2つ以上のアプリを同時に開ける便利なショートカットの作成方法 Windows11

こんな人にオススメの記事です

  • 頻繁に使うアプリ(ソフト)をまとめて起動させたい人
  • 2つ以上のアプリ(ソフト)をまとめて起動させるためのショートカットを作成したい人
  • パソコンをもっと効率よく使いたい人

この記事では、2つ以上のアプリ(ソフト)をまとめて起動させるためのショートカットの作成方法を詳しく解説していきます。

具体的にどんなことができるか…

  • エクセルとワードを1つのショートカットから起動する
  • エクセルとワードとメモ帳を1つのショートカットから起動する
  • エクセルとワードとメモ帳とchromeを1つのショートカットから起動する
目次

2つ以上のアプリ(ソフト)をまとめて起動させるためのショートカットの中身を作成する

ショートカットを作成する前に、ショートカットの中身を予め作成していきます。

ショートカットの中身は以下のようなコマンドになります。
※メモ帳と電卓をまとめて起動するショートカットの中身です。

cmd.exe /c start  "" "C:\Windows\notepad.exe" & start  "" "C:\Windows\System32\calc.exe"

以下に簡単に分解して解説します。

2つ以上のアプリ(ソフト)をまとめて起動させるためのショートカットの中身
2つ以上のアプリ(ソフト)をまとめて起動させるためのショートカットの中身

緑色の文字の部分にアプリケーションの実行ファイルのフルパス(上記画像の緑色の文字)を記載することで、さまざまなアプリ(ソフト)を同時に起動させるためのショートカットが作成できます。

アプリケーション名実行ファイルのフルパス
ExcelC:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\EXCEL.EXE
ChromeC:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe
Microsoft EdgeC:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe
OutlookC:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\OUTLOOK.EXE
WordC:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\WINWORD.EXE
PowerPointC:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\POWERPNT.EXE
メモ帳C:\Windows\notepad.exe
電卓C:\Windows\System32\calc.exe
実行ファイルのフルパス例
実行ファイルのフルパスの確認方法

実行ファイルのフルパスを確認したい場合は、既存のショートカットを右クリックし、[プロパティ]をクリックしてください。

その中にある「リンク先(T)」に書かれている内容が実行ファイルのフルパスです。

稀に.exe以降にも文字列が続いている場合がありますが、.exeまでをコピーすればショートカットとしては機能します。

実行ファイルのフルパスの確認方法
実行ファイルのフルパスの確認方法

例1 エクセルとワードを同時に起動させるためのショートカット

エクセルとワードを同時に起動させるためのショートカットの中身は以下の内容になります。

cmd.exe /c start  "" "C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\WINWORD.EXE" & start  "" "C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\EXCEL.EXE"

例2 エクセルとワードとメモ帳を同時に起動させるためのショートカット

エクセルとワードとメモ帳を同時に起動させるためのショートカットの中身は以下の内容になります。

cmd.exe /c start  "" "C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\WINWORD.EXE" & start  "" "C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\EXCEL.EXE"& start  "" "C:\Windows\notepad.exe"

例3 エクセルとワードとEdgeを同時に起動させるためのショートカット

エクセルとワードとEdgeを同時に起動させるためのショートカットの中身は以下の内容になります。

cmd.exe /c start  "" "C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\WINWORD.EXE" & start  "" "C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\EXCEL.EXE"& start  "" "C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe"

2つ以上のアプリ(ソフト)をまとめて起動させるためのショートカットを作成する

「2つ以上のアプリ(ソフト)をまとめて起動させるためのショートカットの中身を作成する」で作成した中身をもとに実際にショートカットを作成していきます。

STEP
デスクトップの空白箇所を右クリックし、[新規作成]→[ショートカット]をクリック

デスクトップの何もないところを右クリックしてください。

右クリックすると右クリックメニューが表示されるので、その中にある[新規作成]をクリックしてください。

Windows11では、ファイルやフォルダーを右クリックした時に表示されるメニューが簡素化されてスッキリしました。
Windows11の右クリックメニューを以前(Windows10より前)の状態に戻したい場合はこちらの「Windows11の右クリックメニューを以前の形に戻す方法」を是非ご覧ください。

[新規作成]をクリックすると右に向かってメニューが展開されます。

その中にある[ショートカット]をクリックしてください。

2つ以上のアプリ(ソフト)をまとめて起動させるためのショートカットを作成する Step1 デスクトップの空白箇所を右クリックし、[新規作成]→[ショートカット]をクリック
2つ以上のアプリ(ソフト)をまとめて起動させるためのショートカットを作成する Step1 デスクトップの空白箇所を右クリックし、[新規作成]→[ショートカット]をクリック
STEP
項目の場所を入力し[次へ]をクリック

[ショートカット]をクリックすると「どの項目のショートカットを作成しますか?」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

2つ以上のアプリ(ソフト)をまとめて起動させるためのショートカットの中身を作成する」を参考に入力してください。

入力を終えたら[次へ(N)]をクリックしてください。

2つ以上のアプリ(ソフト)をまとめて起動させるためのショートカットを作成する Step2 項目の場所を入力し[次へ]をクリック
2つ以上のアプリ(ソフト)をまとめて起動させるためのショートカットを作成する Step2 項目の場所を入力し[次へ]をクリック
STEP
ショートカットの名前を入力して[完了(F)]をクリック

[次へ(N)]をクリックすると「ショートカットの名前を付けてください。」と書かれた画面に移動します。

その中にわかりやすい名前を入力し、右下にある[完了(F)]をクリックしてください。

2つ以上のアプリ(ソフト)をまとめて起動させるためのショートカットを作成する Step3 ショートカットの名前を入力して[完了(F)]をクリック
2つ以上のアプリ(ソフト)をまとめて起動させるためのショートカットを作成する Step3 ショートカットの名前を入力して[完了(F)]をクリック
STEP
ショートカットをダブルクリックして動作を確認する

[完了(F)]をクリックするとデスクトップ上に以下のようなショートカットが作成されます。

ダブルクリックして動作を確認してください。

ショートカットのアイコンを変更したい場合はこちらの「Windows11でショートカットやフォルダーのアイコン画像を変更する方法」を参考にしてください。

2つ以上のアプリ(ソフト)をまとめて起動させるためのショートカットを作成する Step4 ショートカットをダブルクリックして動作を確認する
2つ以上のアプリ(ソフト)をまとめて起動させるためのショートカットを作成する Step4 ショートカットをダブルクリックして動作を確認する

よくある質問

このショートカットは最大何個までアプリ(ソフト)を同時に開けますか?

ショートカットを作成する時に入力する「項目の場所」には文字数制限があります。
その文字数までであれば何個でも同時に開くことができます。

ショートカットを作成しても動作しません。

ダブルクォーテーション(")かスペースを見直すと改善する場合が多いです。

ショートカットからアプリを起動した時に最大化させたいです。

start /MAXと記載すると最大化された状態で開かれます。
最小化(タスクバーの中)の状態でアプリ起動したい場合はstart /MINと記載してください。

その他Windows11に関する記事

その他Windows11に関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。
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この記事を書いた人

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社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
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