はい、無料のAcrobat Readerでも、「環境設定」の「信頼性管理マネージャー」にある「Web サイトアクセスの管理」から解除できます。
一覧からブロックしたサイトを削除する手順は、Acrobatと同じです。
AcrobatとReaderの違いについては、無料のAcrobat Readerと有料のAcrobatの違いをご覧ください。

Acrobatの「Web サイトアクセスの管理」はどこにありますか?

「Web サイトアクセスの管理」は、「環境設定」の「信頼性管理マネージャー」の中にあります。
「編集」→「環境設定」を開き、左側の「分類」から「信頼性管理マネージャー」をクリックしてください。
右側の「Web サイトアクセスの管理」にある「設定の変更」をクリックすると、許可・ブロックするサイトの一覧が表示されます。

Acrobatでブロックされているurlを確認する方法はありますか?

はい、PDFのリンクをクリックしたときに表示される「セキュリティブロック」の画面で確認できます。
「以下のサイトへの接続は Adobe Acrobat の設定によりブロックされています。」の下に、ブロックされているサイト名(例:www.google.com)が表示されます。
「Web サイトアクセスの管理」の一覧にはサイト名しか表示されず、許可かブロックかは区別されません。
ブロックの画面に出たサイト名を控えてから、一覧で探してください。

セキュリティブロックが出てPDFが開けません。

セキュリティブロックは、PDFそのものではなく、PDFからWebサイトへの接続を止める画面です。
PDFの中身はAcrobatやReaderで表示されたままで、ブロックされているのはリンク先のサイトだけです。
リンク先を開きたい場合は、「Web サイトアクセスの管理」の一覧からブロックしたサイトを削除してください。

PDFのリンクが飛ばない(開かない)原因は何ですか?

リンクをクリックしたときに表示される画面で、原因を切り分けられます。
「セキュリティブロック」が表示される場合は、AcrobatやReaderの設定でリンク先のサイトがブロックされています。
「セキュリティ警告」が表示される場合は、「許可」を選ぶとリンク先が開きます。
どちらの画面も表示されず何も起きない場合は、PDFにリンク自体が入っていないことがあります。
ExcelからPDFにしたファイルなら、ExcelをPDFに変換したときにリンクが消える場合の対処法をご覧ください。

PDFのリンクを飛ばないようにする(ブロックする)方法はありますか?

はい、「Web サイトアクセスの管理」でブロックの設定をします。
特定のサイトだけブロックする場合は、「カスタム設定」を選び、「ホスト名」にサイト名を入力して「ブロック」をクリックします。
すべてのサイトへのリンクを開かないようにする場合は、「PDF ファイルがすべての Web サイトにアクセスするのをブロック」を選んでください。

「セキュリティ警告」では「許可」と「ブロック」のどちらを選べばいいですか?

表示されたサイトを知っていて信頼できる場合は「許可」、心当たりがない場合は「ブロック」を選びます。迷う場合は「キャンセル」を選ぶと、そのときはリンク先を開きません。
「すべての PDF 文書に関してこのサイトに対する操作を記憶」にチェックが入ったまま選ぶと、その選択が一覧に保存されます。
押し間違えた場合は、「Web サイトアクセスの管理」の一覧からそのサイトを削除してください。

PDFのリンクをすべて許可しても大丈夫ですか?

すべて許可する設定もありますが、通常は、確認したサイトだけを個別に許可する方法をおすすめします。すべて許可にすると、知らない相手から届いたPDFのリンクも「セキュリティ警告」なしで開くようになります。
また、検証したPCでは、「すべて許可」から「カスタム設定」に戻したとき、それまで登録していたサイトが一覧に表示されなくなりました。
特定のサイトだけ開けないときは、一覧からそのサイトを削除する方法を使ってください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。

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  • 最終検証日:2026年10月2日
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この記事を書いた人

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社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
「情シスの自由帳」では、パソコンが苦手な方や新人の社内SEの方、テレワーク中に困りごとがある方に向けて、実務経験に基づいた再現性の高い解説を心がけています。

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