【Word】チェックボックスにレ点が入らない/チェックできない場合の解決策

【Word】チェックボックスに✔(レ点)が入らない/チェックできない場合の解決策

Wordのチェックボックスに✔(レ点)が入らない、チェックできない、または反応しないといったお悩みはありませんか?

この記事では、Wordで作成したチェックボックスが正常に動作しない原因と、その解決策・対処法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。

単純な間違いから設定の見直しまで、考えられる原因を幅広く説明します。
ぜひご自身の状況に合わせてお試しください。

目次

チェックボックスにレ点が入らない/チェックできない原因と解決策

チェックのオン/オフができないチェックボックスを使っている

Wordのチェックボックスに✔(レ点)が入らない、またはチェックできない原因として、まず考えられるのは、チェックのオン/オフができない種類のチェックボックス(または図形)を使用していることです。

下の画像のように、Wordのチェックボックスと四角形(図形)は非常によく似ているため、「チェックボックスを挿入したつもりだったのに、実は四角形だった」というケースも少なくありません。

Wordのチェックボックスと四角形(図形)は非常によく似ている
Wordのチェックボックスと四角形(図形)は非常によく似ている

以下の画像を参考に、問題のオブジェクト(チェックボックス、または四角形)を選択し、実際にチェックのオン/オフができるチェックボックスかどうか確認してみましょう。

チェックのオン/オフができるチェックボックスかどうか確認する
チェックのオン/オフができるチェックボックスかどうか確認する

Wordのデザインモードが有効になっている

次に考えられる原因は、Wordの「デザインモード」が有効になっているケースです。

デザインモードが有効になっていると、下の画像のように、チェックボックスの前後に青い四角い枠(または括弧)が表示され、チェックボックスにチェック(レ点)を入れることはできません。

Wordのデザインモードが有効になっている状態
Wordのデザインモードが有効になっている状態

チェックボックスの前後に青い四角い枠(または括弧)が表示されている場合は、以下の手順で「デザインモード」を無効にしてください。

  1. 「開発」タブをクリック
  2. 「コントロール」グループの「デザインモード」をクリック
  3. デザインモードが解除されたことを確認する

ここからは、Wordのデザインモードを無効に(解除)する方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP
「開発」タブをクリック

まずは、Wordの「開発」タブをクリックしてください。

Wordのデザインモードを無効に(解除)する方法 Step1 「開発」タブをクリック
Wordのデザインモードを無効に(解除)する方法 Step1 「開発」タブをクリック
STEP
「コントロール」グループの「デザインモード」をクリック

「開発」タブの中にある「コントロール」グループの「デザインモード」をクリックしてください。

Wordのリボンが折りたたまれて操作しにくい場合は、「【Word】リボン(メニューバー)を常に表示する方法|デスクトップ版・Web版対応」をご覧になり、リボンを常に表示に切り替えてください。

Wordのデザインモードを無効に(解除)する方法 Step2 「コントロール」グループの「デザインモード」をクリック
Wordのデザインモードを無効に(解除)する方法 Step2 「コントロール」グループの「デザインモード」をクリック
STEP
デザインモードが解除されたことを確認する

「デザインモード」をクリックすると、デザインモードが解除されます。

デザインモードが無効の状態で「デザインモード」をクリックすると、デザインモードが有効になります。

デザインモードが解除されると、チェックボックスの前後に青い四角い枠(または括弧)が非表示になります。

この状態でチェックボックスにチェック(レ点)を入れる事ができるか確認してください。

Wordのデザインモードを無効に(解除)する方法 Step3 デザインモードが解除されたことを確認する
Wordのデザインモードを無効に(解除)する方法 Step3 デザインモードが解除されたことを確認する

文書の保護設定が有効になっている

Word文書に保護設定がされている場合も、チェックボックスに✔(レ点)が入らない、またはチェックできない原因となります。

その場合は、以下の手順で文書の保護を解除してください。

  1. 「校閲」タブをクリック
  2. 「比較」グループにある「保護」をクリックし、「編集の制限」を選択
  3. 「保護の中止」ボタンをクリック
  4. 保護解除のパスワードを入力して、「OK」ボタンをクリック

ここからは、Wordの文書の保護設定を解除(無効に)する方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP
「校閲」タブをクリック

