Microsoft Print to PDFの再インストール方法

Microsoft Print to PDFは、Windows10がリリースされた2015年7月29日からWindowsの機能の一部として提供され、仮想的なPDFプリンターとして任意の印刷可能なファイルやドキュメントをPDF形式で保存できる非常に便利な機能です。

Windows10以前のバージョンを使用している場合は、他のPDF作成ツールを利用する必要があります。

この記事では、突然Microsoft Print to PDFが表示されなくなり、PDF印刷ができなくなってしまった場合の対処法を詳しく解説していきます。

Microsoft Print to PDFをWindowsに再インストールする方法

Microsoft Print to PDFが表示されなくなった場合は、以下の手順でMicrosoft Print to PDFを再インストールしてください。

1. コントロールパネルを開く
2. コントロールパネルの中にある[プログラム]をクリック
3. [Windowsの機能の有効化または無効化]をクリック
4. [Microsoft PDF印刷]にチェックを入れて右下にある[OK]をクリック
5. Microsoft PDF印刷が追加されるのを待機し、終了したら[閉じる]をクリックしてウィンドウを閉じる

ここからは、実際の画面も用いながらMicrosoft Print to PDFの再インストール方法を詳しく解説していきます。

STEP

コントロールパネルを開く

Windowsキー＋Rを押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを立ち上げてください。

その中にcontrolと入力してEnterを押してください。

コントロールパネルを使用することで、システムの設定、ユーザーアカウント、ネットワークの設定、デバイスの管理、プログラムの追加や削除など、さまざまな設定を行うことができます。
こちらの「Windows11のデスクトップ等にコントロールパネルのショートカットを作成する方法」を参考にデスクトップにショートカットを作成しておくことをオススメします。

STEP

コントロールパネルの中にある[プログラム]をクリック

コントロールパネルが開けたら、その中にある[プログラム]をクリックしてください。

コントロールパネルの見た目が以下の画像と異なる場合は、右上にある「表示方法」を[カテゴリ]に変更してください。

STEP

[Windowsの機能の有効化または無効化]をクリック

[プログラム]をクリックすると「コントロールパネル　>　プログラム」と書かれた画面に移動します。

その中にある[Windowsの機能の有効化または無効化]をクリックしてください。

STEP

[Microsoft PDF印刷]にチェックを入れて右下にある[OK]をクリック

[Windowsの機能の有効化または無効化]をクリックすると「Windowsの機能の有効化または無効化」と書かれた小さなウィンドウが立ち上がります。

「Windowsの機能の有効化または無効化」と書かれた小さなウィンドウは、Windowsキー＋Rで「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを立ち上げ、その中にoptionalfeaturesと入力してEnterを押すことでも開くことができます。
その他「ファイル名を指定して実行」で使えるコマンドはこちらの「ファイル名を指定して実行で使えるコマンド一覧 - Windows11」で詳しく解説しているので、興味がある人は是非ご覧ください。

その中にある[Microsoft PDF印刷]にチェックを入れて、右下にある[OK]をクリックしてください。

既に[Microsoft PDF印刷]にチェックが入っている場合、一旦そのチェックを外してから[OK]をクリックし、パソコンを再起動してから改めてチェックを入れてください。

STEP

Microsoft PDF印刷が追加されるのを待機する

[OK]をクリックすると「必要なファイルを検索しています」と表示されます。

このままMicrosoft PDF印刷が追加されるのを待機してください。

STEP

[閉じる]をクリック

Microsoft PDF印刷の追加が完了すると「必要な変更が完了しました。」と表示されます。

右下にある[閉じる]をクリックしてウィンドウを閉じてください。

これでMicrosoft PDF印刷が復活します。

復活しない場合は、Microsoft PDF印刷のドライバーを追加する必要があるため、次の「Microsoft Print to PDFを有効化してもプリンターの一覧にMicrosoft Print to PDFが表示されない場合の対処法」に進んでください。

Microsoft Print to PDFを有効化してもプリンターの一覧にMicrosoft Print to PDFが表示されない場合の対処法

Microsoft Print to PDFを有効化してもプリンターの一覧にMicrosoft Print to PDFが表示されない場合は、Powershellを使ってプリンタードライバーを再インストールしてみましょう。

Microsoft Print to PDFのドライバーがWindowsに無い場合、「プリンターに接続できません」というエラーが出る場合もあります。

Powershellを管理者として起動してください。

Powershellを管理者として起動する方法

タスクバーにあるWindowsのロゴをクリックして（キーボードのWindowsキーを押して）ください。

Windowsのロゴをクリックすると上に向かってメニューが展開されるので、その一番上にある検索バーをクリックしてください。

検索バーをクリックしたら、検索バーの中に[powershell]と入力してください。

[powershell]と入力すると右側の枠内に「Windows PowerShell」と表示されます。

その下に書かれている[管理者として実行する]をクリックしてください。

次に、以下のコマンドを実行してください。

Add-Printer -Name "Microsoft Print to PDF" -DriverName "Microsoft Print To PDF" -PortName "PORTPROMPT:"

コマンドを実行すると特にメッセージが表示されることなく、Microsoft Print to PDFがWindowsに追加されます。

よくある質問

Microsoft Print to PDFとは何ですか？

Microsoft Print to PDFは、Windowsに組み込まれた仮想プリンターで、任意の印刷可能なファイルやドキュメントをPDF形式で保存できるようにします。

Microsoft Print to PDFを使用する方法は？

ドキュメント等を印刷する際、プリンターとして「Microsoft Print to PDF」を選択します。すると、PDF形式で保存するかどうかのオプションが表示されます。

Microsoft Print to PDFの設定を変更する方法は？

印刷ダイアログで「プリンターのプロパティ」や「印刷の設定」を選択し、保存先や印刷品質（dpi）などの設定を変更できます。

Microsoft Print to PDFの保存先を変更する方法は？

印刷ダイアログで保存先を選択することができます。

Microsoft Print to PDFで印刷されるPDFファイルのサイズを減らす方法は？

印刷ダイアログで「プリンターのプロパティ」や「印刷の設定」を選択し、印刷品質（dpi）を下げて印刷してください。

Microsoft Print to PDFを使ってワードやエクセル以外のものをPDFに変換する方法は？

画像やウェブページも印刷ダイアログから「Microsoft Print to PDF」を選択して印刷できます。

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