【Windows11】付箋アプリが「更新の準備中」で起動できない場合の対処法

【Windows11】付箋アプリが「更新の準備中」で起動できない場合の対処法

この記事では、Windows11標準の付箋アプリに「付箋を更新する必要があります。更新の準備中です」と表示されて起動できない場合の対処法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説します。

私は社内の情報システム担当者として、Windows11標準の付箋アプリの利用を推進しています。
付箋アプリは、Wordなどを起動せずともPC起動だけでメモが表示される手軽さが魅力です。(付箋アプリの基本的な機能や使い方はこちらの「Windows標準の付箋アプリの使い方」で詳しく解説しています。)

しかし、「起動できない」「更新が終わらない」状態では、過去のメモが見れず、作業効率も大きく低下します。

そこでこの記事では、この問題に直面した際にまず試すべき具体的な対処法を、優先度の高いものから順に分かりやすく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

目次

付箋アプリが「更新の準備中」で起動しない|試すべき解決策とその手順

ここからは、実際に試していただきたい具体的な対処法とその手順を、優先度の高いものから順番に分かりやすく解説していきます。一つずつ確認しながら、付箋アプリを再び利用できる状態に戻していきましょう。

【まず確認】基本的な事前チェック(PC再起動・日時設定・ネット接続)

付箋アプリが「更新の準備中」で起動しない場合、複雑な原因や対処法を考えてしまいがちですが、多くの場合、パソコンの基本的な状態を見直すだけで問題が解決します。

「付箋アプリが起動しない」「更新が終わらない」といった状況では、まずこれからご案内する3つの基本的なチェックポイントを確認してみてください。

これらはWindows11や多くのアプリケーションで共通して有効な初期対応であり、見落としがちな設定が原因で付箋アプリの動作に影響を与えている可能性も考えられます。

パソコンを再起動する

とりあえず再起動」と軽視されがちですが、パソコンの再起動はシステムの一時的な不具合やリソースの競合を解消するための最も簡単かつ効果的な手段の一つです。
長時間起動し続けているパソコンでは、気づかないうちにメモリ上に不要なデータが蓄積されたり、バックグラウンドプロセスが問題を起こしていることがあります。

付箋アプリが「更新の準備中」で止まってしまう場合も、OSや他のアプリとの一時的な衝突が原因である可能性が考えられます。まずは慌てずにパソコンを再起動し、付箋アプリが正常に起動するか確認してみてください。

日時設定を確認する

パソコンの日時や地域設定が正しくないと、Microsoft Store経由でのアプリの更新やライセンス認証、さらにはインターネット上の様々なサービスとの通信に問題が生じることがあります。
付箋アプリもMicrosoft Storeと連携しているため、この設定の不備が「更新の準備中」で止まる原因となることも十分に考えられます。

特に、パソコンを長期間使用していなかったり、バッテリー切れを起こしたりした場合に、日時が大幅にずれてしまうことがあります。「Windows11の時計がずれている」「時刻同期がうまくいかない」といった場合は、以下の手順で確認・修正してください。

インターネット接続を確認・ネットワークをリセットする

付箋アプリは、起動時にデータの同期や更新プログラムの確認を行うため、安定したインターネット接続が不可欠です。
「ネットには繋がっているはずなのに付箋アプリだけ更新できない」という場合でも、接続が不安定であったり、ネットワーク設定に一時的な問題が発生していたりする可能性があります。

まずは、Webブラウザで他のサイトが正常に表示されるか確認し、Wi-Fiや有線LANの接続状況を見直してください。それでも問題が解決しない場合は、Windows11のネットワーク設定をリセットすることで、接続に関する多くの問題が解消されることがあります。

Microsoft Storeで付箋アプリを最新の状態に更新する

基本的なチェックを行っても状況が改善しない場合、次に試すべきは付箋アプリ自体をMicrosoft Storeで最新の状態に更新することです。
「更新の準備中」というメッセージが表示されていることからも、アプリのバージョンが古かったり、更新プロセスに何らかの問題を抱えていたりする可能性が考えられます。

