【Windows11】プリンターでテストページを印刷する方法|Windows標準のテスト印刷

【Windows11】プリンターでテストページを簡単に印刷する方法|Windows標準のテスト印刷

Windows11で新しいプリンターを設定したばかりの時や、「あれ?最近印刷の色がかすれる…」「ちゃんと動作しているか手軽に確認したい」…。そんな風に思ったことはありませんか?

そんな時に役立つのが、プリンターの状態を手軽にチェックできる「テストページ」の印刷です。
Windows11には、このテストページを印刷するための標準機能が備わっており、以下の手順で簡単にテストページを印刷することが出来ます。

  1. キーボードのWindowsキーを押し、歯車のアイコンの「設定」をクリック
  2. 左側にある「Bluetoothとデバイス」をクリック
  3. 「プリンターとスキャナー」をクリック
  4. テストプリントしたいプリンターを選択
  5. 「テスト ページの印刷」をクリック

でも、いざ印刷しようとすると、「どこから操作すればいいの?」「設定画面が複雑で分かりにくい…」と迷ってしまう方もいるかもしれません。

そこでこの記事では、Windows11の標準機能である「設定」アプリを使って、誰でも簡単にテストページを印刷するための手順を、画像を交えながら分かりやすく解説します。

さらに、印刷したテストページで「何を確認すれば良いのか?」という疑問にもお答えし、色合いや文字化けなどのチェックポイント、そして「設定」アプリでの操作に関するよくある質問(Q&A)もまとめました。

この記事を読めば、あなたもWindows11で迷わず簡単にテストページを印刷し、プリンターの状態をしっかりと確認できるようになります。

目次

Windowsの「設定」アプリからテストページを印刷する方法

ここからは、実際にWindows11の「設定」アプリを使ってテストページを印刷する具体的な手順を解説していきます。

Windows11では、プリンターに関する多くの設定や操作がこの「設定」アプリに集約されており、テストページの印刷もここから行うのが標準的な方法です。

いくつかのステップがありますが、画像を参考に一つずつ進めれば簡単にできますので、一緒に確認していきましょう。

STEP
キーボードのWindowsキーを押し、歯車のアイコンの「設定」をクリック

キーボードのWindowsキーを押して(タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして)ください。

キーボードのWindowsキーを押すとスタートメニューが表示されます。

その中にある歯車のアイコンの「設定」をクリックしてください。

Windowsの「設定」アプリからテストページを印刷する方法 Step1 キーボードのWindowsキーを押し、歯車のアイコンの「設定」をクリック
Windowsの「設定」アプリからテストページを印刷する方法 Step1 キーボードのWindowsキーを押し、歯車のアイコンの「設定」をクリック
STEP
左側にある「Bluetoothとデバイス」をクリック

「設定」をクリックすると、「ホーム」と大きく書かれたWindowsの設定アプリが開きます。

キーボードのWindowsIを押すことでも、Windowsの設定アプリを開くことができます。
また、Windowsの設定アプリを開くショートカットをデスクトップに作成すると便利です。

左側にある「Bluetoothとデバイス」をクリックしてください。

Windowsの「設定」アプリからテストページを印刷する方法 Step2 左側にある「Bluetoothとデバイス」をクリック
Windowsの「設定」アプリからテストページを印刷する方法 Step2 左側にある「Bluetoothとデバイス」をクリック
STEP
「プリンターとスキャナー」をクリック

次に、右側にある「プリンターとスキャナー」をクリックしてください。

Windowsの「設定」アプリからテストページを印刷する方法 Step3 「プリンターとスキャナー」をクリック
Windowsの「設定」アプリからテストページを印刷する方法 Step3 「プリンターとスキャナー」をクリック
STEP
テストプリントしたいプリンターを選択

「プリンターとスキャナー」をクリックすると、パソコンに追加されているプリンターとスキャナーの一覧が表示されます。

その中からテストプリントしたいプリンターを選択してください。

Windowsの「設定」アプリからテストページを印刷する方法 Step4 テストプリントしたいプリンターを選択
Windowsの「設定」アプリからテストページを印刷する方法 Step4 テストプリントしたいプリンターを選択
STEP
「テスト ページの印刷」をクリック

