こんな人にオススメの記事です
- 毎日決まった時間にエクセルやワード、Outlookを起動させたい人
- 毎日決まった時間にエクセルやワードのファイルを開きたい人
Windowsにはタスクスケジューラと呼ばれる、決められた時間または一定間隔でプログラムやスクリプト(シャットダウンしたり、ブラウザーを起動したり)を実行する機能がWindows98から搭載されています。
この記事ではタスク スケジューラを使い、設定した時間に自動的にエクセルやワード、Outlookを起動する方法と、特定のエクセルやワードのファイルを開く方法を詳しく解説していきます。
タスクスケジューラを起動する
まずはタスクスケジューラを起動していきます。
タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして(キーボードのWindowsキーを押して)ください。
Windowsロゴをクリックすると上に向かってメニューが展開されます。
その一番上の[検索バー]をクリックしてください。
![[検索バー]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド2-15-1024x576.png)
[検索バー]に[タスク スケジューラ]と入力してください。
[タスク スケジューラ]と入力すると右側に「タスク スケジューラ」が表示されます。
その中にある[管理者として実行]をクリックしてください。
![[タスク スケジューラ]を管理者として実行する](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド3-14-1024x576.png)
[管理者として実行]をクリックすると以下のようなタスク スケジューラが起動します。
![[タスク スケジューラ]を管理者として実行する](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド4-10-1024x576.png)
決まった時間に自動でエクセルやワード、Outlookを起動するタスクを作成する
次にタスク スケジューラに決まった時間にエクセルやワード、Outlookを起動するためのタスクを登録していきます。
タスク スケジューラの画面右上にある[基本タスクの作成]をクリックしてください。

[基本タスクの作成]をクリックすると「基本タスク作成ウィザード」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
名前欄に今回作成するタスクの名前を入力してください。
※ここでは「エクセルを起動する」とします。
入力したら[次へ]をクリックしてください。
![わかりやすいタスク名を入力して[次へ]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド3-17-1024x576.png)
ここではどの頻度でタスクを実行するかを選択します。
※ここでは毎日決められた時間にエクセルを起動させると仮定して「毎日」を選択しています。
頻度を選択したら[次へ]をクリックしてください。
![タスクトリガーを選択して[次へ]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド4-13-1024x576.png)
この画面では以下の2項目を選択します。
- 何月何日から作成したタスク(エクセルを起動する)を開始するか
- 何時に自動的にエクセルを起動するか
開始の右にある日付で「何月何日から作成したタスク(エクセルを起動する)を開始するか」を選択してください。
その右の時刻が記載されている枠で「エクセルを起動するか」を選択してください。
日付と時間を選択したら右下の[次へ]をクリックしてください。

「プログラムの開始」を選択して[次へ]をクリックしてください。
![プログラムの開始を選択して[次へ]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド6-10-1024x576.png)
次に実行したいプログラムを選択します。
今回はエクセルを起動させるため、C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root
の中にある[EXCEL.EXE
]を選択し、右下の[開く]をクリックしてください。
また、エクセル以外に、ワードやOutlookも指定することができます。
詳しくはページ下部の「ワードやOutlookを自動で起動させたい場合」をご覧ください。
![エクセルのアプリケーションファイルを選択して[開く]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド7-10-1024x576.png)
プログラム/スクリプトの内容が正しいことを確認して[次へ]をクリックしてください。
![プログラム/スクリプトの内容を確認して[次へ]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド8-11-1024x576.png)
最後に、名前やトリガー(実施頻度)、操作内容を確認し、問題なければ右下の[完了]をクリックしてください。
これで毎日決まった時間に自動でエクセルが起動するタスクが作成されます。
![[完了]をクリックしてタスクを作成する](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド9-9-1024x576.png)
ワードやOutlookなど、その他のOffice製品やGoogle Chromeを自動で起動させたい場合
上記の「決まった時間に自動でエクセルやワード、Outlookを起動するタスクを作成する」ではエクセルを例にあげて解説しましたが、エクセル以外にもさまざまなアプリケーションやソフトにも応用できます。
大まかな流れは上記の「決まった時間に自動でエクセルやワード、Outlookを起動するタスクを作成する」と同じですが、Step6で選択するアプリケーションファイルが異なります。
対象のアプリケーション | 保存されている場所 ファイル名 |
ワード2019 | C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\ WINWORD.EXE |
Outlook2019 | C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\ OUTLOOK.EXE |
Powerpoint2019 | C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\ POWERPNT.EXE |
Google Chrome | C:\Program Files\Google\Chrome\Application chrome.exe |
これらをStep6で選択することで、対象のアプリケーションをタスク スケジューラを使って起動させることができます。
特定のエクセルファイルやワードファイルを自動で開きたい場合
特定のエクセルファイルやワードファイルを自動で開きたい場合は「決まった時間に自動でエクセルやワード、Outlookを起動するタスクを作成する」のStep6でそのファイルを指定してください。

