【Microsoft Edge】バージョンを確認する方法3選

この記事では、Microsoft Edgeのバージョンを確認する3つの方法を解説します。

Edgeのバージョン確認は、最新のセキュリティ更新が適用されているか確認したい場合や、サポートへの問い合わせ時に必要です。設定画面から確認する方法、専用URLで確認する方法、PowerShellコマンドで確認する方法の3つを、画像付きで分かりやすく解説します。

Microsoft Edgeは約4週間ごとに新しいメジャーバージョンがリリースされ、セキュリティ更新は随時配信されます。定期的にバージョンを確認し、最新の状態を保つことで安全にインターネット閲覧ができます。

目次

Microsoft Edgeの設定画面でバージョンを確認する方法

Microsoft Edgeの設定画面でバージョンを確認する方法は以下の通りです。マウス操作だけで簡単に確認できるため、初心者の方にもおすすめです。

  1. 右上の「…」→「設定」→「Microsoft Edgeについて」をクリック
  2. 「バージョン情報」を確認する

それでは、Microsoft Edgeのバージョンを確認する方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説します。

STEP
Microsoft Edge右上の「…(三点リーダー)」→「設定」をクリック

Microsoft Edge右上の「…(三点リーダー)」をクリックし、「設定」を選択してください。

[…](三点リーダー)などの、よく見かけるけど読み方のわからない記号はこちらで色々ご紹介しています。興味のある方はご覧ください。

Microsoft Edge右上の「…(三点リーダー)」をクリックし、メニューから「設定」を選択している画面のスクリーンショット
Microsoft Edge右上の「…(三点リーダー)」→「設定」をクリック
STEP
「Microsoft Edgeについて」をクリック

「設定」をクリックするとMicrosoft Edgeの設定画面に移動します。

左側メニューにある「Microsoft Edgeについて」をクリックしてください。

Microsoft Edgeの設定画面左側メニューにある「Microsoft Edgeについて」をクリックしている画面のスクリーンショット
「Microsoft Edgeについて」をクリック
STEP
Microsoft Edgeのバージョンを確認する

「Microsoft Edgeについて」をクリックすると、「バージョン情報」と書かれた画面に移動し、Microsoft Edgeのバージョンを確認できます。

Microsoft Edgeのアドレスバーにedge://settings/helpと入力してEnterを押してもこのページを開けます。

以下の画像では141.0.3537.99 (公式ビルド) (64 ビット)であることがわかります。

Microsoft Edgeが最新版にアップデートされる画面のスクリーンショット
Microsoft Edgeが最新版にアップデートされる

Microsoft Edgeのバージョン情報ページで確認する方法

次に紹介するのが、Microsoft Edgeの専用URLを使ってバージョンを確認する方法です。

Microsoft Edgeには専用のバージョン情報ページがあり、アドレスバーにURLを入力するだけですぐに確認できます。

以下のURLをMicrosoft Edgeのアドレスバーに貼り付けてEnterを押してください。

edge://version/

企業や学校のPCでは、セキュリティポリシーにより edge:// で始まるURLがブロックされている場合があります。その場合は、設定画面から確認する方法をご利用ください。

Microsoft Edgeのアドレスバーに「edge://version/」と入力してバージョン情報を表示している画面
バージョン情報ページでEdgeのバージョンを確認する方法

ページ上部にMicrosoft Edgeのバージョン情報が記載されており、上記の画像では141.0.3537.99 (公式ビルド) (64 ビット)であることがわかります。

PowerShellコマンドでMicrosoft Edgeのバージョンを確認する方法(上級者向け)

最後に紹介するのは、PowerShellコマンドを使ってEdgeのバージョンを確認する方法です。

PowerShellを起動して以下のコマンドを実行してください。バージョンの確認コマンドは管理者権限不要で実行できます。

32bitと64bitで確認コマンドが異なります。どちらを使っているかわからない場合は、自動判定版(おすすめ)コマンドを使ってください。

(Get-Item "$env:ProgramFiles\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe").VersionInfo.ProductVersion
(Get-Item "${env:ProgramFiles(x86)}\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe").VersionInfo.ProductVersion
@("$env:ProgramFiles","${env:ProgramFiles(x86)}") | ForEach-Object { "$_\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe" } | Where-Object { Test-Path $_ } | Select-Object -First 1 | ForEach-Object { (Get-Item $_).VersionInfo.ProductVersion }

コマンドを実行すると、バージョンの数字だけ(例:141.0.3537.99)が実行結果として表示されます。

「バージョン」と「公式ビルド」の意味

Microsoft Edgeのバージョン情報には、バージョン番号「公式ビルド」という表記があります。それぞれの意味を解説します。

バージョン番号の見方

例:141.0.3537.99 (公式ビルド) (64 ビット)

バージョン番号は4つの数字で構成されており、それぞれに意味があります。

  • 141:メジャーバージョン(大規模な機能追加や変更)
  • 0:マイナーバージョン(小規模な機能追加)
  • 3537:ビルド番号(開発段階での識別番号)
  • 99:パッチ番号(バグ修正やセキュリティ更新)

メジャーバージョンは約4週間ごとに更新されます。セキュリティ更新は随時パッチ番号として適用されます。

「公式ビルド」とは

「公式ビルド」は、Microsoftが正式にリリースした安定版であることを示します。

Microsoft Edgeには以下のチャンネルが存在し、それぞれ更新頻度や安定性が異なります。

  • 安定版(Stable):公式ビルドとして一般ユーザー向けにリリースされる最も安定したバージョン
  • ベータ版(Beta):安定版リリース前のテスト版(約4週間ごとに更新)
  • Dev版(Developer):開発者向けの最新機能を含むバージョン(週1回更新)
  • Canary版:最も新しい機能を含む実験的バージョン(毎日更新)

