「名前を付けて保存」ができない場合の対処法|Word/EXCEL/PowerPoint

「名前を付けて保存」ができない場合の対処法|Word/EXCEL/PowerPoint

こんな人にオススメの記事です

  • Word/EXCEL/PowerPointで「名前を付けて保存」が表示されなくて困っている人
  • 「名前を付けて保存」が出てこなくて困っている人

Word/EXCEL/PowerPointで作業中に、急に「名前を付けて保存」ができない状態になってしまうと、とても困りますよね。

なかには、「名前を付けて保存」がグレーアウトしてクリックできない場合や、「名前を付けて保存」が表示されないといったトラブルもあるかと思います。

この記事では、「名前を付けて保存」が出てこない主な原因と、その対処法をわかりやすく解説します。

目次

「名前を付けて保存」ができない場合に真っ先に試してほしいF12キー

Word/EXCEL/PowerPointで「名前を付けて保存」ができない(表示されない)場合、まずはキーボードショートカットF12を使って「名前を付けて保存」が表示されるか試してみてください。

画面上で「名前を付けて保存」のボタンが見当たらない場合でも、F12キーを押すことで「名前を付けて保存」の画面が直接表示されることがあります。

OneDriveの自動保存機能がオンになっている場合でも、F12キーを使うことで「名前を付けて保存」が表示されます。

OneDriveの自動保存機能がオンになっているか確認する

OneDriveに保存しているファイルは、自動保存がデフォルトで有効になっています。
その結果、「名前を付けて保存」が表示されず「コピーを保存」となることがあります。

この場合は、Windows11からOneDriveを削除(アンイストール)するか、OneDriveへの自動保存をオフにする必要があります。

「名前を付けて保存」の代わりに「コピーを保存」を使う

OneDriveの自動保存機能がオンになっている場合、「名前を付けて保存」が表示されず「コピーを保存」となることがあります。

しかし、「コピーを保存」は基本的には「名前を付けて保存」と同じ機能なので、別のファイル名や別の場所に保存したいときはそのまま「コピーを保存」を使って問題ありません。
従来と同様に新しいファイルとして保存できるので、上書きして元のファイルを消してしまうなどのリスクも避けられます。

ただし、OneDriveの自動保存機能がオンになっているため、元のファイルは常にクラウド上で最新状態に更新される点が、昔の「名前を付けて保存」とは少し違うところです。
「コピーを保存」を選ぶと、新しいファイルとして別名で保存されるので、自動保存が継続されるのはもちろん、元のドキュメントも上書き前の状態で残しておけるのがメリットです。

もし「やっぱり従来どおりの『名前を付けて保存』メニューがほしい」という場合は、「自動保存」スイッチをオフにしてみてください。

すると、クラウド上への自動保存は無効になりますが、その代わりに従来どおり「名前を付けて保存」が表示されるようになります。

ただし、この方法だと自動保存の便利さを失ってしまうので、自分の作業スタイルに合わせて使い分けてください。

Officeアプリ自体に不具合が生じて「名前を付けて保存」ができない場合

Word・Excel・PowerPointの不具合によって、一時的に「名前を付けて保存」が使えなくなることがあります。
このようなときは、いったんアプリを閉じて再起動すると、軽微なバグが解消される場合があります。

しかし、自動保存機能をオフにしている場合や、作業途中でアプリを終了するとデータが保存されずに消えてしまうリスクがあります。

特に、重要な作業をしているときは、Microsoft 365 for the webなどを活用して、一時的にコピーを作成することをおすすめします。

そうすることで、万が一アプリが強制終了しても、作業データを失う可能性を減らせます。

アプリを再起動しても改善しない場合は、パソコンの再起動やOfficeの修復インストールを試してみてください。

「名前を付けて保存」ができない場合の対処法に関するよくある質問と答え

「名前を付けて保存」ができない場合の対処法に関するよくある質問と答えをまとめました。

Wordで「名前を付けて保存 できない」状態になったら、まず何を確認すればいいですか?

Wordの場合、キーボードのF12キーを押してみると、「名前を付けて保存」の画面が直接開くことがあります。
もし表示されないようなら、OneDriveの自動保存がオンになっていないか、ファイルが読み取り専用として開かれていないかをチェックしてみてください。

Excelで「上書き保存できない」ときに「名前を付けて保存」も表示されないことがありますが、対処法はありますか?

Excelが一時的に不安定になっている可能性があります。
まずはアプリを再起動し、改善しなければパソコンを再起動してみてください。
それでもだめな場合は、Officeの修復を試すと「名前を付けて保存」や上書き保存が再び使えるようになります。

PowerPointで「名前を付けて保存」が見当たらず、「コピーを保存」と表示されるのはなぜでしょう?

OneDrive上で作業していると、自動保存が標準で有効になっているため、「名前を付けて保存」の代わりに「コピーを保存」が表示される仕組みです。
機能自体はほぼ同じなので、別のファイル名で保存したいときは「コピーを保存」をそのまま使ってください。
どうしても「名前を付けて保存」に戻したい場合は、一時的に自動保存をオフにすると解決します。

Excelで「名前を付けて保存」が反応しないときに、保存ダイアログそのものが出ない場合はどうすればいいですか?

Excelの動作が不安定な可能性が高いので、キーボードのF12キーで保存ダイアログを呼び出せるか試してみてください。
また、Excelを終了後に再起動し、必要に応じてパソコン自体も再起動すると解決することがあります。
それでもだめな場合は、Officeの修復を試すと「名前を付けて保存」や上書き保存が再び使えるようになります。

Wordで作業中に突然「名前を付けて保存」がグレーアウトしてしまうことがあるのですが、直し方を教えてください。

グレーアウトしているときは、読み取り専用保護ビューで開いている可能性があります。保護ビューを解除してみてください。

「名前を付けて保存」ができないトラブルを最小限にするために、普段から気を付けるポイントはありますか?

まずはWindows UpdateでOfficeアプリやWindowsを最新バージョンに保つこと、そして万が一のために「名前を付けて保存」のキーボードショートカット(F12)を覚えておけば、メニューが表示されないときでも保存を試せます。

Excelで「USBに保存しようとすると上書き保存できない」という声を聞きますが、これは本当ですか?

実際に起こりうるトラブルです。
USBが故障しかけている場合や、USBのファイルシステムとExcelの設定が合わない場合、エラーが出ることがあります。
最善策は、一度ローカルディスクに保存してからUSBへコピーすることです。

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