この記事では、Windows11のメモ帳の自動保存を無効(オフ)にする方法と、解除してオンに戻す方法を解説します。
「メモ帳を開いたら前回の内容が残っていて困る」「共有PCで他の人に入力内容を見られたくない」といった声をよく聞きます。特に、旧メモ帳で上書き保存しながら使う運用に慣れていた方は、閉じたはずの内容が次回起動時に復元されたり、削除したつもりのメモが残っていたりと戸惑うことが多いようです。自動保存の設定を正しく理解することで、こうしたトラブルを防ぐことができます。
情シスとして社内PCのサポートをしていると、共有PCやロッカーPCでメモ帳の自動保存が原因でトラブルになるケースは少なくありません。一時的なメモのつもりで入力したパスワードや個人情報が、次に使った別のユーザーのメモ帳にそのまま表示されてしまうリスクは、自動保存をオフにするだけで防ぐことができます。
この記事では、メモ帳の設定画面から自動保存をオフにする手順と、解除してオンに戻す手順の2つを、実際の画面を使いながら詳しく解説します。
目次
メモ帳の自動保存を無効(オフ)にする方法
メモ帳の自動保存を無効(オフ)にする方法です。メモ帳の設定画面から操作できます。手順は以下のとおりです。
- メモ帳を開き、右上の歯車アイコン(設定)をクリックする
- 「メモ帳の起動時」を展開する
- 「新しいセッションを開始し未保存の変更を破棄」にチェックを入れる
実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。
STEP
メモ帳を開き、右上の歯車アイコン(設定)をクリック
メモ帳を開き、右上の歯車アイコン(設定)をクリックしてください。
メモ帳を開き、右上の歯車アイコン(設定)をクリックする
STEP
「メモ帳の起動時」を展開
右上の歯車アイコン(設定)をクリックすると「設定」と大きく書かれた、メモ帳の設定画面に移動します。
その中にある「メモ帳の起動時」を展開してください。
メモ帳の設定画面が開いたら「メモ帳の起動時」を展開する
STEP
「新しいセッションを開始し未保存の変更を破棄」にチェックを入れる
次に、「新しいセッションを開始し未保存の変更を破棄」にチェックを入れてください。
「前のセッションを続行」から「新しいセッションを開始し未保存の変更を破棄」にチェックを移すと設定が保存されます。
これで次回以降メモ帳を起動したときに前回のセッションが復元されず、新しいウィンドウ(まっさらなメモ帳)が表示されます。
「新しいセッションを開始し未保存の変更を破棄」にチェックを入れると自動保存が無効になる
メモ帳の自動保存を有効(オン)に戻す方法
メモ帳の自動保存を有効に戻すには、「メモ帳の自動保存を無効(オフ)にする方法」と同じ手順でメモ帳の設定画面を開き、「メモ帳の起動時」の「前のセッションを続行」にチェックを入れてください。
「前のセッションを続行」にチェックを入れると自動保存が有効(オン)に戻る
Windows11のメモ帳の自動保存に関するよくある質問と答え
Windows11のメモ帳の自動保存に関するよくある質問と答えをまとめました。
- メモ帳の自動保存機能とは何ですか?
-
Windows11のメモ帳に搭載されている、メモ帳を閉じた際に保存していない内容や開いていたタブの状態を自動的に記録し、次回起動時に復元する機能です。
2022年のWindows11アップデート(22H2)以降に追加されました。
初期設定ではオンになっており、前回の作業状態がそのまま引き継がれます。
- メモ帳の自動保存を無効にするにはどうすればいいですか?
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メモ帳を開いて右上の歯車アイコン(設定)をクリックし、「メモ帳の起動時」を展開してください。
「新しいセッションを開始し未保存の変更を破棄」にチェックを入れると設定が保存されます。
「変更」や「保存」ボタンをクリックする必要はありません。
- メモ帳の自動保存を有効(オン)に戻すにはどうすればいいですか?
