【Windows11】保存したパスキーを削除する方法

この記事では、Windows11に保存したパスキーを削除する方法を解説します。Webサービス側とWindows側、それぞれの削除手順を順番に紹介します。

「不要なパスキーを消したいけど、削除したらサインインできなくなりそうで怖い」「パスキーの一覧に見覚えのないサービスが登録されていて気になる」といった声をよく聞きます。

不要なパスキーを削除する場合は、必ず「Webサービス(Google等)の設定」→「Windowsの設定」の順番で行ってください。逆の手順で進めると、最悪の場合サインインできなくなる恐れがあります。

パスキーの基本的な仕組みから、Webサービス側・Windows側それぞれの削除手順、削除できない場合の対処法まで詳しく解説していきます。

なお、パスキーの保存先はWindowsだけでなく、GoogleアカウントやiCloudキーチェーンなどを選択できる場合もあります。この記事ではWindows11に保存されたパスキーの削除手順を解説しています。

目次

パスキーとは?削除前に知っておきたい点

パスキーとは何か、削除前に知っておくべき注意点をまとめました。パスキーの仕組みを理解してから削除手順に進むことで、削除後のログイントラブルを防げます。

パスキーとは

パスキーとは、パスワードの代わりに使える新しいサインイン方法です。Webサービスにサインインするとき、パスワードを入力する代わりに、Windows Helloの顔認証・指紋認証・PINで本人確認を行います。認証情報はデバイス内に暗号化して保存されるため、パスワードのように流出・使い回しのリスクがありません。フィッシング詐欺にも強く、Googleアカウント・Microsoftアカウント・AmazonなどのWebサービスで順次対応が広がっています。

Windows11ではバージョン22H2以降、設定アプリの「アカウント」→「パスキー」からパスキーの一覧を確認・管理できます。パスキーはWebサービスごとに作成されるため、利用するサービスが増えると複数登録されていきます。

パスキーは今後も対応サービスが増え続ける認証方式です。削除方法を含めた正しい管理方法を把握しておくことが、安全な利用につながります。

パスキーを削除する前に知っておきたい点

パスキーの削除を進める前に、以下の3点を確認してください。削除後のログイントラブルを防ぐために重要です。

Webサービス側→Windows側の順でパスキーを削除する

Windows側から先にパスキーを削除すると、Webサービスへのサインイン時にパスキーの使用を求められても応答できず、サインインできなくなる場合があります。必ずWebサービス側を先に削除してください。

削除後はパスワードでサインインできる

パスキーを削除してもアカウントが使えなくなるわけではありません。パスワード・SMS認証など、従来のサインイン方法に切り替わるだけです。ただし、パスワードを忘れている場合は削除前に確認・リセットを済ませておいてください。

削除したパスキーは復元できない

一度削除したパスキーは元に戻せません。再び使いたい場合は、そのWebサービスのサイトから改めてパスキーを登録し直す必要があります。

Windows11でパスキーを削除する手順

パスキーはWebサービス側とWindows側の両方に登録されています。先にWebサービス側を削除しないと、削除後もログイン時にパスキーを求められてログインできなくなる場合があります。

パスキーを削除しても、通常はパスワードやSMS認証など従来のログイン方法でサインインできます。パスワードがわからない場合は、削除前に確認しておくと安心です。

よく使われるGoogleアカウントを例にパスキーの削除手順を紹介します。

Webサービス側のパスキーを削除する(先に行う)

Webサービス側のパスキーの削除は、GoogleアカウントやMicrosoftアカウントなど、パスキーを登録したWebサービスのセキュリティページから行います。Windows側より先に削除しないと、削除後にログインできなくなる場合があるため、必ずこちらを先に済ませてください。

  1. ブラウザーでGoogleアカウントのセキュリティページ(myaccount.google.com/security)を開く
  2. 「Googleにログインする方法」内の「パスキーとセキュリティ キー」をクリックする
  3. 削除したいパスキーの右側にある「×」をクリックする
  4. 「削除」ボタンをクリックして完了を確認する

