PowerPointで発表用のスライドを作るとき、発表者メモとして「ノート」を書き込むことが多いですよね。
しかし、社外へファイルを渡すタイミングやスライドショーを始める直前には、「あのノート、全部消しておけばよかった…」と焦る場面もあるのではないでしょうか。
そこで活用したいのが、PowerPointに標準搭載されているノートの一括削除機能です。
「ドキュメント検査」を使うだけで、複数のスライドに記載したノートをまとめて削除でき、不要な情報をスッキリ整理できます。
この記事では、実際の画面を使いながら具体的な操作手順をわかりやすく解説し、安全に作業するための注意点もご紹介します。
スライドショーをスムーズに始めたい方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。
PowerPointでノートを一括削除する方法
PowerPointでノートを一括削除するには以下の手順で行います。
- ファイルを開く:ノートを削除したいPowerPointファイルを開きます。
- 「ファイル」→「情報」へ移動:画面左上の「ファイル」をクリックし、メニューから「情報」を選びます。
- 「問題のチェック」→「ドキュメント検査」を起動:「問題のチェック」を押して、「ドキュメント検査(I)」を選びます。
- 「プレゼンテーション ノート」にチェック:ドキュメントの検査ウィンドウで「プレゼンテーション ノート(P)」にチェックを入れ、削除したくない項目のチェックは外しておきます。
- 「検査」→「すべて削除」:「検査(I)」ボタンを押して結果を確認し、「すべて削除」をクリックします。
- ファイルを上書き保存または別名で保存:ノートが消えた状態で保存すれば作業完了です。
ここからは、PowerPointでノートを一括削除する方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。
ノートを削除したいPowerPointファイルを開き、左上の「ファイル」をクリックしてください。
「ファイル」をクリックするとPowerPointのホーム画面に移動します。
左側のメニューにある「情報」をクリックしてください。
「情報」をクリックすると、「情報」と大きく書かれた画面に移動します。
その中にある「問題のチェック」をクリックし、「ドキュメント検査(I)」をクリックしてください。
「ドキュメント検査(I)」をクリックすると、「ドキュメントの検査」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
その中にある「プレゼンテーション ノート(P)」にチェックを入れ、「検査(I)」をクリックしてください。
「検査(I)」をクリックすると、PowerPointがスライド内のノートを確認します。
ノートが見つかる場合は「プレゼンテーション ノートが見つかりました」と表示されますので、「すべて削除」ボタンをクリックしてください
削除が終わると、「すべてのプレゼンテーション ノートが削除されました」と表示に切り替わります。
次に「閉じる(C)」をクリックして「ドキュメントの検査」ウィンドウを閉じてください。
ノートがすべて削除されていることを確認したら、ファイルを上書き保存または別名で保存して終了です。
「ドキュメント検査」機能を使う場合の注意点
「ドキュメント検査」機能を使ってノートの一括削除を安全に行うために、以下のポイントを押さえておきましょう。
バックアップの作成
万が一、元のファイルが必要になっても対応できるよう、操作を始める前にファイルのバックアップを取っておくと安心です。
検査項目の確認
「プレゼンテーション ノート」以外に余計なチェックが入っていないか要チェック。
他の重要な情報を誤って削除しないためにも、削除対象を絞りましょう。
保存操作の確認
ノート削除後にファイルを保存するのを忘れないようにしてください。
別名で保存しておけば、オリジナルをそのまま残せます。
ドキュメント検査の機能
ドキュメント検査は、ノート以外にも個人情報や不要データを検出して削除できる便利な機能です。
WordやExcelでも同様の操作が可能なので、ファイル最終チェックに役立ちます。
バージョンの確認
古いバージョンのPowerPointを使っている場合、メニュー名や操作画面が異なる場合があります。
必要に応じてMicrosoft公式のヘルプを参考にしましょう。
情報漏洩防止
プレゼンテーションファイルに機密情報や内部向けのメモが含まれていると、外部に渡す際にリスクが高まります。
ノートを一括削除しておけば、不要な情報が見られる心配を軽減できます。
検査結果の確認
検査終了後は、結果を確認し、必要なノートが正しく削除されているかをチェックしましょう。
必要に応じて「再度検査」を実行するとより安心です。
PowerPoint for the web(オンライン版PowerPoint)にはノートを一括で削除する機能はない
PowerPoint for the web(オンライン版PowerPoint)は主に簡便性とアクセスのしやすさを重視しているため、機能がデスクトップ版ほど充実していません。
PowerPoint for the web(オンライン版PowerPoint)はブラウザ上で動作するため、リソースの制約や動作速度に影響を与える高度な機能をすべて搭載するのは難しいかもしれません。
そのため、もしノートを一括で削除したい場合は、デスクトップ版PowerPointを利用するのが最も確実です。
デスクトップ版には「ドキュメント検査」機能が備わっており、一度の操作でプレゼンテーション全体のノートをまとめて削除できます。
PowerPoint for the web(オンライン版PowerPoint)では、個別にノートを消していく方法しかないため、スライドが多い場合は手間や時間がかかってしまいます。
PowerPointでノートを一括削除する方法に関するよくある質問と答え
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