Windowsで日本語キーボードを使っていて、バックスラッシュ(\)の入力方法に困っていませんか?
実は、全角のバックスラッシュ(\)は全角で「¥」や「ろ」を入力してからスペースキーを使って変換すると簡単に入力できます。
また、半角バックスラッシュを入力するには、キーボードを半角モードに切り替えてから、日本語以外のフォント(たとえば VerdanaやKaiTi、Courier Newなど)を使って「¥」や「ろ」のキーを押すと、半角バックスラッシュになります。
この記事では、Windowsの日本語キーボードを使ってバックスラッシュ(\)を入力する方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説しています。
全角バックスラッシュ(\)を入力する方法
まずは、Windowsの日本語キーボードで全角バックスラッシュ(\)を入力する方法をご紹介します。
全角のバックスラッシュを入力するには、主に2つの方法があります。
1つは「全角で“¥
”や“ろ
”を入力してからスペースキーで変換する」方法、もう1つは「“ばっくすらっしゅ
”と入力して変換する」方法です。
どちらも簡単なので、お好みに合わせてお試しください。
全角で「¥」や「ろ」を入力してからスペースキーを使って変換する
まずは全角モードで「¥
」キーまたは「ろ
」キーを押してください。
全角モードで「¥
」キーまたは「ろ
」キーを押すと「¥」が表示されます。
このままいつも通り「スペース
」キーや、「変換
」キーで変換してください。
変換を続けると、以下のように全角バックスラッシュ(\)が入力できます。
「ばっくすらっしゅ」と入力して変換する
「ばっくすらっしゅ」と入力し、いつも通り「スペース
」キーや、「変換
」キーで変換してください。
変換を続けると、以下のように全角バックスラッシュ(\)が入力できます。
Word、Excel、メモ帳で半角バックスラッシュを入力する方法
まず、Windowsの日本語環境では、半角バックスラッシュ\
を入力しても、アプリケーションによって表示が異なる場合がある点に注意が必要です。
例えば、半角英数モードで¥
キーまたは「ろ
」キーを押すと、一部のアプリケーションなどでは半角バックスラッシュ\
が表示されますが、WordやExcel、メモ帳アプリなどでは通常円記号(¥)として表示されます。
これは、半角バックスラッシュに割り当てられたASCIIコード(およびUnicode)と、JISコードにおける円記号(¥)の文字コードが、どちらも同じ「5C」(16進数)であるためです。
見た目は異なっていても、Windows内部では同じ文字コードとして認識されるために、このような現象が起こります。
そこで、ここからは、WordやExcelなどで確実に半角バックスラッシュ\
を表示させる方法を解説します。
Wordで半角バックスラッシュを入力する方法
Microsoft Wordで半角バックスラッシュ\
を表示させたい場合は、以下のいずれかのフォントを選択した上で、半角英数モードで¥
キーまたは「ろ
」キーを押してください。
- KaiTi
- DengXian
- Microsoft JhengHei
- Microsoft YaHei
- NSimSun
これらはいずれも日本語以外のフォントで、文字コードが同じでも「円記号(¥)」ではなく半角バックスラッシュとして表示されやすくなります。
Excelで半角バックスラッシュを入力する方法
Microsoft Excelで半角バックスラッシュ\
を表示させたい場合は、以下のいずれかのフォントを選択した上で、半角英数モードで¥
キーまたは「ろ
」キーを押してください。
- KaiTi
- DengXian
- Microsoft JhengHei
- Arial
- Courier New
- Times New Roman
これらはいずれも日本語以外のフォントで、文字コードが同じでも「円記号(¥)」ではなく半角バックスラッシュとして表示されやすくなります。
メモ帳で半角バックスラッシュを入力する方法
Windows標準のメモ帳で半角バックスラッシュ\
を表示させたい場合は、以下のいずれかのフォントを選択した上で、半角英数モードで¥
キーまたは「ろ
」キーを押してください。
- Arial
- Century
- Calibri
- Verdana
- Times New Roman
これらはいずれも日本語以外のフォントで、文字コードが同じでも「円記号(¥)」ではなく半角バックスラッシュとして表示されやすくなります。
半角バックスラッシュを使うときの注意点
Windowsの日本語キーボードで半角バックスラッシュ\
を使うときには、いくつか気を付けたい点があります。ここでは、その注意点を分かりやすく説明します。
見た目は円マーク(¥)、でも、本当はバックスラッシュ(\
)
日本語の環境では、フォントやソフトによっては、半角バックスラッシュ\
が円マーク(¥)に見えることがあります。でも、見た目が円マークでも、パソコンの中ではちゃんと半角バックスラッシュとして扱われているので安心してください。
例えば、ファイルの場所を示すパスを入力したり、プログラミングをしたりするときは、見た目に惑わされず、\
キーや「ろ
」キーを使って入力しましょう。
「ろ」キーで打つときは気を付けて
日本語キーボードの「ろ
」キーは、設定やソフトによっては、半角バックスラッシュ\
ではなく、別の文字(例えば「_(アンダースコア)」など)が入力されることがあります。
確実に半角バックスラッシュを入力したいときは、¥
キーを使うのがおすすめです。
半角バックスラッシュが表示されないときは、フォントを確認
日本語のフォントの中には、半角バックスラッシュ\
の形が入っていないものがあります。
そういったフォントを使っていると、半角バックスラッシュを打っても何も表示されなかったり、別の文字に見えたりすることがあります。
もし表示がおかしいときは、Arialなどの英語のフォントに変えてみてください。
その他、覚えておきたいこと
Windowsでは、ファイル名やフォルダ名に半角バックスラッシュ\
は使えません。
インターネットのブラウザのアドレスの部分では、半角バックスラッシュは/
(スラッシュ)に自動で変わる場合があります。
バックスラッシュ(\)の打ち方に関するよくある質問と答え
バックスラッシュ(\)の打ち方に関するよくある質問と答えをまとめました。
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