【Outlook】開発タブの出し方|初心者でもすぐできる簡単4ステップ

【Outlook】開発タブの出し方|初心者でもすぐできる簡単4ステップ

Outlookを日々の業務で使用していると、同じ操作の繰り返しに時間を取られていませんか?
そんな時は「開発」タブの表示がおすすめです。Outlookを使う作業の効率が大幅に向上する可能性があります。

Outlookの「開発」タブは初期状態では非表示ですが、以下の手順で簡単に表示できます。

Outlookのリボンの空白箇所を右クリックし、「リボンのユーザー設定」を開きます
「メイン タブ」内の「開発」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックすれば表示完了です。

「開発」タブを活用すれば、マクロやVBAによる以下のような業務の自動化、アドインの追加など、Outlookの機能を拡張できます。

これにより、日々のメール処理がよりスムーズかつ効率的になり、時間の有効活用につながるでしょう。

この記事では、初心者の方でも迷わないよう、開発タブの表示方法を実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

一度「開発」タブを表示すれば、再度手動で非表示に戻したり、Officeの修復インストールなどを行わない限り、そのまま表示された状態で使い続けることができます。

Outlookの「開発」タブは、「ファイル」タブ内のオプションからも表示可能

Outlookで「開発」タブを表示する方法は、他にも「ファイル」タブから「オプション」を開き、「リボンのユーザー設定」で「開発」にチェックを入れる方法があります。
しかし、この手順は操作が多く、今回の記事で紹介する方法よりもメリットが少ないため、ここでは割愛します。

目次

Outlookで開発タブを表示する最短手順

Outlookで開発タブを表示する手順は、以下の通りです。

  1. Outlook画面上部のリボン(メニュー)の空白箇所を右クリックする
  2. 出てきたメニューから「リボンのユーザー設定」をクリックする
  3. 右側の「メイン タブ」一覧から「開発」にチェックを入れる
  4. 「OK」をクリックすることで、リボンに「開発」タブが表示される

ここからは、Outlookで開発タブを表示する最も簡単な方法を、実際の画面の画像と合わせて解説します。

STEP
リボンの空白箇所を右クリックし、「リボンのユーザー設定(R)」をクリック

まずは、Outlook画面上部のリボン(メニュー)の空白箇所を右クリックしてください。

次に、表示されるメニューから「リボンのユーザー設定(R)」をクリックしてください。

Outlookのリボンが折りたたまれて操作しにくい場合は、「【Outlook】リボン(メニューバー)を常に表示する方法|デスクトップ版・Web版対応 」をご覧になり、リボンを常に表示に切り替えてください。

Outlookで開発タブを表示する最短手順 Step1 リボンの空白箇所を右クリックし、「リボンのユーザー設定(R)」をクリック
Outlookで開発タブを表示する最短手順 Step1 リボンの空白箇所を右クリックし、「リボンのユーザー設定(R)」をクリック
STEP
右側の「開発」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリック

「リボンのユーザー設定(R)」をクリックすると、「Outlookのオプション」と書かれた画面が表示されます。

右側の「開発」にチェックを入れ、「OK」をクリックしてください。

Outlookで開発タブを表示する最短手順 Step2 右側の「開発」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリック
Outlookで開発タブを表示する最短手順 Step2 右側の「開発」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリック
STEP
「開発」タブが表示されたことを確認する

「OK」をクリックすると、「Outlookのオプション」ウィンドウが閉じます。

「表示」タブと「ヘルプ」タブの間に「開発」タブが表示されてことを確認してください。

Outlookで開発タブを表示する最短手順 Step3 「開発」タブが表示されたことを確認する
Outlookで開発タブを表示する最短手順 Step3 「開発」タブが表示されたことを確認する

なぜ「開発」タブは最初から表示されていないのか

Outlookの「開発」タブには、フォームの作成やVBA (Visual Basic for Applications) によるマクロの作成など、Outlookをさらに便利に活用するための機能が集約されています。

例えば、受信したメールの添付ファイルを自動で保存したり、受信したメールの内容を自動的にExcelに転記したり、定型的なメールの送信を自動化したりすることが可能です。

標準的なメールの送受信やスケジュール管理だけであれば、「開発」タブの機能は必須ではありません。

初期設定で非表示になっているのは、より多くの方にとって、シンプルで使いやすい画面を維持するため、そして誤操作による意図しない設定変更を防ぐためとも考えられます。

「開発」タブで何ができる?

