【Microsoft Paint】画像にモザイクをかける方法｜初心者でも簡単＆無料

「SNSに写真をアップしたいけど、個人情報が心配…」「写り込んでしまった人の顔を隠したい…」

そんな時、Microsoft Paint（ペイント） があれば大丈夫です。Windowsに標準搭載されているので、追加費用なしで、誰でも簡単に画像へモザイク処理ができます。

また、モザイクをかけた画像の背景を透明にする こともペイントなら簡単です。

この記事では、ペイント初心者でも迷わないように、モザイクのかけ方の手順を実際の画面を使いながらわかりやすく解説します。

「モザイクが薄すぎる/濃すぎる」「モザイクができない」など、よくある失敗を防ぐためのポイントもしっかり紹介します。

是非最後までご覧ください。

Microsoft Paint（ペイント）で画像にモザイクをかける方法

Microsoft Paint（ペイント）で画像にモザイクをかけるには以下の手順で実施します。

1. モザイクをかけたい画像を右クリックし、「プログラムから開く」をクリック
2. 「ペイント」をクリック
3. モザイクをかけたい範囲を選択し、「サイズ変更と傾斜」をクリック
4. 「水平」と「垂直」の値を20に指定し、「OK」ボタンをクリック
5. 選択範囲の外側をクリックして、選択範囲を解除
6. 縮小した範囲を改めて選択し、「サイズ変更と傾斜」をクリック
7. 「水平」と「垂直」の値を500に指定し、「OK」ボタンをクリック
8. 画像にモザイクがかかったことを確認する

ここからは、Microsoft Paint（ペイント）で画像にモザイクをかける方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP

モザイクをかけたい画像を右クリックし、「プログラムから開く」をクリック

モザイクをかけたい画像を右クリックし、表示されるメニューから「プログラムから開く」を選択してください。

• Windowsの右クリックメニューを以前の状態に戻したい場合はこちらをご覧ください。

STEP

「ペイント」をクリック

次に「ペイント」をクリックすると、ペイントの編集画面が開きます。

STEP

「選択した部分」をクリックしてモザイクをかけたい範囲を選択し、「サイズ変更と傾斜」をクリック

ペイントを起動したら、まずは左上の「選択した部分」をクリックしてモザイクをかけたい範囲を選択します。

範囲ギリギリを選択するのではなく、多少余裕をもって選択することをオススメします。

選択範囲は、点線で表示されます。選択範囲は、後から大きさを変更したり、移動したりすることも可能です。
もし、画像全体にモザイクをかけたい場合は、キーボードのCtrlキーとAキーを同時に押すと、画像全体を選択できます。

次に、「サイズ変更と傾斜」をクリックしてください。

STEP

「水平」と「垂直」の値を20に指定し、「OK」ボタンをクリック

「サイズ変更と傾斜」をクリックすると、「サイズ変更と傾斜」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中の「水平」と「垂直」の値を20に指定してください。

次に、「OK」ボタンをクリックしてください。

「水平方向」と「垂直方向」の値を「20」に指定すると、選択範囲が元のサイズの20%（1/5）に縮小されます。この縮小処理によって、モザイク効果がかかります。

STEP

選択範囲の外側をクリックして、選択範囲を解除

「OK」ボタンをクリックすると、選択範囲が元のサイズの20%（1/5）に縮小されます。

次に、選択範囲の外側をクリックして、選択範囲を解除してください。

STEP

縮小した範囲を改めて選択し、「サイズ変更と傾斜」をクリック

次に、縮小した範囲を改めて選択し、「サイズ変更と傾斜」をクリックしてください。

モザイクのずれを最小限に抑えるためには、縮小した範囲をできるだけ正確に選択することが重要です。

STEP

「水平」と「垂直」の値を500に指定し、「OK」ボタンをクリック

「サイズ変更と傾斜」をクリックすると、「サイズ変更と傾斜」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中の「水平」と「垂直」の値を500に指定してください。

次に、「OK」ボタンをクリックしてください。

Step4 で「水平方向」と「垂直方向」の値を「20」に指定し、元のサイズの20%（1/5）に縮小したため、今回は「500」に指定し、5倍に拡大してください。

STEP

画像にモザイクがかかったことを確認する

「OK」ボタンをクリックすると、先ほど数値を指定して縮小した範囲が、元の大きさに拡大され、モザイクがかかった状態になります。

この時、もしモザイクの範囲がずれていたり、モザイクの濃さがイメージと違ったりした場合は、すぐにCtrl+Zキーを押すか、「元に戻す」を選択して、操作をやり直してください。

「サイズ変更」ダイアログで数値を指定する以外に、選択範囲の右下にある小さな四角形（ハンドル）をマウスでドラッグして縮小することでも、モザイクをかけることができます。
この方法であれば、数値を入力する手間が省け、視覚的にモザイクの粗さを確認しながら調整できるというメリットがあります。
ただし、正確な数値で縮小したい場合は、「サイズ変更」ダイアログを使う方が良いでしょう。
ハンドルを使って縮小する場合も、縮小後に選択範囲を解除し、画像を元の大きさに拡大するという手順は同じです。

