Windows11でスリープモードを解除するには、Windowsの設定画面から変更する方法、コントロールパネルから設定を変更する方法、コマンドプロンプトを使って設定を変更する方法があります。
この記事では、Windows11のスリープモードを解除するための設定方法を3通り詳しく解説していきます。
Windowsへ自動ログインをすることで、スリープモードから戻ったときのパスワード入力を省略することができます。
こちらの「Windows11でログイン時のパスワード入力を省略する方法2選」ではWindowsログイン時のパスワード入力を省略し、自動ログインする方法を詳しく解説しています。興味がある方はぜひご覧ください。
スリープモードについて、Microsoftでは以下のように説明しています。
スリープは、電源をほとんど使用し、PC の起動速度が速く、すぐに電源を切った場所に戻ります。 Windows は自動的にすべての作業を保存し、バッテリー残量が少なすぎると PC の電源を切るので、バッテリーの消耗のために作業が失われる心配はありません。 コーヒー 休憩を取る場合など、少しの間 PC から離れる場合は、スリープを使用します。
PC をシャットダウン、スリープ、休止状態にする Microsoft公式サイト
多くの PC (特にノート PC やタブレット) では、カバーを閉じるか電源ボタンを押すだけでスリープ状態になります。
Windowsの設定画面からスリープモードを解除する方法
まず最初はWindowsの設定画面からスリープモードを解除する方法を詳しく解説していきます。

タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして(キーボードのWindowsキーを押して)ください。
Windowsロゴをクリックすると上に向かってメニューが展開されます。
その中にある歯車のアイコン[設定]をクリックしてください。

[設定]をクリックすると「システム」と大きく書かれたウィンドウが立ち上がります。
その中にある[電源とバッテリー]をクリックしてください。
デスクトップパソコンを使っている場合は[電源とバッテリー]ではなく、[電源]と表示されています。

[電源とバッテリー]をクリックすると「システム > 電源とバッテリー」と書かれた画面に移動します。
その中にある[画面とスリープ]をクリックしてください。

[画面とスリープ]をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。
スリープ状態にしたくない場合は、「バッテリー駆動時に、次の時間が経過した後にデバイスをスリープ状態にする」と「電源接続時に、次の時間が経過した後にデバイスをスリープ状態にする」の右側のプルダウンメニューで[なし]を選択してください。
これでスリープモードが解除され、これ以降Windowsがスリープモードになることはありません。
プルダウンメニューで5時間を選択すると、パソコンの操作がなくなってから5時間後にスリープモードに切り替わる設定になります。
コントロールパネルからスリープモードを解除する方法
次に、コントロールパネルからスリープモードを解除する方法を詳しく解説していきます。

タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして(キーボードのWindowsキーを押して)ください。
Windowsロゴをクリックすると上に向かってメニューが展開されます。
その最上部にある検索バーに[コントロールパネル]と入力してください。
検索バーに[コントロールパネル]と入力すると、「最も一致する検索結果」にコントロールパネルが表示されるのでクリックしてください。
コントロールパネルを頻繁に利用する場合はコントロールパネルのショートカットを作成しておくと便利です。
こちらの「Windows11のデスクトップ等にコントロールパネルのショートカットを作成する方法」では、コントロールパネルのショートカットを作成する方法を詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

コントロールパネルが開いたら、左上にある[システムとセキュリティ]をクリックしてください。
コントロールパネルの見た目が異なる場合は、右上の「表示方法」をカテゴリに変更してみてください。

次に、[コンピューターがスリープ状態になる時間を変更]をクリックしてください。

[コンピューターがスリープ状態になる時間を変更]をクリックすると、ディスプレイの電源を切るまでの時間と、コンピューターをスリープ状態にするまでの時間を設定できる画面に移ります。
スリープ状態にしたくない場合は、「バッテリー駆動時に、次の時間が経過した後にデバイスをスリープ状態にする」と「電源接続時に、次の時間が経過した後にデバイスをスリープ状態にする」の右側のプルダウンメニューで[なし]を選択してください。
[なし]を選択した後、[変更の保存]をクリックしてください。
これでスリープモードが解除され、これ以降Windowsがスリープモードになることはありません。
プルダウンメニューで5時間を選択すると、パソコンの操作がなくなってから5時間後にスリープモードに切り替わる設定になります。
コマンドプロンプトを使ってスリープモードを解除する方法
最後は上級者編です。コマンドプロンプトを使ってスリープモードを解除する方法を詳しく解説していきます。
まずはコマンドプロンプトを起動してください。
コマンドプロンプトの立ち上げかたは、こちらの「Windows11でコマンドプロンプトを開く方法」で詳しく解説しているので、わからない方はぜひご覧ください。

コマンドプロンプトを管理者として立ち上げる必要はありません。

コマンドプロンプトを立ち上げたらコマンドを入力していきます。
上の画像では電源接続時のスリープモードを0分(なし)にしています。
以下にいくつかコマンドの例を記載します。
電源接続時のスリープモードを0分に設定するコマンド | powercfg /change standby-timeout-ac 0 |
電源接続時のスリープモードを10分に設定するコマンド | powercfg /change standby-timeout-ac 10 |
バッテリー駆動時のスリープモードを0分に設定するコマンド | powercfg /change standby-timeout-dc 0 |
バッテリー駆動時のスリープモードを10分に設定するコマンド | powercfg /change standby-timeout-dc 10 |
電源接続時にディスプレイの電源を0分でオフに設定するコマンド | powercfg /change monitor-timeout-ac 0 |
電源接続時にディスプレイの電源を10分でオフに設定するコマンド | powercfg /change monitor-timeout-ac 10 |
バッテリー駆動時にディスプレイの電源を0分でオフに設定するコマンド | powercfg /change monitor-timeout-dc 0 |
バッテリー駆動時にディスプレイの電源を10分でオフに設定するコマンド | powercfg /change monitor-timeout-dc 10 |
コマンドを入力してエンターキーを押すと、即座に設定が反映されます。
powercfg /change standby-timeout-ac 0 と powercfg /change standby-timeout-dc 0 を実行すると電源に接続していても接続していなくてもスリープモードに切り替わることはなくなります。
その他Windows11に関する記事





最後までご覧いただきありがとうございました。
情シスの自由帳は、情シスマンが半径3m以内のITに関する情報を掲載してるサイトです。
Windows系を主として、ソフトや周辺機器について思い立った物を色々解説しています。
操作環境
Windows11 Home
Microsoft Office 2019