Windows11の標準アプリである付箋(Microsoft Sticky Notes)は、Microsoft Storeを通じて配布・更新が行われます。
アプリを最新版に保つことで、不具合が修正されたり、OSとの互換性が向上したりすることが期待できます。

以下のページを参考に、付箋アプリを最新の状態に更新し、問題が解決するか確認してください。

Windowsアップデートの実行および確認

Microsoft Storeで付箋アプリを更新しても問題が解決しない場合、次に見直すべきはWindows自体が最新の状態になっているかという点です。
Windowsアップデートを実行することで、OSの不具合修正、セキュリティ強化、そして時にはアプリケーションの互換性向上などが期待できます。

付箋アプリはWindowsの標準機能の一つであり、OSと密接に連携して動作しています。
そのため、Windows自体に何らかの問題があったり、バージョンが古かったりすると、付箋アプリが「更新の準備中」のまま正常に起動しないといったトラブルを引き起こす可能性があります。

以下のページを参考にWindowsを最新の状態にし、パソコンを再起動したら、再度付箋アプリを起動し、問題が解決しているか確認してください。

Microsoft Storeのキャッシュをリセット(WSReset.exe)

これまでの対処法を試しても付箋アプリの更新が終わらない場合、Microsoft Store自体に問題起きている可能性が考えられます。

Microsoft Storeはアプリのダウンロードや更新時にキャッシュファイル(一時的に保存されるデータ)を利用しますが、このキャッシュが破損したり古くなったりすると、Microsoft Storeの動作が不安定になったり、アプリの更新が正常に行えなくなったりすることがあります。

このような場合に有効なのが、Microsoft Storeのキャッシュをリセットするコマンド「WSReset.exe」の実行です。これはWindowsに標準で搭載されているツールで、実行するとStoreのキャッシュがクリアされ、問題が解消されることがあります。

以下のページを参考にMicrosoft Storeのキャッシュをリセット(削除)し、再度付箋アプリを起動して問題が解決しているか確認してください。

付箋アプリの修復

付箋アプリが「更新の準備中」のまま起動しない問題が解決しない場合、アプリのファイル自体に何らかの軽微な不整合や破損が生じている可能性も考えられます。

このような時にまず試していただきたいのが、Windowsに標準で備わっているアプリの「修復」機能です。
この操作は、パソコンがアプリの基本的なファイル構成をチェックし、問題を修正することを試みます。

大切な付箋データに影響を与えることなく実行できるため、比較的安全かつ気軽に試せる対処法の一つです。

STEP
キーボードのWindowsキーを押し、歯車のアイコンの「設定」をクリック

キーボードのWindowsキーを押して(タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして)ください。

キーボードのWindowsキーを押すとスタートメニューが表示されます。

その中にある歯車のアイコンの「設定」をクリックしてください。

付箋アプリの修復 Step1 キーボードのWindowsキーを押し、歯車のアイコンの「設定」をクリック
付箋アプリの修復 Step1 キーボードのWindowsキーを押し、歯車のアイコンの「設定」をクリック
STEP
左側のメニューにある「アプリ」をクリック

「設定」をクリックすると、「ホーム」と書かれたWindowsの設定アプリが開きます。

左側のメニューにある「アプリ」をクリックしてください。

付箋アプリの修復 Step2 左側のメニューにある「アプリ」をクリック
付箋アプリの修復 Step2 左側のメニューにある「アプリ」をクリック
STEP
「インストールされているアプリ」をクリック

「アプリ」をクリックすると、「アプリ」と大きく書かれた画面に移動します。

その中にある「インストールされているアプリ」をクリックしてください。

付箋アプリの修復 Step3 「インストールされているアプリ」をクリック
付箋アプリの修復 Step3 「インストールされているアプリ」をクリック
STEP
「付箋」の右側にある「…」(三点リーダ)をクリックし、「詳細オプション」を選択