-
メモ帳を開いて右上の歯車アイコン(設定)をクリックし、「メモ帳の起動時」を展開してください。
「前のセッションを続行」にチェックを入れると、次回起動時から前回の状態が復元されるようになります。
- 設定を変更したのにメモ帳を開くと前回の内容が表示されます。なぜですか?
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メモ帳を×ボタンで閉じただけではプロセスがバックグラウンドに残っている場合があります。
タスクマネージャーでメモ帳のプロセスが残っていないか確認し、残っていれば終了してから再度起動してください。
タスクバーから直接アプリを強制終了できる機能を有効にしておくとこうした場面で便利です。詳しくはタスクバーからアプリを強制終了する機能を有効にする方法をご覧ください。
それでも解決しない場合は、Windowsのアップデートによって設定がリセットされた可能性があります。再度「メモ帳の起動時」の設定を確認してください。
- 自動保存を無効にすると、保存していないメモはどうなりますか?
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メモ帳を閉じた時点で、保存していない内容はすべて削除されます。次回起動時には復元されません。
自動保存を無効にした場合は、大切な内容は必ずCtrlキー+Sキーで手動保存してください。
保存のショートカットキーについては名前を付けて保存のショートカットキー一覧もあわせてご覧ください。
- 自動保存が無効な状態でPCが突然シャットダウンした場合、データは復元できますか?
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いいえ、自動保存を無効にしている場合、手動で保存していないデータはPCが突然シャットダウンすると復元できません。
自動保存を無効にする場合は、作業中に定期的にCtrlキー+Sキーで保存する習慣をつけることをおすすめします。
- メモ帳の自動保存と、ExcelやWordの自動保存は同じ機能ですか?
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いいえ、異なる機能です。
メモ帳の自動保存は「セッション状態(開いていたタブや未保存の内容)」を記録して復元する機能です。
ExcelやWordの自動保存はOneDriveと連携してファイルの変更内容をリアルタイムで保存する機能で、目的も仕組みも異なります。
- 自動保存機能のない旧メモ帳(クラシック Notepad)に戻す方法はありますか?
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はい、Windows11では旧メモ帳(クラシック Notepad)を有効化して使用することができます。
自動保存やタブ機能を含む新機能をすべてなくしたい場合に有効な方法です。
詳しくは旧メモ帳(クラシック Notepad)を有効化する方法をご覧ください。
- Windowsのアップデート後に自動保存の設定がオンに戻ることはありますか?
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はい、Windowsのアップデートによって設定がリセットされてメモ帳の自動保存がオンに戻る場合があります。
その場合は再度メモ帳の設定画面を開き、「メモ帳の起動時」から「新しいセッションを開始し未保存の変更を破棄」にチェックを入れて設定し直してください。
- 自動保存が有効なときに保存されていないメモはどこに保管されていますか?
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自動保存中の未保存データは、以下のフォルダー内の.binファイルに保存されています。
%USERPROFILE%\AppData\Local\Packages\Microsoft.WindowsNotepad_8wekyb3d8bbwe\LocalState\TabState
このファイルはメモ帳が管理する内部データのため、通常は直接編集しないことをおすすめします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。
記事内で紹介している手順はあくまで一例です。OSのバージョンやPC環境によって操作画面・手順が異なる場合があり、目的に応じた最適な方法も環境ごとに異なります。参考のうえご利用ください。
誤りのご指摘・追記のご要望・記事のご感想は、記事のコメント欄またはこちらのお問い合わせフォームからお寄せください。個人の方向けには、トラブルの切り分けや設定アドバイスも実施します。
※Microsoft、Windows、Adobe、Acrobat、Creative Cloud、Google Chromeほか記載の製品名・サービス名は各社の商標または登録商標です。
公式情報・関連資料と検証環境
公式情報・関連資料
実行環境詳細と検証日
- OS:Windows 11 Home 25H2(64bit)
※本記事の手順は Windows11 Home / Pro / Enterpriseで共通です(ポリシーで制限された環境を除く)。
- ハードウェア:Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H (1.40 GHz) / 32GB RAM
- メモ帳:Windows メモ帳 11.2512.26.0
- 最終検証日:2026年4月22日
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