Windows11でファイアウォールを無効にする方法3選

Windows11でファイアウォールを無効にする方法

こんな人にオススメの記事です

  • 一時的にファイアウォールを無効にしたい人
  • ファイアウォールで必要な通信が遮断されてしまっている人

アプリケーションの通信不具合や、ネットワークのトラブルが発生した場合によく言われるのが「セキュリティソフトを無効にして、ファイアウォールを無効にしてみてください」という言葉です。

一般的にファイアウォールとは、ネットワークの通信において、その通信をさせるかどうかを判断し許可または拒否するための仕組みで、通信を拒否することでパソコンを他の脅威から守っています。

セキュリティ上は非常に有効な仕組みではありますが、ファイアウォールは「通信の中身」を見ていないため、必要な通信も遮断してしまう場合があります。

この記事では、Windowsに標準搭載されているファイアウォールを無効にする方法を詳しく解説していきます。

ファイアウォールを常に無効にしておくことは、セキュリティの観点から推奨されません。
通信を許可したいアプリケーション(ソフト)がはっきりしている場合は、「Windows11のファイアウォールで特定のアプリの通信を許可する方法」で紹介しているファイアウォールの例外設定を使うことをオススメします。

目次

Windowsセキュリティからファイアウォールを無効にする方法

まずはWindowsセキュリティ画面からファイアウォールを無効にする方法です。

STEP
Windowsのスタート画面で[すべてのアプリ]をクリック

キーボードのWindowsを押して(タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして)ください。

キーボードのWindowsを押すと上に向かってメニューが展開されます。

展開されたメニューの左上にある[すべてのアプリ]をクリックしてください。

Windowsセキュリティからファイアウォールを無効にする方法 Step1 Windowsのスタート画面で[すべてのアプリ]をクリック
Windowsセキュリティからファイアウォールを無効にする方法 Step1 Windowsのスタート画面で[すべてのアプリ]をクリック
STEP
[Windowsセキュリティ]をクリック

[すべてのアプリ]をクリックすると、Windowsに含まれている機能が一覧で表示されます。

その中にある[Windowsセキュリティ]をクリックしてください。

Windowsセキュリティからファイアウォールを無効にする方法 Step2 [Windowsセキュリティ]をクリック
Windowsセキュリティからファイアウォールを無効にする方法 Step2 [Windowsセキュリティ]をクリック
STEP
[ファイアウォールとネットワーク保護]をクリック

[Windowsセキュリティ]をクリックすると、「セキュリティの概要」と大きく書かれたWindowsセキュリティのウィンドウが表示されます。

そのウィンドウの左側にある[ファイアウォールとネットワーク保護]をクリックしてください。

Windowsセキュリティからファイアウォールを無効にする方法 Step3 [ファイアウォールとネットワーク保護]をクリック
Windowsセキュリティからファイアウォールを無効にする方法 Step3 [ファイアウォールとネットワーク保護]をクリック
STEP
ファイアウォールを無効にしたいネットワークをクリック

[ファイアウォールとネットワーク保護]をクリックすると「ファイアウォールとネットワーク保護」と書かれたウィンドウが表示されます。

その中にネットワークの種類が表示されているので、今回ファイアウォールを無効にしたいネットワークをクリックしてください。

どのネットワークを選択したら良いのかわからない場合は全てのネットワークのファイアウォールを無効にしてください。

Windowsセキュリティからファイアウォールを無効にする方法 Step4 ファイアウォールを無効にしたいネットワークをクリック
Windowsセキュリティからファイアウォールを無効にする方法 Step4 ファイアウォールを無効にしたいネットワークをクリック
STEP
Microsoft Defender ファイアウォールのスイッチをオフにする

ファイアウォールを無効にしたいネットワークをクリックすると「ドメイン ネットワーク」と大きく書かれた画面に移動します。

その中にあるMicrosoft Defender ファイアウォールのスイッチをオフにしてください。

Windowsセキュリティからファイアウォールを無効にする方法 Step5 Microsoft Defender ファイアウォールのスイッチをオフにする
Windowsセキュリティからファイアウォールを無効にする方法 Step5 Microsoft Defender ファイアウォールのスイッチをオフにする
STEP
ユーザーアカウント制御画面で[はい]をクリック

