Windows11でUSBポートの規格(2.0か3.0か)を簡単に確認する方法

この記事では、Windows11でパソコンに搭載されているUSBポートの規格(2.0か3.0か)を確認する方法を解説します。

USBは規格によって転送速度が大きく異なります。「USBメモリーへのコピーが遅い」「外付けHDDの転送速度が出ない」と感じている場合は、パソコン側のUSBポートの規格が原因になっているケースがあります。

情シスとして社内PCのサポートをしていると、「USBメモリーを新しいものに買い替えたのに転送速度が改善しない」という問い合わせをよく受けます。原因の多くは、パソコン側のUSBポートがUSB 2.0のままになっていることです。

この記事では、USBポートの外観(色)で規格を判断する方法と、デバイスマネージャーで詳細な規格を確認する方法を詳しく解説します。あわせてUSBの規格と転送速度の対応表も掲載しているので、USBメモリーのフォーマット方法と合わせてご参照ください。

USBの規格最高転送速度
(理論値・毎秒)
1GBの
転送時間の目安
主なUSBの形状
USB 1.11.5Mbps約90分Type-A、Type-B、Micro-A、Micro-B
USB 2.0480Mbps約17秒Type-A、Type-B、Micro-A、Micro-B
USB 3.05Gbps約1.6秒Type-A、Type-B、Type-C、Micro-B
USB 3.1 Gen15Gbps約1.6秒Type-A、Type-C
USB 3.1 Gen210Gbps約0.8秒Type-A、Type-C
USB 3.2 Gen15Gbps約1.6秒Type-A、Type-C
USB 3.2 Gen210Gbps約0.8秒Type-A、Type-C
USB 3.2 Gen2x220Gbps約0.4秒Type-C
USB 440Gbps約0.2秒Type-C
USBの規格と最高転送速度、転送時間の目安、主な形状比較(転送時間はあくまで理論値です)

転送時間の目安はすべて理論値です。転送速度の単位「Gbps」「Mbps」はbit(ビット)単位で、ファイルサイズの単位「GB」「MB」はByte(バイト)単位です。1Byte=8bitのため、1GBのファイルは8Gbit分のデータ量になります。たとえばUSB 3.0(5Gbps)で1GBのファイルを転送する場合、8÷5=約1.6秒という計算になります。実際の転送速度はパソコンの性能やUSBメモリーの書き込み速度によって異なります。

目次

USBポートの外観から規格(2.0か3.0か)を確認する方法

以下の画像のように、USBポートには青いポートと青くないポートがあります。青いポートはUSB 3.0以上、青くないポートは基本的にUSB 2.0です。(稀にUSB 1.1の場合もあります。)

外観から判断できるのは一般的にここまでで、詳細(USB 3.1なのかUSB 3.2なのか)はパソコンのデバイスマネージャーを見て確認する必要があります。

ポートが赤や水色の場合は、USB 3.2 Gen2以上の高速規格に対応している可能性があります。詳しくはパソコンの仕様書やメーカーサポートページでご確認ください。

USBポートの外観から規格(2.0か3.0か)を簡単に確認する方法
USBポートの外観から規格(2.0か3.0か)を簡単に確認する方法

デバイスマネージャーでUSBポートの規格を確認する方法

デバイスマネージャーを使うと、USBポートの詳細な規格(USB 3.1なのかUSB 3.2なのか)まで確認できます。外観の色だけでは判断しきれない規格を正確に調べたい方に向いています。

  1. キーボードのWindowsキー+Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開く
  2. 「名前」欄にdevmgmt.mscと入力し、「OK」ボタンをクリックしてデバイスマネージャーを起動する
  3. デバイスマネージャーが起動したことを確認する
  4. 「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」をクリックして展開し、USBポートの規格を確認する

実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。

STEP
「ファイル名を指定して実行」を開く

キーボードのWindowsキー+Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開いてください。

キーボードのWindowsキー+Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開く画面
キーボードのWindowsキー+Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開く
STEP
「名前」欄にdevmgmt.mscと入力して「OK」ボタンをクリック

「ファイル名を指定して実行」の「名前」欄にdevmgmt.mscと入力して「OK」ボタンをクリックしてください。

「ファイル名を指定して実行」で使用できるその他コマンドは「ファイル名を指定して実行で使えるコマンド一覧 - Windows 11」で詳しく解説しています。

「ファイル名を指定して実行」の「名前」欄にdevmgmt.mscと入力する画面
「名前」欄にdevmgmt.mscと入力して「OK」ボタンをクリック
STEP
デバイスマネージャーが起動したことを確認する

「OK」ボタンをクリックすると、Windowsのデバイスマネージャーが起動します。

Windows11では、スタートメニューやショートカットキーなど、複数の方法でデバイスマネージャーを起動できます。詳しくは「【Windows11】デバイスマネージャーを起動する方法3選」をご覧ください。

デバイスマネージャーの画面
デバイスマネージャーが起動したことを確認する
STEP
「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を展開してUSBの規格を確認する

デバイスマネージャーの一覧にある「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」をクリックして展開してください。