最後に、「テスト ページの印刷」をクリックしてください。

これですぐにテストページが印刷されます。

Windowsの「設定」アプリからテストページを印刷する方法 Step5 「テスト ページの印刷」をクリック
Windowsの「設定」アプリからテストページを印刷する方法 Step5 「テスト ページの印刷」をクリック

テストページで何を確認する?色や文字化けなどのチェック項目

無事にテストページは印刷できましたでしょうか? これでプリンターとの接続や基本的な印刷機能はOKなことが分かりましたが、印刷して終わりではありません。

この一枚のテストページには、あなたのプリンターが正常動作しているか、の再現性はどうか、文字は綺麗に印刷されているか…など、状態を知るための重要な情報がたくさん詰まっています。

ここでは、印刷されたテストページを見て、「具体的に何を確認すれば良いのか?」という疑問にお答えします。特に注意して見るべきチェック項目をリストアップしましたので、一緒に確認してプリンターの状態を把握しましょう。

実際のプリンやーテストで印刷されるページ
実際のプリンやーテストで印刷されるページ

テストページに書かれているプリンター設定・ドライバー情報の確認

まずはテストページに印字された設定情報が正しいかチェックします。ここがおかしいと、印刷問題に繋がることがあります。

  1. タイトルと基本メッセージ:
    • Windows プリンター テスト ページ」というタイトルと、プリンターが正しく認識・接続されている旨のメッセージを確認します。基本的なPCとの連携状態をチェック。
  2. プリンターのプロパティ情報:
    • プリンター名 / モデル」:今まさに印刷しようとしているプリンター確認してください。「意図しないプリンターから印刷された」というトラブルを防ぎます。
    • カラー印刷」:実際のプリンター仕様(カラー/モノクロ)と設定(はい/いいえ)が一致しているかチェックしてください。ここが違うと「出ない」「カラー印刷できない」原因になることも。
    • 「OS 環境」なども確認し、基本的なプリンター情報がPCに正しく伝わっているか見ます。
  3. プリンター ドライバーのプロパティ情報:
    • ドライバー名 / バージョン」を確認。「印刷うまくいかない」「特定機能使えない」といった問題は、ドライバーが古い、または不適合な場合に起こりがちです。メーカーサイトで最新版をチェックする際の重要情報です。

印刷品質のチェックポイント(重要:実際の印刷物で確認)

次に、お手元に印刷されたテストページそのものを見て、物理的な印刷品質チェックします。「印刷汚い」「かすれる」などの問題はこの目視確認で見つけます。上の画像例ではなく、実際の印刷物で判断してください。

  1. 色に関する問題のチェック(カラープリンターの場合)
    • 色合いは正常か?:印刷おかしい」「薄い」と感じる場合、テストページのカラー部分で、各が期待通りに再現されているか確認します。
    • 色のにじみ・境界:インクにじむ」場合、の境界がぼやけていないかチェックします。
    • 色ムラ・スジ(バンディング):特定の色が出ない」「印刷横スジが入る」場合、均一に色が塗られているべき箇所に色ムラスジがないか確認します。インク残量不足やノズル詰まりが原因の可能性があります。
  2. 文字のかすれ・文字化けのチェック
    • 文字の鮮明さ:印刷かすれる」「文字薄い」場合、テストページ内の文字がシャープに印刷されているか確認します。インク/トナー残量やヘッドの状態を確認する手がかりになります。
    • 文字化け:印刷したら文字化けした」という場合、意味不明な記号や異なる文字になっていないか確認します。ドライバーやフォント、データ送信の問題が考えられます。
  3. 汚れ・ズレなど、その他の印刷不良チェック
    • 汚れ・シミ・スジ:印刷すると汚れる」「黒い線が入る」場合、ページ全体に意図しない汚れシミ点々スジがないか確認します。プリンター内部の汚れや部品(ドラム等)の問題を示唆していることがあります。
    • 印刷位置のズレ:印刷斜めになる」「ズレる」場合、ページ内容全体が用紙に対して大きく傾いたり、位置がずれたりしていないか確認します。用紙のセット方法や給紙ローラーの問題が考えられます。