まずは、「校閲」タブをクリックしてください。

Wordの文書の保護設定を解除(無効に)する方法 Step1 「校閲」タブをクリック
Wordの文書の保護設定を解除(無効に)する方法 Step1 「校閲」タブをクリック
STEP
「比較」グループにある「保護」をクリックし、「編集の制限」を選択

「校閲」タブの「比較」グループにある「保護」をクリックしてください。

Wordのリボンが折りたたまれて操作しにくい場合は、「【Word】リボン(メニューバー)を常に表示する方法|デスクトップ版・Web版対応」をご覧になり、リボンを常に表示に切り替えてください。

次に、展開されるメニューから「編集の制限」をクリックしてください。

Wordの文書の保護設定を解除(無効に)する方法 Step2 「比較」グループにある「保護」をクリックし、「編集の制限」を選択
Wordの文書の保護設定を解除(無効に)する方法 Step2 「比較」グループにある「保護」をクリックし、「編集の制限」を選択
STEP
「保護の中止」ボタンをクリック

「編集の制限」をクリックすると、Wordの編集画面右側に「編集の制限」と書かれた枠が表示されます。

一番下にある「保護の中止」ボタンをクリックしてください。

Word文書に保護がかかっていない場合、ここには「はい、保護を開始します」というボタンが表示されます。

Wordの文書の保護設定を解除(無効に)する方法 Step3 「保護の中止」ボタンをクリック
Wordの文書の保護設定を解除(無効に)する方法 Step3 「保護の中止」ボタンをクリック
STEP
保護解除のパスワードを入力して、「OK」ボタンをクリック

「保護の中止」ボタンをクリックすると、「文書保護の解除」と書かれたウィンドウが表示されます。

その中に保護解除のパスワードを入力して、「OK」ボタンをクリックしてください。

保護解除のパスワードは、文書に保護をした際に設定したパスワードです。
わからない場合は、文書の作成者に問い合わせしてください。

Wordの文書の保護設定を解除(無効に)する方法 Step4 保護解除のパスワードを入力して、「OK」ボタンをクリック
Wordの文書の保護設定を解除(無効に)する方法 Step4 保護解除のパスワードを入力して、「OK」ボタンをクリック
STEP
チェックボックスにチェック(レ点)を入れる事ができるか確認する

「OK」ボタンをクリックすると、文書の保護が解除されます。

この状態でチェックボックスにチェック(レ点)を入れる事ができるか確認してください。

Wordの文書の保護設定を解除(無効に)する方法 Step5 チェックボックスにチェック(レ点)を入れる事ができるか確認する
Wordの文書の保護設定を解除(無効に)する方法 Step5 チェックボックスにチェック(レ点)を入れる事ができるか確認する

チェックボックス自体の設定ミス

ここまでの手順を試してもチェックボックスに✔(レ点)が入らない、またはチェックできない場合は、チェックボックス自体の設定に誤りがある可能性があります。

以下の手順で、設定内容を確認・修正しましょう。

STEP
「開発」タブをクリック

まずは、Wordの「開発」タブをクリックしてください。

チェックボックス自体の設定を確認する方法 Step1 「開発」タブをクリック
チェックボックス自体の設定を確認する方法 Step1 「開発」タブをクリック
STEP
「コントロール」グループの「プロパティ」をクリック

「開発」タブの中にある「コントロール」グループの「プロパティ」をクリックしてください。

Wordのリボンが折りたたまれて操作しにくい場合は、「【Word】リボン(メニューバー)を常に表示する方法|デスクトップ版・Web版対応」をご覧になり、リボンを常に表示に切り替えてください。

チェックボックス自体の設定を確認する方法 Step2 「コントロール」グループの「プロパティ」をクリック
チェックボックス自体の設定を確認する方法 Step2 「コントロール」グループの「プロパティ」をクリック
STEP
チェックボックスの設定を確認し、「OK」ボタンをクリック

「プロパティ」をクリックすると、「コンテンツコントロールのプロパティ」と書かれたウィンドウが表示されます。

その中にある「ロック」と「チェックボックスのプロパティ」を確認してください。

  • ロック
    「コンテンツの編集不可(E)」にチェックが入っている場合は、チェックを外してください。
  • チェックボックスのプロパティ
    「選択時の記号」と「未選択時の記号」が正しく設定されているか確認してください。
    必要に応じてそれぞれの「変更」ボタンをクリックして記号を変更してください。

設定を変更したら、最後に右下の「OK」ボタンをクリックして変更を保存してください。

チェックボックス自体の設定を確認する方法 Step3 チェックボックスの設定を確認し、「OK」ボタンをクリック
チェックボックス自体の設定を確認する方法 Step3 チェックボックスの設定を確認し、「OK」ボタンをクリック

Wordのチェックボックスに✔(レ点)が入らない/チェックできない場合の解決策に関するよくある質問と答え

Wordのチェックボックスに✔(レ点)が入らない/チェックできない場合の解決策に関するよくある質問と答えをまとめました。

Wordのチェックボックスに✔(レ点)が入らない、チェックできない原因と対処法は?