USBはUniversal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)の頭文字を取った規格です。

「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を展開すると、パソコンのUSBポートが表示されます。

以下の例では、USB 3.1規格のポートが2つあることがわかります。

デバイスマネージャーからUSBポートの規格を確認する方法 Step2 デバイスマネージャーからUSBポートの規格を確認する
デバイスマネージャーからUSBポートの規格を確認する方法 Step2 デバイスマネージャーからUSBポートの規格を確認する
デバイスマネージャーでユニバーサル シリアル バス コントローラーが見つからない場合

デバイスマネージャーでユニバーサル シリアル バス コントローラーが見つからない場合は、デバイスマネージャーの右上にある[表示(V)]をクリックし、その中に表示される[非表示デバイスの表示(W)]にチェックを入れてください。

デバイスマネージャーでユニバーサル シリアル バス コントローラーが見つからない場合
デバイスマネージャーでユニバーサル シリアル バス コントローラーが見つからない場合

USBポートの規格の確認方法に関するよくある質問と答え

USBポートの規格の確認方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

Windows11でUSBポートの規格(2.0か3.0か)を確認する方法はありますか?

はい、主に2つの方法で確認できます。
USBポートの色を見る方法と、デバイスマネージャーで確認する方法です。
青いポートはUSB 3.0以上、青くないポートは基本的にUSB 2.0です。
より詳細な規格(USB 3.1なのかUSB 3.2なのか)を調べたい場合は、Windowsキー+Rキーで「ファイル名を指定して実行」を開き、devmgmt.mscと入力してデバイスマネージャーを起動し、「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を展開して確認してください。

USBポートが青い場合、必ずUSB 3.0以上ですか?

はい、一般的に青いUSBポートはUSB 3.0以上の規格に対応しています。
ただし、ポートが赤や水色の場合はUSB 3.2 Gen2以上の高速規格に対応している可能性があります。
正確な規格はデバイスマネージャーの「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」で確認することをおすすめします。

USB 2.0ポートにUSB 3.0のUSBメモリーを挿しても使えますか?

はい、問題なく使用できます。
USBには下位互換性があるため、USB 3.0対応のUSBメモリーをUSB 2.0ポートに挿しても認識されます。
ただし、転送速度はUSB 2.0の最大480Mbpsに制限されます。大容量ファイルの転送には時間がかかるため、USB 3.0以上のポートを使用することをおすすめします。

USB 3.0ポートにUSB 2.0のUSBメモリーを挿しても使えますか?

はい、基本的に問題なく使用できます。ただし、転送速度はUSB 2.0の最大480Mbpsになります。
まれにドライバーの問題でデバイスが認識されないケースがあります。その場合はUSBメモリーを別のポートに挿し直すか、デバイスマネージャーでドライバーを更新してみてください。

デバイスマネージャーで「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」が見つかりません。どうすればいいですか?

デバイスマネージャーの上部メニューにある「表示(V)」をクリックし、「非表示デバイスの表示(W)」にチェックを入れてください。
これで「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」が表示されるようになります。
それでも表示されない場合は、USBコントローラーのドライバーが正常にインストールされていない可能性があります。

USBポートの規格とUSBケーブルの規格は合わせる必要がありますか?

いいえ、規格が異なっても動作します。
ただし、転送速度はポートとケーブルのうち低い方の規格に合わせられます。
たとえば、USB 3.0対応のポートにUSB 2.0のケーブルを挿した場合、転送速度はUSB 2.0の最大480Mbpsに制限されます。
大容量ファイルを高速に転送したい場合は、ポートとケーブルの規格を揃えることをおすすめします。

USBポートの規格は、Windows11のアップデートで変わることがありますか?

いいえ、USBポートの規格はパソコンのハードウェア(マザーボード)によって決まるため、Windows11のアップデートによって変わることはありません。
ただし、ドライバーのアップデートによってデバイスマネージャーの表示名が変わる場合があります。

USB 4とUSB 3.2の違いは何ですか?

最大転送速度が大きく異なります。
USB 3.2の最大転送速度が20Gbpsなのに対し、USB 4は最大40Gbpsに対応しています。
またUSB 4はType-Cポートのみ対応しており、Thunderbolt 3との互換性も持っています。
現時点ではUSB 4対応機器はまだ少ないですが、今後の主流規格として普及が進んでいます。

USB Type-CポートはUSB 3.0以上ですか?

いいえ、必ずしもそうとは限りません。
Type-CはUSBの「形状(コネクタの形)」を表すものであり、転送速度の規格とは別の話です。
Type-Cポートでも、USB 2.0の転送速度しか対応していない場合があります。正確な規格はデバイスマネージャーの「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」で確認してください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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公式情報・関連資料と検証環境
公式情報・関連資料
実行環境詳細と検証日
  • OS:Windows 11 Home 25H2(64bit)
    ※本記事の手順は Windows11 Home / Pro / Enterpriseで共通です(ポリシーで制限された環境を除く)。
  • ハードウェア:Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H (1.40 GHz) / 32GB RAM
  • 最終検証日:2026年5月2日
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この記事を書いた人

情シスの自由帳管理人のアバター 情シスの自由帳管理人 情シスの自由帳管理人

社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
「情シスの自由帳」では、パソコンが苦手な方や新人の社内SEの方、テレワーク中に困りごとがある方に向けて、実務経験に基づいた再現性の高い解説を心がけています。

【基本検証環境】
Windows 11 Home(64bit)/Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H(1.40GHz)/32GB RAM

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