Excel - 「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」の対処法

Excel - 「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」の対処法

こんな人にオススメの記事です

  • 突然「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」と表示されて対処法に困っている人
  • 「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」と表示される原因を知りたい人

Excelで作業をして、ファイルを保存しようとすると「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」と表示される場合があります。

今回はこのメッセージが表示されたときの対処法(消し方)と、どういった条件で出てくるかをご説明します。

ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」メッセージ
ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」メッセージ
ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」メッセージ
ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」メッセージ
目次

「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」のメッセージを非表示にする(消す)方法

「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」のメッセージは意外と簡単な手順で非表示にする(消す)ことが可能です。

  1. Excelの左上にある「ファイル」タブをクリック
  2. 左側のメニューにある「情報」をクリック
  3. 「これらの情報をファイルに保存できるようにする」と書かれた文字をクリック
  4. Excelファイルを上書き保存する

ここからは、「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」のメッセージを非表示にする(消す)方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP
Excelの左上にある「ファイル」タブをクリック

まず、メッセージが表示されているExcelを開いてください。

次に、Excelの左上にある「ファイル」タブをクリックしてください。

「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」のメッセージを非表示にする(消す)方法 Step1 Excelの左上にある「ファイル」タブをクリック
「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」のメッセージを非表示にする(消す)方法 Step1 Excelの左上にある「ファイル」タブをクリック
STEP
左側のメニューにある「情報」をクリック

「ファイル」タブをクリックすると、Excelのホーム画面に移動します。

左側のメニューにある「情報」をクリックしてください。

「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」のメッセージを非表示にする(消す)方法 Step2 左側のメニューにある「情報」をクリック
「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」のメッセージを非表示にする(消す)方法 Step2 左側のメニューにある「情報」をクリック
STEP
「これらの情報をファイルに保存できるようにする」と書かれた文字をクリック

次に、「情報」と書かれた画面の「ブックの検査」の中にある、「これらの情報をファイルに保存できるようにする」をクリックしてください。

「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」のメッセージを非表示にする(消す)方法 Step3 「これらの情報をファイルに保存できるようにする」と書かれた文字をクリック
「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」のメッセージを非表示にする(消す)方法 Step3 「これらの情報をファイルに保存できるようにする」と書かれた文字をクリック
STEP
Excelファイルを上書き保存する

「これらの情報をファイルに保存できるようにする」をクリックすると、その項目が表示されなくなります。

この状態でExcelファイルを上書き保存することで「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」というメッセージが表示されなくなります。

「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」のメッセージを非表示にする(消す)方法 Step4 Excelファイルを上書き保存する
「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」のメッセージを非表示にする(消す)方法 Step4 Excelファイルを上書き保存する

何故?どのような条件でこのメッセージが表示されるのか

Excel利用時に表示されることがある警告メッセージ「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」。

このセクションでは、まず「なぜ」「どのような条件で」この警告メッセージが表示されるのか、その理由と発生条件を解説します。

さらに、これらの情報をファイルに保存できるようにする」をクリックした場合のデメリットとリスクについても説明します。

ドキュメント検査機能とは?

はじめに、Excelに標準で搭載されている便利な機能、「ドキュメント検査機能」について解説します。

これは、Excelブック(ファイル)の内部に、意図せず個人情報(作成者名などファイルのプロパティに含まれる情報)や、入力したコメント、あるいは非表示になっている行・列・シートなどが残っていないかを簡単にチェックし、見つかった場合にそれらを一括で削除できる機能です。

特に、作成したExcelファイルを社外の取引先や顧客に提出・共有したり、Webサイトなどで一般公開したりする前の利用が非常に重要です。
このドキュメント検査機能を活用することで、ファイル共有前に、機密情報や内部向けのメモといった不要なデータが意図せず外部に漏れてしまうリスクを低減し、手早く、かつ安全にファイルをクリーンな状態に整えることができます。

このドキュメント検査機能では、以下のような項目がExcelブック内に含まれていないかを検出し、必要に応じて削除することが可能です。

  1. コメントと注釈
  2. ドキュメントのプロパティと個人情報
  3. ヘッダーとフッター
  4. 非表示の行と列
  5. 非表示のワークシート
  6. カスタム XML データ
  7. 非表示の内容

Excelの「ドキュメント検査機能」の使い方については、以下のページで詳しく解説しています。

どのような条件で「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」と表示されるのか

「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」という警告メッセージは、主に次のような場合に表示されやすくなります。

それは、(1) Excelファイルにマクロ(小さなプログラム)が組み込まれていて、 かつ (2) 「ドキュメント検査」機能を使って、ファイル作成者の名前などの情報を削除した後、です。

「ドキュメント検査」機能は万能ではなく、ファイルに埋め込まれたマクロ(プログラム)の中身までは、詳しくチェックしたり、自動で削除することができないからです。

そのため、「ファイル全体をチェックして、見える範囲の情報は削除しましたが、専門家でないと中身が分からないマクロの中に、もしかしたらまだ何か情報が残っているかもしれません。念のため注意してくださいね」という意味合いで、この警告メッセージが表示される仕組みになっている、と考えると分かりやすいでしょう。

何故このメッセージが表示されるのか?

