【Outlook】「前回のセッションからアイテムを再開しますか」を出さない方法

この記事では、Outlookの起動時に表示される「前回のセッションからそれらのアイテムを再開しますか?」というメッセージを出さないようにする方法を解説します。

Outlookを起動するたびに「前回のセッションからそれらのアイテムを再開しますか?」と聞かれる。「はい」を押しても「いいえ」を押しても、次に起動すればまた同じメッセージが出てくる。毎朝これを消すところから仕事が始まるのは、地味にわずらわしいものです。

情シスとして社内PCのサポートをしていると、「起動するたびに見慣れないメッセージが出る」という問い合わせが届くことがあります。調べてみると不具合ではなく、初期設定のままなら誰にでも表示されるものでした。

メッセージが表示される理由から、出さないようにする手順、設定を変えても出てしまう場合の対処法までを画面付きで解説します。

この記事はパソコンにインストールされたクラシック版のOutlookが対象です。

目次

Outlookの起動時に「アイテムを再開しますか」と表示される理由

「前回のセッションからアイテムを再開しますか」とメッセージが出るのは、メールなどのアイテムを開いたままOutlookを閉じたからです。次に起動したとき、閉じる直前に開いていたアイテムを開き直すかどうかを聞いています。

Outlookの起動時に「アイテムを開いている間に Outlook が閉じました。前回のセッションからそれらのアイテムを再開しますか?」と表示されているスクリーンショット
アイテムを開いたままOutlookを閉じたときに表示されるメッセージ

「はい」を選ぶと前回終了時に開いていたメールがそのまま開き、「いいえ」を選ぶと何も開きません。どちらを選んでも設定は変わらないため、同じ状況になれば次回もまた表示されます。

これは不具合ではなく、Outlookに用意されている機能です。初期設定が「以前のアイテムを再度開くかどうかを確認する」になっているため、設定を変えていなければ誰でも表示されます。

作業を中断したところから再開できるようにするための仕組みなので、そのままにしておいても支障はありません。毎回聞かれるのが煩わしい場合は、設定で表示しないようにできます。

メールなどのアイテムを別のウィンドウで開いていた場合だけ表示されます。閲覧ウィンドウで読んでいただけのときはアイテムを開いた扱いにならないため、Outlookを閉じても次回このメッセージが表示されることはありません。

「前回のセッションからアイテムを再開しますか」を出さない方法

このメッセージは「Outlookのオプション」の「全般」にある「起動時の設定」を、初期設定の「以前のアイテムを再度開くかどうかを確認する」から変えると表示されなくなります。選べる動きは3つで、初期設定以外を選ぶとこのメッセージは出なくなります。

設定画面では「前回のセッション」ではなく「以前のアイテム」という言葉が使われています。メッセージと設定で呼び方が違うので、同じ言葉で探しても見つかりません。

  1. 画面左上の「ファイル」タブをクリックする
  2. 左メニューの一番下にある「オプション」をクリックする
  3. 「全般」の「起動時の設定」にある「Outlook が開いた場合:」をクリックする
  4. 「以前のアイテムを再度開くかどうかを確認する」以外を選んで「OK」をクリックする

実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。

STEP
Outlookの「ファイル」タブをクリック

Outlookを起動し、画面左上にある「ファイル」タブをクリックしてください。

Outlookのメール画面で、このメッセージを出さないようにするため画面左上の「ファイル」タブをクリックするスクリーンショット
Outlookの画面左上にある「ファイル」タブをクリックする
STEP
「オプション」をクリック

「ファイル」タブをクリックするとアカウント情報の画面が表示されます。左メニューの一番下にある「オプション」をクリックしてください。

「ファイル」タブから開いたOutlookのアカウント情報の画面で、左メニューの一番下にある「オプション」をクリックするスクリーンショット
左メニューの一番下にある「オプション」をクリックする
STEP
「Outlook が開いた場合:」をクリック

「オプション」をクリックすると「Outlookのオプション」が表示されます。「全般」の画面を下までスクロールし、「起動時の設定」にある「Outlook が開いた場合:」をクリックしてください。

「起動時の設定」では3つの動きから選べます。メッセージは出したくないけれど、前回開いていたメールは開き直したいという場合は「常に以前のアイテムを再度開く」を選んでください。確認なしで、閉じる直前に開いていたアイテムがそのまま開きます。