Windowsの「設定」アプリからテストページを印刷する方法に関するよくある質問と答え

ここでは、Windows11の「設定」アプリを利用してテストページを印刷する際に、多くの方が疑問に感じることや、印刷できないといったトラブルの解決のヒントなどを、Q&A形式で詳しく解説します。

プリンターの状態を確認したい時や、問題が発生した際に、落ち着いて対処するための情報としてお役立てください。

Windows11の「設定」アプリで、テストページを印刷する場所はどこですか?具体的な手順を教えてください。

まず「設定」アプリを開き、画面左側のメニューから「Bluetoothとデバイス」を選びます。
次に表示された画面で「プリンターとスキャナー」をクリックしてください。
印刷したいプリンターの名前をクリックすると詳細画面が開きますので、その中にある「テスト ページの印刷」ボタンをクリックすると印刷が始まります。

使いたいプリンターが「プリンターとスキャナー」の一覧に表示されません。どうすれば表示されますか?

一覧にプリンター表示されない場合、PCがプリンターをまだ認識できていない状態です。
まずはプリンター本体の電源が確かに入っているか、そしてPCとUSBケーブルやWi-Fiでしっかりと接続されているかを確認しましょう。
Wi-Fi接続の場合は、PCとプリンターが同じネットワークに接続されていることも確認してください。
それでも表示されない時は、プリンタードライバーという基本ソフトウェアがインストールされていない可能性があります。
お使いのプリンターメーカーの公式サイトから、Windows11に対応した最新のドライバーダウンロードしてインストールし直す方法をお試しになることをお勧めします。

「テスト ページの印刷」ボタンが灰色でクリックできません。どうしてでしょうか?

「テスト ページの印刷」ボタンが押せない原因は、プリンターがPCと通信できない「オフライン」状態になっている、プリンタードライバーに何らかの不具合がある、あるいは印刷処理が「一時停止」状態になっているなどです。
まずはプリンター接続や電源を再確認し、「印刷キューを開く」からプリンター状態(「一時停止」や「オフラインで使用する」にチェックが入っていないか)を確認してみてください。
これらのチェックを解除しても解決しない場合は、ドライバー再インストールが必要なこともあります。

テストページの印刷にとても時間がかかります。これは正常な状態でしょうか?

テストページ印刷には、本来それほど時間はかかりません。
もし通常よりも印刷著しく遅いと感じる場合は、PCやプリンター本体に一時的に大きな負荷がかかっている、プリンタードライバーに何らかの問題がある、またはWi-Fi接続が不安定になっているなどの可能性が考えられます。
多くの場合、一度PCやプリンター再起動することで状況改善されることがありますので、試してみてください。

テストページが印刷されたけれど、何も書かれていない真っ白な紙でした。これは故障でしょうか?

テストページ真っ白な紙で出てきた場合、まずはインクまたはトナーが完全に無くなっていないか確認しましょう。これが最も一般的な原因です。
もしインクやトナーに問題がないのに真っ白になる場合は、特にインクジェットプリンターで長期間使用していないと、インクが出る部分(プリントヘッドのノズル)が詰まってしまうことがあります。
その際は、プリンター付属のソフトウェアや本体操作で「ヘッドクリーニング」を実行すると改善されることが多いです。故障と判断する前にこれらの確認をお勧めします。

テストページに印刷された文字が、変な記号になったり読めない文字(文字化け)になったりしています。

テストページ文字文字化けしてしまうのは、多くの場合、PCとプリンターの間で文字情報がうまく伝わっていない状態を示しています。
原因としては、プリンタードライバー不具合や、Windowsシステムの一時的な問題などが考えられます。
対処法として、まずはPCとプリンター再起動してみてください。
それでも文字化け直らない場合は、一度プリンタードライバーアンインストールし、お使いのプリンターメーカー公式サイトから最新のWindows11対応ドライバーダウンロードして再インストールし直す方法が効果的です。

テストページの色がおかしいです。特定の色だけ出ない、または全体的に色合いが変です。

印刷されたテストページおかしいと感じる場合、まず確認すべきはカラーインク残量です。特定の色だけ無くなっていたり、極端に少なくなっていたりしないでしょうか?
全てのインクが十分にあるのに再現がおかしい場合は、インクジェットプリンターのノズル詰まりが原因かもしれません。
プリンターの「ヘッドクリーニング」機能を試してみてください。

そもそも、なぜテストページを印刷する必要があるのですか?どんなメリットがありますか?