これで特定のエクセルファイルやワードファイルをタスク スケジューラを使って開くことができます。
スリープモード中やログインしていない状態でもタスクを実行したい場合
スリープモード中やログインしていない状態でもタスクを実行したい場合は、タスク スケジューラと電源の設定を変更する必要があります。
タスク スケジューラと電源の設定方法はこちらの「Windowsがスリーブ状態でも自動でシャットダウンするように設定する」で詳しく解説しているので、スリープモード中やログインしていない状態でもタスクを実行したい場合は是非御覧ください。
タスク スケジューラに設定したタスクをすぐに試してみる方法
タスク スケジューラでタスクを作成したら本番前に動作を確認しておきましょう。
ここからはタスク スケジューラで設定したタスクをすぐに試してみる方法を詳しく解説していきます。
まずはタスク スケジューラを起動してください。

タスク スケジューラの左上にある[タスク スケジューラ ライブラリ]をクリックしてください。
![[タスク スケジューラ ライブラリ]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド13-2-1024x576.png)
[タスク スケジューラ ライブラリ]をクリックすると、画面中段上部にWindowsに設定されているタスクの一覧が表示されます。
その一覧の中から動作を確認したいタスク(ここではエクセルを定時に起動するタスク)をクリックして選択してください。
動作を確認したいタスクを選択したら、右側にある[実行]をクリックしてください。
![動作を確認したいタスクを選択して[実行]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/xjo-sys-28-1024x576.png.pagespeed.ic.5bi6OX44tE.webp)
作成したタスクを削除する方法
まずはタスク スケジューラを起動してください。

タスク スケジューラの左上にある[タスク スケジューラ ライブラリ]をクリックしてください。
![[タスク スケジューラ ライブラリ]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド13-2-1024x576.png)
[タスク スケジューラ ライブラリ]をクリックすると、画面中段上部にWindowsに設定されているタスクの一覧が表示されます。
その一覧の中から削除したいタスクをクリックして選択してください。
削除したいタスクを選択したら、右側にある[削除]をクリックしてください。
![削除したいタスクを選択して[削除]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド27-1-1024x576.png)
[削除]をクリックすると「このタスクを削除しますか?」と確認メッセージが表示されます。
削除して問題なければ、[はい]をクリックしてタスクを削除してください。
![確認メッセージで[はい]をクリックしてタスクを削除する](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド28-1-1024x576.png)
その他Windows11に関する事項
その他Windows11に関する記事はこちらです。是非御覧ください。
-
印刷した時のログ(履歴)を確認する方法 – Windows11
こんな人にオススメの記事です どのファイルをいつ印刷したか履歴を確認したい人 印刷した履歴を全て削除したい人 どのファイルをいつPDFに変換したか履歴を確認したい... -
PowerShellの最新バージョンをインストールする方法
こんな人にオススメの記事です 最新版のPowerShellを使ってみたい方 最新版のPowerShellのインストール方法を知りたい方 最新版のPowerShellをコマンド入力でインストー... -
仮想メモリを増やす方法と推奨値
こんな人にオススメの記事です メモリー不足でパソコンの動作が遅くなって困っている人仮想メモリをどれくらい割り当てるのが良いか悩んでいる人仮想メモリの割り当て方... -
Windows11が遅いと感じたときの対処法-PC高速化のための設定15選
こんな方にオススメ Windows11にアップデートしたらパソコンが遅くなって困っている方 今よりもっと快適にWindows11を使いたい方 スペックがギリギリでWindowsの動きが... -
USBを抜き差しした時のログを確認する方法 – Windows11
こんな人にオススメの記事です パソコンにUSBを繋いだ履歴(ログ)を確認したい人 USBの利用履歴(ログ)を長期間保存しておきたい人 USBの利用履歴(ログ)を今すぐ削... -
Windows11 Homeで仮想環境(Hyper-V)を作成する方法
こんな方にオススメ Windows11 Homeで仮想環境(Hyper-V)を作成したい方Windows11 Homeで仮想環境(Hyper-V)を作成する方法がわからない方Windows11 Homeで仮想環境(... -
モバイルホットスポットが使えない場合の原因と対処法を徹底解説 Windows11
モバイルホットスポットをオン(有効)に出来ない場合や、オンにしてもスマートフォンなどのデバイスでWifi接続できない、モバイルホットスポットを使うと通信が途切れ... -
アプリケーションやソフトの起動や終了の履歴を確認する方法 Windows11
こんな人にオススメの記事です パソコンの操作履歴を見たい人 アプリケーションやソフトの起動や終了の履歴をパソコンに保存しておきたい人 WindowsにはPCの起動やシャ... -
Windows11でショートカットやフォルダーのアイコン画像を変更する方法
こんな人にオススメの記事です ショートカットのアイコンを変更したい人ファイルのアイコンを変更したい人どんなアイコン画像があるか知りたい人アイコン画像がどこに保...
最後までご覧いただきありがとうございました。
このサイトは情シスマンが半径3m以内のITに関する情報を掲載してるサイトです。
Windows系を主として、ソフトや周辺機器について思い立った物を色々解説しています。
解説している内容に誤りがあった場合や、補足が必要な場合、もっと知りたい場合はこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。
個人の方を限定にサポートさせていただきます。
実行環境
Windows11 Home 22H2
64 ビット オペレーティング システム
Microsoft Office 2019