実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。

STEP
Googleアカウントのセキュリティページを開いて「パスキーとセキュリティ キー」をクリック

ブラウザーでGoogleアカウントのセキュリティページ(myaccount.google.com/security)を開き、Googleアカウントにサインインします。

「Googleにログインする方法」の中にある「パスキーとセキュリティ キー」をクリックしてください。

Windows11に保存したパスキーを削除する手順 - GoogleアカウントのセキュリティページでGoogleにログインする方法内の「パスキーとセキュリティキー」をクリックしているスクリーンショット
「Googleにログインする方法」の中にある「パスキーとセキュリティキー」をクリックする
STEP
削除したいパスキーの右側にある「×」をクリック

「パスキーとセキュリティキー」をクリックすると、「パスキーとセキュリティ キー」と大きく書かれた画面に移動します。

削除したいパスキーの右側にある「×」をクリックしてください。

デバイスごとにわかりやすく書かれています。PCのパスキーを削除したい場合は「Windows」と書かれているパスキーを削除してください。

Googleアカウントのパスキーとセキュリティキーの一覧画面で削除したいパスキーの右側にある「×」をクリックしているスクリーンショット
削除したいパスキーの右側にある「×」をクリックする
STEP
「削除」ボタンをクリック

「×」をクリックすると、「このパスキーを削除しますか?」と確認メッセージが表示されます。

「削除」ボタンをクリックしてください。

このメッセージが最終警告です。削除前に必ずGoogleのログインパスワードがわかる状態にしてください。

Googleアカウントのパスキー削除確認ダイアログで「このパスキーを削除しますか?」と表示され「削除」ボタンをクリックしているスクリーンショット
「削除」ボタンをクリックしてGoogleアカウントのパスキーを削除する
STEP
Googleアカウントからパスキーが削除されたことを確認する

「削除」ボタンをクリックすると、「パスキーを削除しました」と画面に表示され、一覧からも消えます。

Gmailにも「パスキーがアカウントから削除されました」と書かれたメールが届きます。

Googleアカウントのパスキーとセキュリティキーの一覧画面に「パスキーを削除しました」と表示され削除が完了したスクリーンショット
Googleアカウントのパスキーが削除されたことを確認する

Windowsの設定アプリからパスキーを削除する

Windowsの設定アプリからのパスキーの削除は、「設定」→「アカウント」→「パスキー」の順に進み、削除したいパスキーを1件ずつ選んで削除します。Webサービス側の削除が完了してから操作してください。

  1. Windowsキーを押してスタートメニューを開き、「設定」をクリックする
  2. 左側のメニューから「アカウント」をクリックする
  3. 下にスクロールして「パスキー」をクリックする
  4. 削除したいパスキーの右端にある「…」をクリックし、「パスキーを削除する」を選択する
  5. 「削除」ボタンをクリックして完了を確認する

実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。

STEP
Windowsキーを押して「設定」をクリック

キーボードのWindowsキーを押すか、タスクバーにあるWindowsロゴをクリックしてください。

スタートメニューが表示されたら、歯車のアイコンの「設定」をクリックします。

Windows11のスタートメニューを開き歯車アイコンの「設定」をクリックしているスクリーンショット
スタートメニューから「設定」をクリックして設定アプリを開く
STEP
「アカウント」をクリック

「設定」をクリックすると、「ホーム」と表示されたWindowsの設定アプリが開きます。

キーボードのWindowsキー+Iキーを押すことでも、Windowsの設定アプリを開くことができます。
また、Windowsの設定アプリを開くショートカットをデスクトップに作成すると便利です。

左側にある「アカウント」をクリックしてください。

Windows11の設定アプリのホーム画面で左側メニューから「アカウント」をクリックしているスクリーンショット
左側メニューの「アカウント」をクリックする
STEP
「パスキー」をクリック

「アカウント」をクリックすると、Windowsのアカウント管理画面が表示されます。

画面を下にスクロールして「パスキー」をクリックしてください。

Windows11の設定アプリのアカウント画面を下にスクロールして「パスキー」をクリックしているスクリーンショット
下にスクロールして「パスキー」をクリックする
STEP
削除したいパスキーの右端にある「…」をクリックし、「パスキーを削除する」を選択