テストページ印刷する主な目的は、プリンターがPCと正しく通信し、基本的な印刷機能正常動作するかを簡単確認することです。
加えて、印刷されたページを目視チェックすることで、インクやトナーの状態の再現性、文字のかすれやズレ文字化けといった印刷品質に関する問題早期発見できるというメリットがあります。
プリンター調子悪いと感じた時の、原因を探るための最初のステップとして非常に有効な診断方法と言えます。

プリンターメーカーが提供しているテスト印刷ツールとは何が違うのでしょうか?

Windows標準テストページは、OSから見てプリンターが基本的な印刷実行できるか、という汎用的な動作確認目的としています。
一方で、プリンターメーカーが独自に提供しているソフトウェア(ユーティリティツールなど)に含まれるテスト印刷や「ノズルチェックパターン印刷」などは、より詳細な診断目的としています。
例えば、インクジェットプリンターの全ノズルが正しくインクを噴射しているか、といったプリンター固有の状態を精密にチェックするために作られています。
基本的な接続動作確認ならWindows標準、より詳しいプリンター内部の状態診断ならメーカーツール、という使い分けが考えられます。

テストページを印刷すれば、プリンターの不具合や問題は直るのですか?

テストページ印刷する行為自体に、プリンター不具合自動的修復する効果はありません。
テストページは、あくまでプリンター状態診断するための「ものさし」のようなものです。
印刷された結果を見て、「おかしい」「文字かすれる」といった問題点発見し、その原因を推測することが目的です。
問題解決するには、その診断結果に基づいて、インク交換、ヘッドクリーニング、ドライバー再インストールなど、適切な対処を別途行う必要があります。

テストページを1枚印刷すると、インクやトナーはどれくらい減るものですか?

Windows標準テストページは、主に文字情報とWindowsロゴ程度の簡単な図形が中心です。
そのため、写真やカラーイラストなどを印刷する場合と比べると、インクやトナーの消費量はごくわずかです。
プリンター状態確認するために時々印刷する程度であれば、インク等の消費を過度に気にする必要はないでしょう。

テストページに印刷されるデザインや情報を自分で変更することはできますか?

いいえ、残念ながらWindows標準テストページ印刷される内容(デザインや記載情報)を自由にカスタマイズしたり変更したりすることはできません。
これはOSとプリンタードライバーによって決められた固定のフォーマットです。
もし特定のの組み合わせや、特定の文字サイズでの印刷テストをしたい場合は、Wordなどの文書作成ソフトやペイントソフト等でご自身でテスト用のファイル作成し、それを印刷するという方法になります。

プリンターがオフライン表示の時に、テストページ印刷を試すことはできますか?

プリンターが「オフライン」と表示されている時は、PCとプリンター通信できていない状態を示しています。
そのため、PCから印刷指示を送ることができず、通常はテストページ印刷することはできません。
テスト ページの印刷ボタン自体も押せない状態になっているはずです。

テストページを紙に印刷せず、PDFファイルとしてデータで保存することは可能ですか?

はい、それは可能です。お使いのPCに「Microsoft Print to PDF」や「Adobe PDF」のような、印刷操作でPDFファイル作成する仮想プリンター機能がインストールされていれば利用できます。
印刷するプリンターとして紙のプリンターではなく、そのPDF仮想プリンター選択し、「テスト ページの印刷」を実行します。
すると、印刷の代わりにファイルの保存場所とファイル名を尋ねる画面が表示され、テストページ内容をPDFファイルとしてPC上に保存することができます。

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最後までご覧いただきありがとうございました。
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実行環境
Windows11 Home 24H2
64 ビット オペレーティング システム
11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-11375H @ 3.30GHz 3.30 GHz
16.0 GB RAM
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