【Windows11】顔認証でログインする方法|Windows Helloの初期設定

【Windows11】顔認証でログインする方法|Windows Helloの初期設定

Windows11で顔認証ログインを設定したいけど、やり方が分からない…そんな経験はありませんか?

パソコンを起動するたびにパスワードを入力するのは面倒だし、顔認証がうまく設定できない、ログインできない、といったトラブルでお困りの方もいるかもしれません。

この記事では、Windows11の顔認証ログイン(Windows Hello)の初期設定方法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。さらに、

  • セキュリティ強化、パスワード入力不要の快適さ、企業での利用など、Windows Helloのメリット
  • 設定アプリを使った、顔認証ログインの具体的な設定手順 (画像付き)
  • よくある質問と答え(FAQ)で、設定時や利用時の疑問、トラブルを解決

について詳しく説明します。

この記事を読めば、あなたもすぐにWindows11で顔認証ログインを使えるようになり、もうパスワードで悩むことはありません。

目次

Windows Helloでログインするメリット - セキュリティ、利便性、そして快適さを手に入れる

Windows Helloは、顔認証、指紋認証、PIN などを使って、Windows11に簡単かつ安全にログインできる機能です。
パスワード入力の手間を省くだけでなく、セキュリティ強化、利便性向上、そして快適なPC操作環境を実現します。

ここでは、Windows Helloを使うべき5つの理由を詳しく解説します。

セキュリティの強化 - 生体認証で不正アクセスを防止

Windows Helloの顔認証や指紋認証は、パスワードよりもはるかに安全です。生体情報は複製が難しく、不正アクセスを防ぐ強力な手段となります。

さらに、認証データはデバイス内に安全に保存され、ネットワーク経由で送信されることはありません。これにより、外部からの侵入リスクを大幅に低減できます。

パスワードレスの利便性 - もうパスワードは覚えなくていい!

Windows Helloを使えば、顔を向けるだけ、指でタッチするだけで、Windows にサインインできます。毎回パスワードを入力する手間が省け、作業効率が大幅に向上します。

Windows11にはログインパスワードを省略してログインする方法もありますが、Windows Helloの方が安心安全です。

もう、複雑なパスワードを覚えたり、定期的に変更したりする必要はありません。

企業での利用も安心 - Windows Hello for Business

Windows Helloは、企業での利用にも最適です。

Windows Hello for Businessは、組織のアカウント管理システム(Active Directory や Azure AD)と連携し、セキュリティと効率性を両立した認証を実現します。

多要素認証 (MFA) の一部としても利用でき、セキュリティレベルをさらに高めることができます。

補足:多要素認証 (MFA)とは?

パスワード、生体認証、スマートフォンアプリの認証コードなど、複数の要素を組み合わせて認証を行うことで、セキュリティを強化する方法です。

快適なPC操作 - シームレスで快適な操作

Windows Helloを使うと、デバイスの起動やロック解除がスムーズに行えます。

顔を向ける、指でタッチする、といった自然な動作で認証が完了するため、ストレスなく、すぐに作業を開始できます。

Windows Helloは、技術に詳しくないユーザーでも簡単に操作できる、直感的なデザインも魅力です。

将来性 - パスワードレス認証の普及

多くの企業や個人が、パスワードを使わない「パスワードレス認証」へと移行しています。

Windows Helloは、その最先端を行く技術であり、今後のセキュリティの主流となる可能性があります。

Microsoft は Windows Helloの機能を継続的にアップデートしており、常に最新のセキュリティを提供しています。

Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定)

Windows11の顔認証ログイン (Windows Hello) は、パスワードを入力せずに、顔をカメラに向けるだけで、素早く安全にサインインできる便利な機能で、以下の手順で簡単に設定することができます。

  1. キーボードのWindowsキーを押し、歯車のアイコンの「設定」をクリック
  2. 左側にある「アカウント」をクリック
  3. 「サインインオプション」をクリック
  4. 「顔認証(Windows Hello)」→「セットアップ」をクリック
  5. 「開始する」ボタンをクリック
  6. PINを入力して「OK」ボタンをクリック
  7. 青い枠内に顔全体が収まるように位置を調整し、そのまま待機
  8. 「閉じる」をクリック

しかし、「設定方法が分からない」「自分のパソコンで使えるの?」「設定がうまくいかない」といった疑問や不安をお持ちの方もいるかもしれません。

ここからは、Windows Helloの顔認証を設定する手順を画像付きで詳しく解説します。

もし設定中に何か問題が発生した場合でも、よくある質問(FAQ)を用意していますので、ご安心ください。

STEP
キーボードのWindowsキーを押し、歯車のアイコンの「設定」をクリック

キーボードのWindowsキーを押して(タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして)ください。

キーボードのWindowsキーを押すとスタートメニューが表示されます。

その中にある歯車のアイコンの「設定」をクリックしてください。

Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step1 キーボードのWindowsキーを押し、歯車のアイコンの「設定」をクリック
Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step1 キーボードのWindowsキーを押し、歯車のアイコンの「設定」をクリック
STEP
左側にある「アカウント」をクリック

