この記事では、Microsoft Edgeのアドレスバー検索をさらに便利にする「検索エンジンの追加」機能について、その設定方法から使い方、管理方法までを網羅的に解説します。
「調べ物をするたびに、まずAmazonのサイトを開いて…というのが面倒」
「アドレスバーから、X(旧Twitter)の投稿を直接検索したい」
「よく使うWikipediaの検索をアドレスバーから一発で呼び出したい」
そんな風に思ったことはありませんか?
情報システム担当の私も、よく使う社内システムや技術情報サイトを検索エンジンとして追加し、日々の情報収集を劇的に効率化しています。
この記事を最後まで読めば、あなたもEdgeのアドレスバーを「GoogleやBingで検索するだけの箱」から、「あらゆるサイトのサイト内検索を瞬時に呼び出せる、万能な検索ツール」へと進化させることができます。ぜひ、この便利な機能をマスターしてください。
検索エンジンを追加すると、Microsoft Edgeがもっと便利になる理由
Microsoft Edgeの「検索エンジンの追加」機能を使えば、アドレスバーを単なるWeb検索だけでなく、「特定のサイトのサイト内検索」を直接呼び出すツールに変えることができます。主なメリットは以下の通りです。
- 検索の手間と時間を大幅に削減
サイトを開いて検索窓をクリック、という手間がなくなり、「ワイヤレスマウス」のようにアドレスバーへの一回の入力だけでAmazonの商品検索などが完了します。 - アドレスバーが万能検索窓になる
Web検索はもちろん、YouTubeの動画、Wikipediaの用語、X(旧Twitter)のハッシュタグなど、あらゆる検索をアドレスバーから直接開始できるようになります。 - 自分専用のブラウザに最適化できる
普段よく使う社内システムや、趣味のサイト、特定のニュースサイトなどを自由に追加し、あなただけの最適な環境を構築できます。

このように、一手間加えるだけで検索効率が劇的に向上します。
Microsoft EdgeにX(旧Twitter)の検索を追加する手順
Microsoft EdgeにX(旧Twitter)の検索を追加するには以下の手順で設定します。手順が少し多く感じますが、実際の操作は難しくないのでぜひ試してみてください。
- Microsoft Edgeを開き、右上の「三点リーダー(…)」→「設定」をクリック
- 「プライバシー、検索、サービス」をクリック
- 「検索と接続されたエクスペリエンス」をクリック
- 「アドレスバーと検索」をクリック
- 「検索エンジン」をクリック
- 「検索エンジンの追加」ボタンをクリック
- 「検索エンジンの追加」画面に必要な情報を入力して「追加」ボタンをクリック
- 検索エンジンが正常に追加されたことを確認する
ここからは、上記の手順を実際の画面を使って、よりわかりやすく解説していきます。
Microsoft Edgeを開き、右上にある「三点リーダー」(…)をクリックしてください。
「三点リーダー」(…)をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。
その中にある「設定」をクリックしてください。

「設定」をクリックすると、左上に「設定」と大きく書かれたMicrosoft Edgeの設定画面が開きます。
左側にある「プライバシー、検索、サービス」をクリックしてください。

「プライバシー、検索、サービス」をクリックすると、「プライバシー、検索、サービス」と書かれた画面に移動します。
その中にある「検索と接続されたエクスペリエンス」をクリックしてください。

次の画面で、「アドレスバーと検索」をクリックしてください。

「アドレスバーと検索」をクリックすると、「プライバシー、検索、サービス/検索と接続されたエクスペリエンス/アドレス バーと検索」と大きく書かれた画面に移動します。
その中にある「検索エンジン」をクリックしてください。

「検索エンジン」をクリックすると、検索エンジンの管理ページに移動します。
そのページの右上にある「検索エンジンの追加」ボタンをクリックしてください。

「検索エンジンの追加」ボタンをクリックすると、「検索エンジンの追加」と書かれたウィンドウが表示されます。この中に以下の情報を入力してください。
- 検索エンジン:
Twitter
(わかりやすいもので大丈夫です。) - キーワード:
tw
(Twitter検索をする時に先頭に入力する文字です。わかりやすいもので大丈夫です。) - クエリの代わりに%sを使用したURL:
https://x.com/search?q=%s
(変更しないでください。)
3個の項目を入力したら左下の「追加」ボタンをクリックしてください。

「追加」ボタンをクリックしたら、検索エンジンの管理ページ内に追加した検索エンジンが表示されたことを確認してください。
以上で検索エンジンの追加は完了です。

追加した検索エンジンの使い方と管理方法
検索エンジンの追加が完了したら、次はその使い方と管理方法を見ていきましょう。
キーワードを使って瞬時に検索を呼び出す方法や、追加した検索エンジンを既定にする方法、そして不要になったものを削除する方法を解説します。
アドレスバー検索からサイト内検索を呼び出す方法
追加した検索エンジンは、設定した「キーワード」とTab
キー(またはスペースキー)を使って、アドレスバーから直接呼び出すことができます。これが、この機能の最も便利な点です。
追加したX(旧Twitter)検索を使うには、アドレスバーの先頭に「tw
」と入力し、キーボードのTab
を押してください。

アドレスバーの先頭に「tw
」と入力し、キーボードのTab
を押すと青文字に変化します。
その後ろに検索したい文字を入力し、キーボードのEnter
を押してください。
※ここでは例として「情シスの自由帳」を検索しています。

キーボードのEnter
を押すと、X(旧Twitter)での検索結果が表示されます。

追加した検索エンジンを既定の検索エンジンにする方法
追加した検索エンジンを既定の検索エンジンにするには、「検索エンジン管理ページ(edge://settings/privacy/services/search/searchEngines
)」を開き、普段使いしたい検索エンジンの右側にある「…」(三点リーダ)をクリックし、「既定に設定する」をクリックしてください。
これでアドレスバーでの既定の検索が、指定した検索エンジン(この例ではX(旧Twitter)検索)に切り替わります。

不要になった検索エンジンを削除する方法
追加した検索エンジンを削除するには、「検索エンジン管理ページ(edge://settings/privacy/services/search/searchEngines
)」を開き、削除したい検索エンジンの右側にある「…」(三点リーダ)をクリックし、「削除」をクリックしてください。

AmazonやWikipediaなど、他サイトの検索エンジンを追加するための設定
その他の検索エンジンをMicrosoft Edgeに追加したい場合は、以下を参考にしてください。
検索エンジンの種類 | クエリの代わりに%sを使用したURL |
---|---|
X(旧Twitter)検索 | https://x.com/search?q=%s |
Gmail検索 | https://mail.google.com/mail/#search/%s |
Amazon検索 | https://www.amazon.co.jp/gp/search/?field-keywords=%s |
楽天市場検索 | https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%s |
Wikipedia検索 | https://ja.wikipedia.org/w/index.php?search=%s |
Facebook検索 | https://www.facebook.com/search/top/?q=%s |
Microsoft Edgeに検索エンジンを追加する方法に関するよくある質問と答え
Microsoft Edgeに検索エンジンを追加する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。
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