「インストールされているアプリ」をクリックすると、現在パソコンにインストールされているアプリの一覧が表示されます。

その中から「付箋」を探し、右側にある「…」(三点リーダ)をクリックしてください。

[…](三点リーダ)などの、よく見かけるけど読み方のわからない記号はこちらで色々ご紹介しています。興味のある方はぜひご覧ください。

次に、「詳細オプション」をクリックしてください。

付箋アプリの修復 Step4 「付箋」の右側にある「…」(三点リーダ)をクリックし、「詳細オプション」を選択
付箋アプリの修復 Step4 「付箋」の右側にある「…」(三点リーダ)をクリックし、「詳細オプション」を選択
STEP
「修復」ボタンをクリック

「詳細オプション」をクリックすると、「付箋」アプリの詳細画面が開きます。

この画面を少し下にスクロールすると、「リセット」という見出しのグループがあります。

そのグループ内の「修復」ボタンをクリックしてください。

付箋アプリの修復 Step5 「修復」ボタンをクリック
付箋アプリの修復 Step5 「修復」ボタンをクリック
STEP
付箋アプリの修復が完了したことを確認する

「修復」ボタンをクリックすると、Windowsがアプリの修復処理を開始します。

処理が終わると、「修復」ボタンの横にチェックマークが表示され、修復完了を示します。

これで付箋アプリの修復は完了です。付箋アプリを再度起動し、「更新の準備中」表示が消え、正常に使えるか確認してください。

付箋アプリの修復 Step6 付箋アプリの修復が完了したことを確認する
付箋アプリの修復 Step6 付箋アプリの修復が完了したことを確認する

付箋アプリのリセット

「修復」を試しても付箋アプリの問題が改善しないなら、次に「リセット」機能を試す必要があります。

「リセット」は「修復」より強力で、アプリをインストール直後の初期状態に戻します。
アプリ設定や一時ファイル、キャッシュ(高速化のための一時データ)などが全て消去され、より根深い問題が解決する可能性があります。

「リセット」操作は、付箋アプリ内に保存した全てのデータ(メモ内容、手書きメモ、画像など)を完全に削除する可能性が非常に高いです。

STEP
「リセット」ボタン(「修復」ボタンの下)をクリック

まず、上記「修復手順」のStep1から3と同様に操作し、「付箋」アプリの詳細画面を開いてください。

次に、「リセット」グループ内の「リセット」ボタン(「修復」ボタンの下)をクリックしてください。

付箋アプリのリセット Step1 「リセット」ボタン(「修復」ボタンの下)をクリック
付箋アプリのリセット Step1 「リセット」ボタン(「修復」ボタンの下)をクリック
STEP
「リセット」ボタンを再度クリック

「リセット」ボタンをクリックすると、「このデバイス上のアプリのデータが、基本設定とサインインの詳細を含めて完全に削除されます。」という最終確認メッセージが出ます。

内容をよく読み、データバックアップなどを確認した上で、このメッセージ内の「リセット」ボタンを再度クリックしてください。

付箋アプリのリセット Step2 「リセット」ボタンを再度クリック
付箋アプリのリセット Step2 「リセット」ボタンを再度クリック
STEP
付箋アプリのリセットが完了したことを確認する

「リセット」ボタンをクリックすると、アプリのリセット処理が始まります。
処理が終わると、「リセット」ボタンの横にチェックマークが表示されます。

これで付箋アプリのリセットは完了です。

付箋アプリを起動し、問題が解決したか、アプリが初期化されたかを確認してください。(Microsoftアカウントで同期していた場合は、サインイン後にデータが復元されるかも確認しましょう。)

付箋アプリのリセット Step3 付箋アプリのリセットが完了したことを確認する
付箋アプリのリセット Step3 付箋アプリのリセットが完了したことを確認する

付箋アプリの再インストール

「修復」や「リセット」でも付箋アプリが「更新の準備中」で起動しない、または他の不具合が解消されないなら、アプリを一度完全に削除(アンインストール)し、再度インストールする必要があります。

これにより、破損したファイルや設定をなくし、付箋アプリをクリーンな状態で使えるようにします。

「再インストール」操作は、付箋アプリ内に保存した全てのデータ(メモ内容、手書きメモ、画像など)を完全に削除する可能性が非常に高いです。

STEP
「アンイストール」ボタン(「リセット」ボタンの下)をクリック

まず、上記「修復手順」のStep1から3と同様に操作し、「付箋」アプリの詳細画面を開いてください。

次に、「アンイストール」グループ内の「アンイストール」ボタン(「リセット」ボタンの下)をクリックしてください。

付箋アプリの再インストール Step1 「アンイストール」ボタン(「リセット」ボタンの下)をクリック
付箋アプリの再インストール Step1 「アンイストール」ボタン(「リセット」ボタンの下)をクリック
STEP
「アンイストール」ボタンを再度クリック