Microsoft Defender ファイアウォールのスイッチをオフにすると、ユーザーアカウント制御画面がポップアップしてきます。

「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と問われるので[はい]をクリックしてください。

Windowsセキュリティからファイアウォールを無効にする方法 Step6 ユーザーアカウント制御画面で[はい]をクリック
Windowsセキュリティからファイアウォールを無効にする方法 Step6 ユーザーアカウント制御画面で[はい]をクリック
STEP
Microsoft Defender ファイアウォールがオフになっていることを確認する

[はい]をクリックするとユーザーアカウント制御画面が消え、「ドメイン ネットワーク」と大きく書かれた画面に戻ります。

この画面でドメインファイアウォールはオフです。デバイスは脆弱な状態にある可能性があります。と表示されていればMicrosoft Defender ファイアウォールがオフになっています。

他の種類のネットワークのファイアウォールもオフにしたい場合は、こちらの「ファイアウォールを無効にしたいネットワークをクリック」から繰り返し操作を行ってください。

Windowsセキュリティからファイアウォールを無効にする方法 Step7 Microsoft Defender ファイアウォールがオフになっていることを確認する
Windowsセキュリティからファイアウォールを無効にする方法 Step7 Microsoft Defender ファイアウォールがオフになっていることを確認する

ファイアウォールを再度オン(有効)にしたい場合は、この画面操作してください。

コントロールパネルからファイアウォールを無効にする方法

次にコントロールパネルからファイアウォールを無効にする方法を詳しく解説していきます。

STEP
ファイル名を指定して実行ウィンドウからコントロールパネルを立ち上げる

キーボードのWindows+Rを押してください。

Windows+Rを押すと「ファイル名を指定して実行」と書かれたウィンドウがパソコンの画面左下に表示されます。

その中にcontrolと入力し、Enterを押してください。

コントロールパネルからファイアウォールを無効にする方法 Step1 ファイル名を指定して実行ウィンドウからコントロールパネルを立ち上げる
コントロールパネルからファイアウォールを無効にする方法 Step1 ファイル名を指定して実行ウィンドウからコントロールパネルを立ち上げる
STEP
[システムとセキュリティ]をクリック

Enterを押すと、以下のようなコントロールパネルが開きます。

見た目が異なる場合は、右上にある表示方法をカテゴリに変更してください。

コントロールパネルの左上にある[システムとセキュリティ]をクリックしてください。

コントロールパネルからファイアウォールを無効にする方法 Step2 [システムとセキュリティ]をクリック
コントロールパネルからファイアウォールを無効にする方法 Step2 [システムとセキュリティ]をクリック
STEP
[Windows Defender ファイアウォール]をクリック

[システムとセキュリティ]をクリックすると「コントロールパネル > システムとセキュリティ」と書かれた画面に移動します。

その中にある[Windows Defender ファイアウォール]をクリックしてください。

コントロールパネルからファイアウォールを無効にする方法 Step3 [Windows Defender ファイアウォール]をクリック
コントロールパネルからファイアウォールを無効にする方法 Step3 [Windows Defender ファイアウォール]をクリック
STEP
[Windows Defender ファイアウォールの有効化または無効化]をクリック

[Windows Defender ファイアウォール]をクリックすると「Windows Defender ファイアウォールによるPCの保護」と書かれた画面に移動します。

Windows+Rを押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを表示させ、その中にfirewall.cplと入力してEnterを押すことでもこの画面を開くことができます。

その画面の左側にある[Windows Defender ファイアウォールの有効化または無効化]をクリックしてください。

コントロールパネルからファイアウォールを無効にする方法 Step4 [Windows Defender ファイアウォールの有効化または無効化]をクリック
コントロールパネルからファイアウォールを無効にする方法 Step4 [Windows Defender ファイアウォールの有効化または無効化]をクリック
STEP
[Windows Defender ファイアウォールを無効にする]をクリックして右下の[OK]をクリック

[Windows Defender ファイアウォールの有効化または無効化]をクリックすると「各種類のネットワーク設定のカスタマイズ」と書かれた画面に移動します。

そこで「プライベートネットワーク」と「パブリックネットワーク」のファイアウォールを無効にすることができます。

それぞれの[Windows Defender ファイアウォールを無効にする]をクリックして右下の[OK]をクリックしてください。

コントロールパネルからファイアウォールを無効にする方法 Step5 [Windows Defender ファイアウォールを無効にする]をクリックして右下の[OK]をクリック
コントロールパネルからファイアウォールを無効にする方法 Step5 [Windows Defender ファイアウォールを無効にする]をクリックして右下の[OK]をクリック
STEP
Microsoft Defender ファイアウォールが無効になっていることを確認する

