【Microsoft edge】 矢印キーでスクロールしない場合の対処法 - キャレットブラウズを解除

この記事では、Microsoft Edgeで矢印キーやHomeキー・Endキーを押してもスクロールできない原因と対処法を解説します。

「さっきまで普通にスクロールできていたのに、急に矢印キーが効かなくなった」「矢印キーを押すとページ内でカーソルが動くだけで、スクロールしない」といった症状でお困りではないでしょうか。

情シスとして社内PCのサポートをしていると、「Edgeで矢印キーが効かなくなった」という問い合わせを受けることがあります。原因のほとんどは「キャレットブラウズ」という機能が有効になっていることで、F7キーを1回押すだけで解決するケースが大半です。

この記事では、キャレットブラウズの解除方法をF7キーと設定画面の2通りで解説します。それでも解決しない場合の対処法として、拡張機能の無効化とEdgeの設定初期化についても解説します。

目次

Microsoft Edgeで矢印キーやHomeキー・Endキーが反応しないのはなぜ?

Microsoft Edgeで矢印キーやHomeキー・Endキーを押しても、ページがスクロールせずページ内に縦棒(|)のカーソルが表示される場合、「キャレットブラウズ」が有効になっています。

Microsoft Edgeでキャレットブラウズが有効になっている状態。ページ内に縦棒(|)のカーソルが表示されており、矢印キーでスクロールできない状態
キャレットブラウズが有効な状態。ページ内に縦棒カーソルが表示されている

キャレットブラウズとは、マウスを使わずにキーボードだけでWebページを操作できる機能です。有効にすると、矢印キーはページのスクロールではなくページ内のテキスト間を移動する動作に切り替わります。

この機能はキーボードのF7キーで有効・無効を切り替えられます。日本語入力中にカタカナ変換としてF7キーを押した際、誤ってキャレットブラウズが起動してしまうケースがよくあります。

Microsoft Edgeでキャレットブラウズを解除する方法

Microsoft Edgeでキャレットブラウズを解除する方法は2つあります。F7キーを押す方法が最も手軽で、ほとんどの場合はこれだけで解決します。設定画面から操作する方法は、キーボード操作に慣れていない場合や、恒久的に無効にしたい場合に向いています。

F7キーでキャレットブラウズを解除する方法

キャレットブラウズ(矢印キーでスクロールしない状態)を解除する最も手軽な方法が、F7キーを使う方法です。Microsoft Edgeをアクティブウィンドウにした状態でF7キーを押すだけで完了するため、キーボード操作に慣れている方に向いています。

  1. Microsoft Edgeをアクティブウィンドウ(最前面)にする
  2. キーボードのF7キーを押す
  3. 「キャレットブラウズを無効にしますか?」の確認画面で「オフにする」をクリックする

実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。

STEP
Microsoft Edgeをアクティブウィンドウにした状態でF7キーを押す

Microsoft Edgeをアクティブウィンドウにした状態で、キーボードのF7キーを押してください。

アクティブウィンドウとはPC画面の一番手前に表示されていて、操作可能なウィンドウを指します。
反対に、一番前以外に表示されていて、操作できないウィンドウを非アクティブウィンドウと呼びます。

Microsoft EdgeをアクティブウィンドウにしてF7キーを押す操作を示したスクリーンショット
Edgeをアクティブウィンドウにした状態でF7キーを押す
STEP
「オフにする」をクリック

キーボードのF7キーを押すと、「キャレットブラウズを無効にしますか?」と確認画面が表示されます。

「オフにする」をクリックしてください。

これでキャレットブラウズが無効化され、矢印キーやHomeキー・Endキーでのスクロールが可能になります。

Microsoft Edgeで「キャレットブラウズを無効にしますか?」の確認ダイアログが表示され、「オフにする」をクリックするスクリーンショット
「オフにする」をクリックしてキャレットブラウズを解除する

Microsoft Edgeの設定画面からキャレットブラウズを無効にする方法

設定画面からキャレットブラウズ(矢印キーでスクロールしない状態)を解除する方法は、F7キーで解除できない場合や、キーボード操作が苦手な場合に向いています。アクセシビリティ設定から「テキストカーソルのあるページに移動する」をオフにすることでキャレットブラウズを無効化できます。

  1. Microsoft Edge右上の「…(三点リーダー)」をクリックし、「設定」を選択する
  2. 左側メニューの「アクセシビリティ」をクリックする(またはアドレスバーにedge://settings/accessibilityと入力してEnterを押す)
  3. 「テキストカーソルのあるページに移動する」をオフ(グレーの状態)にする

