【Windows11】エクスプローラーの行間を狭くする方法

【Windows11】エクスプローラーの行間を狭くする方法

エクスプローラーの行間が広くて使いづらいと感じたことはありませんか?

この記事では、Windows 11のエクスプローラーで行間を狭くする方法を解説します。
コンパクトビューやフォルダーオプションを使えば、簡単に行間を狭めて、作業効率を向上させることができます。

左が通常の行間、右が狭くした行間(エクスプローラー)
左が通常の行間、右が狭くした行間(エクスプローラー)

行間を狭くすることで、一度に表示できるファイル数が増え、スクロールの手間も減ります。
エクスプローラーの使い勝手を改善し、作業がスムーズになるため、ぜひ最後までご覧ください。

デスクトップに表示されているアイコン間隔と、エクスプローラーの行間は別に設定されています。
デスクトップに表示されているアイコンの間隔を詰めたい場合はデスクトップのアイコン間隔が広がった場合の対処法をご覧ください。

目次

エクスプローラーで行間を狭くする方法

ここからは、エクスプローラーの行間を狭くする3つの方法を詳しくご紹介します。
どちらの方法も、一度設定すればそのまま保存され、PCを再起動しても設定が維持されます。

コンパクトビューを使用する方法

まず最も手軽な方法が、「コンパクトビュー」を使用する方法です。
この設定により、エクスプローラーのファイルやフォルダの行間が狭くなり、Windows 10のような表示形式に切り替わります。

手順は次の通りです。

  1. エクスプローラーを開きます。
  2. 右上の「表示」メニューをクリックし、展開されたメニューで「表示」をクリックします。
  3. リストから「コンパクトビュー」を選択します。

これだけで行間が狭くなり、一度に表示されるファイル数が増えます。
特に、たくさんのファイルを管理する場面では、非常に便利です。

STEP
エクスプローラーを開く

まずはエクスプローラーを開いてください。

行間を狭くする場合は、エクスプローラーの表示を「詳細」に変更しておくとわかりやすいです。

コンパクトビューを使用する方法
コンパクトビューを使用する方法
STEP
右上の[表示]メニューをクリックし、展開されたメニューで[表示]をクリック

エクスプローラーの右上にある[表示]メニューをクリックし、展開されたメニューで[表示]をクリックしてください。

コンパクトビューを使用する方法
コンパクトビューを使用する方法
STEP
[コンパクトビュー]をクリック

[表示]をクリックすると、右に向かってメニューが展開されます。

その中なにある[コンパクトビュー]をクリックしてください。

コンパクトビューを使用する方法
コンパクトビューを使用する方法
STEP
エクスプローラーの行間が狭くなったことを確認する

[コンパクトビュー]をクリックすると、エクスプローラーの行間が狭くなり、一度に表示されるファイル数が増えます。

コンパクトビューを使用する方法
コンパクトビューを使用する方法

フォルダーオプションで設定する方法

次に紹介するのは、フォルダーオプションを使って行間を狭くする方法です。
こちらは少し手順が多い設定になりますが、一度設定すれば、こちらも同様に保存されます。

手順は次の通りです。

  1. エクスプローラーを開きます。
  2. 右上の「…」をクリックして「オプション」を選択します。
  3. 「表示」タブをクリックし、「項目間のスペースを減らす(コンパクトビュー)」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
STEP
エクスプローラーを開く

まずはエクスプローラーを開いてください。

行間を狭くする場合は、エクスプローラーの表示を「詳細」に変更しておくとわかりやすいです。

フォルダーオプションで設定する方法
フォルダーオプションで設定する方法
STEP
右上にある[…](三点リーダー)をクリック

エクスプローラーの右上にある[…](三点リーダー)をクリックしてください。

[…](三点リーダー)などの、よく見かけるけど読み方のわからない記号はこちらで色々ご紹介しています。興味があれば是非見てみてください。

フォルダーオプションで設定する方法
フォルダーオプションで設定する方法
STEP
[オプション]をクリック

[…](三点リーダー)をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。

その中にある[オプション]をクリックしてください。

フォルダーオプションで設定する方法
フォルダーオプションで設定する方法
STEP
「フォルダー オプション」の[表示]タブをクリック

[オプション]をクリックすると「フォルダー オプション」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中にある[表示]タブをクリックしてください。

