【PowerPoint】図形の固定(ロック)と解除方法 - 位置や大きさを変えないようにする

この記事では、PowerPointで図形を固定(ロック)する方法と、固定を解除する方法を解説します。ロックした図形は、ドラッグで動かすことも大きさを変えることもできなくなります。

資料を作っていると、上に重ねた文字や図形を選ぼうとして、背景の図形やロゴをうっかり動かしてしまうことがあります。一度ずれると、元の位置にぴったり戻すのは手間です。

情シスとして社内PCのサポートをしていると、「図形が選べない、動かせない」と相談されます。ほかの人が作った資料で図形がロックされていると、ハンドルが表示されないため、選べていないように見えるのが原因です。

この記事では、右クリックのメニューと選択ウィンドウを使ってロック・解除する手順と、「ロック」が見当たらない場合にスライドマスターで固定する手順を、実際の画面で解説します。やりたいことに合わせて、次の表から方法を選んでください。

やりたいことおすすめの方法
図形を動かないように固定したい右クリックの「ロック」
重なった図形の下にある図形を固定したい選択ウィンドウの鍵のアイコン
ロックした図形を動かせるように戻したい右クリックの「ロック解除」
右クリックに「ロック」がないスライドマスターに図形を置く
やりたいこと別に選ぶ、PowerPointで図形を固定(ロック)・解除する方法
目次

PowerPointで図形を固定(ロック)する方法

PowerPointで図形を固定(ロック)するには、図形を右クリックして「ロック (L)」をクリックします。ロックした図形は、ドラッグで動かしたり大きさを変えたりできなくなるため、ほかの図形を編集するたびに背景の図形がずれて困っている方に向いています。

  1. 固定したい図形や画像を右クリックする
  2. 表示されたメニューの「ロック (L)」をクリックする

実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。

右クリックの「ロック」で図形を固定する

右クリックのメニューからロックする方法は、固定したい図形がすぐにクリックできる場所にあるときに使います。2回のクリックで固定できるので、1つずつ図形を固定したい場合はこの方法が早いです。

STEP
固定したい図形を右クリックして「ロック (L)」をクリックする

固定したい図形や画像を右クリックし、メニューから「ロック (L)」をクリックしてください。

PowerPointで図形を固定(ロック)するため、図形を右クリックしてメニューのロック (L)をクリックするスクリーンショット
図形を右クリックして「ロック (L)」をクリックする
STEP
図形が固定(ロック)されたことを確認する

「ロック (L)」をクリックすると、図形の周りに出ていた大きさを変えるための丸いハンドルと、回転のハンドルが消えます。

ロックした図形は、ドラッグで動かすことも、大きさを変えることもできません。これで、PowerPointで図形を固定(ロック)する操作は完了です。

ロックした図形の周りから、大きさを変えるハンドルと回転のハンドルが消えたスクリーンショット
ロックすると図形のハンドルが消え、動かせなくなる

選択ウィンドウの鍵のアイコンで図形を固定する

スライドの図形をどれか1つクリックし、「図形の書式」タブの「オブジェクトの選択と表示」をクリックしてください。画像を選んだ場合は「図の形式」タブに、同じ「オブジェクトの選択と表示」があります。

画面の右側に「選択」が表示され、スライドにある図形が一覧で並びます。固定したい図形の名前の右にある鍵のアイコンをクリックしてください。鍵が閉じた形に変わり、図形がロックされます。

選択ウィンドウはAltキー+F10キーでも開けます。

ロックすると、リボンの「サイズ」にある高さと幅が灰色になり、数値を変えられなくなります。

選択ウィンドウで正方形/長方形 9の鍵のアイコンが閉じた形になり、リボンの高さと幅が灰色になっているスクリーンショット
選択ウィンドウの鍵が閉じると、高さと幅も変えられなくなる

PowerPointで図形の固定(ロック)を解除する方法

PowerPointで図形の固定(ロック)を解除するには、ロックした図形を右クリックして「ロック解除 (L)」をクリックします。ロックした図形の位置や大きさを直したいときや、ほかの人が作った資料で図形が動かせないときに使います。

  1. ロックした図形や画像を右クリックする
  2. 表示されたメニューの「ロック解除 (L)」をクリックする

実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。

右クリックの「ロック解除」で固定を解除する

ロックした図形は、ロックしたときと同じ右クリックのメニューから解除できます。ロックした図形はハンドルが出ないので選べていないように見えますが、右クリックすればメニューが表示されます。

STEP
ロックした図形を右クリックして「ロック解除 (L)」をクリックする

ロックした図形や画像を右クリックしてください。

ロックしている図形では、メニューの「ロック (L)」があった場所が「ロック解除 (L)」に変わっています。「ロック解除 (L)」をクリックしてください。

ロックした図形を右クリックし、メニューのロック解除 (L)をクリックするスクリーンショット
ロックした図形は右クリックで「ロック解除 (L)」を選ぶ
STEP
図形の固定(ロック)が解除されたことを確認する