「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」というメッセージは、簡単に言うと、「ドキュメント検査機能を使っているけど、消せてない個人情報があるかもれませんよ」という意味です。

ドキュメント検査機能は、マクロ(VBAコード)のような特定の種類の情報を見つけることはできますが、それを自動で削除する機能は持っていません。

そのため、マクロが含まれたExcelファイルでドキュメント検査を実行すると、「削除できない情報が残っているかもしれません」という注意喚起として、このメッセージが表示されるのです。

これはExcelの動作に問題を起こすようなエラーではありません。

やっぱり怖いからドキュメント検査機能をONにしておきたい場合

「ファイルの保存時にプロパティと個人情報を自動的に削除する設定」をクリックして消してしまった場合でも、「ドキュメントの検査機能」を再度有効にすることは可能です。

「ドキュメントの検査機能」を有効にする手順は以下の記事で紹介しているので是非ご覧ください。

「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」のメッセージを非表示にする(消す)方法に関するよくある質問と答え

「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」のメッセージを非表示にする(消す)方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

Excelで出る「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」の警告、これはどういう意味ですか?

このメッセージは「ファイルをチェックしましたが、ドキュメント検査機能では自動で消せない種類の情報がファイル内に残っている可能性があります」というお知らせです。
特にマクロを含むファイルで表示されやすい傾向があります。

なぜExcelでマクロ(VBA)があると、この警告メッセージが出やすいのでしょうか?

それは、「ドキュメント検査」機能がファイルの作成者名などはチェック・削除できても、マクロ(プログラム)の中身までは詳細に調べて安全か判断したり、自動で削除したりはできないからです。
そのため、マクロがあると「検査できない部分があります」とお知らせしてくれます。

「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」の警告メッセージは、無視しても平気ですか? 危険はないのでしょうか?

警告自体でExcelが動かなくなるわけではありません。

これはExcelが壊れるような、深刻なエラーとは違うのですか?

はい、違います。Excelの動作に問題を起こす種類のエラーではありませんので、ご安心ください。あくまで「ファイル内に確認すべき情報が残っているかもしれません」という注意喚起(お知らせ)です。

「削除できない個人情報」とは、具体的にマクロ以外に何がありますか?

マクロ(VBAプロジェクト)の他に、ファイルに埋め込まれた他のファイルや図(オブジェクト)、ActiveXコントロール(特殊な部品)、カスタムXMLデータなどが該当することがあります。
これらは検査機能が存在を認識しても、中身まで自動削除できない情報です。

マクロがもうファイルに不要な場合、一番安全な対処法は何ですか?

もしマクロが不要であれば、ファイルを「Excel ブック (*.xlsx)」形式(マクロを含まない標準形式)で「名前を付けて保存」し直すのが、最も安全で確実です。
これでマクロ関連の情報がなくなり、警告の根本原因が解消されます。

「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」の警告メッセージを非表示にする設定には、どのようなデメリットやリスクがありますか?

注意すべき主な点は、ファイル内に個人情報などが残っていても警告が出なくなるため、それに気づかずファイルを共有し、情報漏洩に繋がるリスクが高まることです。
警告は安全のための重要なサインです。
これを非表示にすることは、ファイルの安全管理レベルを下げる行為だとご理解ください。

「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください」の警告メッセージを非表示に設定すれば、ファイル内の個人情報も消えますか?

いいえ、情報は全く消えません。この設定は、警告メッセージを表示しないようにするだけです。
マクロなどの情報がファイル内に存在する場合、警告が出なくなっても、情報はファイルの中にそのまま残り続けます。この点を誤解しないよう、十分にご注意ください。

WordやPowerPointでも、これと同じような警告は出ますか?

はい、WordやPowerPointでも、ファイルにマクロが含まれていて、ドキュメント検査で一部情報を削除した場合などには、同様の趣旨の警告メッセージが表示されることがあります。
基本的な原因や対処の考え方はExcelと同じです。

「ドキュメント検査機能」とこの「警告メッセージ」の関係を、もう一度簡単に教えてください。

「ドキュメント検査機能」はファイル内部をチェックするツールです。
チェックの結果、「削除できる情報」(例:作成者名)は見つけて削除してくれます。
しかし、「削除できない情報」(例:マクロの中身)が見つかった場合に、「まだ何か残っているかもしれませんよ」と注意を促してくれるのが、この警告メッセージです。

その他Excelに関する記事

その他Excelに関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。
このサイトは情シスマンが半径3m以内のITに関する情報を掲載してるサイトです。
Windows系を主として、ソフトや周辺機器の操作や設定について画像も用いながらわかりやすく解説しています。

解説している内容に誤りがあった場合や、補足が必要な場合、もっと知りたい場合はこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。
個人の方を限定にサポートさせていただきます。

実行環境
Windows11 Home 24H2
64 ビット オペレーティング システム
11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-11375H @ 3.30GHz 3.30 GHz
16.0 GB RAM
Microsoft 365

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次