【Word】開発タブの出し方|初心者でもすぐできる簡単4ステップ

【Word】開発タブの出し方|初心者でもすぐできる簡単4ステップ

Wordで資料を作成する際、同じ操作の繰り返しに時間を取られていませんか?
そんな時は「開発」タブの表示がおすすめです。作業効率が大幅に向上する可能性があります。

標準ではWordの「開発」タブは非表示設定になっていますが、表示手順はとても簡単です。

Wordのリボンの空白箇所を右クリックしてから「リボンのユーザー設定」を開き、「メイン タブ」一覧から「開発」にチェックを入れ「OK」を押すだけですぐに表示されます。

「開発」タブを活用すれば、フォーム作成、マクロやVBAによる処理の自動化、アドインの追加など、Wordの機能を拡張できます。
普段の文書作成業務がよりスムーズに、効率的に行えるようになるでしょう。

この記事では、初心者の方でも迷わないよう、開発タブの表示方法を実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

一度表示すれば、再度手動で非表示に戻したり、Officeの修復インストールなどを行わない限り、そのまま表示された状態で使い続けることができます。

Wordの「開発」タブは、「ファイル」タブ内のオプションからも表示可能

Wordで「開発」タブを表示する方法は、他にも「ファイル」タブから「オプション」を開き、「リボンのユーザー設定」で「開発」にチェックを入れる方法があります。
しかし、この手順は操作が多く、今回の記事で紹介する方法よりもメリットが少ないため、ここでは割愛します。

目次

Wordで開発タブを表示する最短手順

Wordで開発タブを表示させるには以下の手順で行います。

  1. Word画面上部のリボン(メニュー)の空白箇所を右クリックする
  2. 出てきたメニューから「リボンのユーザー設定」をクリックする
  3. 右側の「メイン タブ」一覧から「開発」にチェックを入れる
  4. 「OK」をクリックすることで、リボンに「開発」タブが表示される

ここからは、実際の画面も用いながら、Wordに開発タブを表示する最短手順をわかりやすく解説していきます。

STEP
リボンの空白箇所を右クリックし、「リボンのユーザー設定(R)」をクリック

まずは、Word画面上部のリボン(メニュー)の空白箇所を右クリックしてください。

次に、表示されるメニューから「リボンのユーザー設定(R)」をクリックしてください。

Wordのリボンが折りたたまれて操作しにくい場合は、「【Word】リボン(メニューバー)を常に表示する方法|デスクトップ版・Web版対応」をご覧になり、リボンを常に表示に切り替えてください。

Wordで開発タブを表示する最短手順 Step1 リボンの空白箇所を右クリックし、「リボンのユーザー設定(R)」をクリック
Wordで開発タブを表示する最短手順 Step1 リボンの空白箇所を右クリックし、「リボンのユーザー設定(R)」をクリック
STEP
右側の「開発」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリック

「リボンのユーザー設定(R)」をクリックすると、「Wordのオプション」と書かれた画面が表示されます。

右側の「開発」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックしてください。

Wordで開発タブを表示する最短手順 Step2 右側の「開発」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリック
Wordで開発タブを表示する最短手順 Step2 右側の「開発」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリック
STEP
「開発」タブが表示されたことを確認する

「OK」ボタンをクリックすると、「Wordのオプション」画面が閉じられ、Wordの編集画面に戻ります。

「表示」タブと「ヘルプ」タブの間に「開発」タブが表示されたことを確認してください。

Wordで開発タブを表示する最短手順 Step3 「開発」タブが表示されたことを確認する
Wordで開発タブを表示する最短手順 Step3 「開発」タブが表示されたことを確認する

なぜ「開発」タブは最初から表示されていないのか

Wordの「開発」タブには、フォーム作成やVBA(Visual Basic for Applications)編集など、文書作成の枠を超える高度な機能が集約されています。

これらの機能は、Wordの操作に慣れた上級者向けであり、初心者の方には必要ない場合がほとんどです。

初期状態では、画面が複雑になり、かえって混乱を招く可能性があるため、Microsoftは標準設定で「開発」タブを非表示にしていると考えられます。

「開発」タブで何ができる?