「ロック解除 (L)」をクリックすると、図形の周りに丸いハンドルと回転のハンドルが表示されます。リボンの「サイズ」の高さと幅も、入力できる状態に戻ります。

これで、PowerPointで図形の固定(ロック)を解除する操作は完了です。

ロックを解除した図形の周りにハンドルが表示され、リボンの高さと幅が入力できる状態に戻ったスクリーンショット
解除するとハンドルが戻り、大きさを変えられるようになる

選択ウィンドウの鍵のアイコンで固定を解除する

選択ウィンドウでロックした図形は、同じ場所から解除できます。図形や画像のいずれかをクリックし、「図形の書式」タブの「オブジェクトの選択と表示」をクリックして「選択」を開き、ロックを解除したい図形の閉じた鍵のアイコンをクリックしてください。

選択ウィンドウはAltキー+F10キーでも開けます。

鍵が開いた形に変わると、ロックが解除されます。図形の周りにハンドルが表示され、また動かせるようになります。

選択ウィンドウで正方形/長方形 9の鍵のアイコンが開いた形になり、図形にハンドルが表示されているスクリーンショット
鍵が開いた形の図形は、ロックが解除されている状態

PowerPointで図形をロックするとできなくなること

PowerPointで図形をロックすると、位置・大きさ・重なり順は変えられなくなります。一方で、色やスタイルの変更と、Deleteキーでの削除はロックしたままでもできます。ロックは「うっかり動かさない」ための機能で、削除まで防ぐものではありません。

操作ロックした図形
ドラッグで動かすできない
大きさを変えるできない
回転するできない
前面へ移動・背面へ移動できない
トリミング(画像)できない
色やスタイルを変えるできる
Deleteキーで削除するできる
PowerPointで図形をロックしたときにできること・できないこと

ロックした図形は重なり順を変えられないため、最前面や最背面に置きたい図形は、順番を決めてからロックしてください。また、あとから挿入した図形は、ロックした図形の上に重なります。ロックした図形を最前面にしておいても、その上に新しい図形が表示されます。

PowerPointで背景の図形を固定する方法 - スライドマスターに置く

PowerPointの右クリックのメニューに「ロック」が見当たらない場合は、図形をスライドマスターに置くことで固定できます。スライドマスターに置いた図形は、通常の編集画面ではクリックしても選べないため、動かしたり消したりすることがなくなります。

ただし、図形を直すたびにスライドマスターを開く必要があり、置いた図形はそのスライドマスターを使っているすべてのスライドに表示されます。

  1. 「表示」タブをクリックする
  2. 「スライド マスター」をクリックする
  3. 左の一覧のいちばん上のサムネイルを選び、図形を置く
  4. 「マスター表示を閉じる」をクリックする

実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。

STEP
PowerPointの「表示」タブをクリックする

PowerPointでファイルを開き、画面上部の「表示」タブをクリックしてください。

PowerPointで背景の図形を固定するため、画面上部の表示タブをクリックするスクリーンショット
PowerPointの「表示」タブをクリックする
STEP
「スライド マスター」をクリックする

「表示」タブをクリックすると、リボンの表示が切り替わります。

「マスター表示」にある「スライド マスター」をクリックしてください。

表示タブのマスター表示グループにあるスライド マスターにマウスを合わせ、説明が表示されているスクリーンショット
「スライド マスター」をクリックして編集画面を開く
STEP
スライドマスターに図形を置いて「マスター表示を閉じる」をクリックする

「スライド マスター」をクリックすると、スライドマスターの編集画面に切り替わります。

左の一覧でいちばん上の大きいサムネイルをクリックし、固定したい図形や画像を置いてください。

いちばん上のサムネイルに置いた図形は、全部のスライドに表示されます。

図形を置いたら、「スライド マスター」タブの「マスター表示を閉じる」をクリックしてください。

スライドマスターのいちばん上のサムネイルを選んで図形を置き、マスター表示を閉じるをクリックするスクリーンショット
図形を置いたら「マスター表示を閉じる」をクリックする
STEP
全部のスライドに図形が固定されたことを確認する

「マスター表示を閉じる」をクリックすると、通常の編集画面に戻ります。スライドマスターに置いた図形が、全部のスライドに同じ位置で表示されます。

この図形は通常の編集画面ではクリックしても選べないため、動かしたり消したりしてしまうことがありません。これで、スライドマスターを使って背景の図形を固定する操作は完了です。

スライドマスターに置いた図形を直したり消したりしたいときは、もう一度「表示」タブの「スライド マスター」を開いて編集してください。

通常の編集画面に戻り、スライド一覧の3枚すべてに同じ位置で図形が表示されているスクリーンショット
スライドマスターに置いた図形が全スライドに表示される

PowerPointの図形の固定(ロック)と解除方法に関するよくある質問と答え

PowerPointの図形の固定(ロック)と解除方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

PowerPointで図形や画像が動かせない・選択できないのはなぜですか?

