こんな人にオススメの記事です
- パソコンを決まった時間でシャットダウンする方法を探している人
- タスク スケジューラの操作方法を知りたい人
- タスク スケジューラを使ってWindows11を決まった時間に自動でシャットダウンしたい人
Windowsにはタスクスケジューラと呼ばれる、決められた時間または一定間隔でプログラムやスクリプト(シャットダウンしたり、ブラウザーを起動したり)を実行する機能がWindows98から搭載されています。
このタスクスケジューラーを使って、Windows11を決まった時間に自動でシャットダウンする方法を詳しく解説していきます。
決まった時間に自動でシャットダウンすることで、電源の切り忘れによるパソコンの摩耗や電気代の節約にも繋がります。
少し設定が複雑なので、順番に詳しく解説していきます。
大まかな流れは以下の目次を御覧ください。
タスクスケジューラを起動する
まずはタスクスケジューラを起動していきます。
タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして(キーボードのWindowsキーを押して)ください。
Windowsロゴをクリックすると上に向かってメニューが展開されます。
その一番上の[検索バー]をクリックしてください。
![[検索バー]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド2-15-1024x576.png)
[検索バー]に[タスク スケジューラ]と入力してください。
[タスク スケジューラ]と入力すると右側に「タスク スケジューラ」が表示されます。
その中にある[管理者として実行]をクリックしてください。
![[タスク スケジューラ]を管理者として実行する](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド3-14-1024x576.png)
[管理者として実行]をクリックすると以下のようなタスク スケジューラが起動します。
![[タスク スケジューラ]を管理者として実行する](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド4-10-1024x576.png)
検索バーから毎回検索するのが面倒な人は「ファイル名を指定して実行」ウィンドウから即座にタスク スケジューラを起動することができるのでやってみてみてください。

キーボードのWindowsキー+Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを立ち上げ、その中にtaskschd.mscと入力してキーボードのエンターキーを押してください。
これでタスク スケジューラが起動します。
Windowsを決まった時間に自動でシャットダウンするタスクを作成する
次にタスク スケジューラに決まった時間に自動でシャットダウンするタスクを登録していきます。
タスク スケジューラの画面右上にある[基本タスクの作成]をクリックしてください。
![[基本タスクの作成]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド6-7-1024x576.png)
[基本タスクの作成]をクリックすると「基本タスク作成ウィザード」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
名前欄に今回作成するタスクの名前を入力してください。
※ここでは「定時シャットダウン」とします。
入力したら[次へ]をクリックしてください。
![タスク名を入力して[次へ]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド7-7-1024x576.png)
ここではどの頻度でタスクを実行するかを選択します。
※ここでは毎日決められた時間に自動シャットダウンすると仮定して「毎日」を選択しています。
頻度を選択したら[次へ]をクリックしてください。
![タスクトリガーを選択して[次へ]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド8-7-1024x576.png)
この画面では以下の2項目を選択します。
- 何月何日から作成したタスク(定時シャットダウン)を開始するか
- 何時に自動的にシャットダウンするか
開始の右にある日付で「何月何日から作成したタスク(定時シャットダウン)を開始するか」を選択してください。
その右の時刻が記載されている枠で「何時に自動的にシャットダウンするか」を選択してください。
日付と時間を選択したら右下の[次へ]をクリックしてください。

「プログラムの開始」を選択して[次へ]をクリックしてください。
![プログラムの開始を選択して[次へ]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド10-4-1024x576.png)

この画面でタスク スケジューラで「何をするか」を決めていきます。
プログラム/スクリプト欄に[shutdown]と入力してください。
引数の追加(オプション)欄に[/s /f /t 60]と入力してください。
/s /f /t 60の引数オプションを付けることで、「警告表示なしで、60秒後にシャットダウンする」設定になります。
入力したら右下の[次へ]をクリックしてください。
shutdownに引数を追加することでより便利に使いこなすことができます。
引数 | 解説 |
引数なし | ヘルプを表示します。「/?」と入力するのと同じです。 |
/s | コンピューターをシャットダウンします。 |
/sg | コンピューターをシャットダウンします。次回の起動時、自動再起動サインオンが 有効になっている場合は、前回の対話ユーザー自動的にサインインしてロックします。 サインイン後、登録されているアプリケーションを再起動します。 |
/r | コンピューターを完全にシャットダウンして再起動します。 |
/f | ユーザーに警告せずに実行中のアプリケーションを強制終了します。 |
/t xxx | シャットダウンまでのタイムアウト期間を xxx 秒に設定します。 |
/c "コメント" | 再起動またはシャットダウンの理由にコメントを付けます。 最大 512 文字まで入力できます。 このコメントはログとして保存され、イベントビューアーから確認することができます。 ※シャットダウンしたときのログを確認する方法はこちらの「PCを起動した日時とシャットダウンした日時を確認する方法」を参照ください。 |
/p | タイムアウトまたは警告なしでローカル コンピューターの電源を切ります。 |
最後に、名前やトリガー(実施頻度)、操作内容を確認し、問題なければ右下の[完了]をクリックしてください。
これで決まった時間に自動でシャットダウンするタスクが作成されます。
![[完了]をクリックしてタスクを作成する](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド12-2-1024x576.png)
Windowsがスリーブ状態でも自動でシャットダウンするように設定する
決まった時間に自動でシャットダウンするタスクを作成したら、次はWindowsがスリーブ状態でも自動でシャットダウンするように設定していきましょう。
タスク スケジューラ側の設定
まずはタスク スケジューラ側の設定を変更し、Windowsがスリープ状態でも自動でシャットダウンするように設定していきます。
タスク スケジューラの左上にある[タスク スケジューラ ライブラリ]をクリックしてください。
![[タスク スケジューラ ライブラリ]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド13-2-1024x576.png)
[タスク スケジューラ ライブラリ]をクリックすると、画面中段上部にWindowsに設定されているタスクの一覧が表示されます。
その一覧の中にある作成したタスク(ここでは定時シャットダウン)をダブルクリックしてください。