モザイクが薄すぎる/濃すぎる場合の対処法

モザイクが薄すぎる、または濃すぎる場合は、「サイズ変更と斜頸」ウィンドウで縮小率を調整しましょう。
縮小率を小さくするほどモザイクは濃く、大きくするほど薄くなります。

以下の例では、10%まで縮小した場合と50%まで縮小した場合のモザイクの違いを比較しました。

50%縮小（元の半分のサイズ）から拡大した場合、モザイクはほとんどかからず、10%縮小ではっきりとモザイクがかかっていることが分かります。

一部分だけにモザイクをかける方法

ペイントで画像の一部にモザイクをかけるには、「自由選択」ツールを使うのが最も簡単です。

例えば、写真に写り込んだ人の顔や車のナンバープレートなど、複雑な形のものを隠したい場合に、手書き感覚で範囲を選択できます。

STEP

左上の「選択(S)」をクリックし、「自由形式」を選択

ペイントで画像の一部にモザイクをかけるにはまず、左上の「選択(S)」をクリックし、「自由形式」を選択してください。

STEP

モザイクをかけたい範囲を選択

次に、モザイクをかけたい範囲を選択してください。

「自由選択」にすることで手書き感覚で範囲を選択できます。

選択後はMicrosoft Paint（ペイント）で画像にモザイクをかける方法のStep3 以降の手順で進んでください。

モザイク加工でよくある失敗と対処法

ペイントでモザイクができない、範囲がずれる、元に戻せない…ペイントのモザイク加工で困った経験はありませんか？

ここでは、そんなモザイク加工の落とし穴と、失敗を回避するための対策をまとめました。

画像を引き伸ばしたのにモザイクがかからない

画像を引き伸ばしてもモザイクがかからない最も多い原因が、画像を縮小した後に選択範囲を解除していないケースです。

選択範囲を解除せずに、そのまま画像を元の大きさに戻そうとすると、縮小された画像が元の大きさに戻るだけでモザイクがかかりません。

ペイントで正しくモザイク加工を行うためには、まず、範囲選択ツールでモザイクをかけたい範囲を選択します。
次に、「サイズ変更」で画像を縮小し、必ず選択範囲の外側をクリックして、選択範囲を解除します。
その後、改めて範囲を指定して元の大きさに拡大すれば、モザイク加工が完了します。

モザイクの範囲がずれる

ペイントでモザイクの範囲がずれる主な原因は、画像を元の大きさに戻す際に、最初にモザイクをかけた範囲と正確に同じ範囲を選択できていないことです。
特に自由選択ツールを使った場合、ピクセル単位で完全に一致させるのは難しいため、ずれが生じやすくなります。

ずれを防ぐには、モザイクをかける範囲を単純な四角形にする、四角形選択ツールを使う、拡大表示を活用する、などの方法があります。

画像を拡大表示するなどして、極力正確に範囲を指定してみてください。

どうしてもずれてしまう場合は、モザイクを粗くすることで、ずれを目立たなくできます。

モザイクをかけた後に元に戻せない

ペイントのモザイク加工は、上書き保存をしてしまうと元に戻せません。
モザイクをかけてしまった直後であれば、Ctrl + Z キーを押すか、「元に戻す」ボタンをクリックすることで、
操作を取り消すことができます。

しかし、ペイントを閉じたり、他の操作を挟んだりすると、Ctrl + Z でも元に戻せなくなります。

必ず、元の画像を別のファイル名で保存するか、コピーを作成してからモザイク加工を行うようにしてください。
元の画像に上書き保存してしまうと、二度と元に戻せなくなるので注意が必要です。

Microsoft Paint（ペイント）で画像にモザイクをかける方法に関するよくある質問と答え

Microsoft Paint（ペイント）で画像にモザイクをかける方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

ペイントでモザイクをかけるにはどうすればいいですか？

Windows標準のペイントで画像にモザイクをかけるには、まず、モザイクをかけたい範囲を選択します。次に、「ホーム」タブの「サイズ変更」で画像のサイズを小さくしてモザイクをかけます。
最後に、選択範囲を解除し、画像を元のサイズに戻せば完了です。
詳しい手順は、本文で図解付きで解説しています。ペイントを使えば、無料で簡単にモザイク加工ができます。

ペイントのモザイク加工は無料で利用できますか？

はい、Windowsに標準搭載されている「ペイント 」の機能ですので、追加料金なしでモザイク加工ができます。

ペイントでモザイク加工できる画像ファイル形式は？(jpg/png/gifなど)

ペイントで開いて編集できる画像ファイルであれば、モザイクをかけられます。JPEG、PNG、BMP、GIF、TIFFなど、一般的な画像ファイル形式に対応しています。

ペイントでモザイクをかけられる画像の最大サイズは？

ペイントで開けるサイズの画像であれば、モザイク加工も可能です。
ただし、極端に大きな画像（例えば、数千ピクセルを超えるような高解像度の画像）は、パソコンの動作が重くなる、ペイントが正常に動作しないなどの問題が起こる可能性があるので注意が必要です。