Wordの「開発」タブを有効にすると、高度な機能が利用できるようになり、文書作成ツールから業務効率化ツールへと進化します。

開発タブでできること

  • マクロの記録・編集: 繰り返し行う作業をマクロとして記録し、ワンクリックで実行。日常のルーチンワークを大幅に短縮できます。
  • VBA (Visual Basic for Applications) エディタの利用: 独自のカスタムロジックをWordに組み込み、自動処理や条件分岐などを自由に設定できます。
  • カスタムボタンやフォームの作成: 使いやすい入力フォームや、特定の機能を実行するボタンを作成。
    作業環境を効率化し、より分かりやすく最適化できます。

これらの機能を活用することで、Wordでの高度なデータ分析や、業務プロセスの自動化、チェックボックスの作成なども実現可能です。

Wordで開発タブを表示する方法に関するよくある質問と答え

Wordで開発タブを表示する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

Wordで「開発」タブを表示するには、どうすればよいですか?

Word上部のリボンで何もないところを右クリックし、「リボンのユーザー設定」を選びます。右側のメインタブ一覧に「開発」があるのでチェックを入れて「OK」を押せば、すぐに「開発」タブがリボン上に表示されます。
Wordのリボンが折りたたまれて操作しにくい場合は、「【Word】リボン(メニューバー)を常に表示する方法|デスクトップ版・Web版対応」をご覧になり、リボンを常に表示に切り替えてください。

なぜ最初からWordの「開発」タブが表示されていないのでしょうか?

「開発」タブはフォーム機能やVBAなど、やや上級者向けの機能が集まった場所です。
初心者が最初から迷わないように、あえて初期状態では非表示となっており、必要になった人だけが後から有効化できる設計になっています。

「開発」タブを表示すると、Wordでどんな新しいことができますか?

繰り返し作業を自動化できるマクロの編集が手軽になり業務を効率化できます。
ボタンや入力フォームを配置して、独自ツールのような使い方も可能になります。

一度「開発」タブを表示した後、不要になったら非表示に戻せますか?

もちろん可能です。先ほどと同じ「リボンのユーザー設定」画面で「開発」のチェックを外して「OK」をクリックすれば元に戻せます。これで必要なときだけ表示させる柔軟な使い方ができます。

「開発」タブを表示しても、Wordの動作が重くなったり不安定になる心配はありませんか?

「開発」タブは、あくまで既存の機能を前面に出す設定です。表示するだけでWordが重くなることはありませんし、通常通り快適に使えます。

マクロやVBAの知識がない初心者でも、「開発」タブを表示するメリットはありますか?

マクロ記録機能を使えば、プログラミングの知識がなくても単純な繰り返し作業をワンクリックで処理できるようになります。これだけでも時間短縮になり、業務効率が大きく改善します。

会社のパソコンで「開発」タブを表示しても大丈夫でしょうか?

基本的には問題ありませんが、セキュリティポリシーによってはマクロの実行が制限されていることもあります。業務で使う場合は、あらかじめ所属先のルールを確認しておくと安心です。

「開発」タブを有効にすると、ほかのパソコンで同じファイルを開いた際もタブが表示されますか?

「開発」タブの表示は使用中のPC環境に依存します。あなたが「開発」タブを有効にしても、別のPCで同じWordファイルを開いた人が開発タブを表示していない限り、その人の環境では表示されません。

「開発」タブを表示することで、既存の文書が影響を受けることはありますか?

既存の文書がずれたり消えたりすることはありません。
「開発」タブは新たな機能を呼び出しやすくするための設定であり、既存の作業内容には影響を与えません。

「開発」タブを表示するにはWordの特別なエディションが必要ですか?

一般的なWordであれば、特別なエディションや拡張機能は不要です。
標準機能として備わっているので、すでにお使いの環境で手軽に表示できます。

「開発」タブを表示する作業は、一度やればずっとその状態が続くのでしょうか?

基本的には一度設定すれば表示状態は保たれます。再インストールや修復インストールをしない限り、再び設定し直す必要はありません。

「開発」タブを使うのは無料ですか?

はい、Wordの標準機能なので無料で使えます。

「開発」タブはWord for the web(Online版Word)でも使えますか?

いいえ、残念ながらWord for the web(Online版Word)では「開発」タブは利用できません。

「開発」タブはワードパッドも使えますか?

いいえ、ワードパッドでは「開発」タブは使えません。
ワードパッドは、Windowsに標準搭載されているシンプルな文書作成ソフトです。基本的なテキスト編集機能は備わっていますが、Wordのような高度な機能は搭載されていません。

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