Microsoft Office (Word, Excel, PowerPoint) で図形を挿入する際、毎回同じ書式設定を行うのは面倒です。
しかし、「既定の図形に設定」機能を使えば、好みの書式を一度設定するだけで、その後は同じ書式設定の図形を簡単に挿入できます。
この記事では、「既定の図形に設定」機能の概要と、使い方についてわかりやすく解説していきます。
「既定の図形に設定」とは?
Word、Excel、PowerPointで図形を挿入する際、毎回同じ書式(色、線の種類、塗りつぶし効果、3D設定など)を適用したいと思ったことはありませんか?
「既定の図形に設定」とは、自分がよく使う書式を「いつも使う図形」として登録し、新しく図形を挿入する際に、その登録した書式が自動的に適用されるようにする機能です。
この設定を活用することで、毎回図形を挿入するたびにデザインを変更しなくても済むため、作業効率が大幅にアップします。
また、同じレイアウトを繰り返し使う資料やプレゼンでは、統一感を出しやすくなり、見栄えも良くなるというメリットがあります。
図形を「既定の図形に設定」する方法
図形を「既定の図形に設定」するには以下の手順で設定します。
- 「挿入」タブにある「図形」をクリック
- 図形を挿入して書式を設定する
- 図形を右クリックし、「既定の図形に設定(D)」をクリック
ここからは、図形を「既定の図形に設定」する方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。
Word、Excel、PowerPointでも操作手順は同様のため、この記事では最も「既定の図形に設定」機能が使いやすいと思われるPowerPointの画面でご紹介します。
まずは、「挿入」タブを開き、その中にある「図形」をクリックしてください。

次に、図形をスライド内に配置し、書式を変更してください。

図形の書式設定を終えたら、最後にその図形を右クリックし、メニューの中にある「既定の図形に設定(D)」をクリックしてください。
これで、次回から四角形の図形を挿入すると、赤枠白抜きの図形が挿入されます。

「既定の図形に設定」機能の注意点
ここからは、「既定の図形に設定」機能を使用する場合の注意点をいくつかご紹介します。
既定の図形のリセット機能はない
実は、WordやExcel、PowerPointには「既定の図形に設定」を直接リセットする機能がありません。
一度カスタマイズした図形を初期状態(デフォルトの青い図形)に戻すには、新しいファイルを開いて初期状態の図形をコピーし、既定の図形を変更したいブック(ファイル)に貼り付けます。
次に、貼り付けた図形を右クリックして「既定の図形に設定」を選ぶと、デフォルトの図形を再び基準にできる仕組みです。
つまり、いわゆる「リセット機能」はないため、他のファイルから元の図形を呼び出して設定し直す必要があります。
図形の種類ごとに設定する必要がある
図形、線、テキストボックスなどは、それぞれ別々に「既定の図形に設定」を行う必要があります。
形状ごとに色や枠線などの書式をあらかじめ決めておくと、同じ図形を使い回す際も統一感が保たれ、作業がよりスムーズになります。
たとえば、頻繁に使う線には太さや色を事前に設定しておくと、いちいち書式を変更する手間を減らせて便利です。
既定の図形設定は、設定を行ったファイルでのみ有効
「既定の図形に設定」は、その操作を行ったファイル内だけで有効です。
他のファイルでは通常どおり初期状態の図形が挿入されるため、同じ書式を使いたい場合は元ファイルから図形をコピーして、新しいファイルであらためて「既定の図形に設定」する方法がオススメです。
Officeのテンプレート自体を編集すると、今後開くすべてのファイルに同じ設定が反映されてしまうので、個人的にはそれぞれのファイルで既定の図形を設定することをオススメします。
「既定の図形に設定」で持ち越せる書式設定
「既定の図形に設定」では、以下の書式設定が持ち越されます。
- 塗りつぶし (色、グラデーション、パターン)
- 枠線 (色、太さ、種類)
- 影 (種類、色、角度、ぼかし)
- 3D効果 (種類、奥行き、方向)
- テキストの書式設定 (フォント、サイズ、色、配置)
※図形の塗りつぶしから画像を入れて既定の図形に設定した場合、その画像を含んだ図形が既定の図形として保存されます。
ここに書いた書式設定以外は持ち越されない可能性があるので注意してください。
図形を「既定の図形に設定」する方法に関するよくある質問と答え
図形を「既定の図形に設定」する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。
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