「パスキー」をクリックすると、「アカウント > パスキー」と大きく書かれた画面に移動します。

削除したいパスキーの右端にある「…」(三点リーダー)をクリックし、「パスキーを削除する」を選択してください。

「…」(三点リーダー)などの、よく見かけるけど読み方のわからない記号はこちらで色々ご紹介しています。興味のある方はぜひご覧ください。

Windows11のパスキー一覧画面で削除したいパスキーの右端にある「…」をクリックし「パスキーを削除する」が表示されているスクリーンショット
「…」をクリックして「パスキーを削除する」を選択する
STEP
「削除」ボタンをクリック

「パスキーを削除する」を選択すると、「このパスキーを完全に削除しますか?」と確認メッセージが表示されます。

「削除」ボタンをクリックしてください。

Windows11のパスキー削除確認ダイアログで「このパスキーを完全に削除しますか?」と表示され「削除」ボタンをクリックしているスクリーンショット
「削除」ボタンをクリックしてWindows11からパスキーを削除する
STEP
Windowsからパスキーが削除されたことを確認する

「削除」ボタンをクリックすると、パスキーの一覧から該当のパスキーが消え、正常に削除されたことが確認できます。

Windows11のパスキー一覧画面から該当のパスキーが消え削除が完了したことを確認しているスクリーンショット
一覧からパスキーが消え削除が完了したことを確認する

「パスキーが削除できない」と表示される場合

Windows11の設定アプリでパスキーを削除しようとすると、「このパスキーはデバイスへのサインインで必要なため、削除できません。」というメッセージが表示されて削除できない場合があります。

これは不具合ではなく、Windowsの仕様です。login.microsoft.com のパスキーはこのパソコンへのWindowsサインイン自体に紐づいているため、削除するとパソコンにサインインできなくなるリスクがあります。そのため、Windowsが削除を制限しています。

Windows11に保存したパスキーを削除する方法に関するよくある質問と答え

Windows11に保存したパスキーを削除する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

Windows11に保存したパスキーはどこから削除できますか?

Windowsキーを押してスタートメニューを開き、「設定」→「アカウント」→「パスキー」の順に進むと一覧が表示されます。削除したいパスキーの右端にある「…」をクリックし、「パスキーを削除する」を選択してください。

パスキーを削除するとそのWebサイトにログインできなくなりますか?

いいえ、ログインできなくなるわけではありません。パスキーを削除すると、パスワードやSMS認証など従来のログイン方法に切り替わるだけです。

削除したパスキーを元に戻すことはできますか?

いいえ、削除したパスキーは復元できません。再び使いたい場合は、そのWebサイトから改めて登録し直す必要があります。

Googleアカウントのパスキーを削除する手順を教えてください。

ブラウザーでGoogleアカウントのセキュリティページ(myaccount.google.com/security)を開き、「Googleにログインする方法」内の「パスキーとセキュリティキー」をクリックします。削除したいパスキーの右側にある「×」をクリックし、「削除」ボタンをクリックすれば完了です。

MicrosoftアカウントのパスキーをWebサービス側から削除するにはどうすればいいですか?

ブラウザーでMicrosoftアカウントのセキュリティ詳細設定ページ(account.live.com/proofs/manage)を開き、「自分が誰であるかを証明する方法」の一覧から削除したいパスキーを選んで「取り除く」をクリックしてください。職場・学校アカウントの場合はセキュリティ情報のページ(mysignins.microsoft.com/security-info)から操作します。

「このパスキーはデバイスへのサインインに必要なため削除できません」と表示されます。

これはWindowsの仕様です。login.microsoft.com のパスキーはWindows11へのサインイン自体に紐づいているため、Windowsが削除を制限しています。どうしても削除が必要な場合は、新しいWindowsユーザーアカウントを作成してサインインし直す方法か、パソコンを初期化する方法を検討してください。なお、どちらの操作も元に戻せないため、実施前に必ずデータのバックアップを取ってください。

設定アプリに「パスキー」の項目が表示されません。

パスキーの管理画面はWindows11バージョン22H2(KB5030310)以降で利用できます。Windowsキー+Iキーで設定アプリを開き、「Windows Update」から最新の更新プログラムを適用してから再度確認してください。
詳しくはWindowsアップデートを手動で実行する方法をご覧ください。また、Windows Helloの設定方法も参考にしてください。

パスキーとパスワードの違いは何ですか?

