こんな人にオススメの記事です
- メモリー不足でパソコンの動作が遅くなって困っている人
- 仮想メモリをどれくらい割り当てるのが良いか悩んでいる人
- 仮想メモリの割り当て方を知りたい人
仮想メモリを増やすことで物理メモリが不足してもパソコンの動作が遅くなってフリーズしたり、強制終了したりすることを防ぐことができます。
Windows11で仮想メモリを増やすには、以下の手順で行います。
- [Windowsキー]を押して[設定]をクリック
- [バージョン情報]→[システムの詳細設定]をクリック
- パフォーマンス欄の[設定(S)]をクリック
- 仮想メモリ欄の[変更(C)]をクリック
- [すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する]のチェックを外し、カスタムサイズ欄に数値(MB)を入力
仮想メモリを増やすにはディスクの空き容量が必要になります。
ディスクの空き容量が足りない場合は、こちらの「ディスクの空き容量をWindows標準機能でガッツリ増やす方法」を参考にして、空き容量を確保しておいてください。

この記事では、仮想メモリを増やす方法と、どれくらの数値にすれば良いのかの推奨値をご紹介します。
仮想メモリとは
「仮想」というと難しく感じるかもしれませんが、ここでは簡単にその機能と役割について解説します。
仮想メモリはハードディスクやSSDの一部の領域をメモリとして扱うことを指します。「なんちゃってメモリ」と思ってください。
4GBの物理メモリを搭載しているパソコンに6GBの仮想メモリを割り当てることで、10GB程度のメモリとしての役割を果たします。
しかし、仮想メモリ(なんちゃってメモリ)には物理メモリほどの処理速はないため、物理メモリ10GB相当の速度にはなりません。不足した場合にその一部を補う程度の機能だと思ってください。
それでも不足しているメモリを補える貴重な機能なので、パソコンがフリーズしたり、アプリケーションが強制終了してしまう場合は仮想メモリを増設しておくことをオススメします。
仮想メモリをいくら増やしてもフリーズや強制終了が改善されない場合、物理ッメモリを増やすことを検討してください。
仮想メモリに割り当てる推奨数値
メモリその時使っているソフトなどによって負荷が大きく変わるため、全ての人に対してベストではないかもしれませんが、私の推奨値を記載します。
搭載している物理メモリ(GB) | 推奨される仮想メモリ(GB) |
4GB | 6GB |
8GB | 4GB |
16GB | 自動割り当て |
元々搭載されている物理メモリが低い場合は仮想メモリを多めに設定する意味がありますが、物理メモリの性能が高い場合は仮想メモリを多く設定する必要がありません。
特に16GB以上の物理メモリを搭載している場合は、基本的に仮想メモリが使われることが少ないため自動割り当てで問題ありません。
仮想メモリの設定値を増やす方法
ここからは具体的に仮想メモリの設定値を増やす方法を画像付きで解説していきます。

タスクバーに表示されているWindowsロゴをクリックしてください。
Windowsロゴをクリックすると上に向かってメニューが展開されます。
その中にある[設定](歯車のアイコン)をクリックしてください。

[設定](歯車のアイコン)をクリックすると、「システム」と書かれたウィンドウが表示されます。
その中を一番下までスクロールすると、[バージョン情報]と書かれた項目があるので、それをクリックしてください。

[バージョン情報]をクリックすると、「システム > バージョン情報」と表示される画面に移ります。
この画面にはパソコンの情報(名前や型番など)が細かく表示されています。
「関連リンク」と書かれた枠の中にある[システムの詳細設定]をクリックしてください。

[システムの詳細設定]をクリックすると「システムのプロパティ」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
「パフォーマンス」と書かれた枠の中にある[設定(S)]をクリックしてください。

[設定(S)]をクリックすると、「パフォーマンスオプション」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
その中にある[詳細設定]タブをクリックしてください。

[詳細設定]タブをクリックすると、「仮想メモリ」と書かれた枠があります。
その枠の中にある[変更(C)]をクリックしてください。

[変更(C)]をクリックすると、「仮想メモリ」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
まずは一番上にある[すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に関する(A)]のチェックを外してください。

[すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に関する(A)]のチェックをすと、「カスタムサイズ」という項目を変更できるようになります。
[カスタムサイズ]にチェックを入れ、その下の「初期サイズ」と「最大サイズ」に割り当てる数値を入力します。
ドライブが複数ある場合はCドライブ以外がオススメです。
※パーティションを別けているだけの場合はCドライブがオススメです。
「初期サイズ」と「最大サイズ」に入力する数値は、上記の「仮想メモリに割り当てる推奨数値」を参考にしてください。
数値を入力したら右下にある[OK]をクリックしてください。

[OK]をクリックしたら再起動を求めるメッセージが表示されます。
再起動すると仮想メモリに割り当てられる領域が設定されます。
よくある質問
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