Windows11で画面のリフレッシュレートを変更する方法

こんな人にオススメの記事です

  • 画面のリフレッシュレートを変更したい人
  • 現在のリフレッシュレートが最適かわからない人
  • 画面の動きがカクついている気がする人

画面のリフレッシュレートとは、1秒あたりに何回画面が更新されるかを表した数値で、単位はヘルツ(Hz)で表します。
リフレッシュレートが60Hzのディスプレイでは、1 秒あたりで60回画面が更新され、144Hzの場合は1秒間に144回画面が更新されます。
こちらのMicrosoft公式サイトでもリフレッシュレートに関する説明が記載されているので、興味が人は是非見てみてください。

リフレッシュレートの数値が高ければ高いほど画面の動きは滑らかになりますが、その分消費電力も増えます。
一般的なパソコンのリフレッシュレートは60Hzか144Hzです。高価なゲーム用モニターなどでは240Hzまであげることもできますが、事務作業などでは144Hzも不要です。

よく出てくる似たような単位にフレームレート(fps)がありますが、フレームレート(fps)はグラフィックボードが内部的に処理するフレーム数/毎秒です。
例えばフレームレートレート200fspのグラフィックボードを搭載していても、画面のリフレッシュレートが60Hzの場合は目に見えて見える効果は60Hzの方です。
「グラフィックボードは毎秒200の処理をしているけど、モニターは60しか表示されないよ」いう意味です。

この記事では、Windows11で画面のリフレッシュレートを変更する方法を画像も交えて詳しく解説していきます。

目次

リフレッシュレートを変更するとどうなるのか

画面のリフレッシュレートの数値(Hz)を上げると、画面の動きは滑らかになることが期待できますが、消費電力が増え、バッテリーの寿命が縮む可能性があります。
一方で、画面のリフレッシュレートの数値(Hz)を下げると、リフレッシュレートが高い状態よりも画面の動きは滑らかではなくなりますが、消費電力は減り、バッテリーの寿命が伸びる可能性があります。

パソコンでゲームや高画質な動画を楽しみたいかたは画面のリフレッシュレートを高くし、一般的な事務作業や調べ物、Youtubeの閲覧が多い場合はリフレッシュレートを低い状態にしておくことをおすすめします。

Windows11で画面のリフレッシュレートを変更する方法

Windows11で画面のリフレッシュレートを変更するには以下の手順で行います。

  1. [Windowsボタン]→[設定]をクリック
  2. [ディスプレイ]→[ディスプレイの詳細設定]をクリック
  3. リフレッシュレートの選択

ここからは実際の画面も用いながら、Windows11で画面のリフレッシュレートを変更する方法を詳しく解説していきます。

STEP

Windowsの設定画面を開く

キーボードのWindowsキーを押して(タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして)ください。

キーボードのWindowsを押すと上に向かってメニューが展開されます。

展開されたメニューの中にある[設定]をクリックしてください。

Windows11で画面のリフレッシュレートを変更する方法 Step1 Windowsの設定画面を開く
Windows11で画面のリフレッシュレートを変更する方法 Step1 Windowsの設定画面を開く
STEP

[ディスプレイ]をクリック

[設定]をクリックすると「システム」と書かれたウィンドウが開きます。
その中にある[ディスプレイ]をクリックしてください。

Windows11で画面のリフレッシュレートを変更する方法 Step2 [ディスプレイ]をクリック
Windows11で画面のリフレッシュレートを変更する方法 Step2 [ディスプレイ]をクリック
STEP

[ディスプレイの詳細設定]をクリック

[ディスプレイ]をクリックすると、「システム > ディスプレイ」と表示された画面に移動します。
その画面を下にスクロールして、[ディスプレイの詳細設定]をクリックしてください。

Windows11で画面のリフレッシュレートを変更する方法 Step3 [ディスプレイの詳細設定]をクリック
Windows11で画面のリフレッシュレートを変更する方法 Step3 [ディスプレイの詳細設定]をクリック
STEP

プルダウンメニューからリフレッシュレートを選択

[ディスプレイの詳細設定]をクリックすると、「システム > ディスプレイ > ディスプレイの詳細設定」と表示された画面に移動します。
その画面の中に「リフレッシュレートの選択」と書かれた項目があります。その項目の右側にあるプルダウンメニューからリフレッシュレートを選択してください。

選択するとすぐにリフレッシュレートが変更されます。保存などのクリックは不要です。

パソコンの動作環境によっては選択できない場合や、240Hzまで表示されている場合、"dynamic" という単語が表示される場合があります。
"dynamic"はパソコンの使用状況に応じてリフレッシュレートに動的に変更する機能です。
ゲームを始めたらリフレッシュレートを高め、WEB閲覧をしているときは下げてくれる便利な機能です。

Windows11で画面のリフレッシュレートを変更する方法 Step4 プルダウンメニューからリフレッシュレートを選択
Windows11で画面のリフレッシュレートを変更する方法 Step4 プルダウンメニューからリフレッシュレートを選択

リフレッシュレートを変更しても元に戻ってしまう場合の対処法

Windowsの設定画面からリフレッシュレートを変更しても元に戻ってしまう場合、グラフィックボード側のリフレッシュレートが優先されている可能性があります。

NVIDIAを使っている場合、以下の手順でNVIDIAコントロールパネルを開き、その中にある[解像度の変更]からリフレッシュレートを変更してみてください。

NVIDIAコントロールパネルの開き方
NVIDIAコントロールパネルの開き方
NVIDIAコントロールパネルの開き方
NVIDIAコントロールパネルの開き方

その他Windows11に関する記事

その他Windows11に関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。
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この記事を書いた人

情シスの自由帳管理人のアバター 情シスの自由帳管理人 情シスの自由帳管理人

社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
「情シスの自由帳」では、パソコンが苦手な方や新人の社内SEの方、テレワーク中に困りごとがある方に向けて、実務経験に基づいた再現性の高い解説を心がけています。

【基本検証環境】
Windows 11 Home(64bit)/Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H(1.40GHz)/32GB RAM

コメント

コメント一覧 (2件)

  • コメント失礼します
    表記通り詳細設定へ進んだところ、デスクトップモード、アクティブなシグナルモード両方が60Hzと表示されており、リフレッシュレートを144や165に選択しても画面が暗転し、60に戻されるといった症状があるのですが、この場合どのように対処すればよろしいかご存知でしょうか?

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