パスワードは覚えて入力する文字列ですが、パスキーはデバイス内に暗号化して保存される認証情報です。サインイン時にパスワードを入力する代わりに、Windows Helloの顔認証・指紋認証・PINで本人確認を行います。

パスキーとWindows HelloのPIN・顔認証は別物ですか?

はい、別物です。Windows HelloのPINや顔認証はWindows11へのサインインに使う認証方式で、パスキーはWebサービスへのサインインに使う認証情報です。パスキーを削除してもPINや顔認証には影響しません。
詳しくはWindows11顔認証でログインする方法をご覧ください。顔認証を解除したい場合はWindows Hello顔認証ログインを解除する方法も参考にしてください。

パスキーを削除するとWindows11へのサインイン方法に影響しますか?

影響しません。GoogleアカウントやAmazonなどWebサービスのパスキーを削除しても、Windows11へのサインイン(PINや顔認証)はそのまま維持されます。ただし login.microsoft.com のパスキーは例外で、Windowsが削除を制限しています。

PCからパスキーを削除した後も「パスキーを使ってサインイン」の画面が表示されます。

Windows側でパスキーを削除しても、Webサービス側にパスキーの情報が残っていると引き続き表示されます。

PCリプレイス時に前のパソコンのパスキーを削除し忘れた場合はどうすればいいですか?

前のパソコンが手元になくても、Webサービス側のセキュリティページからデバイスを指定して削除できます。GoogleであればGoogleのセキュリティページ(myaccount.google.com/security)の「パスキーとセキュリティキー」から対象を特定して「×」をクリックしてください。

Windows11でパスキーを安全に管理するコツはありますか?

定期的に「設定」→「アカウント」→「パスキー」を開き、不要なサービスのパスキーが残っていないか確認してください。使わなくなったパスキーはこまめに削除しておくと、セキュリティ上のリスクを低減できます。
顔認証をオフにしたい場合はWindows Hello顔認証ログインを解除する方法もあわせてご覧ください。

PowerShellでパスキーを管理できる?

現在、Windows11ではパスキーの一覧取得や削除をPowerShellで直接操作する公式コマンドは提供されていません。設定アプリからの操作が必要です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。

記事内で紹介している手順はあくまで一例です。OSのバージョンやPC環境によって操作画面・手順が異なる場合があり、目的に応じた最適な方法も環境ごとに異なります。参考のうえご利用ください。

誤りのご指摘・追記のご要望・記事のご感想は、記事のコメント欄またはこちらのお問い合わせフォームからお寄せください。個人の方向けには、トラブルの切り分けや設定アドバイスも実施します。

※Microsoft、Windows、Adobe、Acrobat、Creative Cloud、Google Chromeほか記載の製品名・サービス名は各社の商標または登録商標です。

公式情報・関連資料と検証環境
公式情報・関連資料
実行環境詳細と検証日
  • OS:Windows 11 Home 25H2(64bit)
    ※本記事の手順は Windows11 Home / Pro / Enterpriseで共通です(ポリシーで制限された環境を除く)。
  • ハードウェア:Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H (1.40 GHz) / 32GB RAM
  • 最終検証日:2026年4月5日
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この記事を書いた人

情シスの自由帳管理人のアバター 情シスの自由帳管理人 情シスの自由帳管理人

社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
「情シスの自由帳」では、パソコンが苦手な方や新人の社内SEの方、テレワーク中に困りごとがある方に向けて、実務経験に基づいた再現性の高い解説を心がけています。

【基本検証環境】
Windows 11 Home(64bit)/Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H(1.40GHz)/32GB RAM

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