実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。

STEP
Microsoft Edge右上の「…(三点リーダー)」→「設定」をクリック

Microsoft Edge右上の「…(三点リーダー)」をクリックし、メニューから「設定」を選択してください。

[…](三点リーダー)などの、よく見かけるけど読み方のわからない記号はこちらで色々ご紹介しています。興味のある方はぜひご覧ください。

Microsoft Edge右上の「⋯(三点リーダー)」をクリックしてメニューを開き、「設定」を選択するスクリーンショット
「…(三点リーダー)」→「設定」の順にクリックする
STEP
「アクセシビリティ」をクリック

「設定」をクリックするとMicrosoft Edgeの設定画面に移動します。

左側メニューにある「アクセシビリティ」をクリックしてください。

Microsoft Edgeの設定画面で左側メニューの「アクセシビリティ」をクリックするスクリーンショット
左側メニューの「アクセシビリティ」をクリックする
STEP
「テキストカーソルのあるページに移動する」をオフ(グレーの状態)にする

「アクセシビリティ」をクリックすると「アクセシビリティ」と大きく書かれた画面に移動します。

この画面はMicrosoft Edgeのアドレスバーにedge://settings/accessibilityと入力してEnterを押しても開けます。

その中にある「テキストカーソルのあるページに移動する」をオフ(グレーの状態)にしてください。

これでキャレットブラウズが無効化され、矢印キーやHomeキー・Endキーでのスクロールが可能になります。

Microsoft Edgeのアクセシビリティ設定画面で「テキストカーソルのあるページに移動する」をオフ(グレーの状態)にするスクリーンショット
「テキストカーソルのあるページに移動する」をオフにしてキャレットブラウズを無効化する

設定を変更しても矢印キーでスクロールできない場合の対処法

キャレットブラウズを解除しても矢印キーでスクロールできない場合、拡張機能の干渉またはEdgeの設定データの破損が原因として考えられます。以下の手順を上から順に試してください。

拡張機能をすべて無効にして確認する

Microsoft Edgeにインストールしている拡張機能が、矢印キーの動作に干渉している場合があります。まずは以下の手順ですべての拡張機能を一時的に無効にして、スクロールが正常に戻るかを確認してください。

  1. Microsoft Edgeのアドレスバーにedge://extensions/と入力してEnterを押す
  2. インストールされているすべての拡張機能のトグルをオフにする
  3. 矢印キーでスクロールできるか確認する
  4. スクロールできるようになった場合、拡張機能を1つずつオンに戻して原因を特定する

拡張機能の無効化・有効化の詳しい手順は【Microsoft Edge】拡張機能(アドオン)を無効化・停止する方法で解説しています。

Microsoft Edgeの設定を初期化(リセット)する

拡張機能を無効にしても改善しない場合、Microsoft Edgeの設定データが破損している可能性があります。設定を初期化(リセット)することで、正常な状態に戻せる場合があります。

設定をリセットすると、スタートページや新しいタブページの設定、ピン留めされたタブなどが既定値に戻ります。お気に入り、履歴、保存されたパスワードは削除されません。

  1. Microsoft Edgeのアドレスバーにedge://settings/resetと入力してEnterを押す
  2. 「設定を復元して既定値に戻します」をクリックする
  3. 確認のポップアップで「リセット」をクリックする
  4. 「設定がリセットされました。」と表示されたらMicrosoft Edgeを再起動して、矢印キーでのスクロールが正常に戻るか確認する

詳しい手順は【Microsoft Edge】設定を初期化(リセット)する方法で解説しています。

Microsoft Edgeが矢印キーでスクロールできない場合の対処法に関するよくある質問と答え

Microsoft Edgeが矢印キーでスクロールできない場合の対処法に関するよくある質問と答えをまとめました。

Microsoft Edgeで矢印キーやHomeキー・Endキーでスクロールしないのはなぜですか?

「キャレットブラウズ」が有効になっているためです。
キャレットブラウズとは、キーボードだけでWebページを操作できる機能で、有効になると矢印キーはページのスクロールではなくページ内のテキスト間の移動に切り替わります。

Edgeで矢印キーを押すとカーソルが動くだけでスクロールしない場合の直し方は?

F7キーを押してキャレットブラウズを無効にしてください。
Microsoft Edgeをアクティブウィンドウにした状態でF7キーを押し、「キャレットブラウズを無効にしますか?」の確認画面で「オフにする」をクリックすると解除できます。

EdgeのキャレットブラウズをF7キー以外で解除できますか?