「アンイストール」ボタンをクリックすると、「このアプリとその関連情報がアンイストールされます。」という最終確認メッセージが出ます。

内容をよく読み、データバックアップなどを確認した上で、このメッセージ内の「アンイストール」ボタンを再度クリックしてください。

付箋アプリの再インストール Step2 「アンイストール」ボタンを再度クリック
付箋アプリの再インストール Step2 「アンイストール」ボタンを再度クリック
STEP
付箋アプリのアンイストールが完了したことを確認してパソコンを再起動

「アンイストール」ボタンをクリックすると、アプリのアンイストール処理が始まります。
処理が終わると、「アンイストール」ボタンが消えます

これで付箋アプリのアンイストールは完了です。

アンインストール完了後、一度PCを再起動することをお勧めします。これによりシステムがよりクリーンな状態になります。

付箋アプリの再インストール Step3 付箋アプリのアンイストールが完了したことを確認してパソコンを再起動
付箋アプリの再インストール Step3 付箋アプリのアンイストールが完了したことを確認してパソコンを再起動
STEP
「Microsoft Sticky Notes」(付箋アプリ)の専用ページを開いて「Microsoft Storeで見る」ボタンをクリック

PCを再起動したら、次にMicrosoft Storeから新しく付箋アプリをインストール(ソフトを使えるようにPCに導入)します。

まずは、以下のリンクから「Microsoft Sticky Notes」の専用ページを開いてください。

Windows11標準の付箋アプリ「Microsoft Sticky Notes」の専用ページ

その中にある「Microsoft Storeで見る」ボタンをクリックしてください。

付箋アプリの再インストール Step4 「Microsoft Sticky Notes」(付箋アプリ)の専用ページを開いて「Microsoft Storeで見る」ボタンをクリック
付箋アプリの再インストール Step4 「Microsoft Sticky Notes」(付箋アプリ)の専用ページを開いて「Microsoft Storeで見る」ボタンをクリック
STEP
「入手」ボタンをクリック

「Microsoft Storeで見る」ボタンをクリックすると、Microsoft Storeアプリで「Microsoft Sticky Notes」のページが開きます。

その中にある「入手」ボタンをクリックしてください。

付箋アプリの再インストール Step5 「入手」ボタンをクリック
付箋アプリの再インストール Step5 「入手」ボタンをクリック
STEP
インストール完了後に「開く」ボタンをクリック

「入手」ボタンをクリックすると、アプリのダウンロードとインストールが自動的に始まります。

ダウンロードとインストールが終わると、「入手」ボタンが「開く」ボタンに変わります。

この「開く」ボタンをクリックしてください。

付箋アプリの再インストール Step6 インストール完了後に「開く」ボタンをクリック
付箋アプリの再インストール Step6 インストール完了後に「開く」ボタンをクリック
STEP
「開始」ボタンをクリックして付箋アプリの利用を開始する

「開く」ボタンをクリックすると、付箋アプリが起動します。

再インストール後、初めて付箋アプリを起動すると、「メモをバックアップし、デバイス間で同期します。」といった同期の案内が出ます。

画面の指示に従い、「開始」ボタンをクリックして進めてください。

もし以前Microsoftアカウントでサインインしてメモを同期していた場合、同じアカウントでのサインインを促されるか、自動的にサインインしクラウドからメモの同期が始まることがあります。

付箋アプリの再インストール Step7 「開始」ボタンをクリックして付箋アプリの利用を開始する
付箋アプリの再インストール Step7 「開始」ボタンをクリックして付箋アプリの利用を開始する

PowerShellを使用した付箋アプリの再登録(上級者向け)

これまでの方法で付箋アプリの問題が解決しない場合、PCのシステム操作に慣れた上級者向けの対処法として、PowerShellを使い、付箋アプリの登録情報を修復する方法があります。

