エクセルDATEDIF関数 誕生日から年齢を自動計算する方法

エクセル 誕生日から年齢を自動計算する方法

こんな人にオススメの記事です

  • 生年月日から年齢を簡単に算出したい人
  • DATEDIF関数の使い方を知りたい人
  • エクセルをもっと便利に使いたい人

この記事では、エクセルの関数(計算式)を使って、誕生日から満年齢を自動計算する方法を詳しく解説していきます。

エクセルの関数(計算式)を使って、誕生日から満年齢を自動計算する方法
エクセルの関数(計算式)を使って、誕生日から満年齢を自動計算する方法

満年齢とは生まれた時点では0歳、次の誕生日が来ると1歳になり、以降も誕生日が来るたびに年を加える数え方です。
日本で一般的に「年齢」と言われたら満年齢を指すことが多いです。

誕生日から年齢を自動計算するには、DATEDIF関数が便利です。

目次

DATEDIF関数とは

DATEDIF関数は、2の日付の間の日数、月数、または年数を計算してくれる関数です。
開始日が「いつから」終了日が「いつまで」と指定します。

DATEDIF関数の使い方DATEDIF(開始日,終了日,単位)
開始日比較する開始日を指定してください。
ここでは、誕生日が開始日になります。
終了日比較する終了日を指定してください。
ここでは、今日の日付が終了日になります。
単位"Y" 年数
"M" 月数
"D" 日数
"YM" 開始日から終了日までの月数。 日付と年は無視されます。
※1年8カ月の場合は、8と表示されます。
DATEDIF関数が使えるエクセルExcel 2010以降のエクセルで使用可能。
Microsoft公式サイトの情報こちら
DATEDIF関数は、2の日付の間の日数、月数、または年数を計算してくれる関数です。

ここでは、「誕生日から今日までの期間」と指定します。
反対に「今日から誕生日までの期間」と指定するとエラーになるので注意してください。

実際にエクセルでDATEDIF関数を使って誕生日から年齢を自動計算する

早速DATEDIF関数を使って誕生日から年齢を計算してみましょう。

DATEDIF関数を使って年齢だけを数字で表示させる

実際にエクセルでDATEDIF関数を使ってみる
DATEDIF関数を使って年齢だけを数字で表示させる

上記の画像ではD3に書かれている誕生日と、G1に書かれている日付の差分を出してE3に年齢を表示させています。
ここではE3に =DATEDIF(D3,$G$1,"Y") と入力します。

D3(誕生日)とG1(今日の日付等)の差分を求めて、"Y"(年単位)で表示させます。

DATEDIF関数はヒントが表示されないため、数式を全て手入力する必要があります。

DATEDIF関数を使って誕生日から経過した月数を表示する

DATEDIF関数を使って誕生日から経過した月数を表示する
DATEDIF関数を使って誕生日から経過した月数を表示する

上記の画像ではD3に書かれている誕生日と、G1に書かれている日付の差分を出してE3に経過した月数を表示させています。
ここではE3に =DATEDIF(D3,$G$1,"M") と入力します。

D3(誕生日)とG1(今日の日付等)の差分を求めて、"M"(月単位)で表示させます。

月単位で表示させ、12で割ることで年齢を表示させることもできます。

DATEDIF関数を使って誕生日から経過した日数を表示する

DATEDIF関数を使って誕生日から経過した日数を表示する
DATEDIF関数を使って誕生日から経過した日数を表示する

上記の画像ではD3に書かれている誕生日と、G1に書かれている日付の差分を出してE3に経過した日数を表示させています。
ここではE3に =DATEDIF(D3,$G$1,"D") と入力します。

D3(誕生日)とG1(今日の日付等)の差分を求めて、"D"(日単位)で表示させます。

日単位で表示させ、365で割ることで年齢を表示させることもできます。

計算結果の末尾に”歳”を付ける

計算結果の末尾に”歳”を付ける
計算結果の末尾に”歳”を付ける

上記の画像ではDATEDIF関数を使って年齢を計算し、最後に末尾に”歳”を付けています。
ここではE3に =DATEDIF(D3,$G$1,"Y")&"歳" と入力します。

&"歳"と末尾につけることで、”歳”を表示させています。
表示したい文字をダブルクォーテーション「””」で囲み、その文字を前の式と結合するために「&」でつなぎます。

="あ"&"い" &"う" &"え" &"お"  と入力することで「あいうえお」と表示されます。
=2*15&"歳" と入力することで「30歳」と表示されます。

DATEDIF関数を使ってXX年XXヶ月という形式で年齢を表示する

これはこれまで解説した関数の応用編です。DATEDIF関数を使って年齢、月数を計算し、それぞれを「&」で繋いでいきます。

DATEDIF関数を使ってXX年XXヶ月という形式で年齢を表示する
DATEDIF関数を使ってXX年XXヶ月という形式で年齢を表示する

上記の画像ではDATEDIF関数を使って経過した年と月数(年なし)を計算し、それぞれを「&」で繋いでいます。
ここではE3に =DATEDIF(D3,$G$1,"Y")&"歳"&DATEDIF(D3,$G$1,"YM")&"カ月" と入力します。

関数が長くなるので複雑そうに見えますが、分解すると意外とシンプルです。

  • DATEDIF(D3,$G$1,"Y") に &"歳" を付けます。
  • DATEDIF(D3,$G$1,"YM") に &"カ月"を付けます。
    ※"YM"は日付と年は無視されます。
  • 最後にそれぞれを&でつなぎます。

慣れない場合は、それぞれの計算式を別のセルに入れ、それぞれの計算結果を「&」で繋いでみてください。

その他DATEDIF関数の便利な使い方

年齢を求める以外にもDATEIF関数には便利な使い方が沢山あります。
ここではその一部を抜粋してご紹介します。

特定の日付までの残り日数(日単位)を計算する

=DATEDIF(TODAY(), A1, "D")

A1セルに未来の特定の日付が入っていると仮定し、今日からその日までの残り日数を計算します。
オリンピックまで後何日とかを調べたいときに便利です。

月初からの経過日数(日単位)を計算する

=DATEDIF(DATE(YEAR(TODAY()), MONTH(TODAY()), 1), TODAY(), "D")

今日の日付から月初めまでの経過日数を計算します。

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