はい、設定画面から解除できます。
Microsoft Edge右上の「…(三点リーダー)」→「設定」→「アクセシビリティ」の順にクリックし、「テキストカーソルのあるページに移動する」をオフにしてください。アドレスバーにedge://settings/accessibilityと入力してEnterを押すと直接開けます。

「テキストカーソルのあるページに移動する」とキャレットブラウズは同じ機能ですか?

はい、同じ機能です。
Edgeの設定画面では「テキストカーソルのあるページに移動する」、F7キーのダイアログでは「キャレットブラウズ」と表示されますが、どちらも同一の機能を指しています。

Edgeでキャレットブラウズが有効になっているか確認する方法は?

Webページ内に縦棒(|)のカーソルが表示されているかどうかで確認できます。
矢印キーを押してもスクロールせずカーソルだけ移動する場合は、キャレットブラウズが有効になっています。

F7キーを押しても確認画面が出ない場合はどうすればいいですか?

Microsoft Edgeがアクティブウィンドウになっていない可能性があります。
Edgeの画面内をクリックして最前面にした状態でF7キーを押してください。それでも解決しない場合は、設定画面の「アクセシビリティ」から「テキストカーソルのあるページに移動する」をオフにしてください。

Edgeにはその他のキーボードショートカットはありますか?

はい、あります。
EdgeのキーボードショートカットはMicrosoft Edgeのキーボードショートカットまとめでまとめています。ぜひご覧ください。

Edgeの拡張機能が矢印キーのスクロールに影響することはありますか?

はい、あります。
拡張機能がキーボード操作に干渉してスクロールできなくなるケースがあります。アドレスバーにedge://extensions/と入力してすべての拡張機能をオフにし、スクロールが正常に戻るか確認してください。原因の拡張機能は1つずつオンに戻して特定します。詳しくは拡張機能の無効化・停止手順をご覧ください。

EdgeのキャレットブラウズはChromeやFirefoxにも同じ機能がありますか?

はい、ChromeやFirefoxにも同様の機能があります。
いずれもF7キーで有効・無効を切り替えられます。ただし設定画面上の名称や操作方法はブラウザによって異なります。

キャレットブラウズはどんなときに使う機能ですか?

マウスが使えない・使いにくい状況でキーボードだけでWebページを操作したい場合に使う機能です。
矢印キーでテキスト間を移動したり、Shiftキー+矢印キーでテキストを選択したり、Enterキーでリンクをクリックしたりできます。

キャレットブラウズを有効にしたまま矢印キーでスクロールすることはできますか?

いいえ、できません。
キャレットブラウズが有効な状態では矢印キーはテキスト間のカーソル移動に切り替わるため、ページスクロールには使えません。矢印キーでスクロールしたい場合はF7キーでキャレットブラウズを無効にしてください。

Edgeのキャレットブラウズはプロファイルごとに設定が分かれていますか?

はい、プロファイルごとに管理されます。
複数のプロファイルを使用している場合、症状が出ているプロファイルで個別にF7キーを押すか、設定画面から「テキストカーソルのあるページに移動する」をオフにしてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。

記事内で紹介している手順はあくまで一例です。OSのバージョンやPC環境によって操作画面・手順が異なる場合があり、目的に応じた最適な方法も環境ごとに異なります。参考のうえご利用ください。

誤りのご指摘・追記のご要望・記事のご感想は、記事のコメント欄またはこちらのお問い合わせフォームからお寄せください。個人の方向けには、トラブルの切り分けや設定アドバイスも実施します。

※Microsoft、Windows、Adobe、Acrobat、Creative Cloud、Google Chromeほか記載の製品名・サービス名は各社の商標または登録商標です。

公式情報・関連資料と検証環境
公式情報・関連資料
実行環境詳細と検証日
  • OS:Windows 11 Home 25H2(64bit)
    ※本記事の手順は Windows11 Home / Pro / Enterpriseで共通です(ポリシーで制限された環境を除く)。
  • ハードウェア:Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H (1.40 GHz) / 32GB RAM
  • Microsoft Edge:バージョン 148.0.3967.54 (公式ビルド) (64 ビット)
  • 最終検証日:2026年5月13日
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この記事を書いた人

情シスの自由帳管理人のアバター 情シスの自由帳管理人 情シスの自由帳管理人

社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
「情シスの自由帳」では、パソコンが苦手な方や新人の社内SEの方、テレワーク中に困りごとがある方に向けて、実務経験に基づいた再現性の高い解説を心がけています。

【基本検証環境】
Windows 11 Home(64bit)/Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H(1.40GHz)/32GB RAM

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