【Excel】オブジェクトを全選択する方法

【Excel】オブジェクトを全選択する方法

こんな人にオススメの記事です

  • Excelでオブジェクトを全選択する手順を知りたい人

Excel上に散らばったオブジェクトを、最も手軽かつ一瞬で全選択したい場合は、
オブジェクトを一つ選択した状態でCtrlキーを押しながらAキーを押してください。
これだけでオブジェクトを全て選択することができます。

Excelで作業していると、図形や画像、テキストボックスなど、いわゆる「オブジェクト」がシートのあちこちに散らばることがあります。

特に、シートの隅やスクロールしないと見えないような遠くに配置されたオブジェクトは、一つずつ選択するのは面倒ですよね。

そんなとき、「Excelでオブジェクトを全選択」できるテクニックを覚えておくと、画面外れにある要素でも一気に拾い上げられ、作業効率がぐんと上がります。

本記事では、Excel上のオブジェクトを一度に全選択する3つの方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

目次

Excelのオブジェクトをキーボードショートカットで全選択する

まず最初にご紹介するのは、Excel上に散らばったオブジェクトを、最も手軽かつ一瞬で全選択できるキーボードショートカットです。
画面の隅や目立たない場所に配置された図形や画像をいちいち探し出す手間も必要ありません。

  1. シート上にあるオブジェクトを1つクリックします。何でも構いません。
  2. キーボードでCtrlキーを押しながらAキーを押してください。
  3. オブジェクトが全選択されたことを確認してください。

これにより、遠くにあるオブジェクトまでまとめて捉えられるので、編集や削除、レイアウトの調整が一気に楽になります。

STEP
シート上にあるオブジェクトを1つクリック

シート上にあるオブジェクトを1つクリックして選択してください。

Excelのオブジェクトをキーボードショートカットで全選択する Step1 シート上にあるオブジェクトを1つクリック
Excelのオブジェクトをキーボードショートカットで全選択する Step1 シート上にあるオブジェクトを1つクリック
STEP
キーボードのCtrlキーを押しながらAキーを押す

オブジェクトが選択されている状態で、キーボードのCtrlキーを押しながらAキーを押すだけで、同じシート内の全オブジェクトが一気に選択されます。

Excelのオブジェクトをキーボードショートカットで全選択する Step2 キーボードのCtrlキーを押しながらAキーを押す
Excelのオブジェクトをキーボードショートカットで全選択する Step2 キーボードのCtrlキーを押しながらAキーを押す

Excelのオブジェクトを「検索と選択」から全選択する

次にご紹介するのは、Excelの「検索と選択」機能を利用してオブジェクトを一括で選び出す方法です。

最終的な目的は、先ほどのキーボードショートカットを使った手順と同じく、シート内のすべてのオブジェクトを全選択することです。
ただし今回はマウス操作がメインとなるため、キーボード操作に慣れていない方でも直感的に使えます。

  1. 「ホーム」タブにある「検索と選択」をクリックします。
  2. メニューから「ジャンプ(G)」をクリックします。
  3. 「ジャンプ」ウィンドウが開いたら、「セル選択(S)」をクリックします。
  4. 「選択オプション」ウィンドウで、「オブジェクト(B)」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
  5. オブジェクトが全選択されたことを確認してください。

「キーボードショートカットはちょっと敷居が高い」「手元のマウスでスイスイ操作したい」と感じる方は、ぜひこの手順を試してみてください。画面の隅にあるオブジェクトや、つい見落としがちな要素もしっかり拾えるはずです。

STEP
「ホーム」タブにある「検索と選択」をクリックし「ジャンプ(G)」をクリック

「ホーム」タブにある「検索と選択」をクリックしてください。

「検索と選択」をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。

メニューから「ジャンプ(G)」をクリックしてください。

Excelのオブジェクトを「検索と選択」から全選択する Step1 「ホーム」タブにある「検索と選択」をクリックし「ジャンプ(G)」をクリック
Excelのオブジェクトを「検索と選択」から全選択する Step1 「ホーム」タブにある「検索と選択」をクリックし「ジャンプ(G)」をクリック
STEP
「セル選択(S)...」をクリック