作成したタスク(ここでは定時シャットダウン)をダブルクリックすると「定時シャットダウンのプロパティ(ローカルコンピューター)」と書かれたウィンドウが開きます。
ここでタスク(定時シャットダウン)の詳細を設定します。
まずは[ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する(W)]にチェックを入れてください。
チェックを入れたら上部にある[条件]タブをクリックしてください。

[条件]タブが開いたら、その中の「電源」項目すべてにチェックを入れてください。
「電源」項目すべてにチェックを入れたら[OK]をクリックしてください。
![タスクを実行するためにスリープを解除するにチェックを入れて[OK]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド16-2-1024x576.png)
[OK]をクリックすると「タスク スケジューラ」と書かれたウィンドウでユーザー名とパスワードを求められます。
タスクを実行するユーザーアカウントを入力して、[OK]をクリックしてください。

これでタスク スケジューラ側の設定は完了です。
続いてWindows側の設定に進んでください。
Windows側の設定
ここからはWindows側の設定で、Windowsがスリーブ状態でも設定したタスク(ここでは定時シャットダウン)が実行されるように設定していきます。
キーボードのWindowsキーとRキーを押し、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを起動してください。
「ファイル名を指定して実行」ウィンドウにcontrolと入力して、エンターキーを押してください。

エンターキーを押すと「コントロールパネル」が起動します。
その中にある[ハードウェアとサウンド]をクリックしてください。
![コントロールパネルの[ハードウェアとサウンド]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド20-1-1024x576.png)
[ハードウェアとサウンド]をクリックすると「コントロールパネル > ハードウェアとサウンド」と書かれた画面に移動します。
その中にある[電源プランの編集]をクリックしてください。
![「コントロールパネル > ハードウェアとサウンド」画面で[電源プランの編集]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド21-1-1024x576.png)
[電源プランの編集]をクリックすると「コントロールパネル > ハードウェアとサウンド > 電源オプション」と書かれた画面に移動します。
その中にある[プラン設定の変更]をクリックしてください。
![「コントロールパネル > ハードウェアとサウンド > 電源オプション」画面で[プラン設定の変更]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド22-1-1024x576.png)
[プラン設定の変更]をクリックすると、「プラン設定の変更」と大きく書かれた画面に移動します。
その中にある[詳細な電源設定の変更]をクリックしてください。
![「プラン設定の変更」と大きく書かれた画面の中にある[詳細な電源設定の変更]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド23-1-1024x576.png)
[詳細な電源設定の変更]をクリックすると「電源オプション」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
その中にある[スリープ]をクリックして展開してください。
![「電源オプション」内の[スリープ]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド25-1-1024x576.png)
[スリープ]を展開すると「次の時間が経過後にスリープする」と「スリープ解除タイマーの許可」の2つが表示されます。
「スリープ解除タイマーの許可」をクリックして展開してください。
次に、[バッテリ駆動]と[電源に接続]を有効に切り替えてください。
[バッテリ駆動]と[電源に接続]を有効に切り替えたら[OK]をクリックしてください。
これでWindowsがスリーブ状態でも自動でタスク(ここでは定時シャットダウン)が実行されるようになります。

作成したタスクを削除する方法
最後にタスク スケジューラで作成したタスクを削除する方法を詳しく解説していきます。
まずはタスクスケジューラーを起動してください。

タスク スケジューラの左上にある[タスク スケジューラ ライブラリ]をクリックしてください。
![[タスク スケジューラ ライブラリ]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド13-2-1024x576.png)
[タスク スケジューラ ライブラリ]をクリックすると、画面中段上部にWindowsに設定されているタスクの一覧が表示されます。
その一覧の中から削除したいタスクをクリックして選択してください。
削除したいタスクを選択したら、右側にある[削除]をクリックしてください。

[削除]をクリックすると「このタスクを削除しますか?」と確認メッセージが表示されます。
削除して問題なければ、[はい]をクリックしてタスクを削除してください。
![確認メッセージで[はい]をクリックしてタスクを削除する](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/12/スライド28-1-1024x576.png)
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