企業や一般ユーザーは「公式ビルド(安定版)」の使用がおすすめです。新機能を先行して試したい場合はベータ版やDev版をインストールできますが、不具合が発生する可能性があります。
Microsoft Edgeの詳しいリリーススケジュールについては、Microsoft公式のリリーススケジュールページをご覧ください。

「64ビット」と「32ビット」の違い

バージョン情報の最後に表示される「64ビット」または「32ビット」は、Edgeの処理方式を示します。

  • 64ビット版:より多くのメモリを扱えるため、多数のタブを開いても快適に動作します(おすすめ)
  • 32ビット版:古いシステムとの互換性のために提供されています

現在のWindows11では、既定で64ビット版のEdgeがインストールされます。

Microsoft Edgeのバージョンを確認する方法に関するよくある質問と答え

最後に、Microsoft Edgeのバージョンを確認する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

Microsoft Edgeのバージョンはどこで確認できますか?

Microsoft Edgeのバージョンは3つの方法で確認できます。最も簡単な方法は、Edge右上の「…」→「設定」→「Microsoft Edgeについて」をクリックする方法です。また、アドレスバーに「edge://version/」と入力する方法や、PowerShellコマンドで確認する方法もあります。

Microsoft Edgeの最新バージョンはどれですか?

Microsoft Edgeの最新情報については、Microsoft公式のリリーススケジュールページをご覧ください。

Microsoft Edgeを最新バージョンにアップデートする方法は?

Microsoft Edgeを最新の状態に更新する最も簡単な方法は、Edge右上の「…」→「設定」→「Microsoft Edgeについて」をクリックする方法です。詳しくは「【Microsoft Edge】最新版にアップデートする方法」をご覧ください。

Microsoft Edgeのバージョン番号の見方を教えてください

Microsoft Edgeのバージョン番号は「141.0.3537.99」のように4つの数字で構成されています。
最初の数字(141)はメジャーバージョンで大規模な機能追加を示し、約4週間ごとに更新されます。
2番目(0)はマイナーバージョン、3番目(3537)はビルド番号、4番目(99)はパッチ番号でバグ修正やセキュリティ更新を示します。詳しくは記事内の「バージョン番号の見方」をご覧ください。

64ビット版と32ビット版の違いは何ですか?

64ビット版はより多くのメモリを扱えるため、多数のタブを開いても快適に動作します。32ビット版は古いシステムとの互換性のために提供されていますが、現在のWindows 11では既定で64ビット版がインストールされます。自分がどちらを使っているかは、バージョン情報の末尾に表示されます。

32ビット版から64ビット版に変更できますか?

はい、可能です。Microsoft Edge公式サイトから64ビット版をダウンロードしてインストールしてください。インストール時に既存の32ビット版は自動的に置き換えられ、設定やお気に入り、パスワードなどは引き継がれます。

古いバージョンのEdgeを使い続けることはできますか?

可能ですが、セキュリティリスクが高まるためおすすめしません。古いバージョンには既知の脆弱性が含まれている可能性があり、最新のセキュリティ更新が適用されないため、個人情報漏洩やマルウェア感染のリスクがあります。

Microsoft Edgeのバージョン確認にPCの管理者権限は必要ですか?

いいえ、バージョン確認に管理者権限は不要です。設定画面、専用URL、PowerShellコマンドのいずれの方法でも、通常ユーザー権限で確認できます。

Microsoft EdgeのChromiumバージョンを確認する方法は?

アドレスバーに「edge://version/」と入力すると、Microsoft Edgeのバージョンだけでなく、ベースとなっているChromiumのバージョンも確認できます。ページ上部に「Microsoft Edge」のバージョン、その下に「Chromium」のバージョンが表示されます。

PowerShellを開くと「新機能と改善のために最新の PowerShell をインストールしてください!」と表示されます。問題ありますか?

問題ありません。このメッセージは、Windows標準搭載のWindows PowerShell 5.1を起動したときに表示される、PowerShell 7への更新を促す案内です。Edgeのバージョン確認コマンドはWindows PowerShell 5.1でも正常に動作するため、メッセージは無視して問題ありません。
PowerShellのバージョンを最新にしたい場合は「PowerShellの最新バージョンをインストールする方法」をご覧ください。

Windows OSの64bitとEdgeの64bitは関係ありますか?

関係があります。64bit版のWindowsでは既定で64bit版のEdgeがインストールされます。32bit版のWindowsでは64bit版のEdgeはインストールできません。自分のWindowsが32bitか64bitかを確認する方法は、「Windowsが32bitか64bitかを確認する方法」をご覧ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。
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※Microsoft、Windows、Adobe、Acrobat、Creative Cloud、Google Chromeほか記載の製品名・サービス名は各社の商標または登録商標です。

公式情報・関連資料と検証環境
公式情報・関連資料
実行環境詳細と検証日
  • OS:Windows 11 Home 24H2(64bit)
    ※本記事の手順は Windows11 Home / Pro / Enterpriseで共通です(ポリシーで制限された環境を除く)。
  • ハードウェア:Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H (1.40 GHz) / 32GB RAM
  • Microsoft Edge:バージョン 141.0.3537.99 (公式ビルド) (64 ビット)
  • 最終検証日:2025年10月29日
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この記事を書いた人

情シスの自由帳管理人のアバター 情シスの自由帳管理人 情シスの自由帳管理人

社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
「情シスの自由帳」では、パソコンが苦手な方や新人の社内SEの方、テレワーク中に困りごとがある方に向けて、実務経験に基づいた再現性の高い解説を心がけています。

【基本検証環境】
Windows 11 Home(64bit)/Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H(1.40GHz)/32GB RAM

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