「ジャンプ(G)」をクリックすると、「ジャンプ」と書かれた小さなウィンドウが立ち上がります。

そのウィンドウの左下にある「セル選択(S)...」をクリックしてください。

Excelのオブジェクトを「検索と選択」から全選択する Step2 「セル選択(S)…」をクリック
Excelのオブジェクトを「検索と選択」から全選択する Step2 「セル選択(S)...」をクリック
STEP
「オブジェクト(B)」にチェックを入れ、右下の「OK」をクリック

「セル選択(S)...」をクリックすると、「選択オプション」と書かれたウィンドウに切り替わります。

その中にある「オブジェクト(B)」にチェックを入れ、右下の「OK」をクリックしてください。

Excelのオブジェクトを「検索と選択」から全選択する Step3 「オブジェクト(B)」にチェックを入れ、右下の「OK」をクリック
Excelのオブジェクトを「検索と選択」から全選択する Step3 「オブジェクト(B)」にチェックを入れ、右下の「OK」をクリック
STEP
オブジェクトが全選択されたことを確認する

「OK」をクリックすると、先ほどの「選択オプション」ウィンドウが閉じて元のExcelシート画面に戻ります。

ここで、オブジェクトが全選択されていることを確認してください

Excelのオブジェクトを「検索と選択」から全選択する Step4 オブジェクトが全選択されたことを確認する
Excelのオブジェクトを「検索と選択」から全選択する Step4 オブジェクトが全選択されたことを確認する

Excelのオブジェクトを「オブジェクトの選択」ツールを使って選択する

最後にご紹介するのは、Excel上で「範囲指定」を使ってオブジェクトをまとめて選択する方法です。

  1. 「ホーム」タブにある「検索と選択」をクリックします。
  2. 「オブジェクトの選択(O)」をクリックします。
  3. マウスカーソルがオブジェクト選択モードになったら、全選択したい範囲をドラッグで囲みます。
  4. 指定した範囲内のオブジェクトが全て選択されたことを確認してください。

これまでの方法と違い、最初に範囲を自分で指定する必要があるため、あらゆるオブジェクトを一気に全選択したい場合には少々手間がかかるかもしれません。

しかし「このエリアにあるオブジェクトだけを一括で選びたい」という特定の状況では、この方法が大いに役立ちます。
たとえば、資料の一部分だけまとめて整えたいときなど、必要なエリアを絞り込んでオブジェクトを選択したい場合には、ぜひこの手順を試してみてください。

STEP
「ホーム」タブにある「検索と選択」をクリックし「オブジェクトの選択(O)」をクリック

「ホーム」タブにある「検索と選択」をクリックしてください。

「検索と選択」をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。

メニューから「オブジェクトの選択(O)」をクリックしてください。

Excelのオブジェクトを「オブジェクトの選択」ツールを使って選択する Step1 「ホーム」タブにある「検索と選択」をクリックし「オブジェクトの選択(O)」をクリック
Excelのオブジェクトを「オブジェクトの選択」ツールを使って選択する Step1 「ホーム」タブにある「検索と選択」をクリックし「オブジェクトの選択(O)」をクリック
STEP
オブジェクトを選択したい範囲を選択

「オブジェクトの選択(O)」をクリックすると、マウスポインタが変わり、範囲指定が可能な状態になります。
そのまま、選びたいオブジェクトが入る範囲をマウスでドラッグして囲んでください。

Excelのオブジェクトを「オブジェクトの選択」ツールを使って選択する Step2 オブジェクトを選択したい範囲を選択
Excelのオブジェクトを「オブジェクトの選択」ツールを使って選択する Step2 オブジェクトを選択したい範囲を選択
STEP
指定した範囲のオブジェクトが全選択されていることを確認する

囲んだエリア内にあるオブジェクトが一度に選択され、まとめて操作できるようになります。

Excelのオブジェクトを「オブジェクトの選択」ツールを使って選択する Step3 指定した範囲のオブジェクトが全選択されていることを確認する
Excelのオブジェクトを「オブジェクトの選択」ツールを使って選択する Step3 指定した範囲のオブジェクトが全選択されていることを確認する

オブジェクトを全選択したら何ができる?