Outlookの「開発」タブを有効にすると、高度な機能が利用できるようになり、単純なメール送受信ツールから業務効率化ツールへと進化します。

開発タブでできること

  • マクロの記録・編集: 繰り返し行う作業をマクロとして記録しておけば、ワンクリックで実行できます。日々のルーチンワークを大幅に短縮できる、強力な機能です。
  • VBA (Visual Basic for Applications) エディタの利用: VBAを使うことで、Outlookに独自のカスタムロジックを組み込めます。自動処理や条件分岐など、自由度の高い設定が可能です。
  • カスタムボタンやフォームの作成: 自分だけの操作ボタンや入力フォームを作成できます。作業環境を最適化し、より直感的で分かりやすい操作を実現します。

これらの機能を活用することで、受信したメールの添付ファイルを自動で保存したり、受信したメールの内容を自動的にExcelに転記したり、定型的なメールの送信を自動化したりすることが可能です。

Outlookで開発タブを表示する方法に関するよくある質問と答え

Outlookで開発タブを表示する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

Outlookで「開発」タブを表示するには、どうすればよいですか?

Outlook上部のリボンで何もないところを右クリックし、「リボンのユーザー設定」を選びます。右側のメインタブ一覧に「開発」があるのでチェックを入れて「OK」を押せば、すぐに「開発」タブがリボン上に表示されます。
Outlookのリボンが折りたたまれて操作しにくい場合は、「【Outlook】リボン(メニューバー)を常に表示する方法|デスクトップ版・Web版対応 」をご覧になり、リボンを常に表示に切り替えてください。

なぜ最初からOutlookの「開発」タブが表示されていないのでしょうか?

「開発」タブはフォーム機能やVBAなど、やや上級者向けの機能が集まった場所です。
初心者が最初から迷わないように、あえて初期状態では非表示となっており、必要になった人だけが後から有効化できる設計になっています。

「開発」タブを表示すると、Outlookでどんな新しいことができますか?

受信したメールの添付ファイルを自動で保存したり、受信したメールの内容を自動的にExcelに転記したり、定型的なメールの送信を自動化したりすることが可能です。

一度「開発」タブを表示した後、不要になったら非表示に戻せますか?

もちろん可能です。
先ほどと同じ「リボンのユーザー設定」画面で「開発」のチェックを外して「OK」をクリックすれば元に戻せます。
これで必要なときだけ表示させる柔軟な使い方ができます。

「開発」タブを表示しても、Outlookの動作が重くなったり不安定になる心配はありませんか?

「開発」タブは、あくまで既存の機能を前面に出す設定です。
表示するだけでOutlookが重くなることはありませんし、通常通り快適に使えます。

マクロやVBAの知識がない初心者でも、「開発」タブを表示するメリットはありますか?

マクロ記録機能を使えば、プログラミングの知識がなくても単純な繰り返し作業をワンクリックで処理できるようになります。
これだけでも時間短縮になり、業務効率が大きく改善します。

会社のパソコンで「開発」タブを表示しても大丈夫でしょうか?

基本的には問題ありませんが、セキュリティポリシーによってはマクロの実行が制限されていることもあります。
業務で使う場合は、あらかじめ所属先のルールを確認しておくと安心です。

「開発」タブを有効にすると、ほかのパソコンで同じファイルを開いた際もタブが表示されますか?

「開発」タブの表示は使用中のPC環境に依存します。
あなたが「開発」タブを有効にしても、別のPCで同じOutlookファイルを開いた人が開発タブを表示していない限り、その人の環境では表示されません。

「開発」タブを表示することで、既存のメールが影響を受けることはありますか?

既存のメールが消えたりすることはありません。
「開発」タブは新たな機能を呼び出しやすくするための設定であり、既存の作業内容には影響を与えません。

「開発」タブを表示するにはOutlookの特別なエディションが必要ですか?

一般的なOutlookであれば、特別なエディションや拡張機能は不要です。
標準機能として備わっているので、すでにお使いの環境で手軽に表示できます。

「開発」タブを表示する作業は、一度やればずっとその状態が続くのでしょうか?

基本的には一度設定すれば表示状態は保たれます。再インストールや修復インストールをしない限り、再び設定し直す必要はありません。

「開発」タブを使うのは無料ですか?

はい、Outlookの標準機能なので無料で使えます。

「開発」タブはOutlook on the web(Online版Outlook)も使えますか?

いいえ、残念ながらOutlook on the web(Online版Outlook)では「開発」タブは利用できません。

「開発」タブはOutlook(new)も使えますか?

いいえ、Outlook(new)では「開発」タブは使えません。
OutlookとOutlook(new)の機能比較は、こちらのMicrosoft公式サイトをご覧ください。

その他Outlookに関する記事

その他Outlookに関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。
このサイトは情シスマンが半径3m以内のITに関する情報を掲載してるサイトです。
Windows系を主として、ソフトや周辺機器の操作や設定について画像も用いながらわかりやすく解説しています。

解説している内容に誤りがあった場合や、補足が必要な場合、もっと知りたい場合はこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。
個人の方を限定にサポートさせていただきます。

実行環境
Windows11 Home 24H2
64 ビット オペレーティング システム
11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-11375H @ 3.30GHz 3.30 GHz
16.0 GB RAM
Microsoft 365

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次