この操作は、コマンドラインでの作業に抵抗がない人向けの手順です。

この手順では、PowerShellという文字ベースで命令を入力するツールを使用します。
操作を誤るとシステムに意図しない影響を与える可能性も否定できません。
以下の手順を正確に理解し、慎重に操作できる方のみ実行してください。少しでも不安がある場合は、この操作はお勧めしません。次の「システムファイルチェッカー (SFC) および DISM コマンドの実行」に進んでください。

  1. PowerShellを管理者として起動してください。
  2. PowerShellを管理者として起動したら以下のコマンドを実行してください。
Get-AppxPackage Microsoft.MicrosoftStickyNotes | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml"}

処理が正常に完了した場合も、特に成功を示すメッセージは表示されません。

コマンドの実行が終わったら(エラーが出た場合も含む)、PowerShellウィンドウ右上の「×」ボタンをクリックしてウィンドウを閉じてください。
その後、念のためパソコンを再起動してください。

パソコン再起動後、付箋アプリが正常に起動し、「更新の準備中」の表示が消えているか、また問題なく動作するかを確認しましょう。

より新しいバージョンのPowerShell(現在の主流はPowerShell 7など、より高機能です)の導入にご興味がある方や、何らかの理由で最新の実行環境を整えたい場合は、以下の記事で詳しいインストール方法が解説しています。あわせてご覧ください。
PowerShellの最新バージョンをインストールする方法

システムファイルチェッカー (SFC) および DISM コマンドの実行

これまでの対処法をすべて試しても付箋アプリが「更新の準備中」のまま起動しない場合、Windowsのシステムファイル自体に何らかの破損や不整合が生じている可能性が考えられます。

このような根深い問題に対しては、Windowsに標準で備わっている強力な修復ツール「システムファイルチェッカー(SFC)」と「展開イメージのサービスと管理ツール(DISM)」の実行が有効です。

これらのコマンドは、保護されているシステムファイルをスキャンし、破損しているファイルがあれば修復を試みるものです。
手順が少し複雑に感じられるかもしれませんが、以下の記事で紹介している指示に従って慎重に操作すれば問題ありません。是非試してみてください。

実行前の注意点

管理者権限が必要:実行するコマンドは、管理者権限を持つコマンドプロンプト(またはWindows PowerShell (管理者))で実行する必要があります。
時間がかかる場合がある: システムの状態によっては、各コマンドの完了までに数十分から1時間以上かかることがあります。処理が完了するまで、途中で中断せずにそのままお待ちください。
インターネット接続: DISMコマンドの一部は、修復に必要なファイルをダウンロードするためにインターネット接続を必要とする場合があります。
データのバックアップ(推奨): 万が一の事態に備え、重要なデータは事前にバックアップしておくことをお勧めします。

実行後にパソコンを再起動し、付箋アプリの問題が解決しているか確認してください。

付箋アプリが起動できないトラブルに関するよくある質問と答え

このFAQでは、Windows標準の付箋アプリ(Microsoft Sticky Notes)が「更新の準備中」で起動しない、動作が不安定といったトラブルの解決手順、データの保護に関するよくある質問と答えをまとめました。

付箋アプリに「付箋を更新する必要があります。更新の準備中です」と表示されて動きません。まず何をすべきですか?

パソコンの再起動をお試しください。そのメッセージは、アプリの更新処理が正常に完了していない可能性を示しており、多くの場合、システムの再起動で解消されます。
併せて、インターネット接続が安定していることも確認してください。

「付箋を更新する必要があります。更新の準備中です」というメッセージは、具体的にどういう状態を示しているのですか?

このメッセージは、付箋アプリが新しいバージョンへ更新しようとしているか、または更新に必要なファイルを準備している最中であることを示しています。
通常は短時間で完了しますが、長時間表示されたままの場合は、更新処理に何らかの問題が発生していると考えられます。

付箋アプリの動作が急に遅くなりました。どうすれば良いですか?