ペイントでモザイクをもっと濃くするには？

ペイントでモザイクを粗く、または濃くするには、「サイズ変更」で画像を縮小する際の比率を調整します。
「サイズ変更」のダイアログで、「パーセント」または「ピクセル」を選択し、より小さい値を入力するほど、モザイクは粗く、濃くなります。

ペイントでモザイクを薄くするには？

ペイントでモザイクを細かく、または薄くするには、「サイズ変更」で画像を縮小する際の比率を調整します。「サイズ変更」のダイアログで、「パーセント」または「ピクセル」を選択し、より大きい値を入力するほど、モザイクは細かく、薄くなります。
ただし、数値を大きくしすぎると、モザイクの効果がほとんどなくなる場合があるので注意してください。

ペイントでモザイクの濃さを調整する際の注意点はありますか？

ペイントのモザイク加工は元に戻せません。必ず、加工前に画像を別名で保存するか、コピーを作成してください。
また、Ctrl + Z キー（または「元に戻す」）で直前の操作は取り消せますが、ペイントを閉じると元に戻せないので注意が必要です。

ペイントでモザイクの種類をドット以外に変更できますか？

いいえ、ペイントの標準機能では、モザイクの種類は四角いドットのみで、変更できません。
ぼかし効果など、他のモザイク効果を使いたい場合は、GIMP やPhotoScape X など、別の画像編集ソフトが必要です。

ペイントで画像の一部分だけにモザイクをかけることはできますか？

はい、ペイントで画像の一部分だけにモザイクをかけることは可能です。
「四角形選択」や「自由選択」ツールで、モザイクをかけたい部分を囲んでから、モザイク加工を行ってください。

ペイントで複雑な形にモザイクをかけるには？

複雑な形、例えば人物の輪郭などに沿ってモザイクをかけたい場合は、ペイントの「自由選択」ツールが便利です。
マウスでドラッグして、手書きのように自由に範囲を選択できます。
細かい部分は、画面の表示を拡大すると作業しやすくなります。

ペイントでモザイクがかかりません。引き伸ばしても元に戻るだけなのは何故ですか？

ペイントでモザイクがかからない、または引き伸ばすと消えてしまう場合、最も多い原因は、モザイク処理（画像の縮小）後に選択範囲を解除していないことです。
画像を縮小した後、必ず 選択範囲の外側をクリックして選択範囲を解除してから、画像を元の大きさに戻してください。

ペイントでモザイクの範囲がずれる原因と対策は？

モザイクの範囲がずれるのは、画像を元の大きさに戻す際、最初にモザイクをかけた範囲と完全に同じ範囲を選択できていないことが主な原因です。
特に自由選択ツールを使うとずれやすいので、四角形選択ツールを使うか、拡大表示を利用し、慎重に範囲を選択し直しましょう。

ペイントでモザイク加工後、元に戻せない！復元方法は？

残念ながら、ペイントのモザイク加工は、一度行うと完全に元に戻すことはできません。
しかし、モザイクをかけた直後であれば、Ctrl + Z キー（または「元に戻す」）で操作を取り消せます。
ただし、ペイントを閉じたり、他の操作をすると、Ctrl + Z でも元に戻せません。
必ず、事前に別名で保存するか、コピーを作成してからモザイク加工をしましょう。

ペイントでモザイクをかけて上書き保存！もう戻せない？

ペイントでモザイク加工をして上書き保存してしまうと、元の画像に復元することはできません。
モザイク加工をする前に、必ず元の画像を別の名前で保存するか、コピーを作成しておくことを強く推奨します。

ペイント以外でモザイクをかける無料ソフトは？

ペイント以外にも、無料でモザイク加工ができるソフトやアプリは多数あります。
例えば、GIMP やPhotoScape X などは高機能で、モザイクの種類も豊富です。
また、PowerPointでも簡単にモザイク加工ができます 。

ペイントのモザイクでプライバシーは保護できる？

ペイントのモザイクでもある程度のプライバシー保護はできますが、完全に情報を隠せるわけではありません。モザイクが粗いと、元の画像が推測できる可能性もあります。
個人情報など、高いレベルで保護が必要な場合は、専用ソフトの利用や、ぼかし加工などを検討しましょう。

ペイントでモザイクをかけると画質は劣化する？

はい、ペイントでモザイク加工をすると、画像を縮小・拡大するため、元の画像より画質は劣化します。
画質の劣化を最小限に抑えたい場合は、モザイクの粗さを調整するか、他の画像編集ソフトの利用も検討しましょう。

ペイントのモザイク、印刷しても大丈夫？

印刷するモザイクの粗さにもよりますが、ペイントでモザイク加工した画像を印刷すると、モザイク部分がギザギザしたり、粗く見えたりすることがあります。
印刷前に、必ず印刷プレビューで確認し、必要に応じてモザイクの濃さや画像の解像度を調整しましょう。また、テスト印刷をして仕上がりを確認するのがおすすめです。

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