図形がロックされているか、スライドマスターに置かれているかのどちらかです。
図形を右クリックしてメニューに「ロック解除 (L)」が出る場合はロックされているので、「ロック解除 (L)」をクリックすると動かせるようになります。
右クリックしても図形が選ばれない場合はスライドマスターに置かれているので、「表示」タブの「スライド マスター」を開いて編集してください。
ほかの図形の下に重なっていてクリックしにくいときは、「オブジェクトの選択と表示」で一覧から名前をクリックすると選べます。詳しくは図形を指定して選択する方法をご覧ください。

PowerPointで図形のサイズや縦横比を固定するにはどうすればいいですか?

図形の大きさを変えられないようにするには、図形を右クリックして「ロック (L)」をクリックしてください。
ロックすると位置や重なり順も一緒に固定されます。大きさは変えられるようにしたまま、縦と横の比率だけを保ちたい場合は、図形の書式設定の「サイズ」にある「縦横比を固定する」にチェックを入れてください。書式設定の開き方は図形の書式設定を開く方法をご覧ください。

PowerPointの図形のロックをキーボードで操作する方法はありますか?

はい、図形を選んだ状態でShiftキー+F10キーを押して右クリックのメニューを開き、Lキーを押すと「ロック (L)」を選べます。ロックした図形では、同じ操作で「ロック解除 (L)」を選べます。

PowerPointで画像やアイコンもロックして固定できますか?

はい、画像やアイコンも図形と同じ手順でロックできます。
画像やアイコンを右クリックし、表示されたメニューの「ロック (L)」をクリックしてください。選択ウィンドウでも、図形と同じように鍵のアイコンでロックと解除ができます。

PowerPointで複数の図形をまとめてロックできますか?

はい、できます。Ctrlキーを押しながら固定したい図形を順にクリックして複数選び、選んだ図形のどれかを右クリックして「ロック (L)」をクリックしてください。
背景の飾りと枠のように、一緒に固定したい図形がいくつもある場合に使えます。

PowerPointでロックした図形が消されないようにするにはどうすればいいですか?

ロックした図形でもDeleteキーで削除できるため、消されないようにするにはスライドマスターに置くか、ファイルに書き込みパスワードを設定してください。
スライドマスターに置いた図形は通常の編集画面では選べないので、削除もできません。
資料そのものを編集されたくない場合は、書き込みパスワードを設定すると、パスワードを知らない人は読み取り専用で開くことになります。詳しくはPowerPointのファイルにパスワードを設定する方法をご覧ください。

Mac版のPowerPointでも図形をロックできますか?

はい、Mac版のPowerPointでもロックできます。Microsoftの選択ウィンドウの説明ページに、Mac版でも選択ウィンドウの鍵のアイコンでロックと解除ができると書かれています。

PowerPointで図形をロックする前に、位置をきれいにそろえる方法はありますか?

はい、グリッド線を表示して、図形をグリッド線に合わせて配置する方法があります。
グリッド線は「表示」タブの「グリッド線」にチェックを入れると表示されます。ロックすると位置を動かせなくなるので、グリッド線で位置をそろえてからロックしてください。
詳しくはグリッド線に合わせて図形を配置する方法をご覧ください。

Web版のPowerPointでも図形をロックできますか?

いいえ、Web版のPowerPointでは図形をロックできません。2026年9月に確認したところ、Web版では図形を右クリックしても「ロック」が表示されませんでした。
図形のロックや解除をしたい場合は、デスクトップ版のPowerPointでファイルを開いて操作してください。

PowerPointの選択ウィンドウにある目のアイコンは何ですか?

目のアイコンは、図形を表示するか非表示にするかを切り替えるボタンです。目のアイコンをクリックすると図形がスライドから見えなくなり、もう一度クリックすると表示されます。
非表示は図形を見えなくするだけで固定はしないため、図形を動かないようにしたい場合は、右隣の鍵のアイコンでロックしてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。

記事内で紹介している手順はあくまで一例です。OSのバージョンやPC環境によって操作画面・手順が異なる場合があり、目的に応じた最適な方法も環境ごとに異なります。参考のうえご利用ください。

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公式情報・関連資料と検証環境
公式情報・関連資料
実行環境詳細と検証日
  • OS:Windows 11 Home 25H2(64bit)
    ※本記事の手順は Windows11 Home / Pro / Enterpriseで共通です(ポリシーで制限された環境を除く)。
  • ハードウェア:Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H (1.40 GHz) / 32GB RAM
  • PowerPoint:MSO (バージョン 2608 ビルド 16.0.20326.20072) 64 ビット
  • 最終検証日:2026年9月25日
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この記事を書いた人

情シスの自由帳管理人のアバター 情シスの自由帳管理人 情シスの自由帳管理人

社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
「情シスの自由帳」では、パソコンが苦手な方や新人の社内SEの方、テレワーク中に困りごとがある方に向けて、実務経験に基づいた再現性の高い解説を心がけています。

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Windows 11 Home(64bit)/Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H(1.40GHz)/32GB RAM

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