選択肢Outlook起動時の動き
以前のアイテムを再度開くかどうかを確認する毎回メッセージが表示される(初期設定)
以前のアイテムを再度開かないメッセージが出ず、何も開かない
常に以前のアイテムを再度開くメッセージが出ず、前回のアイテムが開く
「起動時の設定」で選べる3つの動き
Outlookのオプションの全般で、起動時の設定にある「Outlook が開いた場合:」を開き3つの選択肢が表示されているスクリーンショット
「Outlook が開いた場合:」を開くと3つの動きから選べる
STEP
「以前のアイテムを再度開くかどうかを確認する」以外を選んで「OK」をクリック

「以前のアイテムを再度開くかどうかを確認する」以外を選択して「OK」ボタンをクリックしてください。

「OK」をクリックしないと設定は保存されません。右上の×やキャンセルで閉じないよう注意してください。

これで次にOutlookを起動したときから、メッセージは表示されなくなります。

Outlookのオプションの起動時の設定で「以前のアイテムを再度開かない」を選び、「OK」をクリックするスクリーンショット
「以前のアイテムを再度開かない」を選んで「OK」をクリックする

設定を変更しても「アイテムを再開しますか」と表示される場合の対処法

初期設定の「以前のアイテムを再度開くかどうかを確認する」以外に変更したのにメッセージが出続ける場合は、設定が保存されていない可能性があります。

Microsoftも既知の問題として、設定を変更しても停止しない場合があることを認めています。上から順に確認してください。

設定が正しく反映されているか確認する

まず、設定そのものが保存されているかを再確認してください。ドロップダウンを選んだあとに「OK」をクリックせず、右上の×やキャンセルで閉じると設定は保存されません。もう一度開いて、選んだ内容が残っているかを見てください。

  1. 「ファイル」→「オプション」の順にクリックする
  2. 「全般」の「起動時の設定」を確認する
  3. 初期設定の「以前のアイテムを再度開くかどうかを確認する」に戻っていれば選び直し、必ず「OK」をクリックする

設定が元に戻っていた場合は、ここが原因です。選び直して「OK」をクリックしたあと、Outlookを起動し直して確認してください。

パソコンを再起動する

設定は保存されているのに変わらない場合は、Outlookのプロセスが残ったままになっていないかを確認してください。Outlookのウィンドウを閉じてもバックグラウンドで動き続けていることがあり、その状態では設定の変更が反映されないことがあります。

  1. Ctrlキー+Shiftキー+Escキーを押してタスクマネージャーを開く
  2. 「プロセス」に「Microsoft Outlook」が残っていないか確認する
  3. 残っている場合はパソコンを再起動する

プロセスを個別に終了させることもできますが、パソコンごと再起動したほうが確実です。再起動後にOutlookを起動して、メッセージが出なくなったか確認してください。

タスクマネージャーの開き方は「【Windows11】タスクマネージャーを開く方法」で解説しています。

Outlook(Office)を修復インストールする

パソコンを再起動しても状況が変わらない場合は、Outlook(Office)側に問題が起きている可能性があります。修復インストールを実行すると、設定を残したままプログラムを修復できます。

  1. すべてのOfficeアプリを終了する
  2. 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
  3. Microsoft 365(またはOffice)の「変更」から「クイック修復」を実行する

修復インストールの手順は「【Microsoft Office】不具合を解消!修復インストールの手順と失敗しないためのポイント」で画面付きで解説しています。

クイック修復で解決しない場合は、同じ画面から「オンライン修復」を実行します。時間はかかりますが、より広い範囲まで修復されます。

Outlookの「前回のセッションからアイテムを再開しますか」に関するよくある質問と答え

Outlookの「前回のセッションからアイテムを再開しますか」に関するよくある質問と答えをまとめました。

「前回の起動に失敗しました。セーフモードで起動しますか?」と表示されるのは同じものですか?

いいえ、別のメッセージです。「前回のセッションからそれらのアイテムを再開しますか?」は、アイテムを開いたままOutlookが閉じられたときに出る通常の確認です。
「前回の起動に失敗しました」のほうは、Outlookが正常に起動できずに終わったときに表示されます。後者が毎回出る場合はショートカットやアドイン、Outlook自体の破損が考えられます。詳しくはOutlookが正常に起動しない場合の逆引きガイドをご覧ください。

このメッセージが出るのは、Outlookが異常終了したサインですか?

