パワーポイントで縦のA4のスライドを作るには以下の手順でおこないます。
- パワーポイントを開き、[デザイン]タブ→[スライドサイズ]→[ユーザー設定のスライドサイズ]をクリック
- [スライドのサイズ指定]のプルダウンで[A4 210✕297mm]を、[印刷の向き]で[縦(P)]を選択し[OK]をクリック
- [最大化][サイズに合わせて調整]のどちらかを選択
パワーポイントのスライドを新規で作成すると、初期設定では[ワイド画面(16:9)]というスライドサイズが選択されています。
この「ワイド画面(16:9)」は、映画やYou Tube等で主に用いられており、最近のノートパソコンやワイドモニターもこの比率が主流です。
非常に見やすく慣れ親しんだ比率ですが、A4サイズの比率は7:5なので印刷すると縦横の比率が変わってしまいます。
ここからは「ワイド画面(16:9)」で作成されたパワーポイントのスライドを縦のA4サイズに変更する方法を画像も交えて詳しく解説していきます。
パワーポイントで縦A4サイズのスライドを作る方法
ここからはパワーポイントで縦のA4のスライドを作る方法を解説していきます。

パワーポイントを開き、メニューバーにある[デザイン]タブをクリックしてください。
[デザイン]タブをクリックすると下に向かってメニューが展開されます。
その中の右側にある[スライドサイズ]をクリックしてください。
[スライドサイズ]をクリックすると、下に向かってメニューが展開されます。
そこにある[ユーザー設定のスライドサイズ(C)]をクリックしてください。

[ユーザー設定のスライドサイズ(C)]をクリックすると[スライドのサイズ]というウィンドウが開きます。
その中にある[スライドのサイズ指定(S)]のプルダウンでスライドのサイズを決め、[印刷の向き]でスライドの[縦(P)] [横(L)]を選択することが出来ます。
今回は 縦A4サイズのスライドを作るので、[スライドのサイズ指定(S)]のプルダウンから[A4 210✕297mm]を選択してください。
右側にある[印刷の向き]で[縦(P)]を選択してください。
選択したら右下にある[OK]をクリックしてください。

[最大化][サイズに合わせて調整]のどちらかを選択する画面が表示されますので、どちらかを選択してください。
これを選択すると、A4サイズの縦型スライドが出来上がります。

[最大化]と[サイズに合わせて調整]の違い
ここで出てくる[最大化]と[サイズに合わせて調整]は選択結果によってスライドのデザインが変わってきます。
空白のスライドであれば影響はありませんが、途中で変更する時には大きな違いになります。
縦A4サイズにして[最大化]を選んだ場合
![縦A4サイズにして[最大化]を選んだ場合](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2021/12/パワーポイントでA4サイズや縦型のスライドを作る方法8-1024x576.jpg)
[ワイド画面(16:9)]サイズを[A4(7:5)]サイズにして[最大化]を選択すると、文字や画像などの新しいスライドサイズに合わせて大きくするため、横幅がはみ出てしまうことがあります。
特に横型スライドから縦型に変更すると大きく崩れてしまいます。
縦A4サイズにして[サイズに合わせて調整]を選んだ場合
![縦A4サイズにして[サイズに合わせて調整]を選んだ場合](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2021/12/パワーポイントでA4サイズや縦型のスライドを作る方法9-1024x576.png)
[ワイド画面(16:9)]サイズを[A4(7:5)]サイズにして[サイズに合わせて調整]を選択すると全体的に余白(スペース)が広がりました。
[サイズに合わせて調整]は文字や画像などの新しいスライドサイズに合わせて小さくするため、隙間に余白(スペース)が作られます。
用紙の向きを変更するとサイズ変更以上にレイアウトが崩れてしまう可能性があります。
スライドを作り込む前にしっかい決めておくのが重要と言えます。
パワーポイントでA4サイズや縦型のスライドを作る方法を解説しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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