オブジェクトを全選択した後にできることは、想像以上に幅広いです。
たとえば、次のような操作を一括で行えるようになります。

  • 複数の図形や画像の色やサイズを一度に変更し、統一感を出す
  • 不要なオブジェクトをまとめて削除して、シート全体をスッキリ整理する
  • 関連するオブジェクトをグループ化して、一塊として直感的に扱う

たとえば、シートの端や隠れた場所に散らばっていた画像を一括で消せば、余計な要素が消え、全体が見やすくなります。
その結果、数字やグラフなど、本来目立たせたい情報がよりクリアに伝わります。
また、プレゼン用の資料を整える際には、アイコンや図形を一気に並べ直して統一感あるレイアウトを実現できるため、見る人にわかりやすいメッセージを伝えやすくなります。

つまり、「Excelでオブジェクトを全選択する」テクニックは、資料の見栄えを良くし、作業の効率を向上させる強力な手段と言えるでしょう。

Excel for the web(オンライン版Excel)にはオブジェクトを全選択する機能がない

Excel for the web(オンライン版Excel)では、シート上の全てのオブジェクト(例えば、図形、テキストボックス、画像など)をまとめて選択することはできません。

オンライン版Excelでは、デスクトップ版Excelで利用可能な「オブジェクトの選択」ツールのような一括選択機能やキーボードショートカットはありません。

デスクトップ版Excelを利用するか、オブジェクトを一つずつ選択するしか、現状の解決策はありません。

Excelのオブジェクトを全選択する方法に関するよくある質問と答え

Excelのオブジェクトを全選択する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

Excelでオブジェクトを全選択できると、具体的にどんな作業が楽になるのですか?

たとえば、資料中の図形や画像がばらばらになっている場合でも、全選択ですべてを一気に整列したり削除できます。遠くに散らばった要素を一度にまとめて処理できるので、わざわざ探し回る手間がぐっと減ります。

「検索と選択」を使った全選択はどんな場面で特に役立ちますか?

画面外れにあるオブジェクトや、どこに紛れ込んだかわからない要素を確実に見つけたいときに威力を発揮します。マウス操作中心なので、細かなショートカットを覚える必要もなく、初心者でも簡単に扱えます。

範囲指定で全選択する方法の一番の魅力は何ですか?

シート上で本当に必要な部分だけをピンポイントで選べる点です。一気に全部拾うより、「ここにある要素だけまとめて扱いたい」というシチュエーションには理想的です。結果として余計なオブジェクトを巻き込まずに作業を進められます。

オブジェクトの「検索と選択」機能はExcelのどのバージョンでも使えますか?

多くのバージョンで基本的な仕組みは共通しています。多少メニュー名に違いがあっても、「ジャンプ」や「セル選択」といった項目は幅広い世代のExcelで見つかります。

範囲指定だと画面外までオブジェクトを選ぶのは難しくありませんか?

ドラッグ中にシートが自動的にスクロールしてくれるので、思った以上に簡単です。見えない部分まで範囲を広げられるため、目的のオブジェクトを確実に取り込むことができます。

全選択後にグループ化すると便利と聞きましたが、具体的にどう変わりますか?

オブジェクトをグループ化すれば、複数のオブジェクトが一つの固まりとして扱えるようになり、まとめて移動や拡大・縮小が可能です。面倒な微調整が減り、作業の流れが格段にスムーズになります。

「検索と選択」での全選択と範囲指定による全選択はどう使い分ければいいですか?

「検索と選択」はシート全体をまとめて操作する場合や、どこに何があるかわからないときに使うと便利です。一方、範囲指定はある程度場所がわかっている場合に、そのエリア内のオブジェクトだけをきれいにまとめたいときに最適です。

オブジェクトを全選択するだけなのになぜこれほど多くの方法があるのですか?

利用シーンや目的によって必要な操作は変わってくるからです。とにかく素早く全部選びたい場面、正確に場所がわかっている範囲だけ選びたい場面、キーボード操作が得意かマウス操作が好きかなど、状況は様々です。複数の方法を知ることで、どんなケースにも柔軟に対応できます。

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