フォルダーオプションで設定する方法
フォルダーオプションで設定する方法
STEP
[項目間のスペースを減らす(コンパクトビュー)]にチェックを入れて[OK]をクリック

[表示]タブをクリックすると「詳細設定」と書かれた一覧が表示されます。

その中にある[項目間のスペースを減らす(コンパクトビュー)]にチェックを入れて[OK]をクリックしてください。

「適用はクリックしなくていいの?」と思ったかたはこちらの「OKボタンと適用ボタンの違いについて」を是非ご覧ください。

フォルダーオプションで設定する方法
フォルダーオプションで設定する方法
STEP
エクスプローラーの行間が狭くなったことを確認する

[OK]をクリックすると「フォルダー オプション」ウィンドウが閉じられます。

エクスプローラーの行間が狭くなり、一度に表示されるファイル数が増えていることを確認してください。

フォルダーオプションで設定する方法
フォルダーオプションで設定する方法

レジストリを修正する方法

一般的にはエクスプローラーの画面から行間を設定しますが、エクスプローラーの「コンパクトビュー」や「通常表示」をレジストリから有効化・無効化することが可能です。

エクスプローラーの行間は簡単に設定できるため、ここでは概要だけを解説します。
また、エクスプローラーの「行間」に関連するレジストリ設定は、通常の操作では存在しないため、キーはレジストリには存在しません
したがってコンパクトビューを有効にするには手動で新しくキーを作成する必要があります。

  1. レジストリエディターを開く
    • Windows+Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、regedit と入力してレジストリエディターを開きます。
  2. レジストリキーに移動する 次のパスに移動します。HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced
  3. 「UseCompactMode」キーを作成・編集する
    • 右側を右クリックし、「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選択して、「UseCompactMode」という名前のキーを作成します。
    • このキーの値を次のように設定します:
      • 0: 通常モード(広い行間)
      • 1: コンパクトモード(狭い行間)
  4. レジストリの変更を適用する
    • 値を設定したら、レジストリエディターを閉じます。エクスプローラーを再起動するか、PCを再起動して変更を適用します。
    • エクスプローラーの再起動は、以下のコマンドで行えます。
    taskkill /f /im explorer.exe start explorer.exe

元の状態に戻したい場合は、「UseCompactMode」キーを削除するか、値を0に設定すれば、通常の行間に戻ります。

注意点

  • レジストリのバックアップ: レジストリを編集する前に必ずバックアップを取っておくことをお勧めします。誤った変更を行うとシステムに不具合を引き起こす可能性があります。
  • GUIと同じ効果: この方法は、GUIで「コンパクトビュー」を設定するのと同じ効果があります。行間を狭くするだけでなく、ファイルやフォルダの表示全体がコンパクトになります。

エクスプローラーの行間を狭くするメリットと注意点

行間を狭くすることには多くのメリットがありますが、設定を変更する際にはいくつかの点に注意が必要です。

エクスプローラーの行間を狭くするメリット

エクスプローラーの行間を狭くすることには、様々なメリットがあります。
作業効率や視認性が向上し、日常的なPC作業がスムーズになります。

視認性の向上

行間を狭めることで、エクスプローラー上に表示されるファイルやフォルダの数が増えます。
これにより、一度に多くの情報を確認できるため、ファイル管理が容易になります。
特に大量のファイルを扱う場合に、視認性が大幅に向上します。

表示領域の拡大

行間を狭くすることで、画面の表示領域を最大限に活用できます。
一画面に多くのファイルが表示されるため、スクロールする手間が減り、効率的な作業が可能になります。
小さいディスプレイやノートパソコンで作業している場合には特に有効です。

作業効率の向上

視認性の向上と表示領域の拡大により、作業効率も格段に向上します。
ファイルの検索や整理がスムーズに行えるため、結果的に時間を節約することができます。
日常的にPCを使って仕事をする方には、ぜひ試していただきたい設定です。