まずはタスクマネージャータスクバーから不要なアプリを終了させ、パソコン全体の負荷を軽減してみてください。
それでも改善しない場合は、付箋アプリの「修復」(アプリ設定内の機能)を試すか、パソコンの再起動が有効な場合があります。

付箋アプリのトラブル解決中に、メモの内容が消えることはありますか?

試す解決手順によっては、メモが消える可能性があります。
特にアプリの「リセット」や「再インストール」を行う前には、大切なメモの内容を別途テキストファイルなどに控えておくことを強く推奨します。

作成した付箋のメモは、どこに保存・バックアップされていますか?

Microsoftアカウントでサインインしていれば、メモはクラウド(マイクロソフトのオンラインストレージ)にも同期され、一種のバックアップとなります。
サインインしていない場合のデータは、基本的にPCのローカル(使用者ごとの保存領域)に保存されます。

Microsoftアカウントでサインインせずに付箋アプリを使っても大丈夫ですか?

はい、基本的なメモ作成機能はサインインなしでも利用可能です。
ただし、複数のデバイス間でメモを同期したり、クラウドへの自動バックアップ機能を利用したりするには、Microsoftアカウントでのサインインが必要です。

付箋アプリの「修復」機能とは何ですか?実行するとメモは消えますか?

「修復」は、アプリの軽微な問題を自動で修正しようとする機能です。この操作では、通常、作成済みのメモが消えることはありません。

付箋アプリの「リセット」機能とは何ですか?実行するとメモは消えますか?

「リセット」は、アプリをインストール直後の初期状態に戻します。
これにより多くの問題が解決する可能性がありますが、付箋アプリ内に保存されている設定やメモのデータは消去されるため、実行前に必ずバックアップを取ってください。

付箋アプリをアンインストール後、再インストールするとメモは元に戻りますか?

Microsoftアカウントで同期設定を有効にしていた場合、再インストール後に同じアカウントでサインインすればメモが復元される可能性が高いです。
しかし、同期していなかった場合やローカルのみのメモは消えるため、アンインストール前のバックアップが重要です。

通常の方法で付箋アプリをアンインストールできません。どうすれば良いですか?

Windowsの設定画面からアンインストールできない場合、PowerShellを使って強制的にアンインストールする方法があります。
ただし、システムに関わる操作のため、正しい手順をよく確認し慎重に行ってください。

Windowsアップデート(OSの更新)が原因で付箋アプリが動かなくなることはありますか?

はい、稀にWindowsアップデートが適用された後に、一部のアプリとの互換性に問題が生じることがあります。
逆に、OSを最新の状態に保つことでアプリの不具合が解消されることも多いです。

PowerShellで付箋アプリを再登録する操作は、どのような時に有効ですか?

これは、アプリの登録情報が破損している場合に試す高度な対処法です。
アプリ自体を再インストールするのとは異なり、登録情報のみをリフレッシュします。コマンド操作に慣れている方向けの手順と言えます。

システムファイルチェッカー(SFC)を実行すると、付箋アプリの問題は直りますか?

Windowsの重要なシステムファイルに破損がある場合、それが原因で付箋アプリが正常に動作しないことがあります。
システムファイルチェッカー(SFC)はそのような破損を検出し修復するツールなので、間接的に問題解決に繋がる可能性があります。

付箋アプリでメモの数に上限はありますか? たくさん作ると重くなりますか?

公式に明確な上限数は公表されていませんが、非常に多くのメモを作成したり、画像などの大きなコンテンツを多数貼り付けたりすると、アプリの応答速度が低下する可能性はあります

セキュリティソフトが付箋アプリの動作を妨げている可能性はありますか?

はい、ごく稀にセキュリティソフト(ウイルス対策ソフトなど)がアプリの正常な通信やファイルアクセスを誤ってブロックし、動作に影響を与えることがあります。
問題が疑われる場合は、一時的に設定を見直すことも検討されます。

その他Windows11に関する記事

その他Windows11に関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。
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Windows系を主として、ソフトや周辺機器の操作や設定について画像も用いながらわかりやすく解説しています。

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実行環境
Windows11 Home 24H2
64 ビット オペレーティング システム
11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-11375H @ 3.30GHz 3.30 GHz
16.0 GB RAM
Microsoft 365

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