いいえ、違います。検証したところ、×ボタンで普通に終了した場合でも、タスクマネージャーから強制終了した場合でも、同じようにメッセージが表示されました。アイテムを開いたまま閉じたかどうかだけで決まるため、表示されること自体は異常ではありません。

設定を変えていないのに、急に「前回のセッションからアイテムを再開しますか」と表示されるようになりました。

メールなどのアイテムを別のウィンドウで開いたままOutlookを閉じるようになったことが原因です。
設定は変わっていなくても、閉じるときの状況が変われば表示されます。

「以前のアイテムを再度開かない」にすると、前回開いていたメールは二度と開けなくなりますか?

いいえ、開けます。この設定が決めているのは、Outlookを起動したときに自動で開き直すかどうかだけです。メールそのものには影響しないため、受信トレイなどからいつでも開けます。

Outlookを起動すると、確認もなく前回のメールが勝手に開きます。

「起動時の設定」が「常に以前のアイテムを再度開く」になっている可能性があります。「ファイル」→「オプション」→「全般」を開き、「Outlook が開いた場合:」を「以前のアイテムを再度開かない」に変更して「OK」をクリックしてください。次の起動から何も開かなくなります。

「前回のセッションからアイテムを再開しますか」のメッセージが表示されるように元に戻せますか?

はい、戻せます。「ファイル」→「オプション」→「全般」を開き、「Outlook が開いた場合:」を「以前のアイテムを再度開くかどうかを確認する」に戻して「OK」をクリックしてください。これが初期設定なので、いつでも切り替えられます。

新しいOutlookを使っていますが、「起動時の設定」が見つかりません。

新しいOutlookは画面の作りが違うため、同じ場所に設定がありません。この設定はクラシック版のOutlookにあるものです。新しいOutlookをクラシック版に戻したい場合は新しいOutlookをクラシックに戻す手順をご覧ください。

WordやExcelにも同じ設定はありますか?

いいえ、ありません。「起動時の設定」はOutlookのオプションだけにある項目で、WordやExcelの「全般」を開いても同じ項目は用意されていません。前回開いていたファイルを開き直すかどうかを選ぶ設定は、Outlook独自のものです。

社内のパソコンでまとめてこのメッセージを出ないようにできますか?

はい、レジストリで配布できます。Microsoftの既知の問題のページで、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\PreferencesReopenWindowsOptionという値で切り替えられることが公開されています。1で再度開かない、0で確認する、2で常に再度開くという意味です。
編集する前にレジストリのバックアップ手順で書き出しておいてください。同じページに、設定しても停止しない場合があると書かれている点にも注意が必要です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。

記事内で紹介している手順はあくまで一例です。OSのバージョンやPC環境によって操作画面・手順が異なる場合があり、目的に応じた最適な方法も環境ごとに異なります。参考のうえご利用ください。

誤りのご指摘・追記のご要望・記事のご感想は、記事のコメント欄またはこちらのお問い合わせフォームからお寄せください。個人の方向けには、トラブルの切り分けや設定アドバイスも実施します。

※Microsoft、Windows、Adobe、Acrobat、Creative Cloud、Google Chromeほか記載の製品名・サービス名は各社の商標または登録商標です。

公式情報・関連資料と検証環境
公式情報・関連資料
実行環境詳細と検証日
  • OS:Windows 11 Home 25H2(64bit)
    ※本記事の手順は Windows11 Home / Pro / Enterpriseで共通です(ポリシーで制限された環境を除く)。
  • ハードウェア:Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H (1.40 GHz) / 32GB RAM
  • Outlook:Microsoft 365 MSO (バージョン 2608 ビルド 16.0.20326.20072) 64 ビット
  • 最終検証日:2026年9月8日
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

情シスの自由帳管理人のアバター 情シスの自由帳管理人 情シスの自由帳管理人

社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
「情シスの自由帳」では、パソコンが苦手な方や新人の社内SEの方、テレワーク中に困りごとがある方に向けて、実務経験に基づいた再現性の高い解説を心がけています。

【基本検証環境】
Windows 11 Home(64bit)/Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H(1.40GHz)/32GB RAM

コメント

コメントする

目次