【Excel】プルダウン(入力規則)を解除する方法 - 簡単4ステップ

この記事では、Excelで作成したプルダウンリスト(データの入力規則)を解除(削除)する方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説します。

「前の担当者が作ったプルダウンが、もう不要になった」
「一部のセルだけ、プルダウンをやめて自由入力に戻したい」

そんなときは、「データの入力規則」の設定画面から、以下の簡単な手順で安全にプルダウンを解除できます。

  1. プルダウン(入力規則)を解除したいセルを選択し、「データ」タブをクリック
  2. 「データの入力規則」アイコンをクリック
  3. 「データの入力規則」ウィンドウで「すべてクリア(C)」ボタンをクリック
  4. 「OK」ボタンをクリック

情報システム担当の私も、不要になった入力規則を整理する際にこの手順を使います。

この記事では、上記の手順を実際の画面付きでわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

プルダウンを作成する最も簡単な方法はこちらの記事で紹介しています。ぜひご覧ください。

目次

プルダウン(入力規則)を解除する方法

作成したプルダウンが不要になったり、自由入力に戻したくなったりした場合は、Excelの「データの入力規則」機能から簡単に解除できます。

特定のセルだけを解除することも、シート全体をまとめて解除することも可能です。
ここでは、その基本的な手順を解説します。

STEP
プルダウン(入力規則)を解除したいセルを選択し、「データ」タブをクリック

まずは、プルダウン(入力規則)を解除したいセルを選択してください。

どこにプルダウン(入力規則)が設定されているかわからない場合、Ctrl+Aでシートすべてを選択しても問題ありません。

次に、セルを選択した状態で、Excel上部のリボンメニューから「データ」タブをクリックしてください。

プルダウン(入力規則)を解除したいセルを選択し、「データ」タブをクリック
プルダウン(入力規則)を解除する方法 Step1
STEP
「データの入力規則」アイコンをクリック

続いて、「データツール」グループの中にある「データの入力規則」アイコンをクリックしてください。

Excelのリボンが折りたたまれて操作しにくい場合は、「【Excel】リボン(メニューバー)を常に表示する方法|デスクトップ版・Web版対応」をご覧になり、リボンを常に表示に切り替えてください。

「データの入力規則」アイコンをクリック
プルダウン(入力規則)を解除する方法 Step2
STEP
「すべてクリア(C)」ボタンをクリック

「データの入力規則」アイコンをクリックすると、「データの入力規則」ウィンドウが開きます。

STEP1でプルダウン(入力規則)が設定されていない範囲も選択した場合「選択範囲には、データの入力規則が設定されていないセルが含まれています。データの入力規則をそれらのセルに適用しますか?」とメッセージが表示されます。
その場合は「はい(Y)」をクリックして進んでください。

「設定」タブの中にある「すべてクリア(C)」ボタンをクリックしてください。

「すべてクリア(C)」ボタンをクリック
プルダウン(入力規則)を解除する方法 Step3
STEP
「OK」ボタンをクリック

「すべてクリア(C)」ボタンをクリックすると、「入力値の種類(A):」が「すべての値」に切り替わります。

最後に「OK」ボタンをクリックすれば、プルダウン(入力規則)の解除は完了です。

「OK」ボタンをクリック
プルダウン(入力規則)を解除する方法 Step4

Excelでプルダウン(入力規則)を解除する方法に関するよくある質問と答え

Excelでプルダウン(入力規則)を解除する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

Excelのプルダウン(ドロップダウンリスト)を解除する一番簡単な方法は?

解除したいセルを選択し、「データ」タブ → 「データの入力規則」を開き、「すべてクリア(C)」ボタンを押すのが最も簡単です。

プルダウンを解除すると、すでに入力されているデータはどうなりますか?

入力済みのデータはそのまま残ります。
解除されるのは、これから入力する際の「入力規則」と「▼」ボタンだけです。

シート全体のプルダウンを一度にすべて解除したいです。

Ctrl + Aでシート全体を選択してから、この記事で解説している手順で「すべてクリア」を実行すれば、シート内のすべてのプルダウンを一括で解除できます。

「データの入力規則」の「すべてクリア」ボタンが押せません(グレーアウトしています)。

シートが保護されている可能性があります。「校閲」タブの「シート保護の解除」を試してみてください。
詳しい手順は、以下の記事で解説しています。
【Excel】シートの保護を解除する方法

プルダウンを解除した後、元のリスト(選択肢の一覧)はどうなりますか?

元のリストはシート上にそのまま残ります。
不要であれば、手動でそのセル範囲を削除してください。

解除したセルに、また同じプルダウンを設定できますか?

はい、できます。
再度、同じ手順で「プルダウンを作成」してください。

Mac版のExcelでも、同じ手順で解除できますか?

はい、基本的な手順は同じです。「データ」タブから「データの入力規則」を選び、「すべてクリア」を実行する流れはWindows版と共通です。
詳しくはMicrosoft公式サイトをご覧ください。

Web版のExcel(Excel for the web)でも解除できますか?

はい、Web版のExcel(Excel for the web)でも「データ」タブの「データの入力規則」から、「すべてクリア」でプルダウンを解除できます。

「入力規則」と「プルダウン」と「ドロップダウンリスト」は、全部同じものですか?

はい、Excelではほぼ同じものを指します。
「データの入力規則」が正式な機能名で、「リスト」を設定したものが、一般的に「プルダウン」や「ドロップダウンリスト」と呼ばれます。

複数のシートに設定されたプルダウンを、一度にすべて解除する方法はありますか?

いいえ、ブック全体を一括で解除する標準機能はありません。
シートを一枚ずつ選択し、Ctrl+Aで全選択してから解除する作業を繰り返す必要があります。

プルダウンが設定されているセルを簡単に見つける方法は?

「ホーム」タブの「検索と選択」→「条件を選択してジャンプ」→「データの入力規則」にチェックを入れて「OK」をクリックすると、そのシート内で入力規則が設定されたセルをすべて選択できます。

セルを削除(Deleteキー)しても、プルダウンは消えません。なぜですか?

Deleteキーはセルの中の「値」を削除するだけで、セルに設定された「書式」や「入力規則」は削除しないためです。
プルダウンを消すには、必ず「データの入力規則」から操作する必要があります。

最後までご覧いただきありがとうございました。
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