【Windows11】スリープ状態でもUSBへの給電を続ける方法

【Windows11】スリープ状態でもUSBへの給電を続ける方法

こんな人にオススメの記事です

  • スリープ状態(モニターの電源が切れている状態)でもUSBデバイスへの給電を継続したい人
  • 常にUSBデバイスへ給電する必要がある人

Windows 11には多くの便利な機能が搭載されていますが、その中でもUSBデバイスへの給電は非常に便利な機能で日常的に使っている人も多いと思います。

しかし、チャージマークが付いているUSBポート以外は、パソコンがスリープモードに切り替わると給電が停止します。

チャージマークが付いているUSBポート以外で給電を続けたい場合は、USBバッテリー節約機能をオフにして、スリープ時にもUSBへの給電を継続できるように設定を変更する必要があります。

この記事では、モニターがオフの状態でも継続してUSBデバイス(外付けハードディスクなど)を利用できるよう、USBデバイスへの給電を止めないための設定方法を詳しく解説していきます。

画面がオフの状態でもUSBへの給電を止めないとバッテリーが早く無くなる可能性があります。

目次

USBバッテリー節約機能をオフにする方法

Windowsにはバッテリー節約のため、スリープモード(モニターがオフ)になると同時にUSBへの給電を止める機能があり、その機能を以下の手順でオフにしていきます。

  1. WindowsIを押してWindowsの設定画面を開く
  2. [Bluetoothとデバイス]をクリック
  3. [USB]をクリック
  4. [USBバッテリー節約機能]をオフにする

ここからは、USBバッテリー節約機能をオフにする方法を実際の画面ももちいながら、わかりやすく解説していきます。

STEP
Windowsの設定画面を開く

キーボードのWindowsを押して(タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして)ください。

キーボードのWindowsを押すと上に向かってメニューが展開されます。

その中にある歯車のアイコンの[設定]をクリックしてください。

USBバッテリー節約機能をオフにする方法 Step1 Windowsの設定画面を開く
USBバッテリー節約機能をオフにする方法 Step1 Windowsの設定画面を開く
STEP
[Bluetoothとデバイス]をクリック

[設定]をクリックすると、「ホーム」と大きく書かれたWindowsの設定画面が開きます。

キーボードのWindowsIを押すことでもWindowsの設定画面を開くことができます

左側にある[Bluetoothとデバイス]をクリックしてください。

USBバッテリー節約機能をオフにする方法 Step2 [Bluetoothとデバイス]をクリック
USBバッテリー節約機能をオフにする方法 Step2 [Bluetoothとデバイス]をクリック
STEP
[USB]をクリック

[Bluetoothとデバイス]をクリックすると「Bluetoothとデバイス」と大きく書かれた画面に移動します。

その画面を一番下までスクロールし、[USB]をクリックしてください。

USBバッテリー節約機能をオフにする方法 Step3 [USB]をクリック
USBバッテリー節約機能をオフにする方法 Step3 [USB]をクリック
STEP
[USBバッテリー節約機能]をオフにする

[USB]をクリックすると「Bluetoothとデバイス > USB」と大きく書かれた画面に移動します。

その中にある[USBバッテリー節約機能]をオフにしてください。

これで画面がオフの状態でもUSBデバイスへの給電が継続されるようになります。

USBバッテリー節約機能をオフにする方法 Step4 [USBバッテリー節約機能]をオフにする
USBバッテリー節約機能をオフにする方法 Step4 [USBバッテリー節約機能]をオフにする

個別にUSBポートの電源設定を変更する方法

パソコンをシャットダウンしても特定のUSBポートだけ給電を続けたい場合は、以下の手順でデバイスマネージャーからポート別に設定を変更する必要があります。

  1. ファイル名を指定して実行を立ち上げ、devmgmt.mscを実行
  2. 「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を展開する
  3. 給電を続けたいUSBポートを右クリックし[プロパティ]をクリック
  4. [電源の管理]タブをクリック
  5. [電源の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする(A)]のチェックを外し、[OK]をクリック

ここからは、実際の画面ももちいながら、個別にUSBポートの電源設定を変更する方法をわかりやすく解説していきます。

STEP
ファイル名を指定して実行を立ち上げ、devmgmt.mscを実行

WindowsRを押し、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを立ち上げてください。

その中にdevmgmt.mscと入力し、[OK]をクリックしてください。

「ファイル名を指定して実行」はコマンドを使用してアプリケーションの起動や、設定画面を簡単に開くことができる非常に便利な機能です。
「ファイル名を指定して実行」で使えるコマンドはこちらの「ファイル名を指定して実行で使えるコマンド一覧 - Windows11」で詳しく解説しているので、興味がある人は是非ご覧ください。

個別にUSBポートの電源設定を変更する方法
個別にUSBポートの電源設定を変更する方法
STEP
「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を展開する

[OK]をクリックすると「デバイスマネージャー」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中にある「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」の左にある[∨]をクリックしてください。

[∨]をクリックすると、以下の画像のように「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」が展開されます。

「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」の略が「USB」です。

個別にUSBポートの電源設定を変更する方法
個別にUSBポートの電源設定を変更する方法
STEP
給電を続けたいUSBポートを右クリックし[プロパティ]をクリック

「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を展開したら、その中からスリープ状態で給電を続けたいUSBポートを右クリックし、[プロパティ(R)]をクリックしてください。

個別にUSBポートの電源設定を変更する方法
個別にUSBポートの電源設定を変更する方法
STEP
[電源の管理]タブをクリック

[プロパティ]をクリックすると、該当のUSBポートのプロパティウィンドウが立ち上がります。

その中にある[電源の管理]タブをクリックしてください。

個別にUSBポートの電源設定を変更する方法
個別にUSBポートの電源設定を変更する方法
STEP
[電源の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする(A)]のチェックを外し、[OK]をクリック

[電源の管理]タブをクリックすると、USBポートの電源管理ページが開きます。

[電源の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする(A)]のチェックを外し、[OK]をクリックしてください。

これでWindowsが該当のUSBポートの電源をオフにすることはなく、常に電源を供給することができるようになります。

個別にUSBポートの電源設定を変更する方法
個別にUSBポートの電源設定を変更する方法

よくある質問

設定後にUSBデバイスが充電されない場合はどうすればよいですか?

一度PCを再起動し、設定を再確認してください。また、USBデバイス自体が正常に動作しているか確認してください。

すべてのUSBポートに対してこの設定が有効になりますか?

基本的にはすべてのUSBポートに対して有効ですが、一部のポートやデバイスで動作しない場合があります。

Windowsのアップデートで設定がリセットされることがありますか?

まれにアップデートで設定がリセットされることがありますので、再設定が必要になる場合があります。

USBバッテリー節約機能をオフにするとどんな影響がありますか?

スリープ中でもデバイスの給電が続くため、バッテリーの持ちが悪くなることがあります。

バッテリーの消耗に影響がありますか?

はい、スリープ中でも給電を続けるとバッテリーの消耗が早くなる可能性があります。

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最後までご覧いただきありがとうございました。
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実行環境
Windows11 Home 22H2
64 ビット オペレーティング システム
Microsoft 365

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