[OK]をクリックすると「Windows Defender ファイアウォールによるPCの保護」と大きく書かれた画面に移動します。

その中にあるファイアウォール設定の更新が「Windows Defenderファイアウォールではコンピューターを保護するための推奨設定が使用されていません。」となっていることを確認してください。

これでMicrosoft Defender ファイアウォールが無効になりました。

コントロールパネルからファイアウォールを無効にする方法 Step6 Microsoft Defender ファイアウォールが無効になっていることを確認する
コントロールパネルからファイアウォールを無効にする方法 Step6 Microsoft Defender ファイアウォールが無効になっていることを確認する

ファイアウォールを再度オン(有効)にしたい場合は、この画面操作してください。

コマンドプロンプトを使ってファイアウォールを無効にする方法

最後にコマンドプロンプトを使ってファイアウォールを無効にする方法を詳しく解説していきます。

STEP
Windowsのホーム画面にある検索バーをクリック

キーボードのWindowsを押して(タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして)ください。

キーボードのWindowsを押すと上に向かってメニューが展開されます。

展開されたメニューの一番上にある[検索バー]をクリックしてください。

コマンドプロンプトを使ってファイアウォールを無効にする方法 Step1 Windowsのホーム画面にある検索バーをクリック
コマンドプロンプトを使ってファイアウォールを無効にする方法 Step1 Windowsのホーム画面にある検索バーをクリック
STEP
検索バーに[cmd]と入力して[管理者として実行]をクリック

[検索バー]にcmdと入力してください。

入力すると右側に「コマンド プロンプト」と表示されます。その中にある[管理者とし実行]をクリックしてください。

コマンドプロンプトを使ってファイアウォールを無効にする方法 Step2 検索バーに[cmd]と入力して[管理者として実行]をクリック
コマンドプロンプトを使ってファイアウォールを無効にする方法 Step2 検索バーに[cmd]と入力して[管理者として実行]をクリック
STEP
ユーザーアカウント制御画面で[はい]をクリック

[管理者とし実行]をクリックすると、ユーザーアカウント制御画面がポップアップしてきます。

「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と問われるので[はい]をクリックしてください。

コマンドプロンプトを使ってファイアウォールを無効にする方法 Step3 ユーザーアカウント制御画面で[はい]をクリック
コマンドプロンプトを使ってファイアウォールを無効にする方法 Step3 ユーザーアカウント制御画面で[はい]をクリック
STEP
コマンドプロンプトが管理者として実行されていることを確認する

[はい]をクリックするとコマンドプロンプトが起動します。

以下の画像の赤枠で囲った部分に「管理者」と表示されていれば、管理者として実行することに成功しています。

コマンドプロンプトを使ってファイアウォールを無効にする方法 Step4 コマンドプロンプトが管理者として実行されていることを確認する
コマンドプロンプトを使ってファイアウォールを無効にする方法 Step4 コマンドプロンプトが管理者として実行されていることを確認する
STEP
Windows Defender ファイアウォールを無効にするためのコマンドを入力

コマンドプロンプトを管理者として実行したら、次は実際にWindows Defender ファイアウォールを無効にするためのコマンドを実行します。

netsh advfirewall set allprofiles state off

上記のコマンドを入力し、Enterを押してください。

「OK」と実行結果に表示されればWindows Defender ファイアウォールが無効になります。

コマンドプロンプトを使ってファイアウォールを無効にする方法 Step5 Windows Defender ファイアウォールを無効にするためのコマンドnetsh advfirewall set allprofiles state offを入力
コマンドプロンプトを使ってファイアウォールを無効にする方法 Step5 Windows Defender ファイアウォールを無効にするためのコマンドnetsh advfirewall set allprofiles state offを入力

反対にWindows Defender ファイアウォールを有効(オン)にしたい場合は以下のコマンドを実行してください。

netsh advfirewall set allprofiles state on

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最後までご覧いただきありがとうございました。
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実行環境
Windows11 Home 22H2
64 ビット オペレーティング システム
Microsoft 365

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