「設定」をクリックすると、「ホーム」と大きく書かれたWindowsの設定アプリが開きます。

キーボードのWindowsIを押すことでも、Windowsの設定アプリを開くことができます

左側にある「アカウント」をクリックしてください。

Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step2 左側にある「アカウント」をクリック
Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step2 左側にある「アカウント」をクリック
STEP
「サインインオプション」をクリック

次に、右側を少し下にスクロールし、「サインインオプション」をクリックしてください。

Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step3 「サインインオプション」をクリック
Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step3 「サインインオプション」をクリック
STEP
「顔認証(Windows Hello)」をクリック

次に、右側にある「顔認証(Windows Hello)」をクリックしてください。

Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step4 「顔認証(Windows Hello)」をクリック
Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step4 「顔認証(Windows Hello)」をクリック
STEP
「セットアップ」をクリック

「顔認証(Windows Hello)」をクリックすると、メニューが展開されます。

その中にある「セットアップ」をクリックしてください。

Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step5 「セットアップ」をクリック
Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step5 「セットアップ」をクリック
STEP
「開始する」ボタンをクリック

「セットアップ」をクリックすると、「Windows Helloへようこそ」と書かれた画面が表示されます。

「開始する」ボタンをクリックしてください。

Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step6 「開始する」ボタンをクリック
Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step6 「開始する」ボタンをクリック
STEP
PINを入力して「OK」ボタンをクリック

「開始する」ボタンをクリックすると、PINの入力を求められます。

PINを入力して「OK」ボタンをクリックしてください。

PINはMicrosoftアカウントのパスワードではなく、そのデバイス(PC)へのログインに使用する認証情報です。

Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step7 パソコンのログインパスワード(PIN)を入力して「OK」ボタンをクリック
Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step7 パソコンのログインパスワード(PIN)を入力して「OK」ボタンをクリック
STEP
青い枠内に顔全体が収まるように位置を調整し、そのまま待機

「OK」ボタンをクリックすると、「カメラをまっすぐ見続けてください。」というメッセージが表示されます。画面の青い枠内に顔全体が収まるように位置を調整し、そのままお待ちください。

Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step8 青い枠内に顔全体が収まるように位置を調整し、そのまま待機
Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step8 青い枠内に顔全体が収まるように位置を調整し、そのまま待機
STEP
「閉じる」をクリック

顔認証の登録が完了すると、「すべて完了しました。」と表示されます。「閉じる」をクリックしてください。

これでWindows Helloの初期設定は完了です。

次回から、PCのログイン時や、パスワード入力を求められる場面で、顔認証が利用できるようになります。

Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step9 「閉じる」をクリック
Windows11で顔認証ログインを設定する方法(Windows Helloの初期設定) Step9 「閉じる」をクリック

Windows Hello顔認証ログインに関するよくある質問と答え

Windows Hello顔認証ログインに関するよくある質問と答えをまとめました。

Windows Helloの顔認証って、どんなパソコンでも使えるの?

いいえ、残念ながら全てのパソコンで使えるわけではありません。Windows Helloの顔認証を使うには、お使いのパソコンに赤外線(IR)カメラ、または一部の深度センサー付きWebカメラが搭載されている必要があります。これらのカメラは、顔の立体的な情報を読み取るので、普通のWebカメラよりも正確に本人かどうかを判断できるんです。
お使いのパソコンが対応しているかどうかは、パソコンの説明書やメーカーのWebサイトで確認してみてください。

顔認証対応のパソコンかどうか、見分ける方法は?

パソコンのカメラの横に、小さなランプやセンサーが付いていることがあります。
これが赤外線カメラや深度センサーの目印です。また、Windowsの設定画面で、「アカウント」→「サインインオプション」と進み、「Windows Hello 顔認証」の項目が表示されていれば、対応している可能性が高いです。
詳しくは、お使いのパソコンのメーカーにお問い合わせいただくか、取扱説明書をご確認ください。

顔認証を使うのに、他に何か必要なものはある?

Windows Helloで顔認証を使うには、Windows 11 がインストールされていることと、PINコードの設定が必要です。
PINコードは、顔認証がうまくいかないときに代わりに使う、数字などの暗証番号です。
PINコードは、Windowsの設定画面で、「アカウント」→「サインインオプション」と進み、「PIN(Windows Hello)」から簡単に設定できます。

顔認証の設定って、どうやるの? 難しくない?

Windows Helloの顔認証設定は、とても簡単です。
「スタート」メニューから「設定」アプリを開いて、「アカウント」→「サインインオプション」→「顔認証 (Windows Hello)」と進んで、「セットアップ」ボタンをクリックするだけです。
あとは、画面の指示に従ってカメラの前に座り、顔を登録すれば完了です。
記事の中では、画像付きで手順を詳しく説明しているので、安心してください。

PINコードって何? なんで必要なの?