Wordのチェックボックスに✔が入らない、またはチェックできない場合、いくつかの原因が考えられます。
まず、チェックボックスの種類が間違っている可能性もあります。
オン/オフができるのは「フォームコントロール」または「ActiveXコントロール」のチェックボックスです。四角い図形をチェックボックスとして使用している場合は、チェックできません。
「開発」タブから正しい種類のチェックボックスを挿入しなおしてください。
次に、Wordが「デザインモード」になっていないか確認してください。
デザインモードが有効になっていると、チェックボックスは編集状態となり、クリックしても✔は入りません。
「開発」タブの「デザインモード」がオンになっていたら、クリックしてオフにしましょう。
その他、文書の保護設定が有効になっていたり、チェックボックス自体の設定ミスが考えられます。

チェックボックスをクリックしても反応がない、グレーアウトしているのはなぜですか?

チェックボックスがグレーアウトしていてクリックできない場合は、Word文書が編集を制限する設定(保護)になっている可能性が高いです。
「校閲」タブの「保護」グループ内にある「編集の制限」を確認し、もし制限がかかっていれば解除してください。

Wordでチェックボックスを挿入する方法は?

「開発」タブの「コントロール」グループにあるチェックボックスのアイコンをクリックすると、文書内にチェックボックスが挿入されます。
詳しくは、「【Word】チェックボックスの作り方|作成・変更(✓/レ点)・削除方法」をご覧ください。

Wordでチェックボックスが印刷されない場合の対処法は?

チェックボックスが印刷されない場合、Wordの印刷設定が原因である可能性があります。
「ファイル」タブから「オプション」を選択し、「Wordのオプション」ダイアログボックスで、「表示」を選択します。「印刷オプション」の中の「Word で作成した描画オブジェクトを印刷する」にチェックが入っているか確認し、チェックが入っていない場合は、チェックを入れて「OK」をクリックしてください。

チェックボックスをコピー&ペーストすると、✔(レ点)が消えてしまうのはなぜ?

チェックボックスをコピー&ペーストしたときに✔(レ点)が消えてしまう場合は、コピー元のチェックボックスが「コンテンツコントロール」であり、コピー先の書式設定が異なることが原因である可能性があります。
ペースト時に「元の書式を保持(K)」を選択するか、ペースト後にチェックボックスのフォント設定を確認してみてください。

チェックボックスが削除できない場合の対処法は?

チェックボックスが削除できない場合は、文書に保護がかかっているか、Wordのデザインモードが有効になっている可能性があります。

複数のチェックボックスを排他的選択(どれか一つしか選べない)にするには?

Wordの標準機能では、チェックボックスを排他的選択に設定できません。
代わりにラジオボタン(オプションボタン)を使用するか、VBAマクロを使用する必要があります。
ラジオボタンを利用する場合は、「開発」タブの「コントロール」から、ラジオボタン(オプションボタン)を挿入してください。同じグループ名のラジオボタンは、一つしか選択できません。

Wordのチェックボックスの状態(オン/オフ)を、Excelなどの他のアプリケーションと連携できますか?

はい、VBAマクロを使用すれば、Wordのチェックボックスの状態をExcelなどの他のアプリケーションと連携させることが可能です。

Wordで選択肢を示すには、チェックボックス以外に何がありますか?

Wordにはチェックボックス以外にも、ドロップダウンリスト、コンボボックス、ラジオボタンなど、さまざまな選択肢を示す機能があります。

Wordのバージョンが違うと、チェックボックスの表示や動作が変わりますか?

はい、Wordのバージョンによって、チェックボックスの表示や動作が異なる場合があります。特に、古いバージョンのWordで作成された文書を新しいバージョンのWordで開くと、互換性の問題が発生することがあります。
Wordを新しいファイル形式(.docx)に変換して使用すると安心です。

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