行間を調整する際の注意点

設定を変更する際にはいくつかの点に注意が必要です。

  • 行間が狭すぎると、ファイルを選択する際に誤クリックが発生しやすくなります。特にタッチ操作や、小さい画面で作業している場合には気をつけましょう。
  • 作業内容によっては、行間が広い方が見やすい場合もあります。用途に合わせて調整してください。

エクスプローラーで行間を狭くできない場合の対処法

行間を狭くする設定が反映されないことも稀にあります。そのような場合には、以下の対処法を試してみてください。

設定を再度確認してパソコンを再起動

まずは、もう一度設定手順を確認し、コンパクトビューまたはフォルダーオプションの設定を再度試してください。
パソコンを再起動すると設定が正しく反映される場合もあります。

アップデートの確認

Windowsのバージョンが古い場合、設定が反映されないことがあります。
手動でWindows Updateを行い、システムを最新の状態にアップデートすることで、問題が解決することがあります。

他のソフトウェアとの互換性の確認

一部のソフトウェアやカスタマイズツールがエクスプローラーの動作に影響を与えることがあります。
問題が発生した場合は、それらのソフトウェアを一時的に無効化し、再度設定を確認してみてください。

エクスプローラーの設定に影響を与える可能性があるソフトウェアは、主に以下のようなものが考えられます。
これらのソフトウェアがエクスプローラーの行間設定に干渉する場合があります。

デスクトップカスタマイズツール

これらのツールは、Windowsのエクスプローラーを含むデスクトップの表示や操作性を変更するため、エクスプローラーの設定にも影響を与えることがあります。
特に、エクスプローラーの外観や動作を変更するツールは、行間設定にも干渉する可能性があります。

テーマやアイコンパック

Windowsの見た目やテーマをカスタマイズするためのテーマやアイコンパックは、エクスプローラーの表示設定にも影響を与えることがあります。
これらのツールが行間設定に干渉する場合も考えられます。

エクスプローラの機能拡張ソフト

エクスプローラーに新しい機能を追加するための拡張ソフトウェアが、エクスプローラーの設定に干渉することがあります。
特に、ビューや表示形式を変更する機能がある場合、行間設定にも影響を与えることがあります。

  • 例: Clover(タブ機能を追加する)など

エクスプローラーの行間を狭くする方法に関連するよくある質問とその答え

エクスプローラーの行間を狭くする方法に関連するよくある質問とその答えをご紹介します。

エクスプローラーの行間を狭くするメリットは何ですか?

行間を狭くすると、より多くのファイルやフォルダが一画面に表示され、スクロールの手間を減らすことができます。また、視認性が向上し、作業効率が高まります。

コンパクトビューとフォルダーオプションの違いは何ですか?

コンパクトビューは「表示」メニューから手軽に切り替えられる設定で、フォルダーオプションはさらに詳細な表示設定が可能です。どちらも設定が保存される点は同じです。

行間を狭くする方法はWindows10にもありますか?

はい、Windows 10でも同様にコンパクトビューを使用することで行間を狭くできます。

PowerToysはエクスプローラーの行間に影響を与えますか?

PowerToys自体はエクスプローラーの行間に直接的な影響を与えません。

エクスプローラーの行間設定が初期状態に戻ってしまうことはありますか?

基本的には設定は保存されますが、Windowsの大型アップデートや設定のリセットが行われた場合、初期状態に戻ることがあります。

コンパクトビューの設定は全てのフォルダーに適用されますか?

はい、コンパクトビューの設定はエクスプローラー全体に適用されます。特定のフォルダーだけに適用することはできません。

行間を狭くしてもアイコンサイズは変わりませんか?

行間を狭くしても、アイコンのサイズは変わりません。

Windows Updateで行間設定がリセットされることはありますか?

大きなWindowsアップデート(大型アップデート)後に設定がリセットされることがあります。その場合は、再度設定を行う必要があります。

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その他Windows11に関する記事はこちらです。是非ご覧ください。

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