PINコードは、数字やアルファベットで設定する暗証番号のことです。
Windows Helloの顔認証がうまく機能しないとき、例えば、暗い場所にいたり、顔の一部が隠れていたりする場合に、PINコードを使ってWindowsにログインできます。
顔認証を設定するときには、必ずPINコードも設定することになっています。これは、セキュリティを高めるための大切な仕組みです。

顔認証が設定できない! または「カメラが見つかりません」と表示される

顔認証が設定できない場合は、まず、お使いのパソコンがWindows Helloに対応しているか確認しましょう。パソコンの説明書やメーカーのWebサイトで確認するか、「Windows Hello 対応機種」で検索してみてください。
対応しているのに設定できない場合は、カメラのドライバーが古いか、正しくインストールされていない可能性があります。Windows UpdateでWindowsを最新の状態にしてみてください。

顔認証でログインできない、または、顔認証が遅い!

顔認証でログインできない、または認証が遅い場合は、まず、カメラが汚れていたり、何かで覆われていたりしないか確認してください。
また、周りが暗すぎたり明るすぎたりすると、顔認証がうまくいかないことがあります。明るい場所で、顔全体がカメラにはっきり映るように、顔の向きや角度を調整してみてください。
登録した時と顔の印象が大きく変わった場合(髪型を変えた、ひげを生やしたなど)も、認証に失敗することがあります。
その場合は、PINコードでログインして、Windows Helloの設定で「認識精度を高める」を実行することをおすすめします。

顔認証を再設定したい

顔認証を再設定するには、「設定」アプリを開き、「アカウント」→「サインインオプション」→「顔認証 (Windows Hello)」と進み、「削除」をクリックして現在の顔データを削除します。
その後、「セットアップ」をクリックして、もう一度顔を登録し直してください。

顔写真を変更したいんだけど、どうすればいい?

顔認証に使う顔写真は、後から変更できます。「設定」アプリの「アカウント」→「サインインオプション」→「顔認証 (Windows Hello)」から、「認識精度を高める」をクリックすると、新しい顔データを追加登録できます。
これにより、以前登録した顔データとは異なる顔でも認証できるようになります。
古い顔データを削除したい場合は、「削除」ボタンをクリックしてください。

Windows Helloの顔認証って、安全なの? 写真でもログインできちゃう?

Windows Helloの顔認証は、高度なセキュリティ技術を使っているため、写真や動画で不正にログインされるリスクは非常に低いです。
赤外線カメラや深度情報を取得できるWebカメラは、顔の立体的な情報を読み取るので、平面的な写真では認証できません。
認証データは、パソコンの中の安全な場所に保存され、外に漏れる心配もほとんどありませんので、安心してお使いいただけます。

家族や友人に勝手にログインされないか心配…

Windows Hello の顔認証は、かなり精度が高いので、家族や友人でも、顔が似ているだけでログインできる可能性は低いです。
もし心配な場合は、PINコードを複雑なものにしたり、多要素認証を有効にしたりすると、さらにセキュリティを高められます。

Windows Hello の顔認証のメリット・デメリットは?

Windows Hello の顔認証のメリットは、パスワード入力なしで、素早く簡単にログインできること、パスワードを忘れる心配がないこと、そして生体認証なのでセキュリティが高いことです。デメリットは、対応しているパソコンが必要なこと、周りの環境によっては認証精度が落ちることがあること、そして、設定に少し手間がかかるという点です。

PINコードを忘れてしまった!どうすればいい?

PINコードを忘れてしまった場合は、Microsoftアカウントのパスワードを使ってWindowsにログインし、PINコードを再設定できます。
もし、Microsoftアカウントのパスワードも忘れてしまった場合は、「サインインオプション」の画面で「PINを忘れた場合」をクリックし、画面の指示に従って操作してください。

指紋認証と顔認証、どっちがおすすめ?

指紋認証と顔認証は、どちらも安全なログイン方法です。
どちらが良いかは、お使いのパソコンの機種や、あなたの好みで選んで問題ありません。
指紋認証は、指でタッチするだけなので、より手軽です。顔認証は、カメラに顔を向けるだけなので、より自然な動作でログインできます。
両方に対応しているパソコンなら、両方設定しておくと便利です。

Windows Hello は、他のアプリやWebサービスでも使えるの?

はい、Windows Hello は、Microsoft Edge などの対応ブラウザや、一部のWebサービス、アプリでも使えます。
例えば、Webサイトへのログインや、オンラインショッピングでの支払いなどに、顔認証を使うことができます。
対応しているサービスはまだ少ないですが、これから増加していくと予想します。

Windows Helloの顔認証は、マスクを着けたままでも使えるの?

基本的には、マスクを着けたままでの顔認証は難しいです。
Windows Helloの顔認証は、目、鼻、口などの特徴点を組み合わせて本人を識別するため、マスクで顔の一部が隠れてしまうと、認証精度が低下したり、認証できなくなったりすることがあります。

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実行環境
Windows11 Home 24H2
64 ビット オペレーティング システム
11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-11375H @ 3.30GHz 3.30 GHz
